遊戯王カードWiki - 《二頭を持つキング・レックス》のバックアップ(No.41)

《二頭(にとう)を持(も)つキング・レックス/Two-Headed King Rex》 †

通常モンスター
星４/地属性/恐竜族/攻1600/守1200
恐竜族の中では強力なカード。２つの頭で同時攻撃。

　BOOSTER5で登場した、地属性・恐竜族の下級モンスター。
　《ブラキオレイドス》と《メカ・ザウルス》の融合素材。

　第２期までは下級恐竜族で最高の攻撃力を持ち、確かに、「恐竜族の中では強力なカード」であった。
　しかし、より高い攻撃力、強力な効果を持つ恐竜族が登場する度に、その評価は落ちるばかりである。

　一応、《エヴォルカイザー・ラギア》をエクシーズ召喚するために《レスキューラビット》から特殊召喚できる恐竜族モンスターである。
　しかし、《セイバーザウルス》や《大くしゃみのカバザウルス》に加え、更にこのカードも採用すると余計に手札事故を誘発してしまう。
　そのため、上記の戦術を取る場合でも、安定性を重視するならば、このカードは採用しない方が無難である。

《屍を貪る竜》と完全に同じ能力である。
ただしこちらは《メカ・ザウルス》の融合素材にもなれる。

フレイバー・テキストがカード自体の説明となっている。
かつては《青眼の白龍》等も同様であったが、それらはレアリティについて触れられているため、レアリティの変更に伴ってか、再録の際にテキストも変更された。
このカードのテキストの場合は再録後もそのままとなっているが、強力な恐竜族が続々と登場している現在でも「恐竜族の中では強力なカード」なのかと言われると疑問が残る。

BEGINNER'S EDITION 2のリニューアルにあたり、収録されなくなったカードの１つ。
しかしその直後に配布されたトーナメントパック2011 Vol.3に収録されている。

２つの頭で攻撃をするのなら《隼の騎士》のような連続攻撃効果を持っていて欲しいところだった。

原作ファンにとっては、恐竜族でもっとも有名なモンスターだろう。
原作で「最強レアカード」と呼ばれたにも関わらず、OCGではノーマルである事に違和感を抱いた人も多かったかもしれない。
その後、Booster Chronicleではウルトラレアとパラレルレアで再録されて晴れてレアカードになる。
一部の原作ファンには喜ばれたが、《ヂェミナイ・エルフ》や《メカ・ハンター》を狙った多くのプレイヤーには不評であった。

原作・アニメにおいて―
「全国大会決勝戦」の「ダイナソー竜崎vsインセクター羽蛾」において竜崎の使用した主力カードの１つ。
《昆虫人間》に攻撃するも《メサイアの蟻地獄》(この際はOCGの《六芒星の呪縛》に近い効果であった)で動きを封じられ、《火器付機甲鎧》を装備した《昆虫人間》に戦闘破壊された。

「王国編」における「城之内vs竜崎」戦では《ベビードラゴン》と《牛魔人》を戦闘破壊するが、《炎の剣士》に戦闘破壊された。
アニメではその後の「デュエルクエスト編」・「バトルシティ編」にもその姿が見られるが、持ち主と同じように敗北続きである。
攻撃名は「ダイナソー・フット・スタンプ」、「ダイナソー・フレイム｣。
炎を苦手としているはずなのだが自らが炎を吹いている。
つまり、恐竜の中では最強と言えなくもない。

全国大会当時に恐竜族最強のレアカードと言われていた割には、《屍を貪る竜》と同じ強さであり、王国編で使用した《剣竜》や《メガザウラー》に攻撃力が劣る。
全国大会当時は《剣竜》などは登場しておらず、竜崎は攻撃力わずか1600のこのカードを切り札にして戦っていたのだろうか。
レアカードをほとんど所持していない設定の城之内が攻撃力1800台のモンスターを多用していた事を考えると、竜崎の、ひいては全国(関西？)大会のレベルには大変疑問が残る。

東映版アニメおよびバンダイ版では、二頭でない《キングレックス》が登場した。

アニメGXにおいて、オベリスクブルーの生徒が使用しているのが確認できる。

アニメ5D'sでは、鉄蔵が侵入者撃退用の罠として、このモンスターのソリッドビジョンを呼び出した。

コナミのゲーム作品において―
GB8において、竜崎の魂のカードとして登場。
「フォルスバウンドキングダム」では、恐竜族は存在しないため、他と同じくドラゴン族になっている。
攻撃力強化装備がないドラゴン族の中でも早熟タイプなので、それなりの活躍が見込める。
またプレイヤー側に同じモンスターが存在しないため、２体目の《サンダー・ドラゴン》の代わりに、《双頭の雷龍》の融合素材となっている。
こちらも双頭な事から採用されたのだろうか。

関連カード †

―融合関連

収録パック等 †