《避雷針/Anti-Raigeki》 †
通常罠
相手が「サンダー・ボルト」を使用した時、
自分モンスターの代わりに相手モンスターを全て破壊する。
既に《サンダー・ボルト》が禁止されているため全く意味が無いカード。
《サンダー・ボルト》自体は禁止カードでなかった時代には全てのデッキにおいて必須カードであった。
故に、その対策として《避雷針》を入れても役に立つ可能性はあったかもしれない。
しかし、同種の必須カード対策として考えられる《グリフォンの翼》に比べると、やや重要性が薄かった。
《サンダー・ボルト》を防ぎたいなら、コストこそあるが《マジック・ジャマー》で十分。
追加効果の「相手モンスター全滅」も、相手が《サンダー・ボルト》を発動するタイミングを考えると必ずしも有効に働くとは限らない。
すなわち、
- 当時においては、序盤や中盤で使われるのはある意味計算内。
- また、当時の状況を考えると魔法・罠除去のカードが多すぎて《サンダー・ボルト》単体の対策を入れても他で消される運命にあった、という理由もある。
- 「極少数の特定カードが怖いから、対策カードをデッキに入れる。」
…というのは初心者が陥りやすい受身の構築にありがちだが、止めたほうが無難である。
対策がしたいのなら1枚のカードのためではなくモンスターならモンスター、魔法なら魔法と範囲を広めて対策カードを入れよう。
- 英語版カード名は単に避雷針を英訳したものではなく、「raigeki(=《サンダー・ボルト》)に対抗する」という、その効果を意味している。
《サンダー・ボルト》をraigekiなどと名づけたのが問題ではあるが、そのせいでこのカードのカード名もちぐはぐなものとなってしまった。
- かつてブースターに付属していたQ&Aのカードで「自分の《サンダー・ボルト》に対し相手が《避雷針》を使った時、自分も《避雷針》を使って破壊効果を跳ね返せますか?」といった趣旨の質問があった。
答えは当然NOである。このカードのテキストには《避雷針》が一切存在しないためである。
「《サンダー・ボルト》を跳ね返す」というイメージが生んだ誤解である。
関連カード †
―《避雷針》の姿の見られるカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:
A: