効果モンスター 星5/風属性/魔法使い族/攻1850/守1500 このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札からこのカードと風属性モンスター1体を捨てて発動できる。 デッキから「風霊媒師ウィン」以外の守備力1500以下の風属性モンスター1体を手札に加える。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性以外のモンスターの効果を発動できない。 (2):このカードが手札に存在する場合、自分の風属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。 このカードを特殊召喚する。
Vジャンプ(2020年1月号) 付属カードで登場した風属性・魔法使い族の上級モンスター。
霊使いとしても扱う効果外テキスト、手札から捨てる事で守備力1500以下の風属性をサーチする起動効果、風属性の戦闘破壊をトリガーに自身を特殊召喚する誘発効果を持つ。
(1)は守備力1500以下の風属性のサーチ。
効果発動後は風属性以外のモンスター効果の発動が封じられるため、基本的には【風属性】での採用となる。
サーチ範囲が広いので【風属性】全般で採用が考えられるが、後述の通り汎用手札誘発が使いにくくなる点は注意。
手札コスト2枚で1枚をサーチするため、数値上ではディスアドバンテージだが、サーチするモンスター次第では容易く挽回できる。
特に《SRベイゴマックス》や《WW−アイス・ベル》は初動札になる上に召喚権まで温存できるので大量展開・大型展開も狙える。
他にも【B・F】における《B・F−毒針のニードル》、【ハーピィ】における《ハーピィ・チャネラー》、【霊獣】における《霊獣使いの長老》など、初手でサーチしたいモンスターは多い。
墓地にモンスターを置けるため、対応するモンスターを捨てつつ蘇生効果を持つモンスターをサーチするのも良い。
【B・F】での《B・F−早撃ちのアルバレスト》、【霊獣】での《英霊獣使い−セフィラムピリカ》、【ガスタ】での《ガスタの神裔 ピリカ》などが該当する。
《灰流うらら》などで無効化されると大きなディスアドバンテージを負うので苦しい立ち回りを強いられる。
なお無効にされた場合には、デメリットも適用されず風属性以外のモンスター効果も発動できる。
この効果の発動後、風属性が中心のデッキであっても手札誘発等の汎用カードが使えなくなる点には注意。
例えば《SRベイゴマックス》をサーチして大量展開を狙うタイミングで、相手が発動した《増殖するG》を《灰流うらら》で無効にするといったことはできなくなる。
《墓穴の指名者》や《抹殺の指名者》といった魔法・罠カードならば、このカード自身及びサーチしたカードへの手札誘発両方に対応できるため、併用してリスクを軽減できる。
(2)は手札からの特殊召喚。
しかし、トリガーがやや受動的な上に、自身はフィールドで発動する効果を持たず、戦闘要員になれるステータスでもない。
そもそも手札にこのカードがあるのならば(1)の効果を発動する事が殆どなので、基本的にはオマケの効果である。
一応、【風属性】軸の【霊使い】ならば《憑依覚醒》・《憑依解放》によって破壊耐性を得られるので緊急時の壁として役立ち得るか。
自爆特攻することも多い【ガスタ】なら自分バトルフェイズに発動し、メインフェイズ2に素材とするような運用もできる。
攻撃力1850の魔法使い族なので《妖精伝姫−カグヤ》のサーチにも対応している。
ただし、あちらがフィールドに存在する場合、特に召喚権を使って出した場合はサーチしたモンスターの展開に支障が出る点には注意したい。
また(2)で特殊召喚すれば《憑依覚醒》の(3)のドロー効果のトリガーにもなりうる。
守備力1500の魔法使い族なので、憑依魔法・罠カードによるリクルートや蘇生にも対応する。
だが、上述の通りフィールドではバニラであり、素材としてもレベルの合いにくいレベル5であることを考えると、リクルート先の優先順位としては低い。
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