永続魔法 このカードがフィールド上に存在する限り、 自分または相手が「魔導書」と名のついた魔法カードを発動する度に、 このカードに魔力カウンターを1つ置く。 自分フィールド上の魔法使い族モンスターの攻撃力は、 このカードに乗っている魔力カウンターの数×100ポイントアップする。 また、魔力カウンターが乗っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、 このカードに乗っていた魔力カウンターの数以下のレベルを持つ 魔法使い族モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−で登場した永続魔法。
魔導書が発動する度に自身に魔力カウンターを乗せ、自分に乗っている魔力カウンターの数に応じて魔法使い族を強化する。
さらに、破壊された時にデッキから魔法使い族をサーチできる効果を持つ。
魔法使い族の攻撃力を上昇させる効果を持つが、上昇値自体は心もとない。
ただし、乗せられる魔力カウンターの数に上限はなく、自分フィールドの魔法使い族全体を強化するので、1つ2つ乗せるだけでもそれなりに恩恵を受けられる。
後半の効果があるため除去へのリスクも比較的小さく、攻撃力が肉薄したデッキには高い影響力を発揮する。
《一族の結束》のようにデッキの構築や戦略を狭めてしまう欠点もない。
とはいえ、強化は魔導書もしくは魔力カウンターサポートありきであり、後者に関しては軸とするには効率が悪い。
基本的に、複数の魔導書を採用できるデッキ、即ち【魔導書】やこれに類するデッキで利用する事になる。
同デッキにおける魔導書は回転率が高いため、1ターンに3つ以上の魔力カウンターが乗るようなことも少なくない。
除去さえ受けなければ、驚異的な全体強化カードと化す可能性は十分にある。
除去されても後半の効果に繋がるので、上手く行けば儲け物といった程度でも実用性がある。
少ない上昇値でも、攻撃力で僅かに劣るかわり強力な効果を備えるものは多く、このカード自体ピン挿しでも機能させやすいのもメリットである。
下級モンスター軸の構成ならば、《霊滅術師 カイクウ》等の攻撃力不足も補えるため都合が良い。
下級モンスター同士での殴り負けをあまり気にする必要がないため、《トーラの魔導書》・《ゲーテの魔導書》の使い勝手も良くなる。
変わった所で魔力カウンターを置ける《クルセイダー・オブ・エンディミオン》や、魔力カウンターの所在を問わない《魔導騎士 ディフェンダー》・《アーカナイト・マジシャン》との相性も良い。
後半の効果は魔法使い族をサーチすることができる極めて珍しいもの。
魔力カウンターが少ない状態でも、レベルの低い《エフェクト・ヴェーラー》あたりならば簡単に呼び込め、相手の全体除去に対する抑止力にもなる。
ただし《魔導書院ラメイソン》同様、タイミングを逃す恐れがある点に注意。
また、注目すべき点として、このサーチは自分から破壊した場合でも利用できる。
一度魔力カウンターを置く必要性がある事から、依存した動きを取ることは難しいが、前述の《エフェクト・ヴェーラー》やフォーチュンレディと魔導書を組み合わせた場合の《フォーチュンレディ・ライティー》、《魔導書士 バテル》などは利用できる機会も多い。
狙ってサーチを行いたいならばカード消費なしにトリガーを引ける《魔導戦士 ブレイカー》・《魔導法士 ジュノン》・《アーカナイト・マジシャン》を利用すると良いだろう。
《魔導法士 ジュノン》+《エフェクト・ヴェーラー》等から《スクラップ・ドラゴン》をシンクロ召喚できれば相手のカードも除去できる。
エクゾディアパーツをサーチできるよう構築するのも一興である。
《フォーチュンレディ・ライティー》、《シンクロ・フュージョニスト》、《昇霊術師 ジョウゲン》などのデッキの核となるモンスターをピンポイントで呼ぶこともできる。
霊使いを複数種採用したデッキにおいて相手フィールド上のモンスターの属性に合わせて任意の霊使いをサーチするという手もある。
Q:魔力カウンターを置く効果はチェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(13/05/19)
Q:魔法使い族モンスターを手札に加える効果はチェーンブロックが作られますか?
A:はい、作られます。(13/05/19)
Q:ダメージステップ中に魔法使い族モンスターを手札に加える効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(13/05/22)