速攻魔法 「魔力の泉」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ 自分はデッキからドローする。 その後、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ 自分の手札からカードを選んで捨てる。 このカードの発動後、次の相手ターンの終了時まで、 相手フィールドの魔法・罠カードは破壊されず、発動と効果を無効化されない。
ザ・デュエリスト・アドベントで登場した速攻魔法。
相手の表側表示の魔法・罠カードの数だけドローし、自分の表側表示の魔法・罠カードの数だけ手札を捨てる効果を持つ。
副次効果として、次の相手ターンの終了時まで相手の魔法・罠カードに破壊と無効化への耐性を付与する。
永続魔法・永続罠だけでなく、フィールド魔法やペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスターも勘定に含まれる。
最大で6枚という驚異的なドローになるが、基本的に相手フィールドの状態を参照するため不安定。
一応速攻魔法という点を利用し、相手の魔法・罠カードが発動した時にチェーンする形で発動した場合もドローが可能となる。
逆に捨てる手札の枚数は自分フィールドを参照し、フィールド魔法やペンデュラムゾーンを含むのもドロー時と同様。
加えて発動したこのカード自身も勘定に含まれる。(15/08/06)
したがって少なくとも1枚は捨てることになる。
極力永続カードやペンデュラムモンスターを採用しないデッキで使う等、捨てる枚数をできるだけ減らすようなプレイングを心がけたい。
相手の表側表示魔法・罠カードが自分より1枚多ければ手札交換、2枚以上でアドバンテージとなる。
《魔力の泉》に《妖精伝姫−シラユキ》をチェーンして《魔力の泉》自身をコストとすればドローの恩恵のみを受けることが可能。
しかし相手の魔法・罠カードに除去と無効化への耐性が付くのは小さくないデメリットである。
この耐性は表示形式に関わらず次の相手ターンの終了時まで持続し、《神の宣告》でも妨害できない。
そのため、相手ターンで発動するとその後2ターンの間は守られることになる。
ただし、アーティファクトや《鎖付き爆弾》のような「破壊することで真価を発揮する」カードに対しては、破壊耐性がメリットとして働く。
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のサーチや【魔術師】では《慧眼の魔術師》の自壊からの展開も妨害できる。
両方のペンデュラムゾーンに《慧眼の魔術師》がある状態で自壊前に発動できれば、2ターンの間は相手はほぼ何もできなくなる。
なお、耐性に関しては破壊のみなので、バウンスや除外・墓地へ送るといった手段で除去する事はできる。
ペンデュラムモンスターを採用するデッキや【炎星】が相手ならばディスアドバンテージになることはそうそうない。
効果で捨てるため、【暗黒界】、【魔轟神】、【シャドール】や【彼岸】などでの使用も検討できるか。
いずれにせよ相手依存の性能を踏まえるとサイドデッキ向けのカードと言える。
―イラスト関連
Q:《人造人間−サイコ・ショッカー》・《RUM−ヌメロン・フォース》等で効果を無効にされている魔法・罠カードは、このカードを発動した後はどうなりますか?
A:次の相手ターン終了時までの間だけ適用されるようになります。(14/04/26)
Q:相手フィールドに表側表示の魔法・罠カードが存在しない時、(自分の手札を捨てる目的で)発動できますか?
A:その場合、発動することができません。(14/06/25)
Q:自分フィールドに表側表示の魔法・罠カードが存在しない時にこのカードを発動する事はできますか?
A:はい、発動でき、その場合、発動したこのカード自身が自分フィールドに表側表示で存在する魔法・罠カードに含まれますので手札を1枚捨てる事になります。(15/07/12)
Q:このカードの効果が適用されている場合、相手の《銀幕の鏡壁》は維持コストを払わない場合でも破壊されませんか?
A:このカードの効果が適用されていても、ライフポイントを払わなければ《銀幕の鏡壁》は自壊します。(14/09/27)
Q:このカードの効果が適用されている場合、相手の装備魔法は装備モンスターが不在となっても破壊されませんか?
A:このカードの効果が適用されていても、装備モンスターが不在となった装備魔法は破壊されます。(15/08/17)
Q:このカードの効果が適用されている場合、相手の《デプス・アミュレット》は発動後3回目の相手のエンドフェイズ時でも破壊されませんか?
A:このカードの効果が適用される場合、《デプス・アミュレット》は破壊されずにフィールド上に残ります。(16/11/07)