Vジャンプ(2014年6月号) 付属カードで登場したEMモンスターを軸としたロービート寄りのビートダウンデッキ。
戦闘、攻撃力の増減に関する効果を持つモンスターが多く、更にペンデュラムモンスターも多く擁している。
《EMシルバー・クロウ/Performapal Silver Claw》 ペンデュラム・効果モンスター 星4/闇属性/獣族/攻1800/守 700 【Pスケール:青5/赤5】 (1):自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は300アップする。 【モンスター効果】 (1):このカードの攻撃宣言時に発動する。 自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は バトルフェイズ終了時まで300アップする。
《EMペンデュラム・マジシャン》 ペンデュラム・効果モンスター 星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800 【Pスケール:青2/赤2】 (1):自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。 自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。 【モンスター効果】 「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、 自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。 そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の 「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
《EMヘイタイガー》 効果モンスター 星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守 500 「EMヘイタイガー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。 デッキから「EM」Pモンスター1体を手札に加える。
EMにはペンデュラムモンスターが多いが、いずれもペンデュラムスケールの幅は狭い。
その為EMだけでは下級モンスターしかペンデュラム召喚はできない。
汎用性の高い下級モンスターを多く採用するか、ペンデュラムスケールの広いペンデュラムモンスターを別に採用するか、どちらにするかで構築は大きく変わる。
―EM
―その他相性のいいモンスター
ペンデュラム召喚を軸にするので、あまり魔法・罠カードは入れずにモンスター中心にした方がいい。
出来る限り採用するカードは厳選しておきたい。
《EMヘイタイガー》・《EMペンデュラム・マジシャン》でペンデュラムモンスターをサーチしていき、《EMシルバー・クロウ》等で攻めていくのが基本戦術。
ペンデュラムモンスターが揃ったらペンデュラム召喚で大量召喚するのもいい。
《EMジンライノ》等で防御にも備えれば万全な状態で戦える。
EMのペンデュラムモンスターで下級モンスターを並べるのが安定だが、魔術師ペンデュラムモンスター等のペンデュラムスケールの幅が広い組み合わせも使えれば更に万全にできる。
エクストラデッキも充実させれば、シンクロ召喚・エクシーズ召喚で戦術の幅も広げられる。
《星読みの魔術師》 ペンデュラム・効果モンスター 星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400 【Pスケール:青1/赤1】 (1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、 相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。 (2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、 このカードのPスケールは4になる。 【モンスター効果】 (1):1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体のみが 相手の効果で自分の手札に戻った時に発動できる。 その同名モンスター1体を手札から特殊召喚する。
《時読みの魔術師》 ペンデュラム・効果モンスター 星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600 【Pスケール:青8/赤8】 自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。 (1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、 相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。 (2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カード または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、 このカードのPスケールは4になる。 【モンスター効果】 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》 ペンデュラム・効果モンスター 星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000 【Pスケール:青4/赤4】 「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果は それぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。 (2):自分エンドフェイズに発動できる。 このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。 【モンスター効果】 (1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、 このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
広いペンデュラムスケールを持つ魔術師の2体でのペンデュラム召喚をメインにするタイプ。
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》等で魔術師を揃え、《EMヘイタイガー》・《EMペンデュラム・マジシャン》でEMのペンデュラムモンスターを揃える。
準備が整ったらEMと《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を同時にペンデュラム召喚して攻め込むのが主な戦術となる。
魔術師がペンデュラムゾーンにいる限りモンスター切れを起こすこともなく、《EMチアモール》や《EMパートナーガ》がいれば戦闘で負けることも少ない。
他のペンデュラムモンスターのサーチも行える《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》は3枚積みで問題ない。
魔術師は3枚積むと手札事故に繋がりやすく、ピン挿しだと逆に揃い難くなってしまうので、各2枚ずつが丁度いい。
《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と《融合準備》を《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のサーチ手段として採用するのも1つの手である。
《時読みの魔術師》の発動条件を満たすために、自分フィールドを空けるカードもできる限り採用したい。
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と《EMシルバー・クロウ》等の獣族が同時に並ぶことも多いので、《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の融合召喚も容易。
《融合》・《EMトランプ・ウィッチ》を採用すれば、《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の融合召喚も狙える。
主力となるのが下級モンスターであるため、上級モンスターの力押しには弱い。
戦闘補助となるモンスターは多いが、コンボ性も強く、除去効果を備えるものや耐性をもつフィニッシャークラス相手では機能しない場合も多々ある。
モンスターでの除去能力に乏しく、《スキルドレイン》や特殊召喚に対するメタカードなどで動きを阻害された場合の対応力も欠ける。
また種族・属性が分散している都合上、《群雄割拠》などに弱いのはもちろん、デッキとしてまとめあげているキーカードが機能しないデッキ相手では安定性を落とす。
《EMヘイタイガー》でのサーチ機会が激減し、戦闘破壊では状況打開につながりにくい【宝玉獣】や【クリフォート】、【幻獣機】などは相性が悪い。