《天空の聖域》の効果、または《天空の聖域》が存在する場合に効果の強化されるモンスターを駆使して戦う【天使族】。
恩恵を受けられるモンスターには代行者の多くも含まれているが、それらに特化した構築は【代行者】のページも参照のこと。
《天空の聖域/The Sanctuary in the Sky》 フィールド魔法 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 天使族モンスターの戦闘で発生する そのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。
―《天空の聖域》関連
《天空の使者 ゼラディアス》以外の下記の効果は、《天空の聖域》がフィールド上に存在している場合のみの効果である。
―《天空の聖域》関連
―《天空の聖域》関連
下記のカードは、発動条件として《天空の聖域》がフィールド上に存在している必要がある。
下記の説明はすべて《天空の聖域》が発動されていることが前提の説明である。
カウンター罠を発動することでアドバンテージを稼げる《天空聖者メルティウス》・《天空賢者ミネルヴァ》を軸とした【パーミッション】。
【エンジェル・パーミッション】との最大の相違点は、カウンター罠を発動するだけで相手のカードを破壊できる点。
そのため、【パーミッション】の弱点である《王宮のお触れ》を発動されても、後出しで対処できるになる。
また、《神罰》が使えるためカウンター罠の種類が増えるのも特徴。
《力の代行者 マーズ》とは相性がよく、《天空聖者メルティウス》の除去及び回復効果を最大限に利用できる。
地味な点であるが《英知の代行者 マーキュリー》の効果も比較的簡単に使用できる。
その他の相性のいいカードは【エンジェル・パーミッション】参照。
《力の代行者 マーズ》と同様の単体強化効果を持つ《天空勇士ネオパーシアス》を主軸としたデッキ。
《天空騎士パーシアス》や《守護天使 ジャンヌ》等を用いて戦闘を行うことでライフ・アドバンテージを得て、強化された《天空勇士ネオパーシアス》をフィニッシャーとする。
《天空勇士ネオパーシアス》の召喚・特殊召喚に有効なカードは、《ジェルエンデュオ》・《コーリング・ノヴァ》及び《天空騎士パーシアス》・《神の居城−ヴァルハラ》等。
ある程度ライフポイントに差が付いている状況であれば、《光神化》での特殊召喚も選択肢となる。
《天空勇士ネオパーシアス》は、単体強化と貫通効果の相性の良さから、維持さえ出来れば攻撃力は爆発的に上昇する。
一方で、《天空の聖域》が存在しない場合は攻撃力が400上がった《天空騎士パーシアス》でしかないため、《天空勇士ネオパーシアス》がフィールドに存在している時は必ず《天空の聖域》を用意しておきたい。
《天空の聖域》の維持ができそうもない場合、《天空勇士ネオパーシアス》はフィニッシャーとしての運用に留め、それ以外の場面では《天空騎士パーシアス》で攻めたほうがアドバンテージを失わずに済む。
効果の関係上ライフ・アドバンテージを稼ぎやすいため、《力の代行者 マーズ》や《裁きの代行者 サターン》も投入できる。
《力の代行者 マーズ》の場合、《コーリング・ノヴァ》・《天空騎士パーシアス》を中心としたビートダウン型とすることで共存しやすい。
《裁きの代行者 サターン》の場合、投入される上級モンスターが多くなるため、【神の居城−ヴァルハラ】寄りの構築にすると良いだろう。
手札の光属性モンスターを《サンダー・ボルト》に変える効果を持つ《大天使ゼラート》を主軸としたデッキ。
《大天使ゼラート》の特殊召喚に必要な《ゼラの戦士》は、レベル4・戦士族・通常モンスターであるため、サーチ・リクルート・サルベージ・蘇生の手段は豊富。
《大天使ゼラート》の手札コストとなるモンスターと共有できるサポートカードを選択するとよいだろう。
《天空の聖域》と《大天使ゼラート》は《天空神騎士ロードパーシアス》によってサーチが可能。
《天空神騎士ロードパーシアス》は3つの下向きのリンクマーカーを持つのでコードブレイカーリンクモンスターとの相性もよく、コードブレイカーリンクモンスターを経由して《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚すれば《ゼラの戦士》も手札に加えられる。
《天空神騎士ロードパーシアス》を維持することができれば《天空の聖域》と《大天使ゼラート》を両方とも揃えられる。
《聖騎士の追想 イゾルデ》と《コードブレイカー・ウイルスバーサーカー》の2体で《双穹の騎士アストラム》をリンク召喚すれば維持しやすくなるだろう。
《大天使ゼラート》をデッキから墓地へ落としてサルベージするという手もある。
ライトロードは《大天使ゼラート》の手札コストにできるという点で相性が良いが、《天空の聖域》を墓地へ送ってしまう可能性もあることには注意が必要。
それが嫌な場合、《おろかな埋葬》や《堕天使アスモディウス》等のピンポイントで墓地へ送れるカードを用いると良い。
《ブリリアント・フュージョン》であれば《大天使ゼラート》を墓地へ送りつつ《ジェムナイト・ラズリー》で《ゼラの戦士》のサルベージも狙えるため、無駄がない。
破壊効果を1ターンに2度まで使用できる《マスター・ヒュペリオン》を主軸としたデッキ。
《神秘の代行者 アース》の効果でサーチが可能で、さらに自身の効果で特殊召喚もできるため、場に出すことは容易。
特殊召喚及び効果のコストで除外された天使族・光属性モンスターは、《奇跡の代行者 ジュピター》や《奇跡の光臨》で帰還させることができる。
《異次元からの埋葬》は、除外されたモンスターを墓地に戻せるため、弾不足の解消に役立つ。
また、《マスター・ヒュペリオン》の破壊効果は、《天空の聖域》がフィールド上に存在しなくても1度は発動できるため、他と比べて《天空の聖域》に依存する事も少ない。
《マスター・ヒュペリオン》を主軸とせず、代行者自身の効果を主軸としたデッキ。
下記の代行者は、《天空の聖域》の有無に関わらず《神秘の代行者 アース》によってサーチすることができる。
―《力の代行者 マーズ》軸
自分のライフが相手より上回っている場合、高攻撃力を得ることのできる《力の代行者 マーズ》を主軸としたデッキ。
《力の代行者 マーズ》はレベル3・攻撃力0であるため、《シャインエンジェル》や《リミット・リバース》等が利用でき、召喚は容易。
重要となるのは、いかにライフ・アドバンテージを稼ぐかであり、主に2つの方法がある。
また、《天空の泉》を利用することで1ターンキルも可能。
まず、《シャインエンジェル》・《コーリング・ノヴァ》によって、相手モンスターに自爆特攻を6回繰り返す。
すると、《天空の泉》によってライフポイントを8400ポイント回復できるので、初期ライフであれば攻撃力8400の《力の代行者 マーズ》をリクルートできる。
そして、《力の代行者 マーズ》の攻撃の際に《オネスト》を発動することで1ターンキルが成立する。
既に《力の代行者 マーズ》がフィールドに存在する場合、別のモンスターをリクルートすることで最大1900ポイント(《コーリング・ノヴァ》から《天空騎士パーシアス》をリクルートした場合)追加で回復できる。
この場合、自爆特攻の対象が攻撃力2300以下のモンスターであれば、《オネスト》なしでも1ターンキルの成立となる。
なお、《天空の泉》の代わりに《ジャンク・アタック》を使うことでも似たようなことが出来る。
詳しくは【ジャンク天使】を参照。
―《裁きの代行者 サターン》軸
自分のライフが相手より上回っている場合、その差をダメージとして与える《裁きの代行者 サターン》を主軸としたデッキ。
ライフポイント確保の手段には上記の《力の代行者 マーズ》軸と同様のものが使用できる。
ロック型の場合、ある程度ライフポイントに差がついた段階で《裁きの代行者 サターン》を召喚して効果を使用する。
ビートダウン型の場合、自身もアタッカーとして使用できるので、自身が戦闘を行った場合でもライフ・アドバンテージを得られるように、《ダグラの剣》や《ビッグバン・シュート》等でサポートすると良い。
《裁きの代行者 サターン》は上級モンスターであるため、《クロス・ソウル》等のアドバンス召喚サポートや《光神化》・《神の居城−ヴァルハラ》等の特殊召喚サポートが必要となる。
この中でも《光神化》は、《地獄の暴走召喚》の発動条件を満たせるために相性は抜群。
《地獄の暴走召喚》で《裁きの代行者 サターン》を3体揃え、全ての効果を発動した場合、合計で発動前のライフ差の7倍のダメージを与えることができる。
例えば、初期ライフの状態で《ご隠居の猛毒薬》のライフ回復効果を使用した場合、1200×7=8400ダメージとなり、1ターンキルを達成する。
この他にも、《ヘル・テンペスト》と《魂吸収》で一挙にライフ回復するコンボも存在する。
詳しくは【ヘル・サターン1キル】を参照。
―《奇跡の代行者 ジュピター》軸
天使族・光属性モンスターを帰還できる《奇跡の代行者 ジュピター》を主軸としたデッキ。
天使族・光属性モンスターを除外する方法としては、次のものが考えられる。
また、帰還効果は問題なく使用できるため、《マクロコスモス》等の無差別除外カードを用いるのもよい。
ただし、この場合は単体強化効果の方はほとんど使用できなくなり、他のカードの効果も制限を受けることには注意。
上記の手法で除外した天使族・光属性モンスターを《奇跡の代行者 ジュピター》によって帰還させ、ビートダウンを行う。
《奇跡の代行者 ジュピター》以外では、《奇跡の光臨》や《救援光》等でも除外した天使族・光属性モンスターを活用できるため、必要に応じて投入するとよい。
雲魔物は自壊効果の関係上守備表示にしづらいので、《天空の聖域》の持つ戦闘ダメージ抑制効果との相性は良い。
詳しくは【雲魔物】参照。
《怒れるもけもけ》を発動させるために自爆特攻を行うことがあるので、《天空の聖域》の持つ戦闘ダメージ抑制効果との相性は良い。
詳しくは【もけもけ】参照。
《天空の聖域》でダメージを受けずに豊富な天使族リクルーターの自爆特攻を行い、相手だけ《ジャンク・アタック》・《脆刃の剣》でダメージを与える。
詳しくは【ジャンク天使】参照。
《マスター・ヒュペリオン》以外は《天空の聖域》への依存度が大きいため、《天空の聖域》が来なければ話にならない。
また、《天空の聖域》は単体では無力であるため、《天空の聖域》だけ来ても何の役にも立たない。
《天空の聖域》関連以外のカードにも単体では機能しないカードがあるため、手札事故の危険性は常に付きまとうだろう。
《天空の聖域》がなければ召喚できない《大天使ゼラート》や攻撃力0の弱小モンスターのままになる《力の代行者 マーズ》を主軸とする場合、《天空の聖域》への魔法・罠除去には気を付けなければならない。
他にも、《裁きの代行者 サターン》や《奇跡の代行者 ジュピター》はモンスター効果の発動にチェーンして《天空の聖域》を除去されると効果が不発となってしまう。
《フィールドバリア》等で除去に対策するのは勿論だが、《天空の聖域》を手札に残しておき、大事な場面でのみ発動するといったプレイングの工夫も必要である。
《天空の聖域》で効果が強化されることを前提としている関係上、《スキルドレイン》・《閃光を吸い込むマジック・ミラー》等のモンスター効果封じにも弱い。
《スキルドレイン》の場合、《裁きの代行者 サターン》や《コーリング・ノヴァ》は効果を使用できるものの、その他のモンスターの場合、《天空の聖域》がない状態と同じになる。
除去を自身の効果に頼る《マスター・ヒュペリオン》・《天空聖者メルティウス》を主軸とする場合でも魔法・罠カードによる除去は用意しておきたい。
特殊召喚モンスターである《大天使ゼラート》は当然のこと、上級モンスターの《マスター・ヒュペリオン》・《天空勇士ネオパーシアス》・《裁きの代行者 サターン》は特殊召喚に頼りがちとなる。
また、帰還を基本戦術とする《奇跡の代行者 ジュピター》の場合も特殊召喚封じは痛い。
モンスター効果封じの場合と同様、魔法・罠カードによる除去を用意しておきたい。