雷族を主体にした種族統一デッキ。
亜種としては「電池メン」を主体にした【電池メン】がある。
モンスターを雷族に統一することで得られるメリットは以下のようになる。
以前はサポートカードはもちろんモンスター自体が圧倒的に少なく、後に《雷帝ザボルグ》や《ライオウ》等の単体で強力なモンスターや「電池メン」シリーズなどが登場するものの種族を統一する利点が小さく、モンスターの層も決して豊かとは言えなかった。
第6期以降はサポートカードやモンスターも徐々に増えており、デッキとしてのメリットも大きくなってきた。
その他強力な蘇生効果を持つ《創世神》・《ダーク・クリエイター》、専用デッキでフィニッシャーとなる《ライトニングパニッシャー》《降雷皇ハモン》などはサポートカードの恩恵を受けにくく、これらと相性の良いカードを排してまで【雷族】に組み込むメリットは少ない。
雷族以外のモンスターでは、光属性が多いことから《オネスト》が採用できる。
《一族の結束》こそ併用できないものの、《群雄割拠》を阻害せずに大型モンスターに対処できる。
《電磁シールド》は自壊により非常に扱いにくく、《エレキャノン》もダメージの期待値が低いため、有効に利用するには高い構築力が求められる。
《エレキューブ》は攻撃さえ通ればディスアドバンテージを十分に回復可能で、 強化モンスターを維持できるだけ効果を期待できるためカウンター罠等が多い場合は採用の余地がある。
間接的な種族サポートである《群雄割拠》はメタカードとしての性能が高く、【BF】における《黒い旋風》や特殊召喚効果、【ガジェット】におけるサーチ効果や《マシンナーズ・フォートレス》等、効き目の薄い相手を《ライオウ》である程度カバーできる。
ただし《ライオウ》以外の対抗手段が極端に少ないため過信はできない。
《一族の結束》は《オネスト》や汎用シンクロモンスターを切り捨てる必要があるため安定性は高くないが、強化された《エレキリン》や《D・ラジオン》を《バッテリーリサイクル》で使いまわせるのは強力である。
その他に相性の良いものは蘇生対象の多い《リミット・リバース》程度だが、《ライオウ》の維持や直接攻撃系のエレキを活かす目的でもカウンター罠や《トラップ・スタン》などの採用を考えたい。
該当ページを参照。
直接攻撃を中心とした【雷族】であり、《エレキマイラ》が重要なウェイトを占める。
攻撃力を《一族の結束》で補う場合は、通常の【雷族】同様に《ライオウ》や《リミット・リバース》の重要性が増すことから《D・ラジオン》を投入すると安定感を増す。
それ以外の場合は低攻撃力ゆえに戦線維持に大きく貢献する《シャインエンジェル》や《平和の使者》が役に立つ。
特に後者は《エレキジ》なども有効に働き、《エレキマイラ》と使い分けることが可能な《氷結界の龍 ブリューナク》との相性も悪くない。
《追い剥ぎゴブリン》は決まれば強力だが他にエレキを守るカードが必要であるため手札事故には注意したい。
守るべきカードが多いため《スターライト・ロード》等で全体除去はしっかり防ぎたい。