BF/Blackwing †
CRIMSON CRISISで登場した「BF」と名のついたモンスター群。
ほぼ全てのモンスターが闇属性・鳥獣族で構成されている。
例外は戦士族の《BF T−漆黒のホーク・ジョー》と、光属性の《BF−極光のアウロラ》のみである。
- 属するモンスターの多くが、召喚ルール効果または戦闘に関する効果を持っているのが特徴である。
中でも「A BF 」と名のついたモンスターには、「BF」を使用して特殊召喚した場合にチューナーとなる効果がある。
- 「A BF」の読みは「A」「BF 」の2つの独立した読みが合わさったものなので「A BF」と間にスペースが空いており、これも「BF」に含まれる。
- 《BF−アーマード・ウィング》、《BF−アームズ・ウィング》及びBF−ブラック・クレスト・トークンを除き、カード名は《「カテゴリ名」−「二つ名」の「個体名称」》となっている。
- 二つ名については基本的に天文学関係の言葉が用いられている。
アニメ出身の「BF」はほとんどが風、「A BF」は雨に関係する言葉で、漫画5D'sの「BF」は月や星、及びそれに関連した現象に関する用語が多い。
一方で個体名称は登場作品や上位カテゴリによって命名則が異なり、「A BF」以外のアニメ出身とOCGオリジナルの「BF」は二つ名同様「風」に関する名称が多く、「A BF」と漫画5D'sの「BF」はほとんどが刀剣などの武器の名称となっている。
- この手法でネーミングがなされている過去のカテゴリとして、黒蠍が存在する。
あちらとは、カテゴリ名とモンスター名の間に「−」(ハイフン)が入る点でも共通している。
- カテゴリ名の「フェザー(Feather)」は英語で「鳥の羽」や「羽毛」を意味する。
英語名の「wing」は「鳥の翼」を意味し、若干だが意味が変わってくる。
- なお、海外では黒羽カウンターの名前が「Black Feather Counter」になっている。
- 黒い翼の鳥ということでカラスをモチーフとしたモンスターが多いが、鶏やカモメなどカラス以外の鳥も見られる。
また、属するモンスターは、鳥人型のものと完全な鳥類型のものが混在しているのも特徴の1つである。
アニメARC-Vから登場した「A BF 」
モンスターは「アサルト(=強襲)」の名にふさわしく、体に武器や装甲を装備している。
- 展開力・対応力・安定性の高さから人気を博し、2009年度の世界大会では【BF】がその頂点に輝いた。
対戦相手は前年度の覇者【剣闘獣】であり、トップをいく新たなカテゴリとして名実共に認められた瞬間と言える。
- 漫画版GX6巻では、筆者の影山なおゆき氏が身内デュエル大会で【BF】の事を「誰が使っても勝てるデッキ」と評していた。
当時の大会における使用率及び実績を見ると、確かにそう言われる程の強さを持つデッキだったと言えるかもしれない。
- 第一線で活躍した期間は長いが、その際に使用されたカードはカテゴリ成立初期に登場したカードが中心である。
主流デッキが更に強化されることを警戒したのか、第6期後半以降に登場したカードは、一部の例外を除き、【BF】でもほとんど採用されない様な扱いづらいカードばかりだった。
第9期頃からは、【BF】が環境から退いたことと全体的なカードパワーの上昇もあってか、扱いやすいカードが再び登場し始めている。
- 長期間に渡りカード輩出が絶えず、カードの出ていない期間がないという面でも非常に稀有なカテゴリ。
2016年現在、初登場した2008年以降新規のBFカードがなかった年は2013年のみである。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ・漫画5D's及びアニメARC-Vにおいて、クロウ・ホーガンが使用するモンスター群。
アニメ5D'sでは、クロウの恩人であるロバート・ピアスンも、このモンスター群を使用していた。
- OCG化されているもの以外に、モンスターはアニメARC-Vで効果モンスター《BF−逆巻きのトルネード》、シンクロモンスター《A BF−雨隠れのサヨ》・《A BF−五月雨のソハヤ》・《A BF−白虹のクニサダ》・《A BF−白虹のクニフサ》・《A BF−白虹のクニヨシ》・《A BF−叢雲のクサナギ》・《A BF−神立のオニマル》、漫画5D'sで《BF−新月のジュル》・《BF−下弦のサルンガ》が登場している。
この他、下記の《BF−フェスティバル》で特殊召喚される「BFトークン」も存在している。
また、専用のサポートカードではアニメ5D'sで通常罠《ブラック・ウィング》、漫画5D'sで通常魔法《ブラック・サイクロン》、速攻魔法《黒翼再戦》、通常罠《ブラックフェザー・アロー》・《BF・デルタ・ユニオン》、アニメARC-Vで通常罠《BF−フェスティバル》・《黒羽希望》、永続罠《黒羽呪鎧》が登場している。
- また、シンジ・ウェーバーは表記の似ている「B・F」と名のついたモンスター群を使用している。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE4〜6における「初心者ガイド」のアドバイスでは、「とにかく強いパートナー」として【BF】を使用するクロウを薦めている。
また、ゲーム内でのクロウとアキのやりとりや胡桃沢のパック紹介の台詞を見ても、【BF】の強さがかなり強調されていることがわかる。
関連リンク †
―「BF」と名のついたモンスター
※は「BF」に関する効果を持つモンスター
―「BF」に関する効果を持つカード
―「BF」と名のついたチューナー
―その他のリンク