E・HERO/Elemental Hero †
「E・HERO」と名のついたモンスター群。
属するモンスターの大半が戦士族で構成されており、遊戯王GX 第9巻 付属カードまでで59種類存在する。
これはカテゴリ?の中でナンバーワンであり、海竜族、魚族、サイキック族、幻神獣族それぞれの総数さえ上回る。
また専用のサポートカードは非常に多く、このカテゴリ?に属す事が一つのメリットにもなっている。
さらに大多数は戦士族のサポートカードも併用できるため、総じて扱いやすい。
融合素材、融合モンスターを基本とするのが特徴。
各モンスターは多種多様な融合モンスターの融合素材になり、状況に応じて融合モンスターを使い分けられる。
それにより腐ることも少なく、融合素材代用モンスターを用いることでの同じ切り替えも可能。
後に融合素材が「E・HERO+特定の属性」という縛りの緩いものも登場しており、より選択の幅が広がった。
そして、専用融合召喚サポートカードに《ミラクル・フュージョン》・《平行世界融合》もある。
《E・HERO ネオス》は他のE・HEROとは融合せず、ネオスペーシアンとコンタクト融合し、それぞれの特徴を持つ融合モンスターになる。
その他にも、究極宝玉神と名の付くモンスターとの融合で《レインボー・ネオス》に、戦士族との融合で《E・HERO ネオス・ナイト》になる。
また、《ユベル》と共に墓地に送る?事で《ネオス・ワイズマン》となる。
コンタクト融合体を除き、全ての融合モンスターは融合召喚でしか特殊召喚できないという召喚ルール効果を持つ。
この効果は一見デメリットとも取られがちだが、《死者蘇生》・《自律行動ユニット》等で相手に利用されないメリットでもある。
- 漫画・アニメ問わず、登場すればほとんどがOCG化されており、この傾向もこのカード群がこれだけの大規模な所以である。
未OCG化のE・HEROには《E・HERO クレイ・ガードマン》・《E・HERO シャドー・ミスト》が存在するのみである。
- 余談だが、漫画版GX作者の【E・HERO】は周囲の関係者から「エセメンタル」「EセHERO」と言われている。
作者としての思い入れもあり、漫画十代のイメージ優先のファンデッキ的な構築のため(レシピは単行本に掲載)で、他の関係者には流行のデッキが多いらしい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ・漫画GXにおける主人公・遊城十代の使用するカード。
《ハネクリボー》と(アニメでは)ネオスペーシアンと共に様々なライバルと戦いながら、物語の中核を担っている。
アニメ2期から登場したエド・フェニックスも初期はE・HEROとD−HEROの複合デッキを使用していた。
序盤から融合召喚を主軸にし、終盤では派生した《ダーク・フュージョン》や《超融合》等がシナリオ・演出上の極めて重要な役目を果たしている。
漫画ではプロデュエリスト響紅葉もE・HERO使い。
当初、漫画オリジナルで構成されたデッキを紅葉が、アニメ由来のカードを用いたデッキを十代がそれぞれ使用していた。
この二人の漫画・アニメのE・HERO対決の後、紅葉のデッキは十代に託され、1話以降のアニメ由来のE・HEROはあまり使われなくなった。
後に十代が自分だけのデッキで紅葉のデッキを越えたいと、このデッキに代わって1体の素材から変身・進化するM・HEROを使用するようになった。
しかし「十代&万丈目vsMr.マッケンジー」戦では再びE・HEROを使用している。
- 漫画版GXオリジナルの融合E・HEROの効果はどれも必ず攻守のアップダウン効果がある。
また、漫画内でも属性を指したような融合素材の宣言があるが、OCGに比べ指定は厳しいかのように描写されている。
- 余談だが劇中の三沢の発言がそのままOCG版HEROに採用されていることがある。
関連リンク †
―「E・HERO」と名のついたモンスター
―「E・HERO」に関する効果を持つカード
―特定のE・HEROに関する効果を持つカード
―その他のリンク