ハイランダー †
同名カードを1枚ずつしか投入しないデッキのこと。
軸となるカードが存在しないことがメリットであり、デメリットでもある。
特定のカードに依存しないために対策が難しく、これといった攻めパターンが存在しないことが特徴。
- 1枚ずつしか入っていないため、ルール改訂の影響を受ける事が少ないのはメリットの1つ。
最悪禁止カードに指定されてしまわない限り、デッキを崩さなければならない、といった状況は起こらない。
- STARTER DECKも、基本ハイランダー構築であることが多い。
「初心者向け」と区切っているため、始めたばかりのプレイヤーに多くのカードと触れ合ってもらうためだろう。
- 元々はマジック:ザ・ギャザリング界の用語で、言葉の由来は1986年公開の同名の英米合作映画『Highlander(邦題:ハイランダー 悪魔の戦士)』。
不老不死の男たちが生存を賭けて戦う物語で、副題が「There can be only one(生きていられるのは一人だけ)」となっている。
「一人だけ→一枚だけ」と言う発想から、MTGではこのタイプのデッキフォーマットを指してハイランダーと呼ぶようになった。
「基本土地カード以外の同名カードは1枚しか入れてはいけない」というデッキ構築ルールの遊び方にもなっている。
- ちなみに「ハイランダー」は「高地人」という意味を持つ単語で、大元の語源は17世紀頃のスコットランドのハイランド地方に実在した戦士達のことを指す。
「クレイモア」という巨大な両手剣を用いていたことで知られる。
- MTGなど他のカードゲームでは、制限カードしか入れていないデッキのことを指すこともある。
遊戯王OCGでも構築する事は可能だが、制限カードの内容を考えると実用性のあるデッキを組むのは不可能だろう。
- 「ザ・ヴァリュアブル・ブック3」でも特別デュエルルールの紹介で、タッグデュエルやバトルロワイヤルデュエルと共に「オール・リミテッド・デュエル」なる特殊デュエルが掲載されていた。
お互いに全てのカードを1枚ずつしか投入できないという物であり、結果としてハイランダー同士の勝負となる。
コンボは決めにくいので単純にビートダウンで攻めると良いとアドバイスされていた。
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