Life Advantage(ライフによる優位性)の意。
ライフのアドバンテージ。
互いのライフポイントの数値の差による優劣を指す。
このカードゲームでは、ライフポイントよりも手札の数が重視される状況が多い。
回復量よりもモンスターの攻撃力の方が高く設定されており、ライフポイントにのみいくらかの差を付ける事ができても、その後に攻撃を受けてしまえば元も子もないからである。
現に典型的なビートダウン系のデッキを使う際は、これを重視する必要が出る場面は、さほど多くない。
少なくとも、多少ライフポイントに差を付けるためだけに、複数の手札を消耗する事は避けたい。
ディスアドバンテージとなる《非常食》や《神秘の中華なべ》よりは《神の恵み》や《魔法吸収》等の永続カードを使いたい。
トップクラスの回復能力を誇る《非常食》で回復しても、直接攻撃1〜2回でその分のダメージを受けてしまう。
手札を消費することで、壁を減らしてしまうと、直接攻撃を受けやすくなり、結果的にライフが減ってしまう。
だが、これもコンボで一気に攻めるような際や、相手フィールド上に複数のモンスターが並ぶ時は重要な要素となる。
また、攻撃を受けにくいロック系のデッキを使う際は、保険としてライフ・アドバンテージを確保する戦術は有効である。
その一方で、危険値になるまではあまり意識せず、単なるコストのように考えている者も居る。
例外に《裁きの代行者 サターン》や《天空勇士ネオパーシアス》などを使い、ライフ差を生み出して一撃必殺を狙うものもある。(→【ヘル・サターン1キル】)
ライフポイントが多いということは、それだけ選択肢が広がるということである。
ライフコストを有するカードの使用はもちろん、相手の攻撃をあと何回受けられるかで戦略もかなり変わってくる。
逆も然りで、ライフポイントが少なければ、それだけ取る行動をダメージを受けにくいものにせざるを得なくなる。
もちろんライフポイントを得るためにカード・アドバンテージを失うのは好ましくは無いが、《マジカル・アンドロイド》等の回復効果は侮りがたい影響力があると見て間違いないだろう。
大半のデッキにとって最終的な目的は、相手のライフポイントを0にすることであるのを忘れてはならない。
手札がいくらあっても、それを使って対処できないのでは、相手モンスターに一気にライフポイントを削り切られてしまう。