遊戯王カードWiki - リバースモンスターのバックアップ(No.119)

リバースモンスター/Flip Effect Monster †

リバースモンスター/Flip Effect Monster

公式ルールブック解説 †

　一部のモンスターカードには種族の横に特定の能力の名称が記載されている場合があります。
　《ライトロード・ハンターライコウ》に記されている「リバース」の他にも「ユニオン」「デュアル」等の能力名が記載されたモンスターが存在します。
　なお、その能力の内容についてはカードテキストに記載されています。

　（公式ルールブックマスタールール2020年４月１日改訂版対応バージョン1.0より引用）

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説明 †

　モンスターの能力名。
　テキスト欄に【◯◯族／リバース／効果】と記載されているモンスターや、マスタールール２以前のテキストで「リバース：～」で始まるモンスターを指す。
　共通して、リバースした場合に発動する（あるいはリバースしていることを条件として発動する）誘発効果を持つ。

効果処理について―
- 何らかの方法によって裏側表示のままフィールドを離れた場合、そのリバースした場合の誘発効果は発動しない。
  墓地へ送られた後や除外された後は表向きにはなるがこれは条件を満たしていない。
  （例：裏側表示のままアドバンス召喚のリリースに使用する・《抹殺の使徒》で裏側表示のまま除去される）
  これはリバースする事なくフィールドを離れる扱いのためである。

基本的にはフィールドで発動する誘発効果のため、例えば、リバースモンスターがチェーン処理中にリバースされても、その後同一チェーン上で裏側守備表示になる、またはフィールドから離れる場合など、効果発動前にフィールドに表側表示で存在しない場合、発動できない。
ただし、《ダークファミリア》などのようにリバース後に墓地へ送られた場合に発動する効果も存在する。

効果処理時にもフィールドに存在していれば、《Ｄ－ＨＥＲＯＢｌｏｏ－Ｄ》、《レインボー・ヴェール》、《スキルドレイン》等の効果によって無効化される事になる。

他方で、リバースしたモンスターが何らかの効果によって効果処理時にフィールドで表側表示で存在しない場合、《スキルドレイン》等の効果によって無効化される事はない。
例としては反転召喚して効果の発動→チェーン《落とし穴》・《月の書》などである。

「リバース：～」と記された誘発効果は、任意効果の場合全て「場合の任意効果」として扱う。
よって、チェーン２以降でリバースした場合でもタイミングを逃す事はない。
それらのリバースモンスターはマスタールール３以降で再販される際に「場合の任意効果」であるとわかるようにエラッタされている。

戦闘でリバースする場合について―
まず、ダメージステップの「ダメージ計算前」に表側表示になり、誘発効果の発動が約束される（この時点では発動しない）。
次に、「ダメージ計算時」にダメージ計算を行い、戦闘ダメージや戦闘破壊の有無を決定する。
その後、「ダメージ計算後」に誘発効果が発動し、処理が行われる。
そして、モンスターの戦闘破壊が確定されていた場合、「ダメージステップ終了時」にフィールドを離れる。

この流れのため、戦闘破壊されたリバースモンスターの効果もフィールドで発動する事になる。
よって、《Ｄ－ＨＥＲＯＢｌｏｏ－Ｄ》、《スキルドレイン》等の効果によって無効化される。

戦闘破壊が確定している場合、その誘発効果などでフィールドのカードとして自身を対象にする事はできない（例：《人喰い虫》）。
また、《寄生虫パラサイド》・《ブレイン・ジャッカー》も、自身の戦闘破壊が確定しているとそのカード自体がフィールドにない扱いとなり不発になる。

《蘇りし魔王ハ・デス》等の戦闘破壊によって無効化する永続効果を持つモンスターに戦闘破壊された場合、発動した誘発効果は無効となる。

《アームズ・シーハンター》等のダメージ計算後に無効化する誘発効果の場合、同時に複数のカードが発動した場合のルールに従ってチェーンを組む。
無効化する効果が強制効果であれば、攻撃を受けたリバースモンスターの効果がチェーン２となるため無効化されない。

マスタールール(11期)のルール改訂に伴う処理内容の変更により、《ドリルロイド》や《ライトロード・モンクエイリン》などに攻撃され、効果でダメージ計算前に除去された場合には発動できなくなった。

「リバース効果」と「リバースした場合に発動する誘発効果」と「リバースモンスターの効果」はそれぞれ意味が異なる。

「リバース効果」は、マスタールール２以前に登場したカードのテキストで「リバース：～」と記されている効果を指す効果分類の一つであったが、現在では全て「リバースした場合に発動する誘発効果」にまとめられ、用語としても廃止された。

「リバースした場合に発動する誘発効果」は、文字通り「リバースした場合」を発動条件とする誘発効果を指す。

「リバースモンスターの効果」は、リバースモンスターに分類されるモンスターそれぞれが持っている効果の全てを指している。
例えば、《ニュート》はリバースした場合に発動する(1)の効果と、戦闘破壊された場合に発動する(2)の効果を持っているが、「リバースした場合に発動する誘発効果」は(1)のみ、「リバースモンスターの効果」は(1)と(2)の両方を指す。
よって、《王宮の号令》等では(1)だけでなく(2)の効果も無効化できる。
逆に言えば、「リバースした場合に発動する誘発効果」を持っていてもリバースモンスターに分類されていない《スノーマンイーター》等の効果はいずれも無効化できない。

リバースモンスターには上級・最上級モンスターも少数ながら存在するが、全体的にはステータスが低い下級モンスター中心となっている。
第９期に《シャドール・ビースト》が登場するまでの12年半にわたり、最高攻撃力がレベル４の《ニュート》（1900）であった程である。
現在の最高攻撃力はレベル11の《サブテラーマリス・エルガウスト》及びレベル12の《サブテラーマリス・バレスアッシュ》(3000)、次点はレベル９の《影依の炎核ヴォイド》(2900)である。
最高守備力はレベル９の《禁忌の壺》・《サブテラーマリス・ボルティニア》・《機怪神エクスクローラー》(3000)である。
攻守の合計ではレベル９の《影依の炎核ヴォイド》（5800）が単独トップとなる。

「高レベル＋リバースモンスター」を多数擁するカテゴリであるサブテラーマリスが登場したことにより、数値の上位陣の顔ぶれはそれまでから大きく塗り替えられることとなった。

2023年10月現在、恐竜族・魚族・幻竜族・サイバース族・幻神獣族・創造神族にはリバースモンスターが存在しない。
また、最も数が多いのが魔法使い族で、次点が悪魔族、３番手を爬虫類族・昆虫族・獣族・戦士族らで争っている。
総種族数に対するリバースモンスターの割合で言えば、爬虫類族はワームの影響もあり全種族中ナンバー１であり、昆虫族もクローラーをはじめ第１期の頃からリバースモンスターを多く擁するため高い割合を誇る。
属性面では上記の種族ゆえに、地属性モンスターと闇属性モンスターがリバースモンスターの半数以上を占めている。

初期から登場していたが、リバースモンスターのサポートカードは殆どなく、その割にメタカードは２桁に近い数が登場しており、ほぼデメリットに近い分類だった。
それでも効果の強力さや裏側守備表示を除去する手段が少なかった事もあって採用されていたが、《スノーマンイーター》等の「リバースモンスターではないリバースした場合の誘発効果を持つモンスター」が環境で活躍すると、リバースモンスターは実質それらの下位互換のような印象を一層強く背負わされた。
第９期に入って占術姫などのサポートカードが増加したことにより、長らくの不遇から脱している。

マスタールール２まではリバース効果モンスターという名称だった。
リバース効果モンスターがリバースした場合に発動する効果は、誘発効果ではなくリバース効果という独自の分類を持っていた。
また、《素早いビッグハムスター》などのような任意の効果でも強制的にチェーンブロックが作られ、発動時にその効果を適用するかしないかを選択していた。
なお、エラッタ前の《ツインヘッド・ケルベロス》等のテキストでは「リバースモンスター」と書かれていた。

マスタールール３以降、リバース効果という分類は誘発効果に統合されたが、「リバース効果モンスター」を指定する効果が存在するため、リバース効果モンスターは「リバースモンスター」として存続された。

初期は「効果モンスターと言えばリバースモンスター」と言っても過言ではないほど効果モンスターの大半を占めていた。
《タイム・ボマー》等、無理にリバース効果にされたような効果モンスターも多く存在する。

「サイクル・リバースモンスター」と呼ばれるモンスター群も存在するが、これは何度もリバースできるという特徴から名付けられた俗称である。
よって、これに当てはまるからといってリバースモンスターであるとは限らないどころか、初めて登場したPharaonic Guardian －王家の守護者－からサブテラーマリスが登場するEXTRA PACK 2017まで15年半もの間リバースモンスターは存在しなかった。

原作・アニメにおいて―
原作及びアニメ5D's以前は表側守備表示での召喚が可能だったこともあってか、全体的に登場頻度はあまり多くない。
それでもアニメDMの頃はたまに見られていたが、アニメGXや5D'sでは殆ど見られなくなっていた。
ZEXAL以降はOCGと同じく表側守備表示での召喚ができなくなったため、一時期よりは出番が増加している。
中でも、アニメ・漫画ZEXALの表裏徳之助、ARC-Vの方中ミエル、VRAINSの財前晃は、リバースモンスターを主軸としたデッキを使用している。
とは言え、劇中設定でも見かける事は少ないようであり、VRAINSではAiから「リバースモンスターデッキは珍しい」と言及されている。

アニメDMでは「裏側守備表示のモンスター=リバースモンスター」という意味合いでこの名称が使われることがしばしある。

アニメGXの「十代vs神田」戦で神田が使用した「クイズ・パネル」と名のついたモンスターは効果欄に【リバース】と書かれていた。

漫画ZEXAL特別編における「遊馬vsカイト」戦において、カイトが上記と同様に裏側守備表示のモンスターのことを「伏せ(リバース)モンスター」と呼んでいる。

現在までに未OCG化のリバースモンスターがアニメDMには１体、アニメGXには11体、アニメZEXALには３体存在している。
DM《アシニグライ》
GX《クイズ・パネル・オシリスの１０》・《クイズ・パネル・オシリスの２０》・《クイズ・パネル・オシリスの３０》・《クイズ・パネル・オベリスクの１０》・《クイズ・パネル・オベリスクの２０》・《クイズ・パネル・オベリスクの３０》・《クイズ・パネル・ラーの１０》・《クイズ・パネル・ラーの２０》・《クイズ・パネル・ラーの３０》・《発泡美人シャンパーヌ》・《レベルポッド》
ZEXAL《ウラウータン》・《ハリセンボーン》・《パンチ・フレイムザウルス》

アニメZEXALではサポートカードとして通常魔法《ウラの書》が登場している。

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リバースモンスターメタ †

―その他

《デス・デーモン・ドラゴン》

《王宮の号令》

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その他 †

―リバースした場合の効果を発揮させる事なくモンスターを除去するカード

伏せ除去を参照。

―リバースモンスターに分類されないが、リバースした場合に誘発効果を発動するカードについては、リバースしたを参照。

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FAQ †

Ｑ：《抹殺の使徒》等に記載のあるリバース効果モンスターとはどういったモンスターを指しますか？
Ａ：リバースモンスターとは、以前のカードでは『リバース：』と表記のあるものであり、近日中に発売されたカードに関しては『「種族／リバース／効果」』と表記されているモンスターの事です。(14/03/27)

Ｑ：「《玄武の召喚士》と他にモンスターがいない時の《ブレイドナイト》」「《玄武の召喚士》と手札から墓地へ送られた《深淵の暗殺者》」それぞれの効果との関係はどうなっていますか？
Ａ：《ブレイドナイト》に戦闘破壊される場合《玄武の召喚士》の効果は無効になり、《深淵の暗殺者》の効果で《玄武の召喚士》を手札に加えることができます。(14/04/14)

Ｑ：リバースモンスターがリバースした後、効果処理時に非公開情報となった場合について。
　　以下の場合、リバースモンスターの効果は発動しますか？

チェーン１《皆既日蝕の書》、チェーン２《砂漠の光》とチェーンが組まれ、リバースモンスターがリバースした後裏側表示になった場合。(17/07/23)
チェーン１《強制脱出装置》、チェーン２《砂漠の光》とチェーンが組まれ、リバースモンスターがリバースした後手札に戻った場合。(17/07/23)
チェーン１《強制退出装置》、チェーン２《砂漠の光》とチェーンが組まれ、リバースモンスターがリバースした後デッキに戻った場合。(17/07/23)

Ａ：発動しません。(17/07/23)

Ｑ：裏側表示のリバースモンスターが同一チェーン上で２回リバースした場合、そのリバースモンスターの効果は２回発動できますか？
Ａ：調整中。(20/12/18)

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リバースした場合にモンスターを破壊する効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合に魔法・罠カードを破壊する効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合にカードを破壊する効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合にカードを除外する効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合にカードをバウンスする効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合にコントロールを変更する効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合に表示形式を変更する効果を持つカード †

リバースした場合にサルベージ・蘇生を行う効果を持つリバースモンスター †

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リバースした場合にドロー・ハンデスを行う効果を持つリバースモンスター †

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リバースした場合に回復・バーンを行う効果を持つリバースモンスター †

リバースした場合に上記以外の効果処理を行うリバースモンスター †

リバース時に発動しない、リバースに関する効果を持つリバースモンスター †

リバースと関係のないモンスター効果を持つリバースモンスター †

リバースモンスターに関連する効果を持つカード †

リバースモンスターが効果に関係するカード †

素材にリバースモンスターを指定するモンスター †

リバースモンスターメタ †

その他 †

関連リンク †

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