カードの処理について記述したテキストのうち、効果として扱われない記述の事。(非公式用語)
召喚制限や特殊召喚モンスターの召喚条件、素材・用途制限、維持コスト、特殊勝利条件などが該当する。
そのカード専用の「ルール」とも言える。
(遊戯王OCGパーフェクトルールブック p153より引用)
《クリッター/Sangan》 効果モンスター 星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。 このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。
効果外テキストには様々なものがあるが、その中でも代表的な物を列記する。
カードの特徴や性質を生かすため、元々のカード名単体では該当するカード名やカテゴリに含まれないが、それらに含まれるようにルール上の扱いを示したもの。
「ルール上カード名が変わる」カードは、デッキ構成では元々のカード名が異なっても同名カードは3枚までの制限を受ける(《海》や《海》扱いとなる《伝説の都 アトランティス》などは合わせて合計3枚まで)。
近年登場したカードでは、使われる場面を想定したデザインもあってか、カード名では該当しなくても効果外テキストで該当カテゴリに含まれるようにされているものもある。
その例として《超重忍者サルト−B》の場合は、元々のカード名で忍者のカテゴリ扱いだが、効果外テキストにより超重武者のカテゴリとしても扱われている。
他にも英語名の表記で、日本語版とのカード名における矛盾を解消するために、TCG側でこのようなテキストが設けられる例もある(英語名でトゥーンが含まれない《トゥーン・ドラゴン・エッガー/Manga Ryuran》など)。
《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》 フィールド魔法 このカード名はルール上「海」として扱う。 (1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。 (2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。
《超重荒神スサノ−O/Superheavy Samurai Warlord Susanowo》 シンクロ・効果モンスター 星10/地属性/機械族/攻2400/守3800 機械族チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上 このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。 (1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。 その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。 (2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、 相手の墓地の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを自分フィールドにセットする。 この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。 この効果は相手ターンでも発動できる。
効果外テキストのうち、特殊召喚モンスターやその他の効果モンスターをフィールドに通常召喚、または特殊召喚するための条件。
本Wiki内では主に特殊召喚モンスターについて用いられることが多いが、公式用語としては特殊召喚モンスターでなくとも「このカードは特殊召喚できない」というテキストは召喚条件にあたり、召喚条件を無視できるカードを使えば特殊召喚できる。
当項目ではWiki内での表記としての特殊召喚モンスターの召喚条件について説明する。
《ギガンテス/Gigantes》 特殊召喚・効果モンスター 星4/地属性/岩石族/攻1900/守1300 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地から地属性モンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。 (1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。 フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。メインデッキの特殊召喚モンスターだけでなく、エクストラデッキに投入される融合モンスター・シンクロモンスター・エクシーズモンスターも特殊召喚モンスターの一種である。
《XYZ−ドラゴン・キャノン/XYZ-Dragon Cannon》 融合・効果モンスター 星8/光属性/機械族/攻2800/守2600 「X−ヘッド・キャノン」+「Y−ドラゴン・ヘッド」+「Z−メタル・キャタピラー」 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ、 エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 このカードは墓地からの特殊召喚はできない。 (1):手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 その相手のカードを破壊する。なお効果外テキストによる特殊召喚モンスターの特殊召喚は、全て条件による特殊召喚」(チェーンブロックを作らない特殊召喚)である。
効果外テキストのうち、召喚・特殊召喚の方法を制限するもの。
本Wiki内では主に「特殊召喚モンスター以外で通常召喚、特殊召喚の方法を制限するもの」に用いられる用語だが、召喚条件の項目にあるように、公式用語としては召喚条件に含まれる。
当項目では特殊召喚モンスター以外の召喚条件について説明する。
以下のような「特殊召喚できない」テキストが代表的な召喚制限だが、ゴーストリックのように表側表示での召喚を制限するもの、《タツノオトシオヤ》のように特殊召喚の方法を制限するものなどもある。
《BF−極北のブリザード/Blackwing - Blizzard the Far North》 チューナー・効果モンスター 星2/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 0 このカードは特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
効果外テキストのうち、効果ないしカードの発動条件を示した物。
「《カード名》の効果は1ターンに1度しか使用できない」「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない」等の、同名カード全体に渡る発動条件に限り、丸番号なしの効果外テキスト部分に記載される。
《熱血獣士ウルフバーク/Coach Soldier Wolfbark》 効果モンスター 星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200 「熱血獣士ウルフバーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の墓地の獣戦士族・炎属性・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
効果外テキストのうち、ディフォーマーやデュアル等、特定の条件下でのみ効果を得るカードの、効果の獲得条件を示した物。
扱いとしては効果外テキストではあるものの、文脈の都合上丸数字の後に記載される事が多い。
例えば以下の《E・HERO アナザー・ネオス》の場合、(1)は分類されない効果、(2)は再度召喚して効果モンスターとなる部分までが効果外テキスト、●以降は永続効果という扱いとなる。
《E・HERO アナザー・ネオス/Elemental HERO Neos Alius》 デュアル・効果モンスター 星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300 (1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、 通常モンスターとして扱う。 (2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを 通常召喚としてもう1度召喚できる。 その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードはモンスターゾーンに存在する限り、 カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。
効果外テキストのうち、一定のコストを支払わないと自壊する処理を示した物。
維持に必要なコストには、ライフポイントを払う、リリースを行う、手札を公開するなどがある。
詳細は維持コストを参照。
《プレデター・プランター/Predaponics》 永続魔法 このカードのコントローラーは、自分スタンバイフェイズ毎に800LPを払う。 またはLPを払わずにこのカードを破壊する。 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 自分の手札・墓地からレベル4以下の「捕食植物」モンスター1体を選んで特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
効果外テキストの内、特殊勝利の条件を示した物。
特殊勝利に関するテキストは例外なく効果外テキストである。
よって特殊勝利は条件を満たすと同時にチェーンを作ることなく成立し、あらゆる効果によって無効にできない。
もちろん、特殊勝利条件を満たすための効果(下記の《ウィジャ盤》なら(1)の効果)を無効にする事で間接的に特殊勝利を妨害することは可能である。
詳細は特殊勝利を参照。
《ウィジャ盤/Destiny Board》 永続罠 このカードと「死のメッセージ」カード4種類が 自分フィールドに揃った時、自分はデュエルに勝利する。 (1):相手エンドフェイズにこの効果を発動する。 手札・デッキから、「死のメッセージ」カード1枚を 「E」「A」「T」「H」の順番で自分の魔法&罠カードゾーンに出す。 (2):自分フィールドの「ウィジャ盤」または「死のメッセージ」カードがフィールドから離れた時に 自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードは全て墓地へ送られる。
―以下はそれぞれリンク先のページを参照
―自身を特定の素材の代わりにできる
―条件を満たしたとき、何らかの処理を行う