剣や拳など、白兵で戦うモンスターたちの種族で、多くのモンスターが人型である。
全種族中ナンバーワンの数を誇り、大会賞品限定4種・日本未発売3種を含まず、幻の「カオス・ソルジャー」GETキャンペーンまでで1051種類が登場している。
属性別では闇属性206体、光属性249体、地属性364体、水属性54体、炎属性115体、風属性63体。
神属性を除く6つの属性全てに50種類以上のモンスターが属しているのはこの種族だけである。
優秀な効果やステータスを持つ下級モンスターを数多く擁しており、特に特殊召喚効果による展開力の高さが魅力。
《ジャンク・シンクロン》・《切り込み隊長》・《ゴブリンドバーグ》などのほかのモンスターを特殊召喚できるものや、《フォトン・スラッシャー》・《マジック・ストライカー》・《不死武士》などの自身を特殊召喚できるカードが豊富である。
それら下級戦士族は全て《増援》でサーチできるのも強みであり、加えて《戦士の生還》で条件なしでサルベージが可能なのも魅力。
その《増援》は09/03/01で制限カードに指定されてしまったが、《魔装戦士 ドラゴディウス》や《聖騎士の追想 イゾルデ》も登場し、いまだに「サーチに優れた種族」という印象は強い。
シンクロモンスターやエクシーズモンスターにも強力なものが多く、また上記した展開力のあるカード群によりそれらに繋ぎやすい。
また、魔法使い族によりサポートされるカードもそこそこの数が存在する。
単体性能の高さとサポートカードの豊富さにより、【戦士族】のみならず多くのビートダウンで活躍している。
かつては上級モンスターが攻撃力・汎用性共に乏しく全体の打点の低さが悩みの種だったが、第6期以降はシンクロモンスターやエクシーズモンスターが大幅に増加し、現在では全種族でも有数の決定力を持つ種族となっている。
現にシンクロモンスターの数はドラゴン族・機械族に次ぐ数を擁し、エクシーズモンスターに至っては最多を誇る。
特にランク4エクシーズモンスターの《機甲忍者ブレード・ハート》と《H−C エクスカリバー》は高い決定力を持ち、【戦士族】全般の地力を支えているカードである。
カテゴリ単位でも比較的優秀なものが多い。
大御所にして一大派閥のHEROはその筆頭で、制限カード期にも戦術の核を担えたほどのパワーカードである《E・HERO エアーマン》を始めとして優秀なカードを多数擁する。
特に【E・HEROビート】は時期によって様々な戦術を取り入れる柔軟性に長け、《デュアルスパーク》、属性融合召喚、《E・HERO バブルマン》を軸としたエクシーズ召喚、M・HEROと、複数の派生デッキが環境に顔を出している。
《デステニー・ドロー》を擁する【D−HERO】も、風変わりなコンボで環境に一石を投じた。
戦士族らしくサーチと展開力に特化したテーマデッキでは、【六武衆】・【テラナイト】・【剛鬼】などが世界大会レベルで活躍を見せている。
変わったところでは、墓地からの除外でコンボに繋げる【幻影騎士団】なども環境で活躍している。