遊戯王OCGの歴史

各時代に流行ったカードデッキについては「デッキ・カードプールの変遷」の項を参照のこと。

第1期(1999年〜2000年)

 カードの特徴:
 カード名属性が記された枠の長さが今と比べて短い(イラストの幅とほぼ同じ)。
 イラストの右下にカードナンバーが無い。
 偽造対策用のカード右下の銀色加工が施されていない。
 テキスト枠が今と比べて太い。
 モンスターカードは、今と比べて攻撃力守備力の欄が大きい(テキスト欄とほぼ同じ大きさ)。
 魔法カード罠カードのアイコンが存在しなかったため、通常魔法装備魔法通常罠永続罠カウンター罠の区別が難しかった。
 (フィールド魔法儀式魔法には、「魔法カード・フィールド」、「魔法カード・儀式」と明記されており、永続魔法速攻魔法はまだ存在しなかった)

第2期(2000年〜2002年)

 カードの特徴:
 カード名属性が記された枠が長くなった。
 イラストの右下に「○○−○○」とカードナンバーが登場。
 テキスト枠が細くなった。
 モンスターカードは、「攻撃力守備力」が「攻・守」となりテキスト欄が大きくなった(大体、テキスト欄が攻撃力守備力の欄の2倍の大きさ)。
 テキスト欄の右下に偽造防止の為、特殊加工のホログラフも登場。
 開始直後にチェーンの概念が制定され、ルールが整えられた。
 さらに永続魔法速攻魔法が誕生した。
 他にも魔法・罠カードにアイコンが採用され、区別がわかりやすくなった。

第3期(2002年〜2004年)

 カードの特徴:
 イラストの右下にあるカードナンバーは「○○○−○○○」。
 「世界統一フォーマット」となった。
 それによりイラスト欄が縮小されたが、代わりにテキスト欄が大幅に拡大された。
 モンスターカードは、欄がひとつになり「攻撃力守備力」は一番下に「ATK/DEF」で表されるようになった。
 魔法・罠カードの効果テキストの文字もサイズダウンされ、大量の記述が可能になった。
 また、魔法(まほう)カードの表記が、「魔法(マジック)カード」になった(第3期途中には元に戻った)。

第4期(2004年〜2006年)

 カードの特徴:
 イラストの右下のカードナンバーは「○○○−JP○○○」となり、JPの部分は国コードで国ごとに区別がつくようになった(JP=日本 KR=韓国 EN=ワールドワイド英語 SP=スペイン FR=フランス IT=イタリア)。
 全60種類になり、スーパーレア以上には全てアルティメットレア仕様が存在するようになった。
 パック収録では、サーチ防止も兼ねてパラレルレアシークレットレア、再録カードは廃止される。
 カードの体裁は変化なし。  第3期の「世界統一フォーマット採用」が継続しているものとも取れる。

第5期(2006年〜2008年)

 カードの特徴:
 イラストの右下のカードナンバーは「○○○○−JP○○○」。

第6期(2008年〜2010年)

 カードの特徴:
 イラストの右下のカードナンバーは第5期と同様「○○○○−JP○○○」で変化なし。
 シンクロモンスター(白枠)の登場により、モンスターカードの一部のレアリティに見られた白いルビがなくなり、モンスターカードのルビは黒色に統一された。
 また、第6期の中頃からはゴールドレアも登場している。

 遊戯王OCGは10年目を迎えた。
 新エキスパートルールに代わり、新たにマスタールールが制定。
 商品名称も「遊戯王ファイブディーズOCG」に変更される。

 アーケードゲーム機の「DUEL TERMINAL」も稼働。

第7期(2010年〜2012年)

 カードの特徴:
 イラストの右下のカードナンバーは第6期と同様「○○○○−JP○○○」で変化なし。
 上部の余白が少し狭くなりテキスト欄が少し拡大し、効果テキストの文字もサイズダウンされ、第6期までと比べて大量の記述が可能になった上、テキスト欄の背景色も従来より明るくなり、テキストが読み取りやすくなった。
 また、レアリティの仕様も少し変化し、アルティメットレアテキストカードの外側の枠にもレリーフ加工が施されるようになり、レアは文字色の加工が金色に近くなっている。

第8期(2012年〜2014年)

 カードの特徴:
 イラストの右下のカードナンバーは第7期と同様「○○○○−JP○○○」で変化なし。
 イラスト枠が若干大きくなり、カード名イラストの間のレベルランク、効果アイコンの余白が少なくなっている。
 また、テキストの短いカードテキストの文字が大きく記述され、読み取りやすくなった。

第9期(2014年〜2017年)

 カードの特徴:
 レベルランクの☆表示が少し小さくなり、窮屈な印象が軽減された。
 イラストの右下のカードナンバーは第8期と同様「○○○○−JP○○○」で変化なし。
 テキストでは、一部の用語は省略した形で表記されるようになり、より多くの記述が可能となった。
 また、1つ1つの効果に番号が振られるなど、分かりやすくするための工夫もなされている。

 Vジャンプでのレアリティの表記方法が変更された。

 マスタールール2に代わり、マスタールール3が制定。
 商品名称も「遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム」に変更された。

第10期(2017年〜2020年)

 カードの特徴:
 フォーマットは第9期からほぼ変更なしだが、通常モンスターテキスト種族等の表記が【○○族/通常】となった。
 細かい変更点としては、カード名が記されている枠のデザインが若干変更されており、カードの縁の内側にも薄っすらと、カード名が記されている枠と同様の枠が追加されている。
 また、ウルトラレア仕様とスーパーレア仕様は星と属性にもホイル加工が施されるようになった。
 更に細かい変更点としては、カード右下の偽造防止用のホログラムにこれまではYU-GI-OH!とウジャト眼のマークが浮かび上がっていたが、小さい星のようなマークが追加された。
 マスタールール3に代わり、新マスタールールが制定。
 商品名称は「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」に原点回帰した。

第11期(2020年〜2023年)

 フォーマットは第10期から変更なし。
 但し、カードの下端のコピーライト表記が遊戯王ラッシュデュエルと同じ表記の「スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI」となった。
 アルティメットレアホログラフィックレアコレクターズレアの仕様が大きく変更された。
 新マスタールールに代わり、マスタールール(11期)が制定。
 また、ルール改訂に伴う処理内容の変更(裁定変更)が行われた。
 商品名称も引き続き「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」。

第12期(2023年〜)

 効果テキストの表記の見直しがされ、全体的にテキストの文字数を減らす傾向が見られた(例:除外されている→除外状態)。
 商品名称も引き続き「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」。

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