*《&ruby(じゃしん){邪神};ドレッド・ルート/The Wicked Dreadroot》 [#top]
 効果モンスター
 星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
 このカードは特殊召喚できない。
 自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 このカード以外のフィールドのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。

 [[Vジャンプ(2005年6月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2005]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[三邪神]]の一体で、3体[[リリース]]でしか[[通常召喚]]できない[[召喚ルール効果]]、この[[カード]]以外の[[フィールド]]の全[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を半分にする[[永続効果]]を持つ。~
 [[三邪神]]の一体であり、[[三邪神]]共通の[[召喚制限]]とこの[[カード]]以外の[[フィールド]]の全ての[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を常に半分にする[[永続効果]]を持つ。~

 この[[カード]]の長所は何といっても、[[《オベリスクの巨神兵》]]、[[《幻魔皇ラビエル》]]等に匹敵するほどの高[[ステータス]]、そしてそれに噛み合った[[永続効果]]だろう。~
//元が4000もあるので効果がなくても大概の相手には勝てる。噛み合ってはいないだろう
//ステ半減は高攻撃力による相手モンスターへの一撃をさらに重くできるということでもある
 あらゆる[[モンスター]]の戦闘力を永続的に半減させるため、こと[[戦闘]]に関しては無類の強さを誇る。~
 自身の[[効果]]が有効な限り、[[攻撃力]]・[[守備力]]上昇[[効果]]はほとんど意味を成さない。~
 [[攻撃力]]・[[守備力]]の両方を引き下げるため、[[攻撃表示]]の[[モンスター]]はもちろん、[[貫通]][[効果]]を付与すれば[[守備表示]]の[[モンスター]]に対しても多大な[[戦闘ダメージ]]を狙える。~
 また後述するが、この永続的な[[ステータス]]半減[[効果]]には[[特殊裁定]]と思しき処理が存在しており、圧倒的な制圧力をもたらしている。~
 副次的なメリットとして、相手の[[《奈落の落とし穴》]]を腐らせたり、自分の[[《連鎖除外》]]の範囲を広げたりもできる。~
 [[《冥界の魔王 ハ・デス》]]と併用することで[[相手]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]化、[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]の[[効果]]を[[使用]]すれば、[[攻撃力]]4000で[[2回攻撃]]が可能。~
 [[通常召喚]]には3体の[[リリース]]が必要なうえ、[[特殊召喚]]もできないため非常に[[重い]]。~
 [[リリース]]確保手段としては、[[闇属性]]ゆえに[[《終焉の焔》]]が使える。~
 3体分の[[リリース]]に使える[[《神・スライム》]]を[[《メタル・リフレクト・スライム》]]などから出してもいいだろう。~
 その他、展開力のある[[カテゴリ]]や[[ペンデュラム召喚]]などの力を借りれば3体の[[リリース]]を揃える事は難しくない。~
 また、[[召喚条件]]を無視できる[[《幻魔の召喚神》]]ならば[[特殊召喚]]も可能であり、この点においては他の[[三邪神]]に無い利点である。~

 ただし、[[特殊召喚]]できず、[[召喚]]には3体の[[リリース]]が必要なため、非常に[[重い]]。~
 また、単純な[[戦闘]]にこそ強いが、[[カードの効果]]への[[耐性]]は一切なく、更に[[蘇生]]も[[帰還]]もできない。~
 [[攻撃力]]・[[守備力]]共に4000もある上に、[[効果]]によって自身以外の全[[モンスター]]の[[ステータス]]を半減する。~
 [[最上級モンスター]]クラスの[[ステータス]]でも[[下級モンスター]]並にまで引き下げ、[[攻撃表示]][[モンスター]]を殴れば概ね2000以上の[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~
 [[永続効果]]によって[[弱体化]]を行うため、[[起動効果]]への防御手段を持つ高[[攻撃力]]の[[制圧]][[モンスター]]も一方的に[[戦闘破壊]]することが可能。~
//さらに特殊な[[永続効果]]の処理によってによって、[[攻撃力]]・[[守備力]]上昇[[効果]]はほとんど意味を成さなくなってしまう。~
//後述するが、この永続的な[[ステータス]]半減[[効果]]は珍しい処理をするため、[[制圧]]力が高い。~
//半減させる効果以外の増減を計算し、最後に半減させる処理が入るだけなので、上昇効果は別に無意味にならない
 [[戦闘]]での強さから[[貫通]][[効果]]や[[2回攻撃]]など[[戦闘ダメージ]]を増加させる[[効果]]との相性は非常によく、多大な[[戦闘ダメージ]]を狙える。~
 副次的な[[メリット]]として、[[相手]]の[[《奈落の落とし穴》]]を腐らせたり、[[自分]]の[[《連鎖除外》]]の範囲を広げたりもできる。~

 [[戦闘破壊]]される可能性は低いが、[[カードの効果]]への[[耐性]]は一切ない。~
 あっさりと[[除去]]されては大きな[[ディスアドバンテージ]]を負うため、[[耐性]]付与手段が必須である。~

 運用時は短時間で[[リリース]]を大量確保する手段はもちろん、この[[カード]]を守りつつ戦う動きを要求される。~
 [[リリース]]確保手段としては、[[闇属性]]ゆえに[[《終焉の焔》]]が使える。~
// [[《冥府の使者ゴーズ》]]のように、[[アドバンス召喚]]に利用できる[[トークン]]を生成し、奇襲性に富み、[[悪魔族]]のサポートを受けられる、相性の良い[[カード]]を採用すると良いだろう。~
 その他、展開力のある[[カテゴリ]]や[[ペンデュラム召喚]]などの力を借りれば3体の[[リリース]]を揃える事は難しくない。~
 [[耐性]]付与[[カード]]としては[[《神縛りの塚》]]が特に使いやすい。~

-「3体を[[リリース]]した場合のみ[[通常召喚]]できる」ので、[[リリース]]なしで[[通常召喚]]を行う[[《死皇帝の陵墓》]]は使用できない。~
一方、[[通常召喚]]には[[召喚]]だけでなく[[セット]]も含まれるので、[[三幻神]]などと異なり[[裏側守備表示]]での[[セット]]も可能である。~
これらは[[三邪神]]全てに共通する裁定である。~
これらは[[三邪神]]全てに共通する[[裁定]]である。~

-''この[[カード]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を半分にする[[効果]]は、あらゆる攻守変動[[効果]]の処理を行った最後に[[適用]]する''。~
攻守を変化する[[効果]]が[[適用]]されている後からこの[[カード]]を出した場合、あるいはこの[[カード]]が存在する時に攻守を変化する[[効果]]を[[発動]]した場合も同様。~
-''この[[カード]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を半分にする[[効果]]は、あらゆる[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]変動[[効果]]の処理を行った最後に[[適用]]する''。~
[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]を指定された値に変化させる[[効果]]([[攻撃力]]を100にする[[効果]]など)が[[適用]]されている後からこの[[カード]]を出した場合、あるいはこの[[カード]]が存在する時に[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]を指定された値に変化させる[[効果]]を[[発動]]した場合も同様である。~
つまり、まずこの[[カード]]以外の[[効果]]で現状の[[攻撃力]]・[[守備力]]を計算し、最後にこの[[カード]]の[[永続効果]]でその数値を半分にするのである。~
//これにより、攻守半減後に再度[[攻撃力]]を上昇させるといった戦術自体を封殺できる。~
これにより下記の[[《ブラック・ガーデン》]]のように、「現在の値を参考にして攻守を指定の値に変える」[[効果]]の処理が複雑になるので注意が必要である。~
//これにより、[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]半減後に再度[[攻撃力]]を上昇させるといった戦術自体を封殺できる。~
//封殺してない

--例外として[[《オプション》]]は半減しない。~
//どう見ても難しい処理だから注意は必要だろ。
--[[攻撃力]]・[[守備力]]を増減させる[[効果]]は、一度本来の数値に戻してから計算する。~
例えば《邪神ドレッド・ルート》と[[《オシリスの天空竜》]]が存在するときに[[攻撃力]]4000の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する場合、[[特殊召喚に成功した]]時点では「[[攻撃力]]2000の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]した」という扱いになる。~
ここで[[《オシリスの天空竜》]]の[[効果]]が[[発動]]するが、この[[効果処理時]]には「(本来の数値である)4000-2000=2000」という計算を行うことになる。~
そして2000となった後で《邪神ドレッド・ルート》の[[永続効果]]が[[適用]]され、その[[モンスター]]は[[攻撃力]]1000となる。~
[[特殊召喚に成功した]]時点の数値2000から2000をマイナスし0となるため[[破壊]]、とはならないので注意。~
---なお、下記の[[《ブラック・ガーデン》]]のように[[攻撃力]]・[[守備力]]を指定の値に変化させる[[効果]]では通常通り、値を戻さずに計算する。~

--同じような「あらゆる[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]変動[[効果]]の処理を行った最後に[[適用]]する」[[効果]]が重なった場合の[[裁定]]は[[特殊裁定]]になるものがほとんどである。~

---例1:[[《オプション》]]は半減しない。~
(ただし[[《超時空戦闘機ビック・バイパー》]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]が半分になるため、結果として[[《オプション》]]自身の[[攻撃力]]・[[守備力]]も半分になる)~

--この特殊な処理ゆえに、純粋な[[戦闘]]で[[《邪神アバター》]]を倒せる数少ない[[モンスター]]でもある。~
[[《邪神アバター》]]と《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]による[[攻撃力]]確定は同じタイミングであり、この2体が同時に存在する場合は、特殊処理により後から出された方の[[効果]]が後に[[適用]]される。~
そのため、後からこの[[カード]]を[[召喚]]すれば、[[《邪神アバター》]]の[[効果]]よりも《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が後に[[適用]]され、[[戦闘破壊]]が可能となるのである。~
---例2:[[《邪神アバター》]]と《邪神ドレッド・ルート》が同時に存在する場合~
この特殊な処理ゆえに、純粋な[[戦闘]]で[[《邪神アバター》]]を倒せる数少ない[[モンスター]]の一体でもある。~
[[《邪神アバター》]]と《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]による[[攻撃力]]確定は同じタイミングであり、この2体が同時に存在する場合は、特殊処理により後から出された方の[[効果]]が最後に[[適用]]される。~
そのため、後からこの[[カード]]を[[召喚]]すれば、[[《邪神アバター》]]の[[効果]]よりも《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が後に[[適用]]され、[[戦闘破壊]]が可能となる。~
[[効果]]の処理が普通の処理とは違うため、詳細は[[FAQ>#faq]]参照。~

--[[《ブラック・ガーデン》]]があると非常にややこしい事になる。~
([[《ブラック・ガーデン》のFAQ>《ブラック・ガーデン》#faq]]参照)~
解釈としては「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が[[適用]]される前にこの[[カードの効果]]で[[攻撃力]]が半分になる」→「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が[[適用]]され[[モンスター]]の[[攻撃力]]は合わせて4分の1になる」→「この[[カードの効果]]は他の[[カード]]によって能力値が変化した時に再度[[適用]]されるので更に半分になる(つまり、最終的に8分の1になる)」だろうか。~
--[[《ブラック・ガーデン》]]が同時に存在する場合、処理が非常にややこしい事になる。~
([[《ブラック・ガーデン》のFAQ>《ブラック・ガーデン》#faq]]も参照)~
「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が[[適用]]される前にこの[[カードの効果]]で[[攻撃力]]が半分になる」~
→「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が[[適用]]され[[モンスター]]の[[攻撃力]]は合わせて4分の1になる」~
→「この[[カードの効果]]は他の[[カード]]によって能力値が変化した時に再度[[適用]]されるため再度半分になり、最終的に8分の1になる」~
[[1ターンキル]]級の[[攻撃力]]さえ下級[[リクルーター]]以下に引き下げられてしまうため、この[[カード]]以外の[[モンスター]]がまともに[[戦闘]]を行うこと自体が困難になる。~
[[《ブラック・ガーデン》]]の生み出す[[トークン]]を[[リリース]]に使う事もできるので、投入を検討してみてもいいかもしれない。~

-仮にこの[[カード]]を真っ向から[[戦闘破壊]]しようとした場合、実質8000以上の[[攻撃力]]が必要になる。~
[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]や[[《混沌幻魔アーミタイル》]]のようなごく一部の例外を除けば、まず超えることは不可能な値である。~
[[《万物創世龍》]]や[[《混沌幻魔アーミタイル》]]のようなごく一部の例外を除き、まず超えることは不可能な値である。~
高[[攻撃力]]の[[モンスター]]にとって脅威となる[[《オネスト》]]や[[《収縮》]]を使った場合ですら4000以上の基本[[攻撃力]]が必要になるため、ほとんどの[[戦闘]]補助[[カード]]は1枚では焼け石に水としか言いようがない。~
//おまけに[[発動]]前の[[攻撃力]]より低い上昇値しか上げられない場合、[[発動]]前の[[攻撃力]]よりも下回ってしまう。~
//下回るのは現在の攻撃力を上書きする効果の場合であって、単に上昇させる効果なら上昇値が半分になるだけで下がったりはしない。
[[戦闘破壊]]を狙う場合は、何らかの形で《邪神ドレッド・ルート》の[[攻撃力]]をできる限りのところまで下げ、高[[攻撃力]]の[[モンスター]]で突破するのが望ましい。~

--[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]はその[[効果]]でこの[[カード]]の[[攻撃力]]を2000にしつつ[[攻撃力]]を2250にアップでき、単体で《邪神ドレッド・ルート》を[[戦闘破壊]]できる数少ない[[モンスター]]である。~
また、この[[カード]]の[[攻撃力]]を固定値まで下げることができる[[《魔界の足枷》]][[《墓地墓地の恨み》]]はこの[[カード]]の天敵である。~
//(2500+2000)÷2=2250となる
--現実的な突破方法としては、この[[カード]]の[[攻撃力]]を固定値まで下げる事が挙げられる。~
[[攻撃力]]を100にする[[《魔界の足枷》]]や、0にする[[《墓地墓地の恨み》]]を使えば、弱小[[モンスター]]でも突破可能となる。~

-「ドレッド・ルート」とは「恐怖の根源」の意。~
-「ドレッド(dread)」は恐怖、「ルート(root)」が根や根源を意味するので、「ドレッド・ルート」で「恐怖の根源」という意味になる。~
--[[ステータス]]半減[[効果]]は、この[[モンスター]]によって齎される恐怖に他の[[モンスター]]達が竦み、本来の実力を発揮できなくなる、ということだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
「遊戯王R」において登場した、三体の[[幻神獣>三幻神]]と対を成す存在である[[三邪神]]の1体。~
原作では[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]を半分にする[[効果]]だった。~
初登場は「遊戯vs月行(夜行が操作)」戦。~
初登場は「闇遊戯vs月行(夜行が操作)」戦で月行(夜行)が使用。~
[[《召喚僧サモンプリースト》]]によって[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]され、自身の[[効果]]により[[《稲妻の剣》]]を装備した[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]の[[攻撃力]]を半減させ[[戦闘破壊]]した。~
更に[[強化]][[魔法カード]]《神の進化》によって[[攻撃力]]を5000にまで上昇させ圧倒的優位に立ったが、[[通常罠]]《幻想の呪縛》によって[[効果]]を[[無効]]化された上に[[攻撃力]]を下げられ、[[《稲妻の剣》]]で[[強化]]された[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]に返り討ちにされた。~
《神の進化》で[[強化]]された時には、下半身が蛇のように変化した。~
その後、「海馬vs夜行」戦でも登場。~
[[罠カード]]《カンパラブル・レベル》によって[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]された。~
[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]を4001ポイントに引き上げ、「単体では[[フィールド]]上[[モンスター]]の最高[[攻撃力]]より高い[[守備力]]を持つモンスターを[[戦闘破壊]]できない」という[[《邪神アバター》]]の[[効果]]の欠点を補った。~
更に[[《神の進化》]]によって[[攻撃力]]を5000にまで[[強化]]させ圧倒的優位に立ったが、[[通常罠]]《幻想の呪縛》で[[効果]]を[[無効]]化された上に[[攻撃力]]を下げられ、[[《稲妻の剣》]]で[[強化]]された[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]に返り討ちにされた。~
「海馬vs夜行」戦で再登場し、[[罠カード]]《カンパラブル・レベル》によって[[生け贄]]を揃えて[[召喚]]された。~
[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]を4001に引き上げ、「単体では[[フィールド]]の[[モンスター]]の最高[[攻撃力]]より高い[[守備力]]を持つ[[守備表示]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できない」という[[《邪神アバター》]]の[[効果]]の欠点を補った。~
その後、[[魔法カード]]《力の決壊》の補助を受けて海馬の[[壁]][[モンスター]]を一掃し、[[《邪神アバター》]]の[[直接攻撃]]に繋げた。~
[[攻撃]]名は「フィアーズノックダウン」。~

--[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]に敗れ正気を取り戻した月行は、闇遊戯との対戦後にこの[[カード]]を破り捨てている。~
にも関わらず、天馬夜行は海馬戦でもこの[[モンスター]]を使用している。~
[[三幻神]]とは違い[[三邪神]]は複数枚生成されているのか、月行がコピー[[カード]]を使用していたのかは不明である。~
--闇遊戯に敗れ正気を取り戻した月行は、対戦後にこの[[カード]]を破り捨てている。~
だが、「闇遊戯vs月行」戦よりも後に行われた「海馬vs夜行」戦で夜行がこの[[モンスター]]を使用している。~
この[[カード]]が複数枚生成されていたのか、月行がコピー[[カード]]を使用していたのかは不明。~
因みに同じ[[三邪神]]である[[《邪神イレイザー》]]も似たような描写が確認できる。~

--原作[[テキスト]]は、以下の通り。~
[[三邪神]]は[[テキスト]]が英語であるため、和訳も付記する。
--原作での[[テキスト]]・[[効果]]は以下の通り。~
 《THE DEVILS DREAD-ROOT》
 星10/ATTACK4000/DEFENSE4000
 Fear dominates the whole field.
 Both attack and defense points of all the monsters will halve.
 (フィールドを恐怖が支配する。
  すべてのモンスターの攻撃力と守備力は両方とも半分になる。)
 (日本語訳)
 フィールドを恐怖が支配する。
 すべてのモンスターの攻撃力と守備力は両方とも半分になる。

--遊戯王Rにおいて[[三邪神]]は、「[[三幻神]]が暴走した時、その力を抑止するための[[カード]]としてデザインされた」とされている。~
しかし、劇中ではこの[[効果]]は「[[神>神属性]]には通用しない」と明言されており、[[メタ]][[対象]]に効果がないという不可解な[[効果]]となっている。~
実際にこの[[カード]]が[[召喚]]されても[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]は下がらず、闇遊戯もこの[[効果]]を受けない[[モンスター]]として[[《ラーの翼神竜》]]の[[特殊召喚]]を狙っていた。~
//仮に「最高位の神である[[《ラーの翼神竜》]]と[[《邪神アバター》]]には通用しない」という意味だったとしても、[[《オベリスクの巨神兵》]]には平時こそ有効だが、特殊能力「ゴッド・ハンド・インパクト」[[発動]]時には[[攻撃力]]が「無限大」となってしまい、[[攻撃力]]を半減できずに勝てない事になる。~
//[[《オシリスの天空竜》]]については、[[カード]]に記されたXの値が[[手札]]の枚数と同じになるという[[効果]]から[[元々の攻撃力]]として扱う可能性があるため、有効なのかもしれない。~
//R2巻P20の、神にはドレッド・ルートの効果が効かない旨を説明しているコマで三幻神全員が描かれており、神なら全員効かない模様
---「闇遊戯vs月行」戦を見る限り、原作では[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]を半分にする[[効果]]だった模様。~
また、劇中でこの[[効果]]は「[[神>神属性]]には通用しない」と明言されており、実際に[[OCG]]とは異なり先に[[召喚]]された[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]は半減していない。~

---副次的作用として、[[生け贄]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で[[《ラーの翼神竜》]]の[[生け贄召喚]]時の[[攻撃力]]を下げる事はできる。~
---[[テキスト]]には無いが、他の[[三幻神]]・[[三邪神]]と同様の[[耐性]]も備えている。(詳細は[[三幻神]]のページを参照)~

--[[《神の進化》]]で[[強化]]された際は、指が刃のような形状になり、下半身が蛇のような姿に変化した。~

--遊戯王Rにおいて[[三邪神]]とは、「[[三幻神]]が暴走した時、その力を抑止するための[[カード]]としてデザインされた」とされている。~
しかし、上記の通りこの[[カードの効果]]は肝心の[[メタ]][[対象]]に影響しないという不可解な[[効果]]となっている。~
//現に対戦した闇遊戯からは[[《ラーの翼神竜》]]の[[蘇生]]で突破を狙われており、結局そちらを妨害するために[[《方舟の選別》]]を別に用意するという手間をかけている。~
//ラーは格上の神であること、状況的に蘇生しても攻撃力で素のドレッドルートに及ばなかったことを考慮しコメントアウト
---この[[カード]]はその[[ステータス]]と容姿から[[《オベリスクの巨神兵》]]を強く意識していると思われるが、[[自己強化]]を行うあちらに対し、こちらは他の[[モンスター]]の[[全体弱体化]]と[[効果]]のコンセプトは対照的である。~
なお、あちらと相対した場合はそのままでも[[相打ち]]に留まり、あちらの[[効果]]を使用されると一方的に[[戦闘破壊]]されるなど、抑止力として機能するとは言い難い。~

---一方で、自身よりランクが上の[[《ラーの翼神竜》]]に対しては(間接的ながら)多少の抑止力として機能する。~
[[《ラーの翼神竜》]]は[[生け贄召喚]]時及び[[蘇生]]後に[[モンスター]]を[[生け贄に捧げ>生け贄に捧げる]]て[[ステータス]]を補う[[効果]]を持つため、[[生け贄]][[モンスター]]の[[ステータス]]を半減する事であちらの[[ステータス]]を下げられる。~
もっとも、こちらを先出しする必要がある上に、後出しのあちらに[[第3形態>《ラーの翼神竜−不死鳥》]]による[[除去]][[効果]]を使われると[[葬られる>除去]]のは変わりないのだが。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[三邪神]]

-[[《オベリスクの巨神兵》]]

−[[サポートカード]]
-[[《神の進化》]]

―類似[[効果]]
//-[[《BF−疾風のゲイル》]]
//起動効果の上、裁定は大分異なる

-[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]

-[[《巨大化》]]
-[[《収縮》]]

-[[《銀幕の鏡壁》]]
-[[《粘着落とし穴》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2005年6月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2005]] VJC-JP009 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM58 &size(10){[[Millennium>N-Parallel#MR]],[[Secret]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM58 &size(10){[[Millennium>Parallel#MR]],[[Secret]]};

**FAQ [#faq]
Q:この[[カード]]を[[召喚]]するときに[[《ダブルコストン》]]を2体分の[[生け贄]]として[[使用]]することは可能ですか?~
A:はい、可能です。~

Q:この[[カード]]の[[召喚]]は[[生け贄召喚]]ですか?~
  もし違うなら[[《スケープ・ゴート》]]で[[召喚]]される[[羊トークン]]を[[生け贄]]にする事はできますか?~
A:[[生け贄召喚]]です。~
  そのため、[[《スケープ・ゴート》]]で[[召喚]]される[[羊トークン]]を[[生け贄]]に[[召喚]]することはできません。~

Q:この[[カード]]は[[表側守備表示]]で[[召喚]]できますか?~
A:[[通常召喚]]扱いですので、[[守備表示]]の場合は[[セット]]([[裏側守備表示]])となります。~

Q:[[元々の攻撃力]]が2000の[[モンスター]]がいます。~
  [[《突進》]]2枚を[[チェーン]]させてこの[[モンスター]]に[[発動]]した場合、[[攻撃力]]は最終的に幾つになりますか?~
A:[[《突進》]]の[[効果]]を2回受けた[[モンスター]]は、3400の半分の1700となります。(14/01/25)
//A:まず1枚目の[[《突進》]]の効果が適用された後、《邪神ドレッド・ルート》の効果が適用され、850になります。~
//A:まず1枚目の[[《突進》]]の[[効果]]が[[適用]]された後、《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が[[適用]]され、850になります。~
//  2枚目の[[《突進》]]も同じように計算し、775になります。(12/01/18)~

Q:[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]に[[《突進》]]を発動しました。~
Q:[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]に[[《突進》]]を[[発動]]しました。~
  この後、[[相手]][[ライフ>ライフポイント]]より[[自分]]の[[ライフ>ライフポイント]]が900多くなった場合、[[攻撃力]]はどのように変化しますか?~
A:3700の半分となる、1850となります。(14/01/25)~
//Q:[[攻撃力]]が1000になった、本来の数値は2000の[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]がいます。~
//  [[《突進》]]を[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]に[[発動]]した後、お互いの[[ライフポイント]]の差が変化した場合、[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]の[[攻撃力]]は最終的に幾つになりますか?~
//  [[《突進》]]を[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]に[[発動]]した後、[[お互い]]の[[ライフポイント]]の差が変化した場合、[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]の[[攻撃力]]は最終的に幾つになりますか?~
//A:まず[[《突進》]]の[[効果]]が[[適用]]された時点で、《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が[[適用]]され、850になります。~
//  その後、[[《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》]]の[[攻撃力]]が自身の[[永続効果]]で変化した場合でも、変化した[[攻撃力]]に[[《突進》]]の[[効果]]が[[適用]]された後に、《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が再び[[適用]]されます。(12/05/20)~

Q:この[[カードの効果]]が[[適用]]中、[[魔力カウンター]]の乗った[[《魔導戦士 ブレイカー》]]に対し[[《収縮》]]を[[発動]]した場合、どうなりますか?~
A:まず[[《収縮》]]の計算をし、次に[[《魔導戦士 ブレイカー》]]の[[効果]]を、最後に《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を[[適用]]します。~
  つまり、まず「1600÷2=800」。次に「800+300=1100」、最後に「1100÷2=550」と計算するため、[[攻撃力]]は550となります。~

Q:上記の例の時、[[攻撃力]]550の[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[効果]]を[[使用]]し[[魔力カウンター]]を失った場合この[[ターン]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[攻撃力]]が変動した場合は、再計算します。~
  [[《収縮》]]の[[効果]]が継続しているため「1600÷2=800」。~
  そして《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を[[適用]]するため「800÷2=400」となり、[[攻撃力]]は400となります。~

Q:上記の例の時、[[攻撃力]]550の[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[魔力カウンター]]を乗せたまま[[ターン]]を終了しました。~
  [[《収縮》]]の[[効果]]は失われますが、この場合[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:この場合も、再計算を行います。~
  [[《魔導戦士 ブレイカー》]]の[[効果]]で「1600+300=1900」、続いて《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]で「1900÷2=950」とするため、[[攻撃力]]は950となります。~

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《邪神アバター》]]と《邪神ドレッド・ルート》が両方とも[[裏側守備表示]]状態で存在しています。~
  [[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]した場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~
  [[《停戦協定》]]で同時に[[リバースした]]場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~
A:両方とも同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している場合は、その[[コントローラー]]が「どちらを先に[[適用]]するか」を決定します。~
  つまり、「[[《邪神アバター》]]の[[効果]]を先に計算する」「《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を先に計算する」を自由に選べます。(07/04/24)~

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《邪神アバター》]]が、[[相手]]の[[フィールド]]に《邪神ドレッド・ルート》が両方とも[[裏側守備表示]]状態で存在しています。~
  [[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]した場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~
  [[《停戦協定》]]で同時に[[リバースした]]場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~
A:この場合は、「[[ターンプレイヤー]]の[[コントロール]]する[[モンスター]]の[[効果]]が先」として計算を行います。~
  [[自分]]の[[ターン]]中に[[《停戦協定》]]が[[発動]]した場合は[[《邪神アバター》]]の[[効果]]が、[[相手]]の[[ターン]]中に[[《停戦協定》]]が[[発動]]した場合は《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が先に計算されます。(07/04/24)~

Q:[[《ヴェノム・スワンプ》]]が[[発動]]しており、[[ヴェノムカウンター]]が1つ乗った[[《青眼の白龍》]]と《邪神ドレッド・ルート》が場に居ます。~
  [[《青眼の白龍》]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[《青眼の白龍》]]の[[攻撃力]]は1250になります。(14/05/17)
//A:《邪神ドレッド・ルート》が存在し[[攻撃力]]1500の状態で[[ヴェノムカウンター]]が乗ったのならば、1500-500で1000になります。~
//  [[《ヴェノム・スワンプ》]][[適用]]中([[攻撃力]]2500)の状態で《邪神ドレッド・ルート》が[[召喚]]されたのならば、2500÷2で1250になります。(07/05/27)~

Q:この[[モンスター]]が存在する時に[[《CNo.39 希望皇ホープレイ》]]が[[効果]]を[[発動]]すると、[[《CNo.39 希望皇ホープレイ》]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:2500から500アップした状態から、この[[カードの効果]]で半分にされ1500となります。(14/01/25)~
//A:「(1250+500)÷2=875」となります。~
//  なお、もう一度[[発動]]すると数値は「(875+500)÷2」となりますが、小数点以下は四捨五入するので688となります。(12/01/12)~

Q:[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]がこの[[カード]]に[[攻撃]]し[[効果]]を[[発動]]する場合、どのような処理になりますか?~
A:[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]の[[攻撃力]]が5000になった後、この[[カード]]の[[永続効果]]により2500となり4000対2500で[[ダメージ計算]]を行います。(16/02/22)

Q:[[フィールド]]にこの[[カード]]と[[《ブラック・ガーデン》]]が存在します。~
  [[《H−C エクスカリバー》]]を[[特殊召喚]]した場合、その''[[守備力]]''は1000と500どちらになりますか?~
A:この[[カードの効果]]が2回[[適用]]されますので、[[守備力]]は500になります。(15/03/27)
//A:この[[カードの効果]]が2回[[適用]]されますので、[[守備力]]は500になります。(15/03/27)
//[[《H−C エクスカリバー》]]の攻撃力が2000で、この[[カードの効果]]が2回[[適用]]、[[《ブラック・ガーデン》]]が1回適用されるから、250が正しくないですか?
//↑強調されているように攻撃力の話ではなく守備力の話です
A:[[《ブラック・ガーデン》]]には''[[守備力]]''を変化する効果はないため、この[[カード]]の[[永続効果]]が一度だけ[[適用]]され''[[守備力]]''は1000になります。(17/08/07)
//裁定変更(強調されている通り攻撃力ではなく守備力の話)

Q:この[[モンスター]]が存在するとき、[[相手]]が[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]を[[エクシーズ召喚]]しました。~
  [[攻撃力]]1250となった[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]がこの[[モンスター]]を[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]した場合、それぞれの[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:この[[モンスター]]の[[攻撃力]]は半分の2000に、[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]の[[攻撃力]]は2500+2000=4500をこの[[モンスター]]の[[永続効果]]で半減するため2250となります。(15/06/25)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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&tag(《邪神ドレッド・ルート》,効果モンスター,モンスター,星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000,特殊召喚不可,);