*《&ruby(エレメンタルヒーロー){E・HERO}; エアーマン/Elemental HERO Stratos》 [#top] 効果モンスター 星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●このカード以外の自分フィールドの「HERO」モンスターの数まで、 フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。 ●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。 [[Vジャンプ(2006年10月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]]で登場した[[風属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~ [[召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[フィールド]]の[[魔法・罠カード]]を自身以外の[[HERO]]の数まで[[破壊]]、もしくは[[HERO]]1体の[[サーチ]]を行う[[誘発効果]]を持つ。~ 自身の[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に2つの[[効果]]から選択して[[発動]]できる。~ 1つ目の[[効果]]は、[[自分]]の他の[[HERO]]の数まで[[魔法・罠カード]]を選んで[[破壊]]する[[効果]]。~ [[対象をとらず>対象をとる(指定する)効果]]に[[破壊]]するので、[[魔法・罠カード]]を[[チェーン]][[発動]]され[[不発]]にされる可能性は少ない。~ しかし、[[効果処理時]]に他の[[表側表示]][[HERO]]がいなくなると1枚も[[破壊]]できなくなる点には注意が必要である。~ 逆に、この[[効果]]に[[チェーン]]して[[チェンジ]][[魔法カード]]でこの[[カード]]を[[M・HERO]]に変えれば[[破壊]]枚数を1枚増やせる。 2つ目の[[効果]]は、「[[HERO]]」を[[サーチ]]する[[効果]]。~ [[E・HERO]]に限らずあらゆる[[HERO]]を[[サーチ]]でき、[[汎用性]]は非常に高い。~ [[同名カード]]も[[サーチ]]可能であり、息切れしにくい[[アタッカー]]として運用する事もできる。~ [[攻撃力]]も悪くない数値であり、[[《E・HERO オネスティ・ネオス》]]を[[サーチ]]すれば、[[最上級モンスター]]も[[戦闘破壊]]できる。~ もちろん[[【E・HERO】]]においては、[[融合召喚]]の手助けとしても有用である。~ 以上の点から、[[HERO]][[デッキ]]の[[必須カード]]として扱われている。~ [[特殊召喚]]にも対応するため、[[《ヒーローアライブ》]]での[[リクルート]]先としても筆頭格であり、セットで採用されることも多い。~ -[[効果]]について―~ --[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に、どちらの[[効果]]を[[発動]]するか、あるいは[[効果]]を[[発動]]しないかを選ぶ。~ [[発動]]しない選択をした場合は何も処理を行わず[[チェーンブロック]]も作られない。~ --時の[[任意効果]]なので[[チェーン]]2以降に[[召喚]]・[[特殊召喚]]すると[[タイミングを逃す]]。~ --[[HERO]][[モンスター]]の数を数えるのも、[[魔法・罠カード]]を選ぶのも、どちらも[[効果処理時]]である。~ [[効果処理時]]までに[[HERO]]が増えていれば[[破壊]]枚数を増やせるし、[[魔法・罠カード]]が減っていても別の[[カード]]を[[破壊]]できる。~ -登場当初は、[[デッキ]]内の[[同名カード]]を次々と[[手札]]に加え、[[《貪欲な壺》]]等で使い回すという[[ガジェット]]のような使われ方をされた。~ 当時の[[環境]]で非常に優秀な[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]として重宝され、[[HERO]]とまるで関係がなくとも3枚フル投入されていた。~ [[【スキルドレイン】]]等の極端に相性の悪い[[デッキ]]以外のほとんどに[[出張]]するという状態であり、登場直後の[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定された。~ これ以降、[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[モンスター]]を[[サーチ]]する[[効果]]には何らかの制限([[同名カード]]以外、[[レベル]]や[[ステータス]]の指定等)が課される事が多くなった。~ [[召喚・特殊召喚に成功した]]時に特定[[カテゴリ]]を[[サーチ]]する[[効果]]が「エアーマン[[効果]]」と呼称されるなど、後の[[カード]]に大きな影響を与えた。~ --[[【エアブレード】]]の名の由来の1つはこの[[カード]]である。~ とは言え、同[[環境]]で猛威を振るった[[【ダークゴーズ】]]を始め、大抵はこの[[カード]]が3枚[[積み>積む]]されており、その[[汎用性]]の高さが顕著となっていた。~ --この[[カード]]と[[《冥府の使者ゴーズ》]]の流行時には[[《マインドクラッシュ》]]と[[《ダスト・シュート》]]の価値が急上昇し、急激な[[ハンデス]]旋風が吹き荒れた。~ 大会等ではジャンルを問わず、ほぼ全ての[[デッキ]]がこれらを2〜3枚ずつ投入していた程であった。~ また、[[汎用性]]には乏しいものの、[[ディスアドバンテージ]]の無い[[1:1交換]]が可能な[[《畳返し》]]も一部で注目された。~ --[[制限カード]]指定から10年後の[[17/04/01>リミットレギュレーション/2017年4月1日]]で初めて[[準制限カード]]に[[制限緩和]]された。~ 同じく[[デッキ]]内の[[同名カード]]を[[手札]]に[[加える]][[《妖精伝姫−カグヤ》]]の存在や、[[新マスタールール]]における[[【正規融合】]]の弱体化を見越したのかもしれない。~ 更に2年後の[[19/07/01>リミットレギュレーション/2019年7月1日]]では遂に[[制限解除]]となった。~ この[[リミットレギュレーション]]の前後で[[HERO]]の関連[[カード]]が多く登場しており、販促も考慮されての解除と思われる。~ --海外では[[13/09/01>海外の禁止・制限カード/2013年9月1日]]に[[禁止カード]]に指定されている。~ その結果、全ての[[HERO]][[デッキ]]が大幅に[[弱体化]]し、あちらで[[ストラクチャーデッキ−HERO's STRIKE−]]が発売しても、[[環境]]に残ることは全くなくなってしまった。~ その後、[[18/09/17>海外の禁止・制限カード/2018年9月17日]]にて[[制限復帰]]し、更に[[OCG]]での[[制限解除]]を追うように[[19/07/15>海外の禁止・制限カード/2019年7月15日]]にて[[準制限カード]]に緩和、[[19/10/14>海外の禁止・制限カード/2019年10月14日]]に[[制限解除]]となった。~ -[[HERO]]の[[必須カード]]だが、上記の通り、[[HERO]]以外でも3枚[[積み>積む]]する需要が高かったため、一時期非常に高騰した。~ その後[[制限カード]]となり、また[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]]に再録されたが、すぐに[[絶版]]になったため、相変わらず需要は高いままだった。~ [[GOLD SERIES 2013]]以降に収録されたものは市場に多く出回っており入手は容易である。~ -[[《ライオウ》]]の[[適用]]下等で[[召喚]]した場合、[[HERO]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]は[[使用]]できないが、[[魔法・罠カード]]の[[破壊]]は行える。~ -当初の英語版[[テキスト]]では「[[HERO]]」の部分が「『[[E・HERO]]』または『[[D−HERO]]』」となっていた。~ [[《オシロ・ヒーロー》]]等を対象にしないための措置なのだが、このままでは英語版で[[E−HERO]]を対象にする事ができない。~ [[カード名]]に関する[[効果]]は日本語版に準拠されるため、[[エラッタ]]により[[テキスト]]を[[E−HERO]]に対応したものに変更される事になった。~ 後に[[M・HERO]]や[[V・HERO]]が登場したが、今度は[[HERO]]そのもののルール・名称変更による対応がなされた。~ -[[英語名]]の由来は「成層圏」を意味する「Stratosphere」からだろうか。~ -原作・アニメにおいて―~ 漫画GXで遊城十代が使用する[[E・HERO]]の一体。~ 主力アタッカーとして使用される他、[[《E・HERO Great TORNADO》]]や[[《E・HERO アブソルートZero》]]の[[融合素材]]としても使用された。~ 初登場は「十代vs万丈目(1戦目)」だが、[[先攻]]1[[ターン]]目に[[召喚]]され、返しに[[《竜の騎士》]]に倒されるという地味な役回りだった。~ 「十代vsマッケンジー」戦では、[[《E・HERO レディ・オブ・ファイア》]]と共に[[《E・HERO Great TORNADO》]]の[[融合素材]]となった。~ 「十代&万丈目vsMr.マッケンジー」戦では[[《E・HERO オーシャン》]]と共に、[[《E・HERO Great TORNADO》]]と[[《E・HERO アブソルートZero》]]の[[融合素材]]となった。 --漫画での[[効果]]は「[[攻撃力]]を半分にする事で[[直接攻撃]]ができる」というものであり、[[OCG]]とは大幅に異なっている。~ なお、劇中で[[効果]]が[[使用]]されたのは「十代vs翔」戦のみであり、何故か[[カード]][[テキスト]]に[[効果]]が記されていない。~ また、[[イラスト]]は空を飛んでいるものとなっている。~ --漫画GXにて紅葉が使用した[[魔法カード]]《ヒーロープレッシャー》の[[イラスト]]に描かれている。~ --Dチーム・ゼアルの「カイトvsフュージョン・マスク」戦において、フュージョン・マスクが使用。~ [[《超融合》]]でカイトの[[《銀河眼の光子竜》]]を[[除去]]しつつ[[《E・HERO The シャイニング》]]の[[融合素材]]となり、更に[[《ミラクル・フュージョン》]]で[[《E・HERO Great TORNADO》]]の[[融合素材]]になるという理想的な働きを見せた。~ -コナミのゲーム作品において―~ WCS2007ではダウンロードデュエリストとして登場。~ [[【E・HERO】]]ではなく、[[【ダイヤモンドガイ】]]を使用する。~ --[[TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#TF3]]では、[[08/03/01の禁止・制限カード>禁止・制限カード/2008年3月1日]]に基づいているにもかかわらず、三沢大地(ヒーロー)の[[デッキ]]にはこの[[カード]]が3枚入っている。~ アニメGXにおいて影の薄かった三沢が、ファンの間で「空気(エアー)キャラ」と呼ばれている事を[[ネタ]]にしたものであろう。~ --[[DUEL TERMINAL]]では自身の名前や[[効果]]に関連してか、「[[サイクロン>《サイクロン》]]」「[[おおあらし>《大嵐》]]」でコマンドが埋められている。~ **関連カード [#card] -[[HERO]] -[[E・HERO]] -[[《E−エマージェンシーコール》]] -[[《R−ライトジャスティス》]] -[[サーチャー]] //-[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に特定の[[カテゴリ]]の[[カード]]を[[サーチ]]できる[[モンスター]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【HERO】]] --[[【E・HERO】]] ---[[【E・HEROビート】]] ---[[【コンタクト融合】]] ---[[【ネオスビート】]] ---[[【フェザーパーミッション】]] ---[[【レインボー・ネオス】]] --[[【D−HERO】]] ---[[【Bloo−D】]] ---[[【Dragoon D−END】]] ---[[【ダイヤモンドガイ】]] --[[【E−HERO】]] ---[[【マリシャス・ビート】]] --[[【V・HERO】]] -[[【アライブ剣闘獣】>【剣闘獣】#variation2]] -[[【エアブレード】]] -[[【鎖ビート】]] **収録パック等 [#pack] -[[Vジャンプ(2006年10月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2006]] VJMP-JP017 &size(10){[[Ultra]]}; -[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]] DT06-JP008 &size(10){[[Rare]]}; -[[GOLD SERIES 2013]] GS05-JP007 &size(10){([[Gold]],[[G-Secret>Secret#GS]])}; -[[ストラクチャーデッキ−HERO's STRIKE−]] SD27-JP002 -[[20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE]] 20AP-JP038 &size(10){[[N-Parallel]]}; -[[SPECIAL PACK 20th ANNIVERSARY EDITION Vol.4>プロモカード#specialpack20th4]] 18SP-JP402 &size(10){([[Super]])}; -[[PRISMATIC ART COLLECTION]] PAC1-JP027 &size(10){[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]]}; **FAQ [#faq] Q:《E・HERO エアーマン》の[[召喚・特殊召喚に成功した]]時、[[自分]][[フィールド]]に他の[[HERO]]がいない場合、1つ目の[[効果]]を選んで[[発動]]できますか?~ A:いいえ、[[発動]]できません。(12/08/09) //公式データベース:http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=12478&keyword=&tag=-1 Q:2つの[[効果]]のうちどちらを使用するかを[[宣言]]するのはどのタイミングですか?~ A:[[効果発動時]]にどちらを使用するか[[宣言]]します。~ [[効果処理時]]に他方の[[効果]]に変更する事はできません。 //Q:1つ目の[[効果]][[発動]]に[[チェーン]]し[[相手]]が[[魔法&罠ゾーン]]に存在する唯一の[[カード]][[《ポールポジション》]]を[[発動]]させました。~ // [[自分]][[フィールド]]に[[攻撃力]]が1番高い[[モンスター]]がいる場合、[[破壊]]を中止し[[《ポールポジション》]]の[[除去]][[効果]]を回避する事は可能ですか?~ //A:この[[カード]]の[[破壊]][[効果]]は「任意の枚数」なので、「[[破壊]]しない([[破壊]]枚数0枚)」という選択が可能です。 Q:《E・HERO エアーマン》の[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に「[[魔法>魔法カード]]または[[罠カード]]を[[破壊]]する事ができる」[[効果]]を[[発動]]し、その[[効果]]処理を行う時に、[[魔法・罠カード]]を「[[破壊]]しない」事はできますか?~ //A:はい、「[[破壊]]しない([[破壊]]枚数0枚)」事ができます。(12/07/20) A:いいえ、他に[[HERO]][[モンスター]]が存在する場合、[[破壊]]しない事はできません。(14/06/22) //公式データベース:http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=13302&keyword=&tag=-1 Q:[[《ライオウ》]]の[[効果]]によって[[デッキ]]から[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]事ができない時に、《E・HERO エアーマン》の[[効果]]を[[発動]]する事はできますか?~ A:はい、[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する[[効果]]を選択できれば[[発動]]する事ができます。~ [[HERO]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]は選択できません。(12/07/20) //公式データベース:http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=6859&keyword=&tag=-1 Q:2つ目の[[効果]]を使用する場合、[[サーチ]]する[[HERO]]を決定するのは[[発動]][[宣言]]時ですか、[[処理時>効果処理時]]ですか?~ A:[[効果処理時]]です。 //Q:[[サーチ]]する[[HERO]]に[[E−HERO]]は選択できますか?~ //A:はい、できます。(08/04/20) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《E・HERO エアーマン》,効果モンスター,モンスター,星4/風属性/戦士族/攻1800/守300,E・HERO,HERO,);