*《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》 [#top] チューナー・効果モンスター 星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200 (1):このカードが墓地に存在する場合、 手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。 このカードを墓地から特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードは、 フィールドから離れた場合に除外される。 //SD28のテキスト [[CROSSROADS OF CHAOS]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]の[[チューナー]]。~ [[手札]]1枚を[[デッキトップ]]に[[戻す]]事で[[墓地]]から[[特殊召喚]]する[[起動効果]]と、自身の[[効果]]で[[蘇生]]したこの[[カード]]が[[フィールド]]上から[[離れた>離れる]]場合に[[除外]]する[[効果]]を持つ。~ [[《デスカイザー・ドラゴン》]]と[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]]、[[《アンデット・スカル・デーモン》]]の専用[[シンクロ素材]]であり、[[アンデット族]]初の[[チューナー]]。~ [[自己再生]][[効果]]を持ち、[[通常召喚]]した[[モンスター]]と共に即[[シンクロ召喚]]につなげられる。~ 特に[[《終末の騎士》]]との相性は良く、素早く[[レベル]]6の[[シンクロモンスター]]を出す事ができる。~ また、[[【アンデット族】]]では豊富な[[蘇生]]手段により、[[自己再生]]を含む複数の[[特殊召喚]]を経由して[[シンクロモンスター]]を大量展開する事が可能。~ [[除外]]後は[[《異次元からの埋葬》]]等で[[墓地に戻す]]事で再利用でき、[[《馬頭鬼》]]とも共有できる。~ [[デメリット]]となる[[ドローロック]]も、[[デッキトップ]]を参照する[[カード]]と併用することで[[メリット]]に転換させられる。~ [[《大逆転クイズ》]]や[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]と組み合わせる事で確実に[[効果]]を[[発動]]できる。~ ただし、[[《大逆転クイズ》]]はこの[[カード]]を[[コスト]]として[[墓地へ送る]]事はできないので、何らかの方法で事前に[[フィールド]]から[[離す>離れる]]必要がある。~ [[《モンスターゲート》]]なら[[自己再生]]した自身を[[コスト]]にでき、[[デッキトップ]]に置いた[[モンスター]]も[[特殊召喚]]できるので相性が良い。~ [[《アームズ・ホール》]]や[[《E・HERO プリズマー》]]とも好相性であり、どちらも[[戻した>戻す]][[カード]]を能動的に[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]、特に前者は[[《D・D・R》]]を[[サーチ]]すればお互いの[[カード]]の[[デメリット]]を相殺できる。~ [[フィールド]]や[[墓地]]の状況に左右されるが[[《モンスター・スロット》]]で[[デメリット]]を回避しつつ展開するといった運用も可能。~ [[【D−HERO】]]では[[《D−HERO ダッシュガイ》]]の[[効果]]のサポートや[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]の[[手札事故]]の回避に利用できる。~ [[チューナー]]として使用する以外では[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]要員の他、[[エクシーズ召喚]]とも相性がいい。~ 自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]したこの[[カード]]を[[エクシーズ素材]]にする事で[[除外>ゲームから除外する(取り除く)]]される[[デメリット]]を打ち消す事ができる。~ [[《ボルト・ヘッジホッグ》]]との併用で何度も[[エクシーズ召喚]]が可能になり、[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]を[[手札]]1枚から出せる。~ [[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]であるため、[[《エンド・オブ・アヌビス》]]や[[《ソウルドレイン》]]には無力である。~ また、[[モンスター効果の発動]]に対して[[《D.D.クロウ》]]を使用されると、[[コスト]]の面も含めて[[ディスアドバンテージ]]に直結してしまう。~ 扱いやすい[[カード]]ではあるものの、普通に使えば[[ドローロック]]となるので、実質一度切りの[[自己再生]]はどのタイミングで使うべきかはよく考えたい。~ -[[デメリット]]こそあれど、[[自己再生]]が容易で素早く連続[[シンクロ召喚]]につなげられ、戦線強化を容易にした。~ 現に[[【シンクロアンデット】]]・[[【シンクロダーク】]]は瞬く間に[[環境]]を席巻した。~ [[デュエル]]の高速化を抑止する為か、[[2009/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]に[[チューナー]]としては初の[[制限カード]]に指定される事になる。~ その後、日本と海外で別の内容の[[制限改訂]]が行われた[[2013/09/01>海外の禁止・制限カード/2013年9月1日]]で海外でのみ[[準制限カード]]に緩和され、[[2014/01/01>海外の禁止・制限カード/2014年1月1日]]では[[制限解除]]に至っている。~ 同改訂では[[シナジー]]が強く共に猛威を振るった[[《馬頭鬼》]]も同じように緩和されている。~ その後、日本でも[[14/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]に[[準制限カード]]となり、[[14/07/01>リミットレギュレーション/2014年7月1日]]では[[制限解除]]された。~ --この[[カード]]の規制は、この[[カード]]を専用[[チューナー]]とする[[シンクロモンスター]]にとってはとんだとばっちりであった。~ 後にこの[[カード]]の後継者として、[[フィールド]]上で《ゾンビキャリア》として扱う[[効果]]を持つ[[《ペインペインター》]]が登場する事になった。~ 現在では上記のように[[制限解除]]されているため、単純な代用目的として[[《ペインペインター》]]を採用する意味は薄くなったと言える。~ -[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]行為は[[コスト]]である。~ 同様に「[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]][[コスト]]」を持つ[[カード]]は他には[[《カードトレーダー》]]や[[《バスター・テレポート》]]程度であり、比較的数が少ない。~ -自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した場合、[[墓地へ送る]][[コスト]]としては使えない。~ -[[チューナー]]以外でも[[リリース]]要員としても使用できるなど[[汎用性]]が高いため、入手しづらい時期もあった。~ その[[汎用性]]の高さからか、[[DUELIST EDITION Volume 3]]や海外版[[Crossroads of Chaos]]では[[ウルトラレア>Ultra]]に昇格している。~ -「ゾンビ」については[[《2人3脚ゾンビ》]]を参照。~ 「キャリア(Carrier)」とは、英語で「病原菌媒介体、保菌者」という意味である。~ その為か、この[[カード]]を[[シンクロ素材]]に指定する[[シンクロモンスター]]はいずれも既存の[[モンスター]]がゾンビ化した[[リメイク]][[モンスター]]である。~ [[英語名]]は「疫病」を意味する「Plague」と「広める人」を意味する「Spreader」を組み合わせた言葉であり、直訳すると「疫病を蔓延させる者」となる。~ --古典コンピューターRPG「Wizardry」シリーズには「キャリアー」という名のゾンビモンスターがしばしば登場しており、モチーフとなったと考えられる。 -原作・アニメにおいて―~ イリアステルによって見せられた「未来のネオ童実野シティ」の映像にこの[[カード]]が映っている。~ --アニメARC-V第60話において、徳松が囚人たちから巻き上げた[[カード]]の中に確認できる。~ --Dチーム・ゼアルの「凌牙vsシンディ・クロス」戦において、シンディが使用。~ [[《おろかな埋葬》]]の[[効果]]で[[墓地]]へ送られた後[[《ジャンク・シンクロン》]]の[[効果]]で[[蘇生]]され、その後[[ドッペル・トークン]]2体と共に[[《魔界闘士 バルムンク》]]の[[シンクロ素材]]となった。~ ---結果論ではあるが、[[《霞鳥クラウソラス》]]の[[シンクロ召喚]]後にこの[[カード]]を[[攻撃表示]]で[[自己再生]]させていれば、シンディは勝利できていた。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]には基本[[デッキ]]のいくつかに収録されており、プレイヤーのみ使用することができる。~ [[攻撃]]時には口からブレスを吐く。~ **関連カード [#card] -[[自己再生]] -[[《ペインペインター》]] -[[《エッジインプ・シザー》]] ―《ゾンビキャリア》を指定する[[シンクロモンスター]] -[[《アンデット・スカル・デーモン》]] -[[《デスカイザー・ドラゴン》]] -[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]] //―《ゾンビキャリア》の姿の見られる[[カード]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【シンクロアンデット】]] -[[【ダイヤモンドガイ】]] -[[【ローレベル】]] **収録パック等 [#pack] -[[CROSSROADS OF CHAOS]] CSOC-JP031 &size(10){[[Rare]]}; -[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP044 &size(10){[[Ultra]]}; -[[ストラクチャーデッキ−シンクロン・エクストリーム−]] SD28-JP021 **FAQ [#faq] Q:自身を[[除外]]する処理は、[[チェーンブロック]]を作りますか?~ A:作りません。(08/07/19) Q:[[手札]]を[[戻す]]のは、[[コスト]]ですか?~ A:はい、[[コスト]]です。(08/07/19) Q:[[相手]]の[[墓地]]に存在するこの[[カード]]を、[[効果]]で[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]できますか?~ A:いいえ、できません。[[墓地]]の[[持ち主]]のみが使えます。(08/07/19) Q:[[墓地]]にこの[[カード]]が存在する時に、[[手札]]1枚を選択して[[デッキの一番上]]に[[戻した>戻す]]後、[[墓地]]に存在するこの[[カード]]を[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]しないことはできますか?~ A:いいえ、できません。[[戻した>戻す]]ならば[[特殊召喚]]は必須です。(08/07/19) Q:自身の[[効果]]によって[[特殊召喚]]した後に、[[《神禽王アレクトール》]]によって[[無効]]化された場合、[[フィールド]]を[[離れる]]とどうなりますか?~ A:[[除外]]されます。(08/12/26) Q:自身の[[効果]]によって[[特殊召喚]]した後に、この[[カード]]が[[《サクリファイス》]]等によって[[装備カード]]にされ、その後[[フィールド]]を[[離れる]]とどうなりますか?~ A:[[除外]]されます。(10/06/20) Q:[[《王宮の鉄壁》]]の[[適用]]中に[[発動]]できますか?~ A:はい、[[発動]]できます。その状態で[[フィールド]]を[[離れる]]場合、[[墓地]]や[[手札]]等の本来送られる場所に送られます。(09/01/09) Q:自身の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]し[[《月の書》]]等で[[裏側表示]]にした後、[[フィールド]]上から[[離れる]]場合、ゲームから[[除外]]されますか?~ A:いいえ、[[除外]]されません。(10/10/11) Q:自身の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]したこの[[カード]]が[[エクシーズ素材]]となり、取り除かれました。この[[カード]]は[[除外]]されますか?~ A:いいえ、[[除外]]されません。(11/03/19) Q:自身の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]したこの[[カード]]が[[《ジャンク・アーチャー》]]により除外された場合、[[エンドフェイズ]]に[[フィールド]]上に戻りますか?~ A:いいえ、[[除外]]されたままです。(11/05/09) Q:[[自分]]の[[デッキ]]が0枚の場合、この[[カードの効果]]で[[手札]]1枚を選択して[[デッキの一番上]]に[[戻した>戻す]]後、[[墓地]]に存在するこの[[カード]]を[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]はできますか?~ A:はい、できます。(12/03/24) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《ゾンビキャリア》,チューナーモンスター,効果モンスター,モンスター,星2/闇属性/アンデット族/攻400/守200,);