*《テュアラティン/Tualatin》 [#zd26b683]
 効果モンスター
 星8/光属性/天使族/攻2800/守2500
 相手のバトルフェイズ時に発動する事ができる。
 自分フィールド上にモンスターが2体以上存在し、
 それらのモンスターが一度のバトルフェイズ中で戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、属性を1つ宣言する事で、
 フィールド上に表側表示で存在する宣言した属性のモンスターを全て破壊する。
 その後、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手は宣言された属性のモンスターをフィールド上に召喚・特殊召喚できない。

 [[ジャンプヒーローズ 付属カード>書籍付属カード#u27ba37e]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を封じる[[効果]]を持つ。~
 [[特殊召喚]]できる[[効果]]は[[手札誘発]]の[[誘発効果]]、そのときに[[発動]]する[[効果]]もこの[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[誘発効果]]。~
 [[相手]]が[[種族]][[デッキ]]なら[[属性]]も大抵統一されているため、これほどに心強い[[モンスター]]はいない。~
 そうでなくとも、[[相手]]の切り札[[モンスター]]の[[属性]]を指定するだけで十分な抑止力となる。~

 特定手順で[[特殊召喚]]しないと遮断[[効果]]が利用できないため些か使いにくい。~
 だが、[[発動条件]]さえ満たせばかなり凶悪な[[モンスター]]の一体である。~
 狙いはやはり展開力があり、[[属性]]が統一されている[[【BF】]]だろう。~
 [[《切り込み隊長》]]や[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《素早いモモンガ》]]などの[[召喚]]サポートや[[リクルーター]]を利用すれば案外簡単に[[特殊召喚]]条件を満たすことができるので、単体打撃力の低い[[デッキ]]の切り札ともなりうる。~
 ただし、[[属性]]遮断[[効果]]は任意の[[誘発効果]]に該当するため、[[墓地に送られた時>墓地に送る]]に[[強制発動]]する[[効果]]に[[チェーン]]して[[特殊召喚]]した場合、[[タイミングを逃す]]。~
 [[特殊召喚]]を狙う場合は、注意しておきたい。

 このカードの[[特殊召喚]]条件を満たすには以下のすべてを満たさなくてはならない。~
 また一度[[効果]]が[[発動]]しても[[《DNA移植手術》]]の[[効果]]とあわせて[[召喚]]をすべて封じるということもできないので注意。~
 ([[手札]]・[[墓地]]・[[デッキ]]・[[除外ゾーン>除外]]にある状態の「本来の[[属性]]」で[[召喚]]可能か不可能かを判断するため)

+[[バトルフェイズ]]開始時に[[自分]][[フィールド]]上に2体以上の[[モンスター]]が存在する。
+[[《マクロコスモス》]]などの[[モンスター]]を[[墓地]]以外へ送る[[効果]]が[[発動]]していない。
+[[バトルフェイズ]]開始時から[[コントロール]]していた[[自分]]の[[モンスター]]の全てが[[戦闘]]によって[[墓地]]へ送られる。~
+上記の[[戦闘破壊]]されたモンスターの数が[[墓地]]へ送られた扱いにならない[[トークン]]・[[罠モンスター]]を除き2体以上存在する。~

-自己[[特殊召喚]][[手札誘発]][[モンスター]]なので、[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]で[[自分]]の[[ターン]]がずっと来ない状況下でも場合によっては出せる可能性がある。~
[[特殊召喚]]時に[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]を道連れに潰せる点で[[《竜の騎士》]]・[[《サイバー・ダイナソー》]]らに勝っている。

-[[モンスター]]遮断[[効果]]は[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]する[[誘発効果]]に付随する[[効果]]の一部だが、[[永続効果]]に近い。~
[[《スキルドレイン》]]で[[無効]]になるが、[[《スキルドレイン》]]が無くなれば再[[適用]]される。~
[[属性]]が合致する場合[[《終焉の焔》]]等は[[発動]]する事自体ができない。~
[[強制発動]]する[[誘発効果]]の場合は、[[チェーンブロック]]を作るが[[無効]]となる。

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rの特別編における「闇遊戯vs百野真澄」戦において百野真澄が使用。~
原作では2体が破壊された時であり、[[効果]]の対象は[[闇属性]]限定だったが効果の使用条件に対する記述は無い。~
数々の[[メタデッキ]]を使う彼の[[闇属性]][[メタ]]における切り札である。~
[[罠カード]]《分散プリズム》によって分裂した《クレパール》が[[《冥府の使者ゴーズ》]]と[[《冥府の使者カイエン》>冥府の使者カイエントークン]](原作では[[闇属性]])によって[[戦闘破壊]]された際に自身の[[効果]]によって[[特殊召喚]]される。~
その[[効果]]により[[《冥府の使者ゴーズ》]]と[[《冥府の使者カイエン》>冥府の使者カイエントークン]]を[[破壊]]した。~
これにより闇遊戯の主力[[モンスター]]を封じたかに見えたが、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]](原作[[効果]])によって突破されてしまった。

--[[書籍付属カード]]でありながら、付属したその雑誌の漫画内で、既に発売中の遊戯王R1巻付属カード[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]に撃破されるという不幸な役回りを演じている。~

--「テュアラティン」は、英語で書くと「Tualatin」になる。~
これは0.13μmプロセスで製造されたペンティアムIII/-S/-M、およびペンティアムIIIベースのCeleronのコードネームである。~
遊戯王Rは、カードプロフェッサーの名をCPUの開発時コードネームからとっているとの説がある。([[《督戦官コヴィントン》]]参照)~

-コナミのゲーム作品において―~
[[効果]]処理が面倒なためかなかなか収録されなかったのだが、2007年3月発売の「[[遊戯王デュエルモンスターズ ワールド チャンピオンシップ 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]」にてついに収録された。~
「[[遊戯王ファイブディーズ STARDUST ACCELERATOR - WORLD CHAMPIONSHIP 2009:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2009/]]」では[[神属性]]が[[宣言]]できない為か世界大会リストでは[[禁止カード]]に指定されている。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《地殻変動》]]

**収録パック等 [#qc48b284]
-[[ジャンプヒーローズ 付属カード>書籍付属カード#u27ba37e]] JHS-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]] DT09-JP015 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#y54609b1]
Q:場に[[自分]][[モンスター]]が2体います。これらが[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されたのですが、どのタイミングで《テュアラティン》を場に出すことができますか?~
A:2体目が[[破壊]]された[[ダメージステップ]]内に[[召喚]]できます。

Q:上記の条件で、2体目が[[《シャインエンジェル》]]でした。[[《シャインエンジェル》]]の[[効果]][[発動]]と《テュアラティン》の[[召喚]]は両方行えますか?~
A:はい。両方[[発動]]し、[[《シャインエンジェル》]]と《テュアラティン》を好きな順番で[[チェーン]]を組めます。

Q:場に[[自分]][[モンスター]]が3体います。これらが[[戦闘]]で順に[[破壊]]されようとしています。~
  どのタイミングで《テュアラティン》を場に出すことができますか?~
A:3体目が[[破壊]]されたときに、[[特殊召喚]]できます。~
  「[[バトルフェイズ]]開始時に居る[[モンスター]]全てが[[戦闘]]で[[墓地]]に送られた時」なので、[[特殊召喚]]タイミングは最後の1体が[[破壊]]された後です。

Q:[[自分]]の場に[[《混沌の黒魔術師》]]他2体が存在しておりこれらが全て[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された時に《テュアラティン》を場に出すことができますか?~
A:「[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]され[[墓地]]に送られる」に反する[[モンスター]]が1体でもいた場合は、[[特殊召喚]]不可能です。~
 ただし、[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]に[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]される等[[《混沌の黒魔術師》]]の[[効果]]が[[無効]]化されて[[戦闘]]により[[墓地]]に送られたならば[[特殊召喚]]可能です。

Q:《テュアラティン》の[[効果]]で[[光属性]]を[[宣言]]したとき、《テュアラティン》自身も[[破壊]]されるのですか?~
A:はい。[[破壊]]されます。

Q:[[召喚]]封印[[効果]]適用中の《テュアラティン》が[[コントロール奪取]]された場合、[[自分]]がその[[属性]]を[[召喚]]できなくなりますか?~
A:[[調整中]]。(09/01/08)

Q:[[神属性]]を[[宣言]]できますか?~
A:できます。(08/12/26)

Q:[[バトルフェイズ]]中にこのカードが[[手札]]に加わったとき、このカードをその[[バトルフェイズ]]で[[特殊召喚]]できますか?~
//A:[[バトルフェイズ]]途中に[[手札]]に加えられた《テュアラティン》も[[特殊召喚]]することは出来ます。(07/12/24)
A:[[バトルフェイズ]]開始時に《テュアラティン》が[[手札]]に存在しない場合、[[バトルフェイズ]]中に[[手札]]に加わっても、[[特殊召喚]]出来ません。(09/12/13)

Q:1体目の[[戦闘破壊]]と2体目の[[戦闘破壊]]の間で[[《強欲な瓶》]]を[[発動]]した場合、どのように考えますか?~
A:「[[バトルフェイズ]]前から[[手札]]にあった」か「[[バトルフェイズ]]中に[[ドロー]]した」かは、[[相手]]のマナーを信じ[[相手]]の自己申告に頼ります。(07/12/24)~

Q:この[[カードの効果]]で[[神属性]][[モンスター]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]が封じられていて、[[《DNA移植手術》]]の[[効果]]で[[神属性]]が[[宣言]]されています。~
  [[神属性]]以外の[[属性]]の[[モンスター]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]も封じることができますか?~
A:いいえ、元々の[[属性]]が[[神属性]]である[[モンスター]]のみ[[召喚]]・[[特殊召喚]]ができなくなります。(09/03/01)

Q:[[手札]]にこの[[カード]]が複数枚存在する時に[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が全て[[戦闘破壊]]された場合、複数枚[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[調整中]]。(09/03/18)

Q:場に[[自分]][[モンスター]]が2体います。[[手札]]にこの[[カード]]と[[《トラゴエディア》]]が存在し、[[自分]][[フィールド]]上に存在する最後の[[モンスター]]が[[戦闘]]で[[破壊]]された時に[[戦闘ダメージ]]を受けました。~
  この場合、それぞれ1体ずつ[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[調整中]]。(09/03/18)

Q:このカードの[[効果]]で[[闇属性]]が指定されています。~
  このとき、[[《浅すぎた墓穴》]]で[[闇属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:この場合、《テュアラティン》の[[コントローラー]]から見た[[相手]]は、[[闇属性]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]することは出来ません。(09/12/13)