*《&ruby(じゃしん){邪神};ドレッド・ルート/The Wicked Dreadroot》 [#a3592099] 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000 このカードは特殊召喚できない。 自分フィールド上に存在するモンスター3体を 生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。 このカードがフィールドに表側表示で存在する限り、 このカード以外のフィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。 [[Vジャンプ(2005年6月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]で[[三邪神]]の一体。~ 3体[[生け贄]]でしか[[通常召喚]]できない[[召喚ルール効果]]と[[攻撃力]]を半分にする[[永続効果]]を持つ。~ この[[カード]]以外の[[フィールド]]上の全[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を半減する[[効果]]を持ち、[[《オベリスクの巨神兵》]]や[[《幻魔皇ラビエル》]]等と同じの[[攻撃力]]・[[守備力]]を持つ。~ この[[カード]]の長所は何といっても、[[ステータス]]の高さだろう。~ 自身の[[効果]]と相まって、[[戦闘]]で[[破壊]]されることはまずない。~ 又[[種族]]にも恵まれており、[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]と併用することで[[相手]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]化、[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]の[[効果]]を[[使用]]すれば、[[攻撃力]]4000で[[2回攻撃]]ができる。~ [[《H−ヒートハート》]]等で[[貫通]][[効果]]を付与すれば、さらに強くなる。~ その他[[《ダーク・コーリング》]]によって、高[[ステータス]]の[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を[[召喚]]することができる点も評価できる。~ [[攻撃力]]半減[[効果]]により、[[《連鎖除外》]]の対象を広げることもできる。~ この[[カード]]の短所は、[[召喚]]に3体の[[生け贄]]が必要となる鈍重さと、[[カード]][[効果]]への[[耐性]]がなく、[[フィールド]]に長く居座れないことである。~ [[戦闘]]に強いとは言え、[[《魂を削る死霊》]]等は[[戦闘破壊]]できない他、[[《炸裂装甲》]]一枚に[[破壊]]されて[[蘇生]]・[[帰還]]ができないことは非常に痛い。~ [[《大寒波》]]を[[使用]]し、確実に[[相手]][[モンスター]]を葬る事をオススメする。~ [[生け贄]]3体を必要とする割に[[《氷帝メビウス》]]等のように、即座に[[アドバンテージ]]を稼いでくれる[[効果]]ではなく、状況により[[効果]]が有効に機能しないこともある。~ もちろん他の[[上級モンスター]]と比べ[[召喚条件]]が厳しい分、[[手札事故]]が発生する[[確率]]が増える。~ [[《終焉の焔》]]や[[《地獄の暴走召喚》]]等で[[生け贄]]を揃えることも可能だが、これら[[サポートカード]]を多く採用すると[[デッキ]]を圧迫するので、[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]等の相性の良い[[カード]]が[[デッキ]]から締め出されては、この[[カード]]の長所を存分に生かすことができないため、兼ね合いが難しい。~ [[《冥府の使者ゴーズ》]]のように、[[生け贄召喚]]ができる[[トークン]]を生成し、奇襲性に富み、[[悪魔族]]のサポートを受けられる、相性の良い[[カード]]を採用すると良いだろう。~ -[[生け贄]]を揃える方法は下記の方法が考えられる。 --[[《冥府の使者ゴーズ》]] ⇒ この[[カード]]の[[誘発効果]]で2体の[[生け贄]]可能な[[モンスター]]を展開する事ができる。~ --[[【アンデット族】]] ⇒ [[《ダブルコストン》]]、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]、[[《ピラミッド・タートル》]]、[[《魂を削る死霊》]]等の存在から、[[フィールド]]上に[[モンスター]]が尽きず、[[召喚]]しやすい。~ --[[《モザイク・マンティコア》]] ⇒ 確実に3体の[[モンスター]]を[[フィールド]]に展開できる。~ --その他[[生け贄]][[サポートカード]] ⇒ [[《終焉の焔》]]等の[[トークン]]生成[[カード]]。~ [[《メタル・リフレクト・スライム》]]等の場持ちがよく、[[汎用性]]が高い[[罠モンスター]]。~ [[《墓守の偵察者》]]や[[ガジェット]]等の[[フィールド]]に[[モンスター]]を多数展開できる[[カード]]。~ -[[上級モンスター]][[召喚]]の強力なサポートとなる[[《死皇帝の陵墓》]]だが、この[[カード]]の[[生け贄召喚]]はこの[[カードの効果]]であるため、[[使用]]する事ができない。~ -この[[カード]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を半分にする[[効果]]は最後に適用する。~ この[[カード]]以外の攻守の変化させる[[効果]]が適用されている場合、先にこの[[カード]]以外の[[効果]]で現状の[[攻撃力]]・[[守備力]]を計算し、最後にこの[[カード]]の[[永続効果]]でその数値を半分にする。~ また、攻守を増減する[[効果]]が適用されている後からこの[[カード]]を出した場合や、この[[カード]]が存在する時に攻守を増減する[[効果]]を適用した場合も同様。~ ただし、[[攻撃力]]確定が同じタイミングである[[《邪神アバター》]]は特殊な処理となる。~ この2体が同時に存在する場合は、後から出された方の[[効果]]が後に適用される。~ (つまり、後からこのカードを[[召喚]]すれば、[[《邪神アバター》]]を[[効果]]で[[攻撃力]]を半分にし[[戦闘破壊]]が可能となる。)~ [[効果]]の処理が普通の処理とは違うため、詳細は[[FAQ>#ma243d7f]]参照。~ --上記の例外として[[《オプション》]]は半減しない。 --[[《ブラック・ガーデン》]]があると非常にややこしい事になる。([[《ブラック・ガーデン》のFAQ>《ブラック・ガーデン》#l6ce0ca6]]参照)~ 解釈としては「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が適用される前にこの[[カードの効果]]で[[攻撃力]]が半分になる」→「[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]が適用され[[モンスター]]の[[攻撃力]]は合わせて四分の一になる」→「この[[カードの効果]]は常に最後に適用されるのでまた半分になる」であろうか。~ [[リリース]]確保にも使えないこともないので、投入を検討してみてもいいかもしれない。~ -原作・アニメにおいて―~ 「遊戯王R」において、天馬夜行に操られた夜行の兄、天馬月行が[[使用]]。~ 三体の幻神獣([[三幻神]])と対を成す存在である[[三邪神]]の一体。~ [[攻撃]]名は「フィアーズノックダウン」。~ ~ このカードの名前であるドレッド・ルートとは恐怖の根源という意味~ ~ 原作では[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]を半分にする[[効果]]だった。~ また、同族である[[神>幻神獣族]]はその[[効果を受けない]]ようだ。~ [[《アルカナ ナイトジョーカー》]]に敗れ正気を取り戻した月行は、闇遊戯との対戦後この[[カード]]を破り捨てている。~ 此処で破り捨てたにもかかわらず、天馬夜行は海馬戦でこの[[モンスター]]を[[使用]]している。~ [[三幻神]]とは違い[[三邪神]]は複数枚生成されているのか、月行がコピー[[カード]]を[[使用]]していたのかは不明である。~ //(もっともインダストリアルイリュージョン社製だから前者の説が正しいと思われる。)~ //オリジナル的なものが在るか否かってことで また、同デュエルの《邪神アバター》とこのカードが並んだ際、夜行は《邪神ドレッド・ルート》は[[《邪神アバター》]]にその姿を変えると言っている。~ ~ 原作テキストは、以下の通り。~ [[三邪神]]はテキストが英語である。 《THE DEVILS DREAD-ROOT》 星10/ATTACK4000/DEFENSE4000 Fear dominates the whole field. Both attack and defense points of all the monsters will halve. (フィールドを恐怖が支配する。 すべてのモンスターの攻撃力と守備力は両方とも半分になる。) --遊戯王Rにおいて[[三邪神]]は、「[[三幻神]]が暴走した時、その力を抑止するためのカードとしてデザインされた」とある。~ このカードの場合は、全ての神が持つ「[[攻撃力]]を上昇させる[[効果]]」に対応し、その[[攻撃力]]を高い基礎[[攻撃力]]で上回るデザインとなっており、デザインモチーフである[[《オベリスクの巨神兵》]]と同じく[[攻撃力]]・[[守備力]]は共通して4000である。~ 補助的に場の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で「[[生け贄]]を揃えさせない(維持させない)」、([[《ラーの翼神竜》]]に限り)「[[生け贄召喚]]時の[[攻撃力]]を下げる」事ができるが、何故か抑止対象であるはずの[[神属性]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事はできないとされる。~ また、仮に[[神属性]][[モンスター]]に[[効果]]が通用したとしても(遊戯及び月光のセリフが[[《ラーの翼神竜》]]限定だったとしても)、特に意識しているはずの[[《オベリスクの巨神兵》]]に限り、「[[攻撃力]]を上昇させる[[効果]]」はその[[攻撃力]]が「無限大」に達してしまうため半減させる事が出来ず、[[《ラーの翼神竜》]]にはそのままでは[[効果]]が通じない事も合わせて「抑止力」と呼ぶには疑問が残るカードである。 //--アニメGXのオープニング及びエンディングの映像内にこの[[カード]]が確認できる。~ -コナミのゲーム作品において―~ ほとんどの作品において、[[《邪神アバター》]]及び[[《邪神イレイザー》]]は、通常プレイでは入手できず、特殊な入手手段を用いる必要があるのだが、このカードだけは普通にパックに封入されていることが多い。~ しかも、レアリティもレア程度な作品もあり、他の邪神に比べて不遇である。 **関連カード [#y20407d0] -[[《オベリスクの巨神兵》]] ―[[三邪神]] -[[《邪神アバター》]] -[[《邪神イレイザー》]] ―類似[[効果]] -[[《BF−疾風のゲイル》]] -[[《地球巨人 ガイア・プレート》]] -[[《巨大化》]] -[[《収縮》]] -[[《銀幕の鏡壁》]] -[[《粘着落とし穴》]] **収録パック等 [#sc5b010f] -[[Vジャンプ(2005年6月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]] VJC-JP009 &size(10){[[Ultra]]}; **FAQ [#ma243d7f] Q:この[[カード]]を[[召喚]]するときに[[《ダブルコストン》]]を2体分の[[生け贄]]として[[使用]]することは可能ですか?~ A:はい、可能です。~ Q:この[[カード]]の[[召喚]]は[[生け贄召喚]]ですか?~ もし違うなら[[《スケープ・ゴート》]]で[[召喚]]される[[羊トークン]]を[[生け贄]]にする事はできますか?~ A:[[生け贄召喚]]です。~ そのため、[[《スケープ・ゴート》]]で[[召喚]]される[[羊トークン]]を[[生け贄]]に[[召喚]]することはできません。~ Q:この[[カード]]は[[表側守備表示]]で[[召喚]]できますか?~ A:[[通常召喚]]扱いですので、[[守備表示]]の場合は[[セット]]([[裏側守備表示]])となります。 Q:この[[カード]]存在中、[[魔力カウンター]]の乗った[[《魔導戦士 ブレイカー》]]に対し[[《収縮》]]を[[発動]]した場合、どうなりますか?~ A:まず[[《収縮》]]の計算をし、次に[[《魔導戦士 ブレイカー》]]の[[効果]]を、最後に《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を適用します。~ つまり、まず「1600÷2=800」。次に「800+300=1100」、最後に「1100÷2=550」と計算するため、[[攻撃力]]は550となります。 Q:上記の例の時、[[攻撃力]]550の[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[効果]]を[[使用]]し[[魔力カウンター]]を失った場合この[[ターン]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~ A:[[攻撃力]]が変動した場合は、再計算します。~ [[《収縮》]]の[[効果]]が継続しているため「1600÷2=800」。~ そして《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を適用するため「800÷2=400」となり、[[攻撃力]]は400となります。 Q:上記の例の時、[[攻撃力]]550の[[《魔導戦士 ブレイカー》]]が[[魔力カウンター]]を乗せたまま[[ターン]]を終了しました。~ [[《収縮》]]の[[効果]]は失われますが、この場合[[攻撃力]]はどうなりますか?~ A:この場合も、再計算を行います。~ [[《魔導戦士 ブレイカー》]]の[[効果]]で「1600+300=1900」、続いて《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]で「1900÷2=950」とするため、[[攻撃力]]は950となります。 Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《邪神アバター》]]と《邪神ドレッド・ルート》が両方とも[[裏側守備表示]]状態で存在しています。~ [[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]した場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~ A:両方とも同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している場合は、その[[コントローラー]]が「どちらを先に適用するか」を決定します。~ つまり、「[[《邪神アバター》]]の[[効果]]を先に計算する」「《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]を先に計算する」を自由に選べます。(07/04/24) Q:[[自分]]の[[フィールド]]に[[《邪神アバター》]]が、[[相手]]の[[フィールド]]に《邪神ドレッド・ルート》が両方とも[[裏側守備表示]]状態で存在しています。~ [[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]した場合、[[攻撃力]]はどう計算しますか?~ A:この場合は、「[[ターンプレイヤー]]の[[コントロール]]する[[モンスター]]の[[効果]]が先」として計算を行います。~ [[自分]]の[[ターン]]中に[[《停戦協定》]]が[[発動]]した場合は[[《邪神アバター》]]の[[効果]]が、[[相手]]の[[ターン]]中に[[《停戦協定》]]が[[発動]]した場合は《邪神ドレッド・ルート》の[[効果]]が先に計算されます(07/04/24) Q:[[《ヴェノム・スワンプ》]]が[[発動]]しており、[[ヴェノムカウンター]]が1つ乗った[[《青眼の白龍》]]と《邪神ドレッド・ルート》が場に居ます。~ [[《青眼の白龍》]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~ A:《邪神ドレッド・ルート》が存在し[[攻撃力]]1500の状態で[[ヴェノムカウンター]]が乗ったのならば、1500-500で1000になります。~ 《ヴェノム・スワンプ》適用中([[攻撃力]]2500)の状態で《邪神ドレッド・ルート》が[[召喚]]されたのならば、2500÷2で1250になります。(07/05/27)