*《&ruby(まどう){魔導};サイエンティスト/Magical Scientist》 [#n903489b]
 効果モンスター(禁止カード)
 星1/闇属性/魔法使い族/攻 300/守 300
 1000ライフポイントを払う事で、
 融合デッキからレベル6以下の融合モンスター1体を特殊召喚する。
 この融合モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできず、
 ターン終了時に融合デッキに戻る。

 [[黒魔導の覇者]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[レベル]]6以下の[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[特殊召喚]]された[[融合モンスター]]は[[直接攻撃]]はできないが、[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]には[[攻撃]]できる。~
 通常は[[ターン]]終了までの間しか[[フィールド]]に展開させることはできない。~
 この条件をかいくぐる為に様々な[[コンボ]]が生み出されたが、如何せん[[強力すぎた>パワーカード]]。~

 [[攻撃力]]ならば[[《コアラッコアラ》]](当時は[[《紅陽鳥》]])を、[[効果]]ならば[[《ドラゴン・ウォリアー》]]や[[《魔人 ダーク・バルター》]]、[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]すればよい。~
 [[《月の書》]]・[[《月読命》]]を使えば、そのまま[[フィールド]]に残すこともできる。~
 もちろん、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を[[召喚]]し、[[相手]][[モンスター]]を道連れに[[消えてもらう>除去]]のも有効。~
 これらの強力な[[融合モンスター]]を際限なく[[フィールド]]に[[召喚]]できる為、この[[カード]]1枚で状況を一変させることが可能であった。~

 [[《魂を削る死霊》]]・[[《マシュマロン》]]・[[《薄幸の乙女》]]等[[戦闘]]によって[[破壊]]されない[[モンスター]]を[[攻撃]]して[[ダメージ]]を与えるのは、すぐに思いつく[[コンボ]]だろう。~
 [[召喚]]した[[《紅陽鳥》]]を[[《強制転移》]]等で[[相手]]に押しつけ、[[《黒炎の騎士−ブラック・フレア・ナイト−》]]3枚を[[自爆特攻]]させ、[[《幻影の騎士−ミラージュ・ナイト−》]]を[[召喚]]し、合計で8400もの[[ダメージ]]を叩き出しその[[ターン]]で決着をつける[[コンボ]]も存在する。~
 そして、[[《カタパルト・タートル》]]との[[コンボ]]を主軸にした、凶悪な[[1ターンキル]][[【サイエンカタパ】]]が組み上げられるに至った。~

 [[種族]]・[[属性]]・[[攻撃力]]全てが[[サーチ]]手段に恵まれたもので、[[《キラー・トマト》]]・[[《見習い魔術師》]]・[[《クリッター》]]等と豊富であった。~
 [[制限カード]]に指定された後も、十分な[[フィールド]]制圧の[[キーカード]]として猛威を振るっていた。~

-[[特殊召喚]]した[[モンスター]]は1[[ターン]]しか[[フィールド]]に存在できない、[[直接攻撃]]ができない、[[レベル]]6以下のみ、と複数の制限が存在するが、その最強クラスの[[アタッカー]]兼[[除去]]ギミック能力を危険視され、[[03/10/15>禁止・制限カード/2003年10月15日]]で[[制限カード]]、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]で[[禁止カード]]に指定される。~
この[[効果]]を利用して[[1ターンキル]]を狙う[[デッキ]]が上記の[[【サイエンカタパ】]]である。~

-後に、この[[カード]]の調整版とも言える[[《簡易融合》]]が登場した。~

-この[[カード]]の禁止化以降に[[《終末の騎士》]]や[[《闇の誘惑》]]や[[《マジカル・コンダクター》]]等といったこの[[カード]]と相性の良い[[カード]]が次々と登場している。~
[[蘇生]]・[[帰還]][[カード]]等に至っては[[《ワン・フォー・ワン》]]や[[《リミット・リバース》]]、更には[[《闇次元の解放》]]等の存在もある上、[[シンクロ召喚]]及び[[エクシーズ召喚]]の[[レベル]]調整としても優秀である。~

-名前は、「マッドサイエンティスト」との駄洒落からだろう。~
また、同じくマッドサイエンティストの[[《コザッキー》]]とは[[面識があるようだ。>《鋼核合成獣研究所》]]~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにて、三沢の調整用[[デッキ]]に入っていたのが確認できる。~
しかし、[[《ブラッド・ヴォルス》]]・[[《破壊輪》]]ともどもに万丈目によって海に捨てられた。~
その後は65話の冒頭におけるプロリーグ戦で登場。~
カイザー亮の対戦[[相手]]が使用し、エドに負けて以来調子を崩していた亮へ[[ダイレクトアタック]]でトドメを刺した。~

--[[攻撃]]名は「ミドルエイジスウェット」。~
訳すと「中年の汗」だが、見た目といい、名前といい、ウケ狙いだろうか。~
一方で65話の冒頭での描写や観客の反応から亮の落魄れっぷりを象徴した[[モンスター]]ともとれる。~
ちなみに、この[[カード]]を使って勝利したデュエリストは、ヘルカイザーと化した亮との再戦で倒されている。~


**関連カード [#l7a138c2]
-[[《デビル・フランケン》]]
-[[《幻想召喚師》]]

-[[《簡易融合》]]

―《魔導サイエンティスト》の姿が見られる[[カード]]
-[[《強制退出装置》]]
-[[《成功確率0%》]]
-[[《DNA定期健診》]]
-[[《鋼核合成獣研究所》]]

**[[特殊召喚]]できる[[モンスター]] [#d557bfcd]
――[[融合]]・[[効果モンスター]]
-[[《おジャマ・キング》]]
-[[《おジャマ・ナイト》]]
-[[《起爆獣ヴァルカノン》]]
-[[《キング・もけもけ》]]
-[[《コアラッコアラ》]](最高[[攻撃力]])
-[[《黒炎の騎士−ブラック・フレア・ナイト−》]]
-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]([[禁止カード]])
-[[《ツイン・フォトン・リザード》]]
-[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]
-[[《ドラゴン・ウォリアー》]]
-[[《ドラゴンに乗るワイバーン》]]
-[[《ナイトメアを駆る死霊》]]
-[[《魔人 ダーク・バルター》]]
-[[《闇魔界の竜騎士 ダークソード》]]
-[[《有翼幻獣キマイラ》]]
-[[《レアメタル・ナイト》]]
-[[《レアメタル・ヴァルキリー》]]

――[[融合モンスター]]
-[[《アクア・ドラゴン》]]
-[[《暗黒火炎龍》]]
-[[《アンデット・ウォーリアー》]]
-[[《カオス・ウィザード》]]
-[[《カルボナーラ戦士》]] 
-[[《金色の魔象》]]
-[[《クリッチー》]]
-[[《黒き人食い鮫》]]
-[[《クワガー・ヘラクレス》]]
-[[《紅陽鳥》]]
-[[《裁きの鷹》]]
-[[《裁きを下す女帝》]]
-[[《スチームジャイロイド》]]
-[[《砂の魔女》]]
-[[《深海に潜むサメ》]]
-[[《水陸両用バグロス》]]
-[[《スケルゴン》]]
-[[《朱雀》]]
-[[《戦場の死装束》]]
-[[《ソウル・ハンター》]]
-[[《デス・バード》]]
-[[《轟きの大海蛇》]]
-[[《バラに棲む悪霊》]]
-[[《バロックス》]]
-[[《フュージョニスト》]]
-[[《ブラキオレイドス》]]
-[[《プラグティカル》]]
-[[《フラワー・ウルフ》]]
-[[《フレイム・ゴースト》]]
-[[《炎の騎士 キラー》]]
-[[《炎の剣士》]]
-[[《魔装騎士ドラゴネス》]]
-[[《魔導騎士ギルティア》]]
-[[《マリン・ビースト》]]
-[[《マブラス》]]
-[[《ミノケンタウロス》]]
-[[《音楽家の帝王》]]
-[[《メカ・ザウルス》]]
-[[《メタル・ドラゴン》]]
-[[《雷神の怒り》]]
-[[《レア・フィッシュ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#bb023ff4]
-[[【サイエンカタパ】]]

**収録パック等 [#w12c6a8b]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP128 &size(10){[[Rare]]};
-[[黒魔導の覇者]] 303-019

**FAQ [#y04af969]
Q:《魔導サイエンティスト》が[[フィールド]]を離れた場合、[[効果]]で[[特殊召喚]]していた[[融合モンスター]]はどうなりますか?~
A:そのまま[[フィールド]]に残り[[直接攻撃]]はできず、[[ターン]]終了時に[[融合デッキ]]に戻ります。~

Q:[[《スキルドレイン》]]で「[[直接攻撃]]できない」「[[融合デッキ]]に[[戻す]]」[[効果]]を[[無効]]にできますか?~
A:共に[[無効]]にできません。

Q:この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]された[[融合モンスター]]が[[裏側表示]]になった場合、[[ターン]]終了時に[[融合デッキ]]に戻りますか?~
A:いいえ、戻りません。また《魔導サイエンティスト》との関連がなくなるので、その[[融合モンスター]]は[[直接攻撃]]できるようになります。~

Q:では[[《亜空間物質転送装置》]]などで一時的に[[除外]]した場合、[[ターン]]終了時に[[融合デッキ]]に戻りますか?~
A:上記の例と同様に、[[融合デッキ]]には戻らず、[[直接攻撃]]も可能になります。~

Q:この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]された[[融合モンスター]]を、[[《早すぎた埋葬》]]や[[《再融合》]]などで[[墓地]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:《魔導サイエンティスト》の[[効果]]は[[融合召喚]]ではないため、[[特殊召喚]]できません。

Q:「このカードは[[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない」と書かれた[[融合モンスター]]を、この[[効果]]で[[特殊召喚]]できますか?~
A:同じく[[融合召喚]]ではないため、[[特殊召喚]]できません。~

Q:[[特殊召喚]]した[[融合モンスター]]が[[融合デッキ]]に戻る[[効果]]は、[[セイヴァー]]や[[光神機]]のように、毎[[ターン]]発生しますか?~
A:[[調整中]](10/06/09)