*《&ruby(めいかい){冥界};の&ruby(まおう){魔王}; ハ・デス/Dark Ruler Ha Des》 [#ef62a1b5] 効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2450/守1600 このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、 自分フィールド上の悪魔族モンスターが戦闘で破壊した 効果モンスターの効果は無効化される。 このカードは墓地からの特殊召喚はできない。 [[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~ [[悪魔族]]が[[戦闘破壊]]した[[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[永続効果]]と、[[墓地]]から[[特殊召喚]]できない[[召喚ルール効果]]を持つ。~ [[自分]][[フィールド]]上の[[悪魔族]][[モンスター]]全てを強化する支援。~ この[[カード]]自身も[[効果]]の対象になるため、単体での起用も十分に可能。~ [[リバース効果]]と、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]等を一切[[無効]]にできるので、[[攻撃]]する際に非常に便利である。~ [[攻撃力]]も高く、「[[帝]]」や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]等の[[上級モンスター]]を一方的に倒すことができる。~ 強力な[[種族]][[サポートカード]]の少ない[[【悪魔族】]]にとっては、ほぼ[[必須カード]]となるだろう。~ 単体でも強力だが、[[悪魔族]]全体を強化できる以上、やはり他の強力な[[悪魔族]][[モンスター]]と併用したい。~ [[悪魔族]]の[[上級モンスター]]には[[《ダーク・ネクロフィア》]]・[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]等、強力な切り札が多い。~ [[下級モンスター]]にも[[《ニュート》]]や[[《ゴブリンエリート部隊》]]、[[《ニュードリュア》]]に[[《暗黒界の狂王 ブロン》]]等が存在し、選択肢は十分である。~ [[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]の[[効果]]により[[2回攻撃]]させる事で、[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した[[相手]][[モンスター]]2体の[[効果]]を[[無効]]化することもできる。~ そのため、併用する[[モンスター]]について心配する必要はないだろう。~ だが支援[[効果]]以外には何の能力もない。~ 一度[[破壊]]されると[[蘇生]]できないのは、[[上級モンスター]]としてはやや痛いところ。~ ただし[[《死者蘇生》]][[《ゴヨウ・ガーディアン》]]などで相手に利用される事が無いという点ではメリットになる。~ [[除外]]状態からは[[帰還]]できるので、[[《ダーク・ネクロフィア》]]の[[召喚]][[コスト]]にした後[[《異次元からの帰還》]]等で[[帰還]]できる。~ 主力として使う際は[[蘇生]]できない[[デメリット]]を補うため、攻撃より防御に主眼を置いた[[デッキ]]を構築したい。~ [[【獅子黄泉帝】]]の如く[[生け贄]]確保エンジンを搭載した上で使うのも良い。~ [[ダメージステップ]]の[[除去]]に対応できない[[《我が身を盾に》]]や[[《神の宣告》]]と相性が良い。~ [[【カウンタービート】]]の[[フィニッシャー]]として働くこともできる。 [[《黄泉ガエル》]]や[[《ダンディライオン》]]といった、[[自己再生]][[モンスター]]も[[戦闘]]を介して[[破壊]]した場合は[[無効]]化できるが、[[《おろかな埋葬》]]などで直接[[墓地]]に送られた場合は妨害できなくなる。~ [[デッキ]]によっては、[[《エンド・オブ・アヌビス》]]との併用を考えたい。 [[【宝玉獣】]]にとっては除去できなければ最も厄介な[[カード]]。特有の[[効果]]が軒並み[[腐り>腐る]]、単体で[[攻撃力]]が勝るモンスターがいないからである。 -《冥界の魔王 ハ・デス》の及ぼす「[[モンスター効果]]を永続的に[[無効]]化」する効果について。~ --正確には「[[ダメージ計算]]によって[[戦闘破壊]]が確定した[[モンスター]]の[[効果]]」を[[無効]]にする[[永続効果]]である。~ [[戦闘破壊]]が確定してしまったのなら、その[[モンスター効果の発動]]が[[ダメージステップ]]中だろうが、[[フィールド]]上か、[[墓地]]に行ってからか、など関係なく[[無効]]化する。~ --他方で[[ダメージステップ]]でも[[戦闘破壊]]が確定する前に[[発動]]する[[効果]]は[[無効]]化しない。~ ---[[《マジック・ランプ》]]・[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]・[[《アマゾネスの剣士》]]・[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]・[[《N・グラン・モール》]]などは[[無効]]化できない例となる。 --テキストには無いものの、[[無効]]化が有効なのは[[墓地]]までと裁定が下った。~ よって、[[戦闘破壊]]によって[[除外]]された後で[[発動]]する[[誘発効果]]は[[無効]]化しない。~ [[【次元帝】]]を[[相手]]にしたときはほぼ役に立たなくなる。~ ---[[《見習い魔術師》]]は[[戦闘破壊]]後、[[除外]]されたのち[[発動]]するので「[[除外]]される場合に限り」[[無効]]化されない。 ---[[除外]]が確定しても[[リバース効果]]などは[[除外]]される前に発動することになるので[[無効]]化される。 --[[戦闘破壊]]できなければ[[無効]]化しない。~ ---[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されない[[《マシュマロン》]]などは[[無効]]化されない。~ --[[モンスター効果]]を[[発動]]させない[[効果]]ではない。~ ([[発動]]した上で[[効果解決時]]に[[無効]]化する)~ ---[[《クリッター》]]を[[戦闘破壊]]したとしても[[効果]]は[[発動]]する([[チェーンブロック]]を作る)ため、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の[[効果]]は[[発動]]してしまう。~ --[[効果解決時]]に[[効果]]を[[発動]]した場所から離れていても[[無効]]にする。~ ---[[無効]]化された[[《ネクロ・ガードナー》]]の[[効果]]を[[発動]]した場合、[[効果解決時]]には[[除外]]されている。~ しかしやはり「[[墓地]]で[[発動]]した[[効果]]」であるため[[無効]]化される。~ --[[《天罰》]]、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]等の[[無効]]化と違い、[[墓地]]に於いて永続的に[[適用]]されうる。~ この[[リセット]]には、[[墓地]]から離れさせる必要がある。 ---[[《黄泉ガエル》]]の自己再生効果は何度も[[発動]]することは出来ても[[無効]]化される。 --一度この[[無効]]化が[[適用]]されると、《冥界の魔王 ハ・デス》がフィールドを離れても有効である。 --一般に[[ルール効果]]を[[無効]]化しないが一部例外も存在する。~ [[《スキルドレイン》]]で[[無効]]化できる[[ルール効果]]は無効化されうると考えておけばよい。 ---同名カード扱いなどは[[無効]]化されない。~ //《ハーピィ・クィーン》が無効化されるかは調査中 ---[[デュアル]][[モンスター]]の「[[墓地]]に於いての[[通常モンスター]]扱い」は[[無効]]化され[[効果モンスター]]扱いとなる。 --《冥界の魔王 ハ・デス》以外の[[悪魔族]]の戦闘による相討ちでもこの無効化は有効。~ 他方で《冥界の魔王 ハ・デス》が戦闘の結果相討ちになり、フィールドを離れ[[永続効果]]がとぎれる場合この[[無効]]化は適用されない。~ -以下は[[無効]]化される[[効果]]の例。~ この[[カード]]に限らず[[無効]]化能力は強力であり優秀。~ なお、[[無効]]化された[[カードの効果]]は、[[墓地]]を離れた段階で復活する。~ --[[《クリッター》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]等の[[墓地]]に送られた時に[[発動]]する[[サーチ]][[効果]]~ --[[《キラー・トマト》]]等、[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された時に[[発動]]する[[特殊召喚]][[効果]]~ --[[《深淵の暗殺者》]]や[[《メタモルポット》]]等の[[戦闘]]時に[[リバース]]して[[発動]]する[[リバース効果]]~ --[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]・[[《黄泉ガエル》]]等の[[自己再生]][[効果]]~ --[[《死霊ゾーマ》]]等の[[罠モンスター]]の[[効果]]~ --[[《D−HERO ダッシュガイ》]]等、[[墓地]]でいつでも発動できる[[効果]] --その他幾つかの[[効果]]([[禁止カード]]である[[《キラー・スネーク》]][[《処刑人−マキュラ》]]等)~ //《エンド・オブ・アヌビス》があのような表記の仕方をしているので問題ないですよね -以下は[[無効]]化されない[[効果]]の例。~ --「[[特殊召喚]]できない」等の[[召喚ルール効果]]~ --「このカードの名前はルール上、〜として扱う」等の[[ルール効果]]~ --[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]等の[[トークン]]の[[効果]]~ --「[[除外]]されたとき」に[[発動]]する[[誘発効果]] --その他、正規の手段で[[召喚]]された[[特殊召喚モンスター]]の[[蘇生制限]]解除~ -以下は[[無効]]化されるかどうか[[調整中]]のもの。 --分類なしの[[効果]]である[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]の裏の[[効果]]。(なお、同じく分類のない[[《大天使クリスティア》]]の[[デッキ]]に戻る[[効果]]は[[無効]]になるとの裁定が出ている。09/03/22) --[[特殊召喚]]時に付随されたものである[[《ボルト・ヘッジホッグ》]][[《ゾンビキャリア》]]の[[除外]]される[[効果]]。(09/01/22) -[[《深淵の冥王》]]から冥界の魔王の座を奪い、[[降格処分にした>《降格処分》]]。 その後[[《深淵の冥王》]]に[[復讐>《ヘイト・バスター》]]されているが、[[復活している>《蘇りし魔王 ハ・デス》]]。 -[[《冥界流傀儡術》]][[《降格処分》]]等様々なカードの[[イラスト]]に登場している馴染み深い[[モンスター]]でもある。~ 現在では、[[《スキルドレイン》]]で力が抜けている[[姿>イラスト]]をお目にかかることが多い。~ -海外版の[[イラスト]]はお馴染みの[[悪魔族]]修正を受けているが、グラスの中のワインの色まで赤から緑に変わっている。~ 恐らく血を飲んでいる様に見える可能性を考慮しての事だろうが、やり過ぎ感漂う修正である。~ あるいは本当に[[生き血>《天使の生き血》]]を飲んでいるのだろうか?~ また、このカードの関連イラストカードでも[[悪魔族]]の修正を受けているが[[《トラスト・マインド》]]ではなぜか修正は受けず頭の角はそのままである。 //http://yugioh.wikia.com/wiki/Mind_Trust -原作・アニメにおいて―~ アニメオリジナルで「闇獏良vs闇マリク」でバクラが使用。~ [[攻撃力]]0となった[[《ラーの翼神竜》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]し、一斉攻撃の構えを見せたが、残念ながら目立った活躍をせずにラーに粉砕されてしまっている。~ 最後までグラスを持ったままだった。~ ~ また、アニメオリジナルの「ドーマ編」で、羽蛾・竜崎の回想シーンで[[カード]]のみ登場。~ 全国大会決勝戦後、当時人気だった羽蛾と竜崎にサインをお願いした少年から、二人はこの[[カード]]を半ば強引に手に入れた。~ しかし、「決闘王国」編での不甲斐ない成績のために人気が急落し、この[[カード]]も半ば強引に奪い返されることになる。~ ~ 「乃亜編」では、[[永続魔法]]の《ハ・デスの誘導尋問》なる[[カード]]の[[イラスト]]にも登場している。~ また「記憶編」では、アテムvs遊戯で遊戯が「君の背中はあまりにも遠い…」というシーンにて、何故か[[《インセクト女王》]]と共に奥から出てくる。~ --アニメGXの[[罠カード]]《ヴィクテム・バリアー》の[[イラスト]]に《スカブ・スカーナイト》に返り討ちに合う姿で登場。~ また、異世界編で覇王十代の部下として登場していた。~ 冥界の魔王である彼が「覇王、覇王」と拝む姿は悲しいものである。 -神話・伝承において―~ 「ハデス」と言えば、ギリシャ神話における冥府の神。~ 大神ゼウス・海神ポセイドン([[《ポセイドンの力》]]参照)の兄に当たる。~ 冥府での仕事が忙しいため、オリュンポス十二神になることを辞退したとされる。~ 余談であるが、ギリシア神話におけるハデスは邪悪な存在ではなく、人に騙されたり純情だったりと結構人間らしい神である。~ ファンタジー系の創作作品ではゼウスと不仲だとされるが、神話や文献ではそのような表記はほとんど無く、むしろ恋愛相談をしたりする程の間柄である。~ **関連カード [#ud163eeb] ―ハ・デス関連の[[モンスター]] -[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]] -[[《ハ・デスの使い魔》]] -[[《レッド・サイクロプス》]] -[[《深淵の冥王》]] ―[[戦闘破壊]]した[[効果モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にするカード -条件無し --[[《古代の機械獣》]] --[[《ガーディアン・バオウ》]] --[[《ジェノサイドキングデーモン》]] --[[《絶対服従魔人》]] --[[《漆黒の魔王 LV4》]] --[[《魔人 ダーク・バルター》]] --[[《ワーム・ウォーロード》]] --[[《破邪の大剣−バオウ》]] --[[《拡散する波動》]] -条件有り --[[《エレメント・ザウルス》]] --[[《エレメント・ソルジャー》]] --[[《エレメント・デビル》]] --[[《漆黒の魔王 LV6》]] --[[《漆黒の魔王 LV8》]] ―[[戦闘破壊]]した[[リバース効果モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にするカード -[[《ブレイドナイト》]] -[[《ツインヘッド・ケルベロス》]] -[[《ハーピィ・レディ2》]] ―《冥界の魔王 ハ・デス》の姿が見られる[[カード]] -[[《降格処分》]] -[[《デーモンとの駆け引き》]] -[[《トラスト・マインド》]] -[[《冥界流傀儡術》]] -[[《魂粉砕》]] -[[《スキルドレイン》]] -[[《ヘイト・バスター》]] -[[《冥王の咆哮》]] -[[《玉砕指令》]] **収録パック等 [#df84f243] -[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP124 &size(10){[[Ultra]]}; -[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-001 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]}; -[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-01 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]}; **FAQ [#tfb7b751] Q:このカードが[[《次元の裂け目》]][[発動]]中に[[《異次元の生還者》]]や[[《異次元の偵察機》]]を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した場合、それらのカードは[[フィールド]]に[[帰還]]しますか?~ A:はい、[[帰還]]します。(07/03/22)~ Q:では、[[《次元の裂け目》]][[発動]]中ならば[[戦闘破壊]]された[[リバース効果モンスター]]の[[効果]]も[[無効]]にされませんか?~ A:いいえ、これらは[[無効]]になります。上記と矛盾しているようにも思えますが、これは[[発動]]するタイミングが異なるためです。~ [[リバース効果]]の場合は~ 「[[ダメージ計算]]([[戦闘破壊]]確定・ハデスによって[[効果]][[無効]]化)→[[リバース効果]][[発動]]、[[効果]][[無効]]→[[除外]]」という流れです。~ つまり、[[除外]]されるのは[[リバース効果]]の処理後であるため関係ありません。~ [[《見習い魔術師》]]の場合は~ 「[[ダメージ計算]]([[戦闘破壊]]確定・[[効果]][[無効]]化)→[[除外]]→[[除外]]により[[効果]][[無効]]化がキャンセルされてから[[効果]][[発動]]、正常処理」となります。 Q:[[セット]]状態の[[《マジック・ランプ》]]に[[攻撃]]した場合、[[《マジック・ランプ》]]の[[効果]]は[[無効]]にできますか?~ A:[[《マジック・ランプ》]]は「[[戦闘破壊]]される前([[戦闘破壊]]されていないタイミング)」に[[発動]]する[[効果]]であるため、《冥界の魔王 ハ・デス》は[[無効]]化できません。 Q:[[《グレイヴ・キーパー》]]が存在しているときにこのカードが[[《ナーガ》]]を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した場合、[[《ナーガ》]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~ A:はい、します。(09/01/03)~ ~ //ナーガと矛盾してるのでコメントアウト //↑直しました Q:[[《ウィード》]]に[[攻撃]]した場合、[[《ウィード》]]の別の[[植物族]]を代わりに[[破壊]]する[[効果]]を使えますか?~ A:はい、使えます。(09/01/03)(08/10/31)