*《&ruby(チェーン・ロスト){連鎖除外};/Chain Disappearance》 [#k289d5d2] 通常罠 攻撃力1000以下のモンスターが 召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 その攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外し、 さらに除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する。 //テキストはSD23より [[混沌を制す者]]で登場した[[通常罠]]。~ [[攻撃力]]1000以下の[[モンスターの召喚]]時に、その[[モンスター]]と[[手札]]・[[デッキ]]の[[同名カード]]を根こそぎ[[除外]]する[[効果]]を持つ。~ 類似する[[効果]]を持つ[[《連鎖破壊》]]と違い、[[攻撃力]]1000以下と[[効果]]の範囲は狭いが、[[破壊]]ではなく[[除外]]であり、[[召喚]]された[[モンスター]]も[[除去]]でき、[[同名カード]]を根こそぎ葬ることができる。~ [[《強者の苦痛》]]等の[[永続効果]]で[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げれば、[[効果]]の範囲を広げることが可能である。~ [[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]であり、無効化されにくい点も優秀である。~ [[モンスター除去]]以外にも[[ハンデス]]・[[デッキ破壊]]としても使用できる。~ もちろん、[[デッキ]]に1枚しか入っていない[[カード]]に対して[[発動]]しても、[[除去]][[カード]]として機能するため、損失にはならない。~ 後続ごと根こそぎ[[除外]]するため、[[相手]]の[[デッキ]]次第では致命傷を与えることができる。~ 特に[[チューナー]]や[[シンクロ素材]]として使われる[[モンスター]]はこの[[カード]]の[[発動条件]]を満たす物が多く、中でも[[《クイック・シンクロン》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]など、[[デッキ]]の中核となる[[チューナー]]を[[除外]]してしまえば完封勝ちも夢ではない。~ 再利用を前提とし、上記の[[チューナー]]と併用されることも多い[[《黄泉ガエル》]]・[[《ダンディライオン》]]・[[《ドッペル・ウォリアー》]]等に対しても非常に有効に働くため、[[メタ]]として[[サイドデッキ]]に複数枚を忍ばせておくとよい。~ 特に[[《デブリ・ドラゴン》]]に対しては、自身とその[[効果]]で[[蘇生]]の対象となる[[モンスター]]両方がこの[[カード]]の[[効果]]対応範囲であるため、非常に効果的。~ 三枚積まれることもある[[《カードカー・D》]]に対しても有効で、[[ドロー]]する前に[[除外]]できる。 この[[カード]]は[[環境]]により大きく評価が変わりがちだが、特に2011年11月〜2012年9月期まで猛威を振るった[[【甲虫装機】]]等の[[トップデッキ>主流デッキ]]の対策[[カード]]として注目を集めた。~ [[《甲虫装機 ダンセル》]]を[[除外]]すれば[[相手]]は[[《虚空海竜リヴァイエール》]]を出すまで[[コンボ]]が起動できなくなるため、爆発力を大幅に削ぐことが出来た。~ // ただし、先に伏せておかないと[[《甲虫装機 ダンセル》]]と[[《甲虫装機 ホーネット》]]の[[コンボ]]で[[破壊]]されてしまっていた。~ // また、[[《甲虫装機 センチピード》]]には無力だった。~ また、対[[【聖刻】]]においても、[[攻撃力]]0で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[除外]]できたが、[[【光デュアル】>【E・HEROビート】]]といったこの[[カード]]が通用しない[[デッキ]]もある為、[[複数積み>積む]]していると[[機能しない>腐る]]場合もあった。~ そういった場合に備え、この[[カード]]を[[ピン挿し]]したり[[サイドデッキ]]に入れている[[プレイヤー]]が多かった。~ 今後も[[主流デッキ]]の[[キーカード]]が[[攻撃力]]1000以下の場合に、[[メタカード]]としての抑止力が期待される。 -[[効果]]について― --[[自分]]・[[相手]]問わずに[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]に対する[[召喚]]反応型[[罠カード]]として[[発動]]可能。~ [[自分]]が[[召喚]]した[[モンスター]]に対して[[発動]]し、[[相手]]の[[手札]]と[[デッキ]]から[[同名カード]]を[[除外]]することも可能。~ [[相手]]から[[除外]]できなくとも[[相手]]の[[手札]]・[[デッキ]]を[[ピーピング]]・[[デッキ]]確認できるので、いざという時のために覚えておいて損はない。 //また[[自分]]の[[《異次元の偵察機》]]を[[除外]]する事で、その[[モンスター効果の発動]]を狙う手もある。~ --「[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]」である。 ---[[《異次元からの帰還》]]等によって同時に複数の[[攻撃力]]1000以下[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された場合、その全てを[[除外]]することができる。 --[[効果解決時]]、その[[モンスター]]が[[フィールド]]上で[[表側表示]]で存在しかつ、[[攻撃力]]1000以下を満たしていないと[[不発]]となる。~ [[チェーン]][[発動]]でこれらを破ることで、[[ピーピング]]・[[デッキ]]確認・[[デッキ]]と[[手札]]の[[モンスター]]の保護を行うことができる。~ --[[効果解決時]]、[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[除外]]、その後その[[カード名]]を参考に[[手札]]・[[デッキ]]から[[除外]]する[[一連の効果]]である。~ なおその際には[[攻撃力]]は関係なくなっている。 ---ゆえに最初の[[除外]]ができなければ後半の処理も行えない[[不発]]となる。([[《禁じられた聖槍》]]で[[除外]]できなかった場合など) ---[[除外]]されてからの[[カード名]]で判定するため、例えば[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]では[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]だけが[[手札]]・[[デッキ]]から[[除外]]される。 ---「[[手札]]と[[デッキ]]から」としか書いていないにもかかわらず、[[エクストラデッキ]]のカードも[[除外]]できる。(11/04/14)~ これはこの[[カード]]と[[《連鎖破壊》]]のみの[[特殊裁定]]なので気をつけたい。 ---[[デッキ]]・[[手札]]からの[[除外]]後、[[公開情報]]内に該当[[カード]]が[[デッキ]]に入れることの出来る上限枚数存在しない場合、[[手札]]・[[デッキ]]にそれ以上入っていないことの[[確認]]ができる。~ 要は3枚上限のところを2枚しか入れられていないカードをこれで[[除外]]されると必ず[[ピーピング]]される、ということである。~ なお[[公開情報]]とは[[除外]]と[[墓地]]と[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在である。~ [[セット]]された[[モンスター]](非[[公開情報]])がたとえその残りのカードであると知っていても[[確認]]できる。~ ちなみに、[[《地獄の暴走召喚》]]とは違い強制的に[[確認]]する処理は必要ではない。 -かつては[[起動効果]]の都合上、[[《ローンファイア・ブロッサム》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]等を無力化することができない穴があった。~ [[マスタールール2]]適用後はそれらの[[モンスター]]も[[効果]]を[[発動]]させずに[[除外]]できるようになり、より評価が上がったカードである。 -[[《連鎖破壊》]]との違いについて― --[[《連鎖破壊》]] ---[[トリガー]]となった[[モンスター]]には影響がない。 ---[[破壊]]するのは[[対象]]となった[[カード]]の[[コントローラー]]の[[手札]]と[[デッキ]]。 ---[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]。 ---複数の[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]された場合、その中から1体を選択する。 --《連鎖除外》 ---[[トリガー]]となった[[モンスター]]も[[除外]]する。 ---[[自分]]の[[モンスター]]に使っても、[[相手]]の[[デッキ]]及び[[手札]]の[[同名カード]]を[[除外]]する。 ---[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]。 ---複数の[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]された場合、該当する全ての[[モンスター]]に[[効果]]を与える。 --[[《連鎖破壊》]]は[[フィールド]]の[[モンスター]]は[[破壊]]できないが、[[自分]]、もしくは[[相手]]の[[同名カード]]を落とす目的でも使える。~ 一方《連鎖除外》はそのまま使っても[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[除外]]できるので、単純に[[攻撃力]]の低い[[モンスター]]への[[除去]]としても機能する。~ [[効果]]範囲である[[攻撃力]]の違いなどもあり、一見似ている役割は細かいところで違っている。 -登場した当時は同パックに収録されていた[[カオス]]を含む強力な[[モンスターカード]]が注目され、この[[カード]]はあまり目立たない存在だった。~ そもそも当時の[[【スタンダード】]]においては対象範囲となる[[モンスター]]は非常に限られていた(主に[[《N・グラン・モール》]]と[[《黄泉ガエル》]]程度)ため、注目されなかったのも無理はない。~ その後、[[シンクロ召喚]]が登場して低[[レベル]][[モンスター]]の重要度が高まると共に注目度が上がっていった。~ 現在は上記の通り強力な[[起動効果]]持ちも落とせるようになったため、[[マスタールール2]]適用後は[[サイドデッキ]]投入率の上昇に拍車がかかっている。~ [[《ゲール・ドグラ》]]とは逆に、ルールの変化によって台頭した[[カード]]と言えるだろう。 -[[レアリティ]]こそ[[Rare]]だが、収録[[カード]]数が膨大な[[EXPERT EDITION Volume.2]]から入手するしかなかったため、需要の増加と共にシングル価格が高騰していた[[カード]]の一枚。~ しかし、[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]]にて再録されたため、供給不足は解消されるだろう。 -[[イラスト]]では[[《人喰い虫》]]が2体[[除外]]されている。~ 勿論、[[反転召喚]]時に同じ事をしても[[破壊]][[効果]]を[[無効]]にできるわけではないので注意。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメGXの第2期OPで確認できる。 -コナミのゲーム作品において―~ 遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでは、[[除外]]したカードが[[制限カード]]かどうか関係なく、3枚[[除外]]されない場合は[[デッキ]]の[[確認]]は行う。~ このゲームでは対戦レギュレーションが変更できるので「[[制限カード]]である事は明らか」なカードは存在しないからである。 **関連カード [#h70617d8] -[[《連鎖破壊》]] -[[《連鎖爆撃》]] -[[《連鎖炸薬》]] -[[《連鎖旋風》]] -[[《抹殺の使徒》]] -[[《因果切断》]] -[[《落とし大穴》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《人喰い虫》]] **収録パック等 [#wf17c84d] -[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP052 &size(10){[[Rare]]}; -[[混沌を制す者]] 306-052 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]] SD23-JP038 **FAQ [#c2e3d8f5] Q:[[《ダークゾーン》]][[発動]]中に[[《クリッター》]]を[[召喚]]した時に[[発動]]できますか?~ A:いいえ、できません。~ [[フィールド魔法]]の[[効果]]は[[フィールド]]に出た時点で発揮されるため、[[攻撃力]]1500の[[モンスター]]を[[召喚]]した扱いとなるためです。~ [[フィールド魔法]]以外の永続的な[[効果]]が適用されている場合も、同様です。 Q:この[[カードの発動]]に対し、[[相手]]は[[《突進》]]を[[チェーン]]しました。~ この場合、処理はどのようになりますか?~ A:[[効果解決時]]にその[[モンスター]]の[[攻撃力]]が1000より大きくなった場合、この[[カードの効果]]は[[適用]]されません。(11/05/28) Q:この[[カードの発動]]に対し、[[相手]]が[[《月の書》]]を[[チェーン]]し、[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にしました。~ この場合、処理はどのようになりますか?~ A:[[効果解決時]]に[[裏側表示]]となった場合、[[効果]]は[[適用]]されません。(10/11/27) Q:[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]と[[攻撃力]]が1000より高い[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]されました。この時、この[[カード]]を[[発動]]することはできますか?~ A:はい、できます。その場合、[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]のみを[[除外]]します。(11/04/10) Q:[[攻撃力]]1000以下の[[トークン]]が[[特殊召喚]]されました。この時、この[[カード]]を[[発動]]することはできますか?~ A:はい、できます。(11/04/10) Q:この[[カード]]の「[[デッキ]]を[[シャッフル]]する」という一文は[[効果]]処理に含まれますか?~ ([[《サイバー・ウロボロス》]]などが[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]][[発動]]できるかどうか)~ A:いいえ、含まれません。ルール上の行為として扱います。(10/07/03) Q:[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[特殊召喚]]に対し[[発動]]した場合[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を[[除外]]しますか?~ A:はい、[[除外]]されます。(11/04/14) Q:「その[[モンスター]]をゲームから[[除外]]し」と、「相手の[[手札]]と[[デッキ]]から[[同名カード]]を全てゲームから[[除外]]する」は同時ですか?~ A:いいえ、同時ではありません。(10/02/13) Q:[[《邪神ドレッド・ルート》]][[効果]]適用下で、[[《ハーピィ・クィーン》]]の[[召喚]]成功時に《連鎖除外》を[[発動]]しました。~ この場合、[[同名カード]]を[[除外]]する[[効果]]によって[[除外]]される[[カード]]は[[《ハーピィ・クィーン》]]・[[《ハーピィ・レディ》]]のどちらですか?~ (あるいは両方[[除外]]?その場合6枚[[除外]]できなければ[[デッキ]]を公開する義務を負う?)~ A:[[手札]]と[[デッキ]]から[[除外]]されるのは[[《ハーピィ・クィーン》]]となります。 (11/11/29) Q:前問と同様の状況で、[[《粋カエル》]]・[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]・[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]・[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]・[[《魔知ガエル》]]それぞれについて、処理はどうなりますか? ~ A:それぞれ[[《粋カエル》]]・[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]・[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]・[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]・[[《魔知ガエル》]]が[[除外]]されます。~ [[手札]]と[[デッキ]]から[[除外]]されるのは[[カード]]に記載された[[カード名]]と[[同名カード]]です。(11/12/14) Q:この[[カード]]が[[発動]]されたのに対し、[[召喚]]された[[モンスター]]を[[対象]]に[[《禁じられた聖槍》]]が[[発動]]されました。~ この時、[[召喚]]された[[モンスター]]、また[[手札]]と[[デッキ]]の同名[[カード]]はどのように処理しますか?~ A:[[召喚]]した[[モンスター]]は[[罠カード]]の[[効果を受けない]]状態になり、[[除外]]されません。~ また、その[[モンスター]]が[[除外]]されなかった場合、同名[[カード]]も[[除外]]されません。(11/08/25) Q:[[相手]]の[[モンスター]]を[[召喚]]した際に[[自分]]がこの[[カード]]を[[発動]]しました。~ [[効果解決時]]にその[[モンスター]]が[[自分]]の場に[[コントロール]]移動していた場合、どう処理しますか?~ A:その場合、その[[モンスター]]は[[除外]]され、この[[カード]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]から見て[[相手]]の[[手札]]と[[デッキ]]の[[同名カード]]が[[除外]]されます。(11/08/25) Q:この[[カード]]の処理後、[[公開情報]]内で該当[[カード]]が[[デッキ]]に入れることの出来る上限枚数確認できなかった場合、[[相手]]の[[手札]]や[[デッキ]]([[エクストラデッキ]])を見て該当[[カード]]がまだ残っていないかを[[確認]]することは出来ますか?~ A:はい、可能です。(11/09/19) Q:明確に「それ以上入っていない」が自明でない場合、[[手札]]・[[デッキ]]の[[公開]]は必須ですか?~ A:いいえ、「[[相手]]が要求したならば」必ず見せる必要がありますが、そうでないならば見せる必要はありません。(12/04/25) Q:[[《ワイト》]]を[[召喚]]したところ、[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされました。~ 次の[[ターン]]に2体目の[[《ワイト》]]を[[召喚]]したところ、この[[カード]]を[[発動]]されました。~ 合計2体が[[除外]]された場合、3体目は[[裏側守備表示]]で[[フィールド]]にいる事が明確ではありますが[[手札]]・[[デッキ]]の[[公開]]を要求された際[[公開]]しなければなりませんか?~ A:はい、この場合も[[裏側守備表示]]は何の[[カード]]であるか不明の扱いであるため、[[公開]]を要求されたならば[[公開]]しなければなりません。(12/04/25) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。