*【&ruby(デステニーヒーロー){D−HERO};】 [#t850d0ec] #contents **[[デッキ]]の概要 [#b910ce30] [[闇属性]]・[[戦士族]]で統一された[[D−HERO]]を軸にした[[デッキ]]。~ [[墓地]]に関連する[[効果]]を持つ[[下級モンスター]]を軸に、大型[[モンスター]]を[[特殊召喚]]していく。~ 《デステニー・ドロー/Destiny Draw》 通常魔法 手札から「D−HERO」と名のついたカード1枚を捨てて発動できる。 デッキからカードを2枚ドローする。 **[[デッキ]]構築に際して [#h1eec371] ***[[D−HERO]][[モンスター]]について [#f5307836] いずれの[[D−HERO]]も、[[デッキ]]を組むうえでの役割分担が明確化されているのが特徴である。~ 逆に言えば[[モンスター]]間での[[シナジー]]は薄く、他の[[カード]]も取り入れなければ強力な[[デッキ]]を組むのは難しい。~ -戦線維持 --[[《D−HERO デビルガイ》]]~ その[[ターン]]全ての[[攻撃]]を行えない[[デメリット]]があるが、[[耐性]]で対処されにくい[[除外]]で一時的ながら[[モンスター]]を[[除去]]できる。~ [[《虚空海竜リヴァイエール》]]に繋げて[[相手]]の[[下級モンスター]]を奪う[[コンボ]]を持ち、[[《切り込み隊長》]]から[[特殊召喚]]すると狙いやすい。~ --[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]~ [[デッキの一番上]]にある[[通常魔法]]を使える、癖は強いが当たれば大きい[[効果]]を持つ。~ [[《デステニー・ドロー》]]との[[コンボ]]は単純にして強力で、[[レベル]]4[[D−HERO]]の主力となる。~ この[[カード]]に特化した構築は[[【ダイヤモンドガイ】]]を参照。~ --[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]~ 他の[[カード]]との[[シナジー]]は少ないが[[壁]]としては優秀で、[[下級モンスター]]随一の[[守備力]]により大抵の[[モンスター]]の[[攻撃]]が止まる。~ [[デメリット]]の関係上継続的な[[壁]]とすることは難しいが、生き残った自身を[[リリース]]や[[エクシーズ素材]]とすれば良い。~ [[《デブリ・ドラゴン》]]にも対応し、素材としての安定性は高い。 -展開支援 --[[《D−HERO ドゥームガイ》]]~ [[戦闘破壊]]された場合、次の[[自分]][[スタンバイフェイズ]]に[[D−HERO]]を[[蘇生]]できる。~ [[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]や[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[蘇生]]すると良い。~ --[[《D−HERO ダッシュガイ》]]~ [[墓地]]に置かれた場合、1度だけ[[ドロー]]した[[モンスター]]をそのまま[[特殊召喚]]できる。~ [[《D−HERO ドゥームガイ》]]での[[蘇生]]や[[《戦士の生還》]]での[[サルベージ]]を絡め、[[特殊召喚]][[効果]]を繰り返し[[発動]]したい。~ [[攻撃力]]が低めなのが気にかかる点で、[[フィールド]]に出した際は[[リリース]]を要する[[自己強化]][[効果]]を活かして大型[[モンスター]]を葬ることで活躍させるのが理想的。~ --[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]~ [[墓地]]から[[除外]]する事で[[デッキ]]から[[同名カード]]を[[特殊召喚]]出来る。~ 比較的手軽に[[特殊召喚]]出来る[[上級モンスター]]として、[[リリース]]・[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]に便利。~ [[手札]]に複数溜まる前に、[[《デステニー・ドロー》]]や[[《終末の騎士》]]で手早く最初の1体を[[墓地へ送る]]のが肝要である。 -フィニッシャー~ --[[《Dragoon D−END》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]・[[《D−HERO ドグマガイ》]]・[[《D−HERO ドレッドガイ》]]が該当する。~ 後述の「デッキの種類」の項にて個別解説する。 ***その他の[[モンスター]] [#xb6307ec] --[[《E・HERO エアーマン》]]~ 簡単に[[アドバンテージ]]を稼げ、[[アタッカー]]としても活躍出来る。~ --[[《ゾンビキャリア》]]~ [[自己再生]][[効果]]を持つ[[チューナー]]。~ [[手札]]の[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[デッキ]]に[[戻す]]他、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]や[[《D−HERO ダッシュガイ》]]の[[効果]]を補助する。~ --[[《終末の騎士》]]~ [[《D−HERO ディアボリックガイ》]]・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]・[[《ゾンビキャリア》]]など、[[墓地]][[発動]]の[[効果]]を持つ[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~ さらに[[レベル]]8[[D−HERO]]を[[墓地]]へ送って[[《オーバー・デステニー》]]に繋げ、[[特殊召喚]]した[[レベル]]4[[D−HERO]]とこの[[カード]]で[[エクシーズ召喚]]することもできるため応用性が高い。~ [[D−HERO]]と[[種族]]・[[属性]]が同じで、[[サポートカード]]の共有や縛りのある[[エクシーズ召喚]]もできるため、[[エクシーズ召喚]]を重視する場合は是非採用したい。 --[[《召喚僧サモンプリースト》]]~ 容易に[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]ができ[[《E・HERO エアーマン》]]や[[《終末の騎士》]]と相性が良い。~ --[[《キラー・トマト》]]~ 全ての[[下級]][[D−HERO]]に加え、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]・[[《終末の騎士》]]・[[《ゾンビキャリア》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]等も[[リクルート]]出来る。~ --[[《フォトン・スラッシャー》]]~ [[D−HERO]]は[[レベル]]4・[[戦士族]]を多く抱えるため当然のごとく採用でき、[[エクシーズ召喚]]のほか打点確保にも活躍する。~ [[属性]]は合わないが、[[カオス]][[モンスター]]などを併用することで場合によっては戦略を広げる手段にもなる。 --[[《ブリキンギョ》]]~ [[アドバンテージ]]は得られないが、[[エクシーズ召喚]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]・[[《D−HERO ドグマガイ》]]の[[特殊召喚]]を補助できる。~ [[水属性]]なので、[[《ミラクル・フュージョン》]]から[[《E・HERO アブソルートZero》]]が展開できる。 --[[《ドドドバスター》]]~ [[特殊召喚]]可能で、[[レベル]]4[[D−HERO]]との[[エクシーズ召喚]]や、各種[[リリース]]に充てられる。~ また、[[アドバンス召喚]]・[[特殊召喚]]時は[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]との組み合わせで[[ランク]]6が利用できる。~ --[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~ [[D−HERO]]は全て[[闇属性]]であるとともに、[[墓地]]肥やしを行うため序盤でも[[特殊召喚]]でき、切り札のひとつとして採用できる。~ 採用する場合は、後半に引いても[[腐ら>腐る]]ないように[[除外]]や[[蘇生]]などで[[墓地]]の[[モンスター]]を移動させる手段も増やしておきたい。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#wae122c0] -[[D−HERO]]の[[サポートカード]]~ --[[《デステニー・ドロー》]]~ 専用の[[ドローソース]]にして[[必須カード]]。 --[[《オーバー・デステニー》]]~ [[発動条件]]はあるが、[[リリース]]や[[エクシーズ素材]]の補充に活躍する。~ [[レベル]]3なら[[《D−HERO デビルガイ》]]、[[レベル]]4なら[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]が有力。~ -その他の[[魔法・罠カード]]~ --[[《増援》]]・[[《E−エマージェンシーコール》]]・[[《戦士の生還》]]・[[《ヒーローアライブ》]]~ [[《E・HERO エアーマン》]]等の[[サーチ]]・[[サルベージ]]・[[特殊召喚]]に使える。~ [[《E−エマージェンシーコール》]]・[[《ヒーローアライブ》]]を使う場合は他の[[E・HERO]]も入れておこう。~ [[アタッカー]]になる[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]、[[《E・HERO アブソルートZero》]]の[[融合素材]]となる[[《E・HERO バブルマン》]]・[[《E・HERO オーシャン》]]、[[レベル]]8[[D−HERO]]を[[墓地へ送る]]事で[[《オーバー・デステニー》]]等と[[コンボ]]可能な[[《E・HERO プリズマー》]]等が有力。 --[[《闇の誘惑》]]・[[《漆黒のトバリ》]]~ [[【闇属性】]]の[[ドローソース]]。~ [[《闇の誘惑》]]は扱いやすく、[[《漆黒のトバリ》]]も[[墓地を肥やす]]助けとなる。~ [[レベル]]8[[モンスター]]を複数[[積む]]なら[[《トレード・イン》]]も採用しても良い。~ --[[《おろかな埋葬》]]~ [[《D−HERO ダッシュガイ》]]・[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]・[[《ゾンビキャリア》]]等を[[墓地へ送る]]のに使える。~ [[《D−HERO ドグマガイ》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[特殊召喚]]する場合は、[[《ダンディライオン》]]を[[墓地へ送る]]のも手。~ //--[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]~ //組み合わせに若干の制限は受けるが複数枚の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができ、あわよくば[[融合モンスター]]を呼ぶこともできる。~ //[[《Dragoon D−END》]]を使用しない場合でも、[[《V・HERO トリニティー》]]などを指定することにより自由に[[D−HERO]]を[[墓地]]に落とせる。~ --[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]~ [[ロービート]]に近い[[デッキ]]なので、なるべく[[相手]]の展開を抑えたい。~ この[[カード]]を使うなら[[《ダーク・ヒーロー ゾンバイア》]]等も採用しても良い。~ --[[《スケープ・ゴート》]]・[[《終焉の焔》]]~ [[《D−HERO ドグマガイ》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]等の[[リリース]]に利用出来る。~ 前者の方が数は多いが、後者は[[アドバンス召喚]]にも使える。~ --[[《ミラクル・フュージョン》]]~ [[《E・HERO アブソルートZero》]]であれば、[[E・HERO]]でなくとも[[融合召喚]]できる。~ [[《デステニー・ドロー》]]で素早く[[墓地を肥やす]]と同時にこの[[カード]]を呼び込めるため、これに限れば[[【E・HERO】]]よりも速い。~ [[水属性]]は[[《E・HERO バブルマン》]]・[[《E・HERO オーシャン》]]・[[《ブリキンギョ》]]等を用いるとよい。~ [[エクストラデッキ]]に[[《E・HERO セイラーマン》]]や[[《E・HERO ジ・アース》]]を用意しておき、[[《E・HERO プリズマー》]]や[[《簡易融合》]]で利用するのも手。 **[[デッキ]]の種類 [#of4fd4a3] [[D−HERO]]には切り札となる[[モンスター]]が複数存在する。~ それらを複数枚使う事も可能だが、いずれにせよ構築段階から戦術を明確にしておきたい。~ ***[[《D−HERO ドグマガイ》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]軸 [#o357ed85] 3体の[[リリース]]が必要な[[最上級>最上級モンスター]][[D−HERO]]を軸としたタイプ。~ 一般的な【D−HERO】の[[フィニッシャー]]として両方を使うタイプと、[[召喚条件]]が軽い[[《D−HERO Bloo−D》]]に特化したタイプに分けられる。~ 後者に関しては[[【Bloo−D】]]を参照。~ [[リリース]]ソースとして[[《ダンディライオン》]]や[[《スケープ・ゴート》]]等の[[モンスタートークン]]生成[[カード]]を採用する。~ [[《D−HERO ドグマガイ》]]は可能な限り素早く[[特殊召喚]]して[[ライフ・アドバンテージ]]を稼ぎたいが、最低1枚の[[D−HERO]]を[[リリース]]する必要がある点に注意。~ これに関しては[[《ヒーローアライブ》]]から[[《E・HERO プリズマー》]]を展開して[[D−HERO]]扱いにしつつ、[[《戦士の生還》]]や[[《オーバー・デステニー》]]に繋ぐと良い。~ 展開手段を[[レベル]]4[[モンスター]]で固めれば、[[リリース]]が足りない場合[[《ズババジェネラル》]]を代わりに[[エクシーズ召喚]]できる。~ [[《D−HERO ドグマガイ》]]を装備すれば5400と破格の数値を得られるため、もうひとつの[[フィニッシャー]]となりうる。 ***[[《D−HERO ドレッドガイ》]]軸 [#rd8fd45d] 他2種の[[最上級>最上級モンスター]][[D−HERO]]と違い、[[召喚制限]]がない[[モンスター]]である。~ [[通常召喚]]では[[効果]]が十分に発揮できず、何より[[ディスアドバンテージ]]が激しすぎるので[[特殊召喚]]が基本となる。~ 専用サポートとして[[《幽獄の時計塔》]]があるが、高速化した現[[環境]]では使用に若干難が出てきている。~ 使用する場合は[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]や[[《エターナル・ドレッド》]]で[[カウンター]]を乗せた後、[[フィールド魔法]]の上書きか[[全体除去]]に巻き込むと良い。~ 前者の場合、[[《トレード・イン》]]を共有できる[[《古代の機械巨竜》]]と[[《歯車街》]]が利用できる。~ 後者は[[《デブリ・ドラゴン》]]から[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]を[[蘇生]]し[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]すると効率的。~ また[[《デブリ・ドラゴン》]]と[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]の組み合わせや、[[《オーバー・デステニー》]]などを用いて[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]を[[エクシーズ召喚]]するという手もある。~ また[[《幽獄の時計塔》]]だけでなく、[[《D−HERO ダッシュガイ》]]や[[《D−HERO ドゥームガイ》]]などで[[特殊召喚]]する手段も用いたい。~ [[召喚]]後は高い[[攻撃力]]を持たせる為、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]や[[《D−HERO ダッシュガイ》]]数体を場に留めておく。~ [[特殊召喚]]した後に[[《オーバー・デステニー》]]・[[《つり天井》]]・[[《激流葬》]]等を[[発動]]する[[コンボ]]も有効。~ ***[[【Dragoon D−END】]] [#wa18e266] [[融合モンスター]]の[[《Dragoon D−END》]]を軸とした[[ビートダウン]]。~ 詳しくは該当ページを参照。~ ***[[【ダイヤモンドガイ】]] [#f5e027a0] [[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]を軸とした[[コントロール]][[デッキ]]。~ 詳しくは該当ページを参照。~ **[[デッキ]]の派生 [#ecca31ce] ***[[【デステニーライダー】]] [#pc77a142] [[フィニッシャー]]として[[《光と闇の竜》]]を投入した[[ビートダウン]]。~ 詳しくは該当ページを参照。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#j406a50c] [[D−HERO]]は[[墓地]]に関連する[[効果]]が多く、[[特殊召喚]]を多用するので[[除外]]や[[特殊召喚]]封じに弱い。~ [[下級]][[D−HERO]]は[[ステータス]]が低く、[[戦闘破壊]]されやすい他、[[《スキルドレイン》]]や[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等も脅威。~ [[D−HERO]]は[[闇属性]]・[[戦士族]]で統一されており、それらの天敵である[[《聖なるあかり》]]や[[《サイファー・スカウター》]]等も厄介。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#hb259379] [[ENEMY OF JUSTICE]]で初登場した際は[[カード]]の種類が少なかったが、[[POWER OF THE DUELIST]]・[[デュエリストパック−エド編−]]にて大幅に強化された。~ 特に[[《D−HERO ディスクガイ》]]・[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]は単体でも強力な[[カード]]であり、[[《デステニー・ドロー》]]はそれらを強固にサポートしていた。~ [[【ドグマブレード】]]等の純然たる[[D−HERO]]ではない強力な[[デッキ]]が登場し、[[D−HERO]][[デッキ]]の核となるこれらの[[カード]]が次々と規制されていった。~ 運命をあやつる[[D−HERO]]が[[制限改訂]]という運命に翻弄され続け、純粋な[[D−HERO]]使いは大きな弊害を被った。~ 現在は[[《デステニー・ドロー》]]が制限解除されている。~ **代表的なカード [#n1788276] -[[《デステニー・ドロー》]] -[[《オーバー・デステニー》]] **関連リンク [#bf7d68ee] -[[HERO]] -[[D−HERO]] -[[【ダイヤモンドガイ】]] -[[【Bloo−D】]] -[[【Dragoon D−END】]] -[[【E・HERO】]] -[[【闇属性】]] -[[【戦士族】]] -[[デッキ集]]