*【アステカ】 [#h2b674bb] #contents **[[デッキ]]の概要 [#f049037b] [[《アステカの石像》]]を主軸に使い、[[反射ダメージ]]で[[相手]]に[[ダメージ]]を与えていく[[デッキ]]。~ 「[[相手]]の[[攻撃]]を受ける」という受け身の戦法を取るが、その爆発力は高い。 《アステカの石像/Stone Statue of the Aztecs》 効果モンスター 星4/地属性/岩石族/攻 300/守2000 (1):このカードが攻撃された場合、その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。 《バトルマニア/Battle Mania》 通常罠 相手ターンのスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て攻撃表示になり、 このターン表示形式を変更する事はできない。 また、このターン攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。 《D2シールド/D2 Shield》 通常罠 自分フィールド上に表側守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターの守備力は、元々の守備力を倍にした数値になる。 《仁王立ち/Rise to Full Height》 通常罠 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの守備力は倍になり、ターン終了時にその守備力は0になる。 (2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、相手は対象のモンスターしか攻撃できない。 《モンスターBOX/Fairy Box》 永続罠 相手モンスターの攻撃宣言時、コイントスを1回行い裏表を当てる。 当たった場合、その攻撃モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで0になる。 このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。 または、500ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。 **[[デッキ]]構築に際して [#f1c61453] ***[[モンスターカード]]について [#j2d396f4] -[[《アステカの石像》]]~ この[[デッキ]]の[[必須カード]]。~ [[1ターンキル]]を狙う場合は、[[《クリッター》]]や[[《巨大ネズミ》]]等の採用も考えられる。~ ただし、この[[カード]]の存在はできるだけ伏せておきたいので、それらを安易に採用するのは控えるべきである。~ -[[《カードブロッカー》]]~ [[攻撃]]されるごとに、[[墓地]]を肥やしながら自身の[[守備力]]を大幅に上げる[[効果]]を持つ。~ [[おジャマトークン]]3体、または一般的な[[モンスター]]でも4体以上の[[攻撃]]を集中させれば[[1ターンキル]]が狙える。~ 基本的に[[表側表示]]なので[[地雷]]にはならないが、単体で[[守備力]]を上げられるのは魅力。~ -その他の[[守備力]]が高い[[モンスター]]~ [[《D−HERO ディフェンドガイ》]]・[[《ディノンの鋼鉄騎兵》]]・[[《聖騎士の三兄弟》]]・[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]等が候補。~ [[《バトルフットボーラー》]]等の[[通常モンスター]]を採用し[[《黙する死者》]]等で展開する手もある。~ [[《六武衆の侍従》]]等の[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]なら、[[《魔の試着部屋》]]で大量展開できる。~ [[《断層地帯》]]を使うなら[[岩石族]]で固めたいので、[[《岩石の巨兵》]]等の他、[[《苦紋様の土像》]]等の[[罠モンスター]]が候補となる。~ [[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]対策として、[[《ボタニカル・ライオ》]]や[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]を採用する事も考えられる。 -[[《牙城のガーディアン》]]~ [[守備力]]の[[単体強化]][[効果]]を持ち、[[手札]]から使えるため奇襲性が高い。~ [[戦士族]]の[[ガーディアン]]であるため、[[《増援》]]・[[《戦士の生還》]]・[[《ウェポンサモナー》]]で[[サーチ]]・[[サルベージ]]が容易である。~ ただ、この[[カード]]が[[手札]]にあると分かった段階で[[相手]]は[[攻撃]]を控えるため、[[《バトルマニア》]]等で[[1ターンキル]]を狙った方が良いだろう。~ また、これ1枚では[[強化]]値が足らず[[1ターンキル]]にならないので、[[守備力]]を倍加させる他の[[カード]]群よりも優先度は低い。~ -[[《ワイトプリンセス》]]~ [[全体弱体化]][[効果]]を持ち、[[手札]]から使えるため奇襲性が高い。~ 自軍にも[[効果]]が及ぶが、[[裏側守備表示]]ならば影響を受けない。~ -[[《エフェクト・ヴェーラー》]]~ [[フィールド]]で[[発動]]する厄介な[[モンスター効果]]全般を対策できる。~ [[破壊]]はしないので[[攻撃]]してもらう機会を減らす事がなく、相性が良い。 ***[[魔法・罠カード]]について [#id0e4195] -[[《結束 UNITY》]]・[[《D2シールド》]]~ [[ブロッカー]]の[[守備力]]を爆発的に上昇させる事ができる。~ ただし、[[元々の守備力]]を参照するので[[《聖域の歌声》]]等の[[強化]]数値ごと跳ね上げる事はできない。 -[[《仁王立ち》]]~ 現在の[[守備力]]を参照するようになった[[《D2シールド》]]+α。~ [[《D2シールド》]]等で上がった数値を更に倍にでき、脅威的な[[守備力]]となる。~ この[[コンボ]]によって[[《アステカの石像》]]の[[守備力]]が8000に達すると、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]が4000以下なら[[1ターンキル]]となる。~ [[墓地]]から[[除外]]して[[攻撃対象]]を限定する[[効果]]もこの[[デッキ]]と相性が良い。~ [[攻撃]]の強制まではできないので[[《バトルマニア》]]と[[コンボ]]すると良い。~ -[[《収縮》]]・[[《ハーフ・シャット》]]・[[《恐撃》]]・[[《銀幕の鏡壁》]]・[[《逆さ眼鏡》]]・[[《分断の壁》]]・[[《モンスターBOX》]]~ [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げて[[反射ダメージ]]を増やす。~ 特に[[攻撃力]]を0にする[[カード]]は、[[守備力]]を倍加する[[カード]]との[[コンボ]]で[[1ターンキル]]が狙える。 -[[《バトルマニア》]]~ 強制[[戦闘]][[カード]]。~ [[相手]]が[[攻撃]]を躊躇して膠着状態に陥った状況を打破できる。~ 確実性は無いが、強制力は類似[[カード]]の中で最も高い。 -[[《竜星の極み》]]~ 上記と同じく強制[[戦闘]][[カード]]。~ [[攻撃表示]]にはできないので[[《バトルマニア》]]程の強制力はなく、[[守備表示]]にされると防がれてしまう。~ [[相手]]が[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]に使ってやると良いだろう。~ また、[[《バトルマニア》]]と違って[[フリーチェーン]]なので、[[相手]]の[[バトルフェイズ]]に[[発動]]する事で全ての[[攻撃表示]][[モンスター]]に[[攻撃]]を強いれる。~ -[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]~ [[特殊召喚]]した[[モンスター]]に[[攻撃]]を強要できるが、予め[[発動]]しておかなければならないので奇襲性は低い。~ [[相手]]の[[蘇生]][[カード]]に[[チェーン]]したり、[[《おジャマトリオ》]]との[[コンボ]]狙いで運用したい。 -[[《立ちはだかる強敵》]]・[[《沈黙の邪悪霊》]]~ それぞれ[[相手]]の[[攻撃]]を[[コントロール]]する[[効果]]だが、[[攻撃]]してこなければ使えない。~ 迂闊に[[攻撃]]してきた[[相手]]に奇襲をかける[[カード]]なので、[[《バトルマニア》]]とはやや役割が異なる。 -[[《ディメンション・ミラージュ》]]~ 自軍の[[モンスター]]が[[攻撃]]で[[破壊]]されなかった時、再度[[攻撃]]を強要させる[[カード]]。~ 単純に[[戦闘ダメージ]]を倍加できるので、[[守備力]]を倍加させる[[カード]]と同等の役割と言える。~ [[墓地コスト]]がある限り何度でも[[発動]]できるので、[[ステータス]]変動[[カード]]と併用しなくとも[[1ターンキル]]を狙う事が可能である。~ [[墓地]]に[[モンスター]]がいないと使えないので[[腐る]]危険性があるが、[[発動]]した[[《牙城のガーディアン》]]をそのまま[[除外]][[コスト]]に転用できる。~ -[[《クロスカウンター》]]・[[《断層地帯》]]~ [[《アステカの石像》]]の枚数に不安がある時に採用する事になる。~ なお、倍にする[[効果]]は重複しないので[[《アステカの石像》]]に対して使っても無意味である。 -[[《おジャマトリオ》]]~ 強制[[戦闘]][[カード]]と組み合わせる事で大[[ダメージ]]を狙える。 -[[《メタル・リフレクト・スライム》]]~ [[《結束 UNITY》]]での[[ダメージ]]を増加させる。~ 単体でかなりの[[守備力]]を持つので時間稼ぎにも使える。 -[[《強欲で謙虚な壺》]]~ [[自分]][[ターン]]に[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事は少ないので投入できる。~ ただし、[[デッキ]]コンセプトがバレると奇襲による一撃必殺が困難になる。~ 使うのならば、[[《バトルマニア》]]等も必要となってくるだろう。 -[[《月の書》]]~ [[相手]]の展開の妨害や[[除去]]の回避等、使い道は多岐に渡る。~ この[[デッキ]]独自の使用法として、自軍の[[モンスター]]を[[攻撃表示]]で立たせておく事で[[相手]]の[[攻撃]]を誘い、この[[カード]]で[[守備表示]]にするという戦術もある。~ -[[《カイザーコロシアム》]]~ 自軍の[[モンスター]]を[[《アステカの石像》]]1体のみにしておけば[[相手]]の動きを大きく制限できる。~ [[デッキ]]によってはかなりの拘束力を持ち、[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を防ぐ事で、[[《バトルマニア》]]の弱点をカバーできる。~ -[[《マグネット・フォース》]]~ その[[ターン]]中、[[《アステカの石像》]]等に対する[[相手]]の[[モンスター効果]]を全て回避できる。~ -[[《王宮の勅命》]]~ 厄介な[[魔法カード]]を軒並み[[無効化>無効]]する。~ 投入する[[魔法カード]]を少なめにしておけば不自由なく機能する。~ -[[《反転世界》]]~ 高い[[守備力]]を活かして攻めに転じる[[カード]]。~ 油断した[[相手]]にこちらから[[攻撃]]を仕掛ける事で能動的に[[戦闘ダメージ]]を与える。~ [[守備力]][[強化]][[カード]]と組み合わせる事で大きな[[ダメージ]]元となり、[[1ターンキル]]も視野に入る。~ **戦術 [#dd1e46ad] とにかく[[相手]]に[[攻撃]]してもらい、[[《アステカの石像》]]等で多大な[[反射ダメージ]]を与えて自滅させる。~ 何も考えずに[[モンスター]]を並べがちだが、できるだけ速い勝利が大切である事を忘れてはならない。~ [[相手]]が[[キーカード]]を[[引いて>ドロー]]しまう前に速やかに[[ライフ]]を削りたい。 基本として、[[《アステカの石像》]]の[[守備力]]を[[強化]]、あるいは[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で4000以上の[[戦闘ダメージ]]を与えれば[[1ターンキル]]となる。~ 1枚で[[守備力]]を倍加できる[[《D2シールド》]]・[[《仁王立ち》]]は、この[[デッキ]]の[[キーカード]]と言える。~ [[《結束 UNITY》]]は他の[[モンスター]]が必要となり、[[《アステカの石像》]]以外を並べると更に[[攻撃]]誘導[[カード]]、あるいは[[《クロスカウンター》]]等を併用しなければならない為、かなり手間が掛かる。 ***[[1ターンキル]]のパターン [#jdaf30d0] -[[《モンスターBOX》]]を[[使用]]したパターン~ [[《アステカの石像》]]、[[《モンスターBOX》]]、[[守備力]][[強化]][[カード]]を用意。~ [[《モンスターBOX》]]が当たり、[[守備力]]を4000以上に[[強化]]すれば[[1ターンキル]]できる。~ 性質上、どうしても運が絡むので安定性はない。~ 運に頼りたくないなら[[《恐撃》]]で代用する事もできるが、こちらは事前に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を要する。~ -[[《おジャマトリオ》]]を[[使用]]したパターン~ [[《バトルマニア》]]または[[《召喚制限−猛突するモンスター》]]と[[《おジャマトリオ》]]を用意。~ [[《アステカの石像》]]が存在する状態で上記の2枚を[[発動]]すれば12000もの[[戦闘ダメージ]]を与えられる。~ [[おジャマトークン]]を[[リリース]]等で2体以上[[除去]]されると成立しなくなる。~ 逆に言えば、1体[[除去]]するだけでは[[1ターンキル]]を阻止できないという事である。 **この[[デッキ]]の弱点 [#aa5c83c6] [[《アステカの石像》]]を[[殴って>殴る]]もらわなければならないので、[[相手]]の[[モンスター]][[除去]]に頭を悩まされる事になる。~ [[裏側表示]]の状態ならば[[《地砕き》]]等の[[魔法カード]]は受けないが、[[表示形式]]を問わない[[モンスター効果]]・[[罠カード]]による[[除去]]は、何らかの対策を取らなければならない。~ 特に[[マッチ]]2戦目以降は、[[モンスター]]を[[除去]]してから[[攻撃]]されるという事も多くなるため、[[《我が身を盾に》]]等の[[除去]]対策が必要となってくるだろう。 [[裏側守備表示]][[モンスター]]を問答無用で[[破壊]]する[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]等や、[[ダメージ計算]]を行わない[[《ドリルロイド》]]・[[《A・O・J カタストル》]]等の[[モンスター]]も天敵である。~ 遭遇率は低いが[[《アマゾネスの剣士》]]は脅威で、[[《モンスターBOX》]]を[[発動]]した状態で[[攻撃]]されると目も当てられない。 ほぼ全ての[[モンスター]]が[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の影響を受け、一度食らうと立て直すのは困難である。~ 高[[ステータス]]の[[モンスター]]や[[罠モンスター]]を多めに採用する事で回避したい。 [[バーン]][[デッキ]]等の[[ビートダウン]]以外の[[デッキ]][[相手]]にも弱い。~ [[《バトルマニア》]]である程度対策できるとは言え、[[相手]][[フィールド]]に[[表側表示]]の[[モンスター]]がいなければそれも無意味である。~ 一応、[[《おジャマトリオ》]]との[[コンボ]]や[[《反転世界》]]等を組み込めば抵抗は可能。 [[《王宮のお触れ》]]を張られると、[[キーカード]]である[[《D2シールド》]]や[[《バトルマニア》]]が[[無効化>無効]]されて苦しくなる。~ [[《収縮》]]等の[[魔法カード]]を増やしたり、[[除去]][[効果]]持ちの[[エクシーズモンスター]]等で対応できるようにしておきたい。~ **その他 [#e59b4d86] -コナミのゲーム作品において―~ [[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]では、ポイント稼ぎのために流行。~ この時にはまさに[[オーバーキル]]が目的であったため、[[壁]]を5体並べて[[《アステカの石像》]]・[[《クロスカウンター》]]・[[《結束 UNITY》]]・[[《収縮》]]の併用が基本だった。~ [[OCG]]では不可能であるが、このゲームでは2倍4倍と[[ダメージ]]が増えたのである。~ ボーナスポイントを稼ぐため[[《友情 YU−JYO》]]を入れたりもした。~ また、[[《断層地帯》]]と[[《守護神エクゾード》]]の戦法は[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#EX2006]]にて[[《守護神エクゾード》]]が使う[[デッキ]]である。~ おまけに[[《結束 UNITY》]]・[[《モンスターBOX》]]・[[《立ちはだかる強敵》]]の[[コンボ]]まで披露してくる、[[一撃死>1ターンキル]]が怖い対戦[[相手]]である。 **関連リンク [#ya9680e5] -[[【ウォールバーン】]] -[[【岩石族】]] -[[デッキ集]]