*【アロマ・コントロール】 [#u1aef5eb] [[《魔封じの芳香》]]を使用した[[コントロール]][[デッキ]]。~ [[デッキ]]名称が「アロマ」となっているのは[[《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》>《魔封じの芳香》]]の英語版カードが発売される前に名付けられたからである。~ 別に【芳香コントロール】でも良かったのだろうが、原作における孔雀舞のデッキプレイング「アロマ・タクティクス」にあやかって「【アロマ・コントロール】」となっているのだろう。 《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》 永続罠 このカードがフィールド上にある限り、 魔法カードは一度フィールドにセットし、 次の自分のターンが来るまで使用できない。 いかなる[[魔法カード]]であろうと一度[[セット]]を介するため、[[相手]]の展開を遅延させつつ伏せられた[[魔法カード]]を[[除去]]し、[[相手]]の戦略を崩していく。 **[[デッキ]]構築 [#a927c2c0] [[発動]]が1[[ターン]]遅れる事を利用して[[《イナゴの軍勢》]]や[[《オオアリクイクイアリ》]]で狙い撃ちするのが有効な戦術の一つ。~ [[魔法カード]]をあまり入れることができないので[[《デス・ラクーダ》]]あたりでの[[ドロー]]加速も必要だろう。~ また[[《心鎮壷》]]もこの[[デッキ]]なら特に有効利用できる。~ あとは[[コントロール]][[デッキ]]の定番[[カード]]が入るのみである。 とはいえ完全に[[魔法カード]]を入れないわけではない。~ [[ドロー]]系[[カード]]や、[[魔法カード]]が少ないことを生かせる[[《異次元の境界線》]]などは入れておく。 また、[[風属性]]の[[モンスター]]を入れておくと[[《神鳥シムルグ》]]が出せる。~ 他の[[デッキ]]ではあまり役に立たないが、この[[デッキ]]では話は別である。~ [[《魔封じの芳香》]]がないときであっても[[相手]]に無理やり[[カード]]を伏せさせることが出来る。~ ほかにも、生きる[[《ハリケーン》]]である[[《疾風鳥人ジョー》]]や[[《女忍者ヤエ》]]等、意外とこの[[デッキ]]と相性の良い[[風属性]]の[[カード]]は多い。 -[[【天変地異コントロール】]]に対する[[《降雷皇ハモン》]]のように、[[《神炎皇ウリア》]]の採用も不可能ではない。→[[【ウリアロマ】]] -[[デッキ]]構築力に自信のある猛者ならば[[【コスモロック】]]と組み合わせて見るといい。~ 決まったときには惨いことになる。 **この[[デッキ]]の弱点 [#d62141f8] [[《魔封じの芳香》]]は[[魔法カード]]に[[チェーン]]してもその[[発動]]を止めることができない。~ この特性上、[[発動]]タイミングは伏せてすぐの[[相手]]の[[ドローフェイズ]]になるが、ここで[[《サイクロン》]]を[[チェーン]]されるのが最も痛い。~ (この[[カードの発動]]に[[チェーン]]することは可能なため)~ また、[[制限改訂]]により主要な[[伏せ除去]]が[[《ハーピィの羽根帚》]][[《大嵐》]][[《サイクロン》]]から[[《賢者ケイローン》]][[《氷帝メビウス》]][[《砂塵の大竜巻》]]等、[[魔法カード]]から[[モンスター]]・[[罠カード]]へと移行。~ これにより、[[《魔封じの芳香》]]は自身の[[効果]]によって[[除去]]を免れる事が難しくなってきている。~ しかし、[[デッキ]]の特性上、[[罠カード]]の比率が高くなるので[[《偽物のわな》]]の[[効果]]を最大限に活かせる。~ [[効果]]で言えば[[カウンター罠]]の方が強力だが、状況が限定されたり安くない[[コスト]]が付くので[[汎用性]]を考えれば十分採用の余地がある。~ [[《神の宣告》]]とセットで忍ばせればかなりの[[耐性]]を持たせることが出来るだろう。 また、[[魔法カード]]を止めると言っても1[[ターン]]遅延できるだけで、その間に対処できなければこの[[カード]]には何の意味もない。~ これによって逆に[[自分]]が首を絞める結果になる事もあり得るので、高度なプレイングが要求される。 **[[デッキ]]の派生 [#ba7077b6] ***【アロマハーピィ】 [#p7e2ec21] 【アロマ・コントロール】に[[【ハーピィ】]]を取り入れた[[デッキ]]。~ [[《ハーピィの狩場》]]の持つ強力な[[伏せ除去]]を用いて[[相手]]の[[魔法カード]]をことごとく[[破壊]]していく[[デッキ]]である。 《ハーピィの狩場/Harpies' Hunting Ground》 フィールド魔法 「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が フィールド上に召喚・特殊召喚された時、 フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。 フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは 攻撃力と守備力が200ポイントアップする。 とにかく[[ハーピィ]]を[[召喚]]するのが狙いとなる。~ [[《ハーピィの狩場》]]があるだけで[[召喚]]と共に1枚の[[アドバンテージ]]が取れるからである。~ [[ハーピィ]]の[[サポートカード]]は[[《バード・フェイス》]][[《万華鏡−華麗なる分身−》]][[《ヒステリック・パーティー》]]等豊富であり、[[召喚]]する機会に困ることはないだろう。~ [[エンドサイク]]ならぬ[[エンド>エンドフェイズ]][[《心鎮壷》]]が決まれば[[罠カード]]であろうとも[[チェーン]]させずに[[破壊]]できる。~ 固定[[対象]]の無くなったこの[[カード]]は[[《疾風鳥人ジョー》]]で再利用するのが最も効果的。~ 伏せる枚数を少なくすれば[[破壊]]されやすく、多くすると[[ロック]]されてしまう状況に[[相手]]は悩むことになるだろう。~ また、都合の悪い[[カード]]は[[《ゴッドバードアタック》]]で対処ができるのもこの[[デッキ]]の利点である。~ 前述の通り[[ハーピィ]]には[[サポートカード]]が豊富なので、[[コスト]]には困らないであろう。 [[《有翼賢者ファルコス》]][[《神鳥シムルグ》]]などのトリッキーな[[カード]]もこの[[デッキ]]ならば採用を検討できる。~ ただし、この[[デッキ]]は全体的に[[攻撃力]]が低めなので構築には一工夫が欲しいところ。 ***【アロマ・チェイン】 [#m3822937] 【アロマ・コントロール】に[[《魔力の枷/Chain Energy》>《魔力の枷》]]を投入した[[デッキ]]は【アロマ・チェイン】と呼ぶ。~ 《魔力の枷/Chain Energy》 永続魔法 自分と相手プレイヤーが手札からカードを召喚・特殊召喚・セット・発動するためには、 1枚につき500ライフポイントを払わなければならない。 [[攻撃]]を除いたほぼ全ての行動が[[《魔力の枷》]]の[[ダメージ]]源となるため、[[お互い]]の[[プレイヤー]]は自らの[[ライフ>ライフポイント]]を計算しながら[[デュエル]]を進めなければならない。~ [[《プリンセス人魚》]]等の[[回復]]パーツも入れる必要が出てくるだろう。 上の2枚が存在する状態で[[《ハリケーン》]]を使用し、[[セット]]された[[魔法>魔法カード]]の[[発動]]を更に遅らせるとともに[[ダメージ]]を与えるといった[[コンボ]]が使用された。 なお、【アロマ・チェイン】の名前の由来は「芳香」の「Aroma」と、「枷」の「Chain」から来ている。 ***【アロマシムルグ】 [#w29a50b7] 【アロマ・コントロール】では[[相手]]の[[セット]]を促すために[[《神鳥シムルグ》]]の採用を考えるが、こちらは[[相手]]に一切の[[セット]]を封じる[[《ダーク・シムルグ》]]を用いる対極の[[デッキ]]である。 《ダーク・シムルグ》 効果モンスター 星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000 このカードの属性は「風」としても扱う。 自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体を ゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。 手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、 このカードを自分の墓地から特殊召喚する。 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。 [[魔法カード]]を[[セット]]しなければならない[[《魔封じの芳香》]]と[[相手]]の[[セット]]そのものを封じる[[《ダーク・シムルグ》]]を用いて[[ロック]]を狙う。~ 一度決まれば[[【お触れホルス】]]並の[[ロック]]をしかける事ができる。 [[《ダーク・シムルグ》]]の[[召喚条件]]上、[[デッキ]]を構成する[[モンスター]]は[[風属性]]と[[闇属性]]に絞られる。~ それぞれの[[リクルーター]]である[[《ドラゴンフライ》]][[《キラー・トマト》]]は[[墓地を肥やす]]役目もあるので、そこから展開できる[[モンスター]]を採用していきたい。~ また、これらの[[リクルーター]]には対応しないものの、[[《有翼賢者ファルコス》]][[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]は[[シナジー]]が見込める。~ [[手札]]から[[効果]]を[[発動]]しつつ[[墓地を肥やす]][[《ハーピィ・クィーン》]][[《D.D.クロウ》]]も優秀。~ (他にも優秀な[[モンスター]]は山ほどあるので、それらのリストは[[【ダーク・シムルグ】]]を参照のこと。)~ [[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]ながら[[ドロー]]加速のできる[[《手札抹殺》]]等も相性が良い。~ 他にも、既に[[セット]]された[[カード]]対策として[[《砂塵の大竜巻》]]等も採用したい。~ また、[[《ダーク・シムルグ》]]が[[風属性]]・[[鳥獣族]]でもあるため【アロマハーピィ】と混ぜても違和感は無くなる。 [[ロック]]強度としては[[効果モンスター]]1枚で崩される可能性があるので、[[《我が身を盾に》]]や[[カウンター罠]]を採用したい。~ 素早く[[ロック]]を成功させ、長く維持する。[[ロック]][[デッキ]]の命題である。 [[ネタ]]の領域だが、この要素の中心である[[《ダーク・シムルグ》]][[《魔封じの芳香》]]に加え、[[《おジャマ・キング》]][[《地盤沈下》]][[《生贄封じの仮面》]]を用いる事で非常に強固な[[ロック]]が完成する。~ いくつかは一部の[[カード]]で[[ロック]]を崩すこともできるが、その[[カード]]が必ず入っているとも限らない。~ 他の[[ロック]]に比べると、一度完成すれば崩しにくい[[ロック]]となるだろう。~ ただ、多くの[[カード]]を消費することになるので、完成させるのに手間がかかってしまうのが弱点であろう。 **備考 [#y3d1d21a] [[《ハリケーン》]]が[[制限カード]]になったことの被害者。~ 元々辛い環境下であるのに切り札を失いデッキパワーがガタ落ちした。~ [[《ダーク・シムルグ》]]の登場によりいくらか改善されただろうか。 この[[デッキ]]は現在では廃れてしまったが[[【ジャマキャン】]]と同じく強力な[[魔法カード]]を封じ込められる事が存在意義であった。~ 現[[環境]]でも強力な[[魔法カード]]を多用する[[【ダイヤモンドガイ】]]が存在するが、この[[デッキ]]では[[【ダイヤモンドガイ】]]への[[メタ]]とはならない。~ 詳細は該当ページ参照の事。 **代表的なカード [#l032b312] -[[《ダーク・シムルグ》]] -[[《ハリケーン》]] -[[《魔封じの芳香》]] -[[《心鎮壷》]] **関連リンク [#q2a496d6] -[[【神炎皇ウリア】]] -[[【ダーク・シムルグ】]] -[[デッキ集]]