*【リクルーター】 [#h3d27b88] #contents 「[[戦闘破壊]]によって[[墓地に送られた]]時」を[[発動条件]]とする[[リクルーター]]を利用した[[デッキ]]。~ 古くは各[[属性]]専用の[[リクルーター]]を中心とした[[デッキ]]は「(属性の頭文字)ウィニー」とも呼ばれた。~ ※ウィニーとは、「Magic;The Gathering」のデッキタイプの一つで、小型のモンスターを大量に採用したデッキ。~ **共通の利点 [#qa0d22a8] ***[[特殊召喚]]による[[フィールド]]の維持 [#ffb0d35c] この[[デッキ]]の最大の特徴はフィールドに[[モンスター]]が残りやすくなるために、防御力が高くなることである。~ また、多くの[[リクルーター]]が他の種類の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できるため、戦略の幅が広がるメリットも持つ。~ 場持ちの良さから[[リリース]]を必要とする、「[[帝]]」と相性が良い。→[[【リクル帝】>【帝コントロール】#cc7ab63c]]~ ***[[墓地を肥やす]] [#gc55e12b] [[モンスター]]がフィールドに残りながら、[[墓地]]に[[モンスター]]を溜めることができるので[[墓地]]利用カードとの相性も良い。~ 特に[[リクルーター]]の再利用に使える[[《貪欲な壺》]][[《転生の予言》]]との相性は抜群で、[[必須カード]]といってもいい存在である。~ ***[[コントロール転移]]の利用 [#x7374c9e] [[コントロール]]を変更するカードに滅法強く、自分から[[コントロール転移]]系カードで[[相手]]に[[コントロール]]を移してもいい。~ 移した[[リクルーター]]を[[戦闘破壊]]すれば、[[特殊召喚]]効果を発動して、[[連続攻撃]]によるラッシュを狙える。~ [[コントロール交換]]の[[《強制転移》]]、[[コントロール転移]]の[[《死のマジック・ボックス》]]は採用の価値がある。~ ***[[戦闘]]補助の無力化 [#a155b47a] [[リクルーター]]は[[戦闘破壊]]に強く、同時に戦闘補助となる攻守増減カードや[[表示形式]]変更カードにも強い。~ これらは良く使われる[[速攻魔法]]に強いということであり、多くの環境において活躍できる事を意味している。~ **共通の弱点 [#fcc9ee37] ***攻撃面の貧弱さ [#qb8f4ca3] 総じて防御面は優秀なのだが攻撃面は少々劣るため、持久戦に陥りやすい。~ ***[[《サイバー・ドラゴン》]] [#i5f61eb3] フィールドに[[モンスター]]が居る機会が多いため、[[《サイバー・ドラゴン》]]の[[召喚]]を許しやすいのも難点の一つ。~ 採用している[[モンスター]]群では打撃力に欠け、対処がしづらく苦しい思いをするだろう。~ // [[《キラー・トマト》]]、[[《シャインエンジェル》]]と[[《突進》]]の[[コンボ]]が有効か。~ ***[[破壊した]]、[[墓地に送った]]時に効果発動するモンスター [#e6a92e07] [[《冥界の魔王 ハ・デス》]]には効果を無効にされ、[[《ハイドロゲドン》]]には大量展開を許してしまう。~ ***全体攻撃能力モンスター [#y2fc08ea] [[《阿修羅》]]には攻撃力1700未満のモンスターを[[連続攻撃]]されてしまう。~ [[《魂を削る死霊》]]や[[《マシュマロン》]]で止めても、手痛いダメージを受ける。~ ***墓地に送らせないカード [#v6eb2fe3] [[墓地に送られた]]時に[[効果]]が[[発動]]するため、[[《閃光の追放者》]][[《光の追放者》]][[《次元の裂け目》]][[《マクロコスモス》]]に弱い。~ [[墓地]]に頼りきりな[[デッキ]]であるため、[[墓地]]の利用を対策されるともはや手も足も出ない。~ 特に「[[ENEMY OF JUSTICE]]」で登場した、[[モンスター]]を片っ端から[[除外]]するカードに対して非常に弱い。~ 対抗策らしい対抗策といえば「先手を取って殴りきる」ぐらいしかないのが現状。~ [[《マクロコスモス》]]には[[《王宮のお触れ》]]で対抗できるため2戦目以降の対処は難しくない。~ しかし、[[《次元の裂け目》]]に対しては[[《砂塵の大竜巻》]]や[[《氷帝メビウス》]]等を起用するなどするべき。~ [[《閃光の追放者》]]や[[《エンド・オブ・アヌビス》]]に対しては、迅速な[[除去]]を心がけよう。~ こちらは[[守備力]]が低いので[[《エネミーコントローラー》]]や[[《月読命》]]で対処しよう。~ ***特殊召喚の封印 [#tf961adb] [[《虚無魔人》]]や[[《虚無の統括者》]]、[[《異星の最終戦士》]]のように[[特殊召喚]]を封印するカードに弱い。~ ***戦闘をしない[[デッキ]] [#z47125b5] この[[デッキ]]は[[リクルーター]]を大量に採用しているため、まず[[手札事故]]が起きない構造となっている。~ しかし、戦闘をまるでおこなわない[[【ロックバーン】]]等を相手にすると、非常に不利な状況に追い込まれる。~ 例えば、[[《波動キャノン》]]を発動された場合。~ [[リクルーター]]が戦闘で[[破壊]]されないために[[デッキ]]の持ち味を生かせない~ → 早く[[破壊]]できるカードを引かないと負けてしまう~ → 引くカードが[[リクルーター]]ばかり~ → [[《波動キャノン》]]で8000[[ダメージ]]を受けて敗北~ …と言うことにもなりかねない。~ **デッキのカスタマイズ [#e7ee3910] ***[[《王宮のお触れ》]]採用型 [#vac065db] [[罠カード]]さえ防いでしまえば、後は[[魔法カード]]や[[モンスター]]の[[除去]]によってしか潰されることがない。~ [[戦闘]]に強いために、[[罠カード]]に頼らずともに[[フィールド]]にモンスターを保持できる。~ [[《収縮》]]や[[《突進》]]を使えば、[[攻撃力]]で勝るモンスターにも対応し戦闘で破壊も狙える。~ もともと守備的で長期戦に強い[[デッキ]]構築のため、[[《次元幽閉》]]や[[《万能地雷グレイモヤ》]]のような防御に回す罠がなくても戦線を維持することが容易であり、[[《王宮のお触れ》]]との相性はかなり良いと言える。~ [[モンスター]]が居るタイミングが多いため、[[除去]]罠よりも、[[攻撃力]]が変動する[[速攻魔法]]の方が相性が良い。~ 特に[[《突進》]]は攻撃力1400の[[リクルーター]]と相性が良く、[[《サイバー・ドラゴン》]]と相殺した上で[[デッキ]]から任意に[[モンスター]]を選択、[[連続攻撃]]に繋げることが可能。~ いわゆる「[[お触れ>《王宮のお触れ》]][[ビートダウン]]」としては、攻守ともに安定した形と言えるだろう。~ ***[[《門前払い》]]採用型 [#je8be4c3] この[[【リクルーター】]]は[[デッキ]]の比率がどうしても[[モンスター]]に偏りがちである。~ そのため[[除去]][[カード]]が引けないことが多々ある。~ この状況を打開する為に[[《門前払い》]]を採用するのである。~ こちらの[[リクルーター]]より[[ステータス]]が高い[[攻撃]][[対象]]は[[表示形式]]に関係なく(一時的にではあるが)[[除去]]できる。~ この場合、[[直接攻撃]]に成功した[[リクルーター]]達は[[手札]]に戻ってしまうので後のフォローが必要である。~ **[[デッキ]]の派生 [#a16353b5] ***[[【リクルーターカオス】]] [#u073e4c8] 【リクルーター】+[[【カオス】]]。~ [[《見習い魔術師》]]から[[《聖なる魔術師》]]を[[リクルート]]することで[[《カオス・ソーサラー》]]を出しやすくした[[デッキ]]。~ [[《キラー・トマト》]]や[[《シャインエンジェル》]]は[[《見習い魔術師》]]より優先順位は落ちるがサポートになる。~ だが[[《カオス・ソーサラー》]]が[[制限カード]]となった今、構築は難解である。~ ***【リクルーター天魔神】 [#qf1caa07] 【リクルーター】+【[[天魔神]]】。~ [[【リクルーターカオス】]]と同系列の[[デッキ]]であり、[[《強制転移》]]などのギミックはほぼそのまま取り入れられる。~ とは言っても、[[《キラー・トマト》]]が[[悪魔族]]ではないので、[[《天魔神 ノーレラス》]]はやや出しづらい。~ 一方、[[《シャインエンジェル》]][[《コーリング・ノヴァ》]]は共に[[天使族]]なので、[[《天魔神 エンライズ》]]は活躍する。~ また、[[汎用性]]は低いが、[[《ジャイアントウィルス》]]が[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[リクルーター]]である。~ ***【リクルーター闇】 [#x3f14c92] 【リクルーター】+[[【闇属性】]]。[[《キラー・トマト》]]を軸にしたタイプ。~ [[《魂を削る死霊》]][[《首領・ザルーグ》]]と言った[[ハンデス]][[モンスター]]を採用した[[【トマハン】]]が有名。~ [[《ニュードリュア》]]や[[《仮面魔道士》]]、[[《暗黒のミミック LV3》]]等[[モンスター]][[破壊]]、[[ドロー]]系も豊富。~ [[《黒き森のウィッチ》]][[《クリッター》]]の存在から昔から強力なデッキとして使われた。~ ***【リクルーター昆虫】 [#w565e8be] 【リクルーター】+[[【昆虫族】]]。[[《デビルドーザー》]]の[[特殊召喚]]が最大の肝。~ [[《共鳴虫》]]では、自身の他に[[《ドラゴンフライ》]]や[[アルティメット・インセクト]]を[[特殊召喚]]したい。~ [[《代打バッター》]]や[[《ゴキポン》]]の活躍も期待できる。~ 詳しくは[[【昆虫族】]]を参照。~ ***【リクルータードラゴン】 [#ad664eb8] 【リクルーター】+[[【ドラゴン族】]]。[[《龍の鏡》]]による[[《F・G・D》]]の[[特殊召喚]]が最大の肝。~ [[《仮面竜》]]では、自身の他に[[《軍隊竜》]]や[[《ボマー・ドラゴン》]]、[[アームド・ドラゴン]]を[[特殊召喚]]したい。~ 詳しくは[[【ドラゴン族】]]を参照。~ ***【リクルーター天使】 [#m4247eb0] 【リクルーター】+[[【天使族】]]。2種類の[[リクルーター]]と[[《オネスト》]]か[[《ムドラ》]]による[[攻撃力]]増強がメインとなる。~ [[《シャインエンジェル》]]・[[《コーリング・ノヴァ》]]はお互いを[[リクルート]]する事ができるため、安定しやすい。~ [[《ムドラ》]]は上記の2枚から[[特殊召喚]]できないが、[[《朱光の宣告者》]]などで[[墓地を肥やす]]ことができるなら扱い易い。~ [[《ムドラ》]]の[[攻撃力]]は下がるものの[[《貪欲な壺》]]で根こそぎ[[リクルーター]]を[[デッキ]]に戻してやると、[[ドロー]]しつつ[[壁]]や戦闘要員として長い間場に残る事もできる。~ [[《オネスト》]]は[[《コーリング・ノヴァ》]]から[[守備表示]]で[[リクルート]]すれば[[守備力]]の高さを活かせる。~ [[天使族]]で統一できるのならば、[[《一族の結束》]]による強化も考慮できる。 また、[[《天空の聖域》]]があれば、[[リクルーター]]の[[自爆特攻]]による[[ダメージ]]が0になる。~ しかも、[[《コーリング・ノヴァ》]]から[[《天空騎士パーシアス》]]を[[特殊召喚]]できるようになるおまけつき。~ 2種の[[リクルーター]]を含めて[[光属性]]が多いことを利用すれば、上記の通り[[《神聖なる魂》]]の展開も容易である。~ 高めの[[攻撃力]]に加え、相手[[ターン]]の生存率も上昇する。~ [[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]を[[《コーリング・ノヴァ》]]から[[守備表示]]で[[リクルート]]し、裏の[[効果]]を得られればさらに場持ちはよくなる。~ [[リクルーター]]とともに[[《強制転移》]]との相性がよく、[[攻撃表示]]のまま送りつければ[[サンドバッグ]]にできるが[[《天空の聖域》]]下ではダメージを与えられないので注意。~ [[墓地を肥やす]]カードとして[[《光神機−桜火》]]や[[《天空の使者 ゼラディアス》]]も活躍できる。~ [[《光神機−桜火》]]は[[アタッカー]]兼[[除去]]として、[[《天空の使者 ゼラディアス》]]は[[《天空の聖域》]]を投入する場合に必ず採用したい。~ [[コントロール転移]]カードは[[リクルーター]]のみならず[[自壊]][[効果]]を持つ[[《光神機−桜火》]]・[[《天空の使者 ゼラディアス》]]とも相性がいい。~ これらは[[《ムドラ》]]の[[攻撃力]]を上げるだけでなく[[《神聖なる魂》]]を[[特殊召喚]]するための[[墓地コスト]]にもなる。~ [[モンスター除去]]は[[《堕天使ディザイア》]]か[[《異次元の女戦士》]]で行えばよい、~ 場持ちのよさから[[《堕天使ディザイア》]]の[[リリース]]を確保するのは簡単だろう。[[墓地]]に落ちても[[蘇生]]できないので[[《貪欲な壺》]]で[[リクルーター]]ともども[[デッキ]]に戻せばよい。~ [[《異次元の女戦士》]]は[[《シャインエンジェル》]]から[[リクルート]]でき、[[効果の発動]]後は[[除外]]されるので[[《一族の結束》]]の邪魔にもならない。~ また[[【ジャンク天使】]]は[[《ジャンク・アタック》]]と用いて[[相手]]に[[バーン]][[ダメージ]]を与える[[コンボ]]なので、【リクルーター天使】の亜種であると考えられる。~ この[[デッキ]]は[[1ターンキル]]が目的のため、[[《ムドラ》]]や[[《神聖なる魂》]]は採用されにくいのも特徴。 ***[[【リクル特攻】]] [#le366848] [[リクルーター]]を連続で[[自爆特攻]]させることで[[デュエル]]の勝利を目指す。~ 具体的には、[[《コーリング・ノヴァ》]]→[[《シャインエンジェル》]]→[[《ユーフォロイド》]]→[[《UFOタートル》]]→[[《仮面竜》]]→[[《軍隊竜》]]という一連の流れがあり[[リクルーター]]を連続で[[自爆特攻]]及び[[特殊召喚]]していく中で[[1ターンキル]]を目指す。~ [[《悪魔の調理師》]]を[[相手]][[フィールド]]上に送り、[[自分]][[フィールド]]上の[[リクルーター]]を連続で[[自爆特攻]]させて[[自分]]は[[ドロー]]して[[エクゾディア]]を集める[[【調理師エクゾ】]]や、[[相手]][[モンスター]]に[[《ジャンク・アタック》]]を装備させ、その[[装備モンスター]]に[[自爆特攻]]を仕掛ける[[バーン]]型が存在する。~ ちなみに[[《巨大ネズミ》]]→[[《共鳴虫》]]→[[《ドラゴンフライ》]]→[[《軍隊竜》]]と4種類の[[リクルーター]]をつなげるタイプもある。 **サンプルレシピ [#dcbdd1b9] -備考~ --【5リクル】~ http://yugioh-taikai.seesaa.net/article/12562759.html~ 第4回フロンティアカップ優勝 **代表的なカード [#wd59c863] -[[《巨大ネズミ》]] -[[《キラー・トマト》]] -[[《グリズリーマザー》]] -[[《シャインエンジェル》]] -[[《ドラゴンフライ》]] -[[《UFOタートル》]] -[[《仮面竜》]] -[[《共鳴虫》]] -[[《荒野の女戦士》]] -[[《ピラミッド・タートル》]] -[[《ユーフォロイド》]] -[[《見習い魔術師》]] -[[《コーリング・ノヴァ》]] -[[《軍隊竜》]] -[[《ジャイアントウィルス》]] -[[《素早いモモンガ》]] -[[《ハイエナ》]] -[[《ハイドロゲドン》]] -[[《墓守の偵察者》]] **関連リンク [#wfd08d7d] -[[【除去リクル】]] -[[【弾圧リクル】]] -[[デッキ集]]