*【&ruby(げんせ){現世};と&ruby(めいかい){冥界};の&ruby(ぎゃくてん){逆転};】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[《現世と冥界の逆転》]]およびその[[サポートカード]]を使い[[相手]]の[[デッキ]]を0にする[[デッキ破壊]]型の[[デッキ]]。~ -詳細は[[デッキの歴史>#history]]に記述するが、[[制限改訂]]・[[キーカード]]の[[エラッタ]]・関連[[カード]]の増加などの要因により複雑な歴史を辿っている。~ それぞれの時期の[[デッキ]]コンセプトや構築は大きく異なる。~ -[[デュエリストパック−輝石のデュエリスト編−]]以降は[[デッキ破壊]]に特化せず、[[ビートダウン]]を行なう派生構築も生まれている。~ --ただし、[[23/04/01>リミットレギュレーション/2023年4月1日]]以降は関連[[モンスター]]4枚が全て制限指定を受けている事もあり、この構築で組むのが困難な状況にある。~ -[[デッキ]]名が長く、かつ入力もしづらいことから、原作の使用キャラ名をとって【イシズデッキ】と呼ばれることが一般化している。~ また、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[サポートカード]]が[[出張]]採用される場合、[[出張]]先の[[デッキ]]名に【イシズ○○】と付け加えられることが多い。~ 《現世と冥界の逆転/Exchange of the Spirit》 通常罠 このカード名のカードはデュエル中に1枚しか発動できない。 (1):お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に 1000LPを払って発動できる。 お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキと墓地のカードを全て入れ替え、 その後デッキをシャッフルする。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] ―[[《現世と冥界の逆転》]]の[[カード名が記されたモンスター>カード名が記されたカード]]~ [[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]は[[手札]]の[[地属性]]・[[天使族]]を[[捨てる]]ことで[[特殊召喚]]でき、自身を[[墓地コスト]]に[[フリーチェーン]]で[[墓地]]の[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]。~ [[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]は[[手札]]・[[デッキ]]から[[相手]]の[[墓地]]に[[カード]]が[[墓地へ送られた]]場合に[[特殊召喚]]でき、[[手札]]・[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[デッキ破壊]]を行う。~ -[[《宿神像ケルドウ》]]~ 自身を[[特殊召喚]]しつつ[[キーカード]]である[[《現世と冥界の逆転》]]を[[サーチ]]できる。~ [[モンスター]]はいずれも[[特殊召喚]][[効果]]を持ち、[[罠カード]]では[[除去]]と状況に応じた選択肢がとれる。~ (2)の[[効果]]は[[《現世と冥界の逆転》]]に[[チェーン]]することで、事実的な[[デッキ破壊]]となる。~ -[[《剣神官ムドラ》]]~ 自身を[[特殊召喚]]しつつ[[《墓守の罠》]]を[[置く]]ことができる。~ [[墓地]]封印と[[サーチ]]による[[回転]]で流れを有利に進められる。~ (2)は[[《宿神像ケルドウ》]]と同じ。~ -[[《古尖兵ケルベク》]]~ 自身を[[特殊召喚]]しつつ[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[バウンス]]する。~ [[発動条件]]は[[相手]][[ターン]]となりやすいが、[[相手]]の展開を阻害できると見ることもできる。~ (2)は[[デッキ破壊]]をして[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を補佐できる。~ [[墓地]]に[[《現世と冥界の逆転》]]があれば[[罠カード]]を[[セット]]でき、[[墓地へ送られた]][[《現世と冥界の逆転》]]を再利用できる。~ -[[《古衛兵アギド》]]~ 自身を[[特殊召喚]]しつつ[[同名カード]]以外の[[レベル]]4・[[地属性]]・[[天使族]]を[[蘇生]]する。~ [[《No.41 泥睡魔獣バグースカ》]]等に繋げて[[相手]]の動きを制限できる。~ (2)は[[《古尖兵ケルベク》]]と同じで、[[墓地]]に[[《現世と冥界の逆転》]]があればさらに[[デッキ破壊]]ができ、[[《古尖兵ケルベク》]]と合わせて[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]が整う。~ ―[[天使族]]・[[地属性]]~ [[《宿神像ケルドウ》]]等の[[手札コスト]]や[[《墓守の罠》]]の[[サーチ]]に対応する。~ [[レベル]]4であれば[[《古衛兵アギド》]]・[[《運命の抱く爆弾》]]にも対応する。~ -[[レベル]]4~ --[[《予見者ゾルガ》]]~ [[地属性]]・[[天使族]]が多いこの[[デッキ]]では[[特殊召喚]]がしやすい。~ 追加の[[ピーピング]]も[[《墓守の罠》]]と好相性。~ (2)は[[アドバンス召喚]]の機会が少ないこの[[デッキ]]では活かしづらく、[[相手]]依存にもなるので無理に[[発動]]は狙わなくてよい。~ --[[《賢瑞官カルダーン》]]~ [[墓地へ送られた]][[《墓守の罠》]]を再利用できる。~ 他にも[[《虚無空間》]]や[[《スキルドレイン》]]といった汎用[[永続罠]]があると[[効果]]も活かしやすくなる。~ --[[《森と目覚の春化精》]]~ [[地属性]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をしつつ[[地属性]]を[[蘇生]]できる[[モンスター]]。~ [[効果の発動]]制限はかかるが、[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]へと繋げることができる。~ [[手札コスト]]と[[デッキ]]からの[[墓地送り>墓地へ送る]]が[[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]の(2)の[[トリガー]]になり、2種類を同時に[[墓地へ送る]]ことができれば[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動]]がしやすくなる。~ --[[《地久神−カルボン》]]~ [[召喚権]]が空きやすいので[[効果]]のための[[召喚権]]を回せる。~ [[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]や[[手札]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[モンスター]]が多いので[[サーチ]]先に困らない。~ --[[《聖座天嗣ストン》]]~ [[《宿神像ケルドウ》]]や[[春化精]]で[[トリガー]]を作りやすい。~ [[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]に変えて戦線維持を狙える。~ -それ以外の[[レベル]]~ --[[《楽天禍カルクラグラ》]]~ [[地属性]]の被[[戦闘破壊]]時に[[特殊召喚]]と[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行う。~ [[《古尖兵ケルベク》]]等を落として[[効果]]に繋げられる。~ そこそこの[[攻撃力]]も持つので[[アタッカー]]としての運用もできる。~ --[[《時械神カミオン》]]~ [[カウンター]][[効果]]を持つ[[モンスター]]への突破手段となる。~ [[壁]]にもなってくれるので時間稼ぎにも役立つ。~ ―それ以外の[[モンスター]]~ -[[《宣告者の神巫》]]~ 任意の[[天使族]]を[[墓地へ送る]]ことができる[[チューナー]]。~ この[[デッキ]]では[[墓地へ送りたい>墓地へ送る]][[モンスター]]が[[レベル]]4に集中しているため[[レベル]]6になることが多い。~ その後、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]と組み合わせて[[《フルール・ド・バロネス》]]が出せるのは魅力。~ [[ティアラメンツ]]と混ぜた構築なら[[《沼地のドロゴン》]]との組み合わせでも[[レベル]]10の[[シンクロ召喚]]が可能。~ -[[《朱光の宣告者》]]・[[《緑光の宣告者》]]・[[《紫光の宣告者》]]~ [[天使族]]専用の[[手札誘発]]であり、[[相手]]に[[先攻]]を取られた場合に有効。~ [[《古衛兵アギド》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]を[[コスト]]にすれば[[無効]]にしつつ5枚[[墓地を肥やす]]ことができる。~ [[《剣神官ムドラ》]]・[[《宿神像ケルドウ》]]を[[コスト]]にして[[墓地]][[効果]]に繋げる動きも強力で、不意打ち気味に[[墓地]]利用を妨害できる。~ -[[《轟雷帝ザボルグ》]]~ [[《古衛兵アギド》]]や[[《予見者ゾルガ》]]を用いて[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]を確保する。~ この[[デッキ]]においては[[エクストラデッキ]]の[[破壊]]ではなく[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を整える趣が強い。~ 追加[[効果]]も[[適用]]させるならば[[特殊召喚]]しやすい[[光属性]]も採用しておくとよい。~ -[[《地霊媒師アウス》]]~ [[《古尖兵ケルベク》]]等を[[捨てて>捨てる]][[《宿神像ケルドウ》]]を[[サーチ]]できる。~ [[墓地]][[効果]]を持つ[[モンスター]]を[[捨てる]]ためにも便利だが、[[発動]]後[[地属性]]以外の[[効果]]が使えなくなるのは懸念材料。~ -[[《リバイバルゴーレム》]]~ [[デッキ破壊]]の過程で[[墓地]]へ送られやすいので採用候補となる。~ [[レベル]]4なので[[エクシーズ召喚]]にもつなげやすい。~ -[[《マスマティシャン》]]~ ピンポイントの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]により[[《古尖兵ケルベク》]]等の[[トリガー]]となる。~ 十分[[墓地]]が肥えた後ならば[[《宿神像ケルドウ》]]等を送り、[[《現世と冥界の逆転》]]に繋げたい。~ -[[《ジャンク・コレクター》]]~ [[特殊召喚]]した[[《宿神像ケルドウ》]]等を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]する。~ [[《現世と冥界の逆転》]]は[[カードの発動]]は[[デュエル]]中1度だが、[[コピー]]による[[適用]]は可能なので[[効果]]を[[無効]]にされた時のリカバリー手段となる。~ -[[《カオスハンター》]]~ [[手札]]を[[捨て>捨てる]]ながら[[特殊召喚]]するため、[[手札]]から[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]ことを条件とする[[効果]]の[[トリガー]]となる。~ 単体で[[アタッカー]]となる[[攻撃力]]を持ち、[[《墓穴の指名者》]]や[[《D.D.クロウ》]]への対策にもなる。~ [[ティアラメンツ]]と混ぜる場合は[[《捕食植物ドラゴスタペリア》]]の[[融合素材]]にもなる。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] [[レベル]]4が多いので[[ランク]]4や[[リンクモンスター]]が主力。~ 展開手段はそれなりにあるので、防御寄りの[[効果]]を持つ[[モンスター]]を中心とする。~ 特に[[必須カード]]と呼べるギミックがあるわけでもないため、[[《浮幽さくら》]]や[[《強欲で金満な壺》]]等に充ててしまってもよい。~ ただ、[[《現世と冥界の逆転》]]と[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]の[[コンボ]]が決まれば[[相手]]の[[デッキ]]内に有効利用できる[[カード]]がない状態もつくれる。~ そうなれば[[ビートダウン]]での勝利も狙えるようになるため、[[アタッカー]]向きの[[モンスター]]を数枚用意しておくのも良いだろう。~ ―[[エクシーズモンスター]]~ -[[《No.41 泥睡魔獣バグースカ》]]~ [[リンクモンスター]]以外の[[フィールド]]の[[モンスター]]を無力化できるので、時間稼ぎに役立つ。~ -[[《深淵に潜む者》]]~ [[相手]]に[[墓地アドバンテージ]]を与えてしまうので、その対策となる。~ -[[《ライトロード・セイント ミネルバ》]]~ [[墓地]]の[[カード]]を増やすことで[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動]]に繋げる。~ [[《宿神像ケルドウ》]]のような[[墓地]][[発動]]や[[《古尖兵ケルベク》]]のような[[墓地へ送られた]]場合の[[カード]]とも相性がいい。~ ―[[リンクモンスター]]~ -[[《リンクルベル》]]~ [[地属性]]・[[天使族]]なので[[《予見者ゾルガ》]]や[[《聖座天嗣ストン》]]の[[特殊召喚]]の[[トリガー]]となる。~ [[召喚制限]]があるので序盤から出すのは難しい点に注意。~ -[[《崔嵬の地霊使いアウス》]]~ [[地属性]]は[[《増殖するG》]]を始め多くの[[デッキ]]に存在するので[[蘇生]][[効果]]を使いやすい。~ (2)の[[サーチ]]は[[《古衛兵アギド》]]や[[《予見者ゾルガ》]]が対応する。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―[[《現世と冥界の逆転》]]およびその[[カード名が記された魔法・罠カード>カード名が記されたカード]]~ -[[《現世と冥界の逆転》]]~ この[[デッキ]]の[[キーカード]]であり、関連[[カード]]の[[効果]]を発揮するために必要な[[カード]]でもある。~ [[デュエル]]中1枚の[[発動]]制限があるが、早めに[[墓地]]に置いておきたい[[カード]]であり、[[墓地]]にあっても[[《古尖兵ケルベク》]]等で再利用もできるので2〜3枚投入しておいても問題はない。~ [[発動]]して2枚目以降が[[腐る]]ことよりも[[効果]]を[[無効]]にされて[[腐る]]ほうが困るので、[[カウンター]]には気を遣う必要がある。~ -[[《墓守の罠》]]~ (1)は[[相手]]にも[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をさせてしまうので、その利用を抑えられる。~ (2)では[[地属性]]・[[天使族]]を[[サーチ]]できるので、[[デッキ]]の[[回転]]に貢献する。~ (3)は他の[[カード]]との[[コンボ]]が前提となるので活かせる機会は少ないが、外しても[[情報アドバンテージ]]を得られる。~ [[《剣神官ムドラ》]]で[[セット]]を介さず[[フィールド]]に出せるので、早めに置いて[[効果]]を使用したい。~ -[[《絶望と希望の逆転》]]~ [[発動条件]]がやや[[重い]]が、[[春化精]]を絡めれば[[召喚権]]を使わず2体の[[地属性]]・[[天使族]]を並べられる。~ [[墓地へ送る]][[全体除去]]は強力だがその後の[[蘇生]]で3体の[[モンスター]]を渡してしまうので、できれば[[《墓守の罠》]]と組み合わせて[[蘇生]]を防ぎたい。~ [[《現世と冥界の逆転》]]が[[墓地]]にあれば[[デッキ]]から[[罠カード]]を[[セット]]でき、[[相手]]の妨害から展開の補助と様々な動きができる。~ -[[《運命の抱く爆弾》]]~ [[対象をとらない>対象をとらない効果]][[破壊]]と[[バーン]]により[[ボード・アドバンテージ]]と[[ライフ・アドバンテージ]]を一気に稼げる。~ (2)は[[手札]]・[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合の[[サルベージ]]であり、(1)が使えなくても[[腐る]]状況が少ない。~ ―それ以外の[[魔法・罠カード]]~ -[[《おろかな副葬》]]~ [[《現世と冥界の逆転》]]をピンポイントで[[墓地へ送る]]。~ 既にある場合は[[《運命の抱く爆弾》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[サルベージ]]に繋げるのがいい。~ -[[《おろかな埋葬》]]~ [[《古衛兵アギド》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]を[[墓地へ送る]]ことで5枚の[[デッキ破壊]]と[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行なう。~ 上記のどちらかが[[墓地へ送られれば>墓地へ送る]]さらに[[効果]]が誘発し、連鎖的な[[効果]]の[[発動]]の期待も出来る。~ -[[《王家の神殿》]]・[[《ブーギートラップ》]]~ [[罠カード]]を[[セット]][[ターン]]に[[発動]]できるようにする。~ [[罠カード]]が多いのでタイムラグを減らせるのはありがたい。~ [[《ブーギートラップ》]]は消費が重いが[[《古尖兵ケルベク》]]等の[[トリガー]]となる。~ -[[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]~ [[お互い]]に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行うことで[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を整える。~ [[手札]]から[[墓地へ送られた]]際に[[発動]]する[[カード]]とも組み合わせられる。~ -[[《スキルドレイン》]]~ [[フィールド]][[発動]]の[[モンスター]]が少ないので[[メタカード]]として採用できる。~ //-[[《虚無空間》]]~ //[[《宿神像ケルドウ》]]等との相性は悪いが、展開後であれば影響は小さい。~ //[[《賢瑞官カルダーン》]]で[[サルベージ]]し、[[耐性]]を与えられるので[[自壊]]しやすい弱点を補える。~ -[[《デビル・コメディアン》]]~ 運は絡むが[[相手]]の[[墓地]]を0にでき、[[《現世と冥界の逆転》]]に[[チェーン]]することで[[1ターンキル]]が狙える。~ [[通常罠]]なので[[サポートカード]]を共有しやすいのも利点。~ -[[《トリックスター・リンカーネイション》]]・[[《プレゼントカード》]]~ [[デッキ破壊]]用の[[罠カード]]で、[[《古尖兵ケルベク》]]で[[墓地]]から回収することもできる。~ 前者は[[手札]]の枚数分、後者は確実に5枚[[デッキ破壊]]を行なう。~ [[《現世と冥界の逆転》]]に[[チェーン]]して[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]両方の(2)を使えば残りの[[デッキ]]枚数は5枚になるので、[[《プレゼントカード》]]で残りの[[デッキ]]を0枚にすることができる。~ [[《トリックスター・リンカーネイション》]]の場合は[[後攻]]1[[ターン]]目の[[相手]]の[[ドロー]]直後に打てばとどめを刺せる。~ -[[《トラップトリック》]]~ [[通常罠]]の[[サーチ]][[カード]]。~ [[《現世と冥界の逆転》]]は1枚しか[[発動]]できないので2枚目は[[除外]]しても支障が出にくい。~ -[[《闇よりの罠》]]~ [[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動]]に失敗した場合のフォロー手段。~ [[ライフポイント]]の指定があるので腐りやすいのが悩み。~ **戦術 [#strategy] まずは、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]である[[お互い]]の[[墓地]]に15枚の[[カード]]を用意することに専念する。~ [[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]・[[《墓守の罠》]]で必要な[[カード]]を[[サーチ]]しつつ防御用の[[モンスター]]で時間を稼ぐ。~ [[墓地]]に[[《現世と冥界の逆転》]]が落ちたら、[[《古衛兵アギド》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[デッキ破壊]]を行う。~ 常に都合よく回るとも限らないので[[《手札抹殺》]]や[[《轟雷帝ザボルグ》]]など、[[お互い]]の[[墓地]]を同時に肥やすことができる[[カード]]も利用したい。~ 準備ができたら[[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]し、それに[[チェーン]]して[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]の[[効果]]を使用して[[相手]]の[[デッキ]]を5枚まで削る。~ あとは[[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]や[[《手札抹殺》]]で[[相手]]の残った[[デッキ]]を削れば勝利となる。~ [[《轟雷帝ザボルグ》]]等を使用して[[墓地]]の15枚以上の[[カード]]の内に[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を混ぜれば削る枚数をより少なくできる。~ 運次第だが[[《デビル・コメディアン》]]を絡めれば[[1ターンキル]]も狙える。~ 悠長にしていると[[墓地リソース]]を得た[[相手]]に逆転されかねないため、時間はかけすぎないようにしたい。~ [[無効]]にされることを考え、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[効果]]を利用できる[[《ジャンク・コレクター》]]や[[《闇よりの罠》]]などの併用も考えたい。~ なお、[[墓地]]に[[《現世と冥界の逆転》]]が落ちた後、[[《古衛兵アギド》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]をそれぞれ2回使うだけでも[[デッキ]]は30枚[[墓地]]に置かれ、ほとんど0となる。~ [[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]しなくても[[デッキ切れ]]で勝利できる場合も多い。~ **[[デッキ]]の種類 [#decktype] ***[[エクストラデッキ]][[破壊>デッキ破壊]]型 [#decktype1] [[《轟雷帝ザボルグ》]]・[[《エクシーズ・アヴェンジャー》]]などで[[相手]]の[[墓地]]を[[エクストラデッキ]]の[[カード]]のみにする。~ [[《エクシーズ・アヴェンジャー》]]を使用する場合は、[[コントロール転移]]で[[送りつけ]]て[[自分]]の[[エクシーズモンスター]]で[[戦闘破壊]]するための手段が必要となる。~ ***[[《戒めの龍》]]軸 [#decktype2] [[《現世と冥界の逆転》]]に[[チェーン]]して[[《戒めの龍》]]の[[効果]]を[[発動]]することで[[1ターンキル]]を成立させる。~ [[相手]]が[[メインデッキ]]に入る[[ライトロード]][[モンスター]]を採用している場合は0枚にできないが、[[《デビル・コメディアン》]]と違って[[コイントス]]の必要がない。~ [[《ファントム・オブ・カオス》]]で[[《戒めの龍》]]の[[効果]]を[[コピー]]すれば[[発動]]は容易になる。~ [[ライトロード]]の[[サポートカード]]を合わせて採用すれば[[《古尖兵ケルベク》]]などの[[効果]]を用いるのは容易になり、[[《妖精伝姫−シラユキ》]]を用いれば[[《戒めの龍》]]の正規の[[特殊召喚]]も可能。~ [[効果]]は[[お互い]]に及ぶため、[[自分]]の[[墓地]]に[[ライトロード]][[モンスター]]がいない場合、自滅する危険性があるので注意。~ //バックアップ(2022-05-08 (日) 03:47:33)より復旧・加筆 **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***[[出張]]セットとしての【現世と冥界の逆転】 [#dispatch] [[《古尖兵ケルベク》]]・[[《古衛兵アギド》]]は非常に強力な[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[効果]]を持つため[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と相性のいい[[デッキ]]への[[出張]]が考えられる。~ [[相手]]の[[墓地]]も肥えてしまう欠点は[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]で対策できるため、基本的にこの4体の[[モンスター]]と[[《朱光の宣告者》]]、そして[[《現世と冥界の逆転》]]と[[《墓守の罠》]]が[[出張]]セットとして扱われる。~ ***[[【ティアラメンツ】]]混合型 [#variation1] [[ティアラメンツ]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]能力を活かした構築。~ [[《捕食植物ドラゴスタペリア》]]を[[融合召喚]]できれば[[相手]]の展開を制限して時間稼ぎしやすい。~ [[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]によって[[《壱世壊=ペルレイノ》]]で[[フリーチェーン]]の[[除去]]が可能。~ [[デッキ破壊]]での勝利を狙うこともできるが[[《捕食植物ドラゴスタペリア》]]や[[ティアラメンツ]][[融合モンスター]]で[[ビートダウン]]による勝利も十分に狙える。~ ***[[【シャドール】]]混合型 [#variation2] [[《影依融合》]]で任意の[[地属性]]を[[墓地へ送る]]と同時に[[《エルシャドール・シェキナーガ》]]を出せる。~ [[シャドール]]は[[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[効果]]を持つため、[[《古衛兵アギド》]]や[[《古尖兵ケルベク》]]と相性が良い。~ さらに[[《剣神官ムドラ》]]と[[《宿神像ケルドウ》]]で[[デッキ]]内の[[リソース]]を回復させることもでき、[[シャドール]]の[[サーチ]]や[[リクルート]]・[[墓地を肥やす]][[対象]]が無くなることも防げる柔軟さも持つ。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[お互い]]の[[墓地]]を参照し、[[自分]]も[[墓地]]を利用するので[[墓地]]への妨害には弱い。~ 中でも[[《マクロコスモス》]]は天敵と言ってもいいほど。~ [[《古尖兵ケルベク》]]等の[[デッキ破壊]][[効果]]も[[無効]]にする[[《灰流うらら》]]も苦手。~ 現[[環境]]は[[墓地]]利用も増えているので、速度が遅めのこの[[デッキ]]では溜まった[[墓地アドバンテージ]]を利用される可能性も大きい。~ [[デッキ破壊]]の際に「([[相手]]によって)[[墓地へ送られた]]場合」という[[トリガー]]を満たして思わぬしっぺ返しを食らうこともある。~ [[《現世と冥界の逆転》]]は[[デュエル]]中1度しか[[発動]]できないので[[効果]]を[[無効]]にする[[カード]]にも注意。~ [[カウンター]]系の[[モンスター]]が多い場合は[[壊獣]]や[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の力を借りるのも手。~ なお、[[発動]]の[[無効]]であれば2枚目以降は問題なく使用できる。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] ***2002年〜2006年 [#history1] [[エラッタ]]前の[[《現世と冥界の逆転》]]の[[テキスト]]は以下の通り。~ 自分の墓地にカードが15枚以上ある時、1000ライフを払い発動。 お互いに自分の墓地と自分のデッキのカードを全て入れ替える。 その際、墓地のカードはシャッフルしてデッキゾーンにセットする。 [[発動条件]]に[[相手]]の[[墓地]]が含まれないため、[[相手]]の[[墓地]]が0枚の状態で[[発動]]することで、[[相手]]は[[ドロー]]が行えず敗北となる。~ これに加えて[[《処刑人−マキュラ》]]や[[《王家の神殿》]]の存在から[[先攻]]1[[ターン]]目でも[[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]でき、[[相手]]の[[墓地]]を空にする手間もかけずに済んだ。~ 当時のカードプールでは[[手札誘発]]や[[墓地]][[発動]]の[[効果]]も少ないため妨害も難しく、何もできずに敗北する理不尽な[[1ターンキル]][[デッキ]]として流行した。~ 大量の[[ドロー]][[カード]]で[[墓地]]に[[カード]]を貯めつつ[[キーカード]]の引き込みを狙う。~ [[《天使の施し》]]は[[ドロー]]した[[《処刑人−マキュラ》]]を[[墓地へ送る]]手段にもなり、[[《無謀な欲張り》]]を[[手札]]から[[発動]]できるようにすることで更なる[[ドロー]]を行い[[《現世と冥界の逆転》]]などを引き込めた。~ [[相手]]の[[墓地]]に[[カード]]があるときは~ -[[《魂の解放》]]で[[相手]]の[[墓地]]を0枚にして[[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]する。~ -[[相手]]の[[墓地]]が5枚以下の状態で[[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]した後、[[《手札抹殺》]]か[[《メタモルポット》]]を使用する。~ -[[《浅すぎた墓穴》]]で[[蘇生]]した[[《サイバーポッド》]]に[[《太陽の書》]]を使って[[相手]]の[[手札]]を増やし、[[《現世と冥界の逆転》]]で[[デッキ]]を減らしてから[[《手札抹殺》]]を決める。~ といった方法で勝利となる。~ その後、[[キーカード]]の規制が進み、[[02/05/01>禁止・制限カード/2002年5月1日]]に[[《現世と冥界の逆転》]]が[[制限カード]]に指定されたことで【現世と冥界の逆転】の安定性は大きく落ち、これに特化して勝利を狙うのは難しくなった。~ 後に[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《現世と冥界の逆転》]]が[[禁止カード]]となったことで、完全に構築不能となった。~ ***2015年〜2022年 [#history2] [[《現世と冥界の逆転》]]が[[エラッタ]]され[[制限復帰]]。~ [[エラッタ]]により[[禁止カード]]化以前のような[[先攻]][[1ターンキル]]は不可能となった。~ ただし、[[《デビル・コメディアン》]]との[[コンボ]]などは活用できるため、[[1ターンキル]][[デッキ]]としての構築自体は可能である。~ しかし、[[マキシマム・クライシス]]で登場した[[《灰流うらら》]]により、[[ドロー]]を含む[[手札交換]]や、[[《デビル・コメディアン》]]等「[[相手]]の[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]」[[効果]]を持つ[[カード]]を簡単に[[無力>無効]]化されてしまう。~ //[[《現世と冥界の逆転》]] //現世と冥界の逆転は「墓地へ送る」効果ではない //また、現[[環境]]では[[デッキ破壊]]戦術そのものを[[封殺>ロック]]・妨害する強力な布陣を敷く[[デッキ]]が主流となっている。~ //デッキ破壊そのものに対してはメタられていない。むしろ強欲で貪欲な壺なんかで弱くなってたりする [[対策>メタを張る]]され易くなり、安定して[[1ターンキル]]を行うことが出来なくなった。~ ***2022年〜 [#history3] [[デュエリストパック−輝石のデュエリスト編−]]で多数の[[サポートカード]]が登場。~ [[発動条件]]の難易度も以前より緩和され、[[1ターンキル]]は難しくも堅実な勝利を握ることができるようになった。~ また、[[墓地]]にあるだけでも他の[[カードの効果]]に役立てるので、敢えて[[デッキ破壊]]を捨てて[[ビートダウン]]による戦術に切り替える動きも可能となっている。~ 関連[[カード]]の[[モンスター]]はいずれも[[レベル]]4・[[地属性]]・[[天使族]]で統一されているため、[[【ランク4】]]・[[【地属性】]]・[[【天使族】]]の要素も抱えることとなった。~ 特に前述の[[ティアラメンツ]]混合型は2022年夏以降から半年近くに渡って[[環境]]トップの強さを誇っていた。~ -[[【イシズティアラメンツ】>【ティアラメンツ】#Exchange]]の[[環境]]での活躍により、[[《古衛兵アギド》]]・[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]の、4枚の関連[[モンスター]]全てが[[制限カード]]に指定された。~ 本体が規制されて[[デッキ]]構築が難しくなった過去とは異なり、関連[[カード]]の大量規制によって純構築が難しくなるという、数奇な運命を辿る結果となった。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《現世と冥界の逆転》]] **関連リンク [#link] -[[【地属性】]] -[[【天使族】]] -[[【ランク4】]] -[[【デッキ破壊】]] -[[デッキ集]] *【&ruby(げんせ){現世};と&ruby(めいかい){冥界};の&ruby(ぎゃくてん){逆転};】([[エラッタ]]前) [#oldtop] **[[デッキ]]の概要 [#oldabstract] [[先攻]]1[[ターン]]目に[[《処刑人−マキュラ》]]や[[《王家の神殿》]]で[[《現世と冥界の逆転》]]を使う、[[デッキ破壊]]型の[[1ターンキル]][[デッキ]]。~ [[1ターンキル]][[デッキ]]の中でも成功率が高く、[[《王宮の勅命》]]程度でしか対策できなかった。~ [[キーカード]]の[[制限強化]]が始まってからは、[[【サイエンカタパ】]]や[[【デッキ破壊1キル】]]等の後進の[[デッキ]]にその座を譲っている。~ -[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[キーカード]]のほとんどが[[禁止カード]]となり、構築不能となった。~ 《現世と冥界の逆転》 通常罠(禁止カード) 自分の墓地にカードが15枚以上ある時、1000ライフを払い発動。 お互いに自分の墓地と自分のデッキのカードを全て入れ替える。 その際、墓地のカードはシャッフルしてデッキゾーンにセットする。 **[[デッキ]]構築に際して [#oldintroduction] [[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を満たすには、[[《デビル・コメディアン》]]や[[《第六感》]]の失敗した時の[[効果]]を使う。~ 成功したとしても損失はなく、失敗の可能性を高めるために[[《セカンド・チャンス》]]や[[《リバースダイス》]]を併用しても良い。~ [[相手]]の[[墓地が肥えた>墓地を肥やす]]場合は、[[《魂の解放》]]で[[除外]]してしまおう。~ これらでも足りない場合は、[[《手札抹殺》]]等で追い討ちをかける。~ **戦術 [#oldstrategy] まずは、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を満たすことに専念する。~ 準備ができたら、[[《現世と冥界の逆転》]]を[[発動]]する。~ この際に、[[チェーン]]して[[《デビル・コメディアン》]]を[[発動]]し、[[コイントス]]を当てることで[[相手]][[デッキ]]を0枚にでき、[[1ターンキル]]が成立する。~ [[1ターンキル]]に失敗した場合、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[発動条件]]を満たすために投入した、通常の[[【デッキ破壊】]]で用いる様な[[カード]]で残りの[[デッキ]]を削ることになる。~ 悠長にしていると[[墓地リソース]]を得た[[相手]]に逆転されかねないため、時間はかけすぎないようにしたい。~ [[無効]]にされることを考え、[[《現世と冥界の逆転》]]の[[効果]]を利用できる[[《ジャンク・コレクター》]]や[[《闇よりの罠》]]なども併用しておくとよい。~ **代表的なカード [#oldkeycard] -[[《現世と冥界の逆転》]] -[[《デビル・コメディアン》]] **関連リンク [#oldllnk] -[[【デッキ破壊1キル】]] -[[デッキ集]] -[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]