*【&ruby(こうとうぎしきじゅつ){高等儀式術};】 [#s390e568]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#jf808da0]

 [[《高等儀式術》]]によって[[儀式モンスター]]を[[フィールド]]に出す[[デッキ]]。~
 [[【儀式召喚】]]とは似て非なる構築となる。~

-[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]に[[デッキ]]の核である[[《高等儀式術》]]が[[制限カード]]に指定されたが、後に[[13/03/01>禁止・制限カード/2013年3月1日]]で[[準制限カード]]、[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]には[[制限解除]]となり構築が容易になっている。~

 《高等儀式術/Advanced Ritual Art》
 儀式魔法
 手札の儀式モンスター1体を選び、そのカードとレベルの合計が
 同じになるようにデッキから通常モンスターを墓地へ送る。
 その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。

 従来の[[儀式召喚]]は最低でも3枚の[[手札]]を必要とし、大きな[[ディスアドバンテージ]]となっていた。~
 しかし、[[《高等儀式術》]]は[[手札]]に[[《高等儀式術》]]と[[儀式モンスター]]、[[デッキ]]内に同じ[[レベル]]の[[通常モンスター]]が揃っていれば、[[手札]]2枚で[[儀式召喚]]できる。~

-[[デッキ]]の構築上、[[儀式モンスター]]・[[通常モンスター]]が主軸となるため、[[汎用性]]の高いカードを使い難いのが難点。~
[[《封魔の呪印》]]などで[[《高等儀式術》]]が封じられると戦線が崩壊するのも弱点の一つである。

**[[デッキ]]構築に関して [#k981aa55]

 どの[[儀式モンスター]]を主軸に据えるかで大きく[[デッキ]]内容が変わるが、その基本になる編成を考えてみる。~
 [[《高等儀式術》]]以外の[[儀式召喚]][[サポート>サポートカード]]は基本的に[[【儀式召喚】]]のページを参照してもらいたい。~
 なお[[儀式魔法]]は[[《高等儀式術》]]のみで問題ないが、[[手札]]の[[通常モンスター]]を処理するために、その[[儀式モンスター]]の専用[[儀式魔法]]を[[ピン挿し]]することも考えられる。~

 [[儀式モンスター]]の[[レベル]]は全部で12、10、9、8、7、6、5、4、3、1の10種類が存在する。~
 [[儀式モンスター]]は1種類ないし2種類程度に留め、[[デッキ]]の傾向を固めておくことで[[事故]]率を減らしておきたい。~
 この中では[[《終焉の王デミス》]]や[[《天界王 シナト》]]を筆頭に強力な[[モンスター]]が多い[[レベル]]8がもっとも[[レベル]]を合わせやすい。~

 この場合、主に[[レベル]]4か[[レベル]]8の[[通常モンスター]]が軸になる。~
 例えば[[墓地コスト]]を要する[[特殊召喚モンスター]]と併用する場合は[[下級モンスター]]を採用し、1度で[[墓地を肥やせ>墓地を肥やす]]るようにする。~
 逆に[[蘇生]]からの展開や[[エクシーズ召喚]]を狙うなどの意図がある場合は、[[儀式モンスター]]と同じ[[レベル]]の[[通常モンスター]]を採用したい。~

 [[レベル]]4は[[攻撃力]]2000の[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]・[[《アレキサンドライドラゴン》]]・[[《幻のグリフォン》]]が最高値となる。~
 次点で[[攻撃力]]1950の[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]が高く、その後に[[攻撃力]]1900のモンスターが続くことになる。~
 [[デッキ]]の傾向に合わせて好みの[[モンスター]]を採用することになるが、一部の専用構築では[[種族]]や[[属性]]が固定されやすい。~
 例えば[[【デミスドーザー】]]では[[《甲虫装甲騎士》]]、[[【儀式天魔神】]]では[[《デーモン・ソルジャー》]]や[[《デュナミス・ヴァルキリア》]]と言った具合になる。~
 [[レベル]]8では最高[[攻撃力]]を誇り、[[サポートカード]]も豊富な[[《青眼の白龍》]]が筆頭だろう。~

 [[レベル]]7の[[儀式モンスター]]を[[召喚]]する場合、[[コスト]]となる[[下級]][[通常モンスター]]が[[レベル]]3と[[レベル]]4で分散されるのがネックとなる。~
 片方の[[レベル]]が[[デッキ]]から尽きただけでも動きが止まるため、偶数列の[[儀式モンスター]]と比べると柔軟性に乏しい。~
 一方で[[レベル]]7は[[《ブラック・マジシャン》]]や[[《E・HERO ネオス》]]といった[[サポートカード]]が豊富な[[通常モンスター]]が多い強みがある。~

 [[手札]]や[[フィールド]]上に[[モンスター]]が必要無いが、[[スタンダード]]なカードパワーは期待できない。~
 [[《凡骨の意地》]]も使えるが、それなら[[通常モンスター]]の割合を多くした[[デッキ]]構築となる。~

**[[デッキ]]の種類 [#q53c23ab]

***[[【ドラゴン族】]]軸 [#ve9c497e]
 [[禁止カード]]の[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の要領で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《龍の鏡》]]から[[《F・G・D》]]や[[《始祖竜ワイアーム》]]に繋げる。~
 また、[[サポートカード]]の豊富な[[《青眼の白龍》]]や[[《真紅眼の黒竜》]]を[[墓地]]から展開させるのもよい。~
 [[《スーパー・ウォー・ライオン》]]は[[《真紅眼の黒竜》]]と併用することで[[《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]に[[融合召喚]]できる。~

***[[【岩石族】]]軸 [#rf8b4975]
 [[《メガロック・ドラゴン》]]や[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の[[墓地コスト]]として併用する。~
 いずれも複数枚の[[岩石族]]を要求するため、[[墓地へ送る]][[モンスター]]は[[レベル]]の低い[[《太古の壺》]]・[[《はにわ》]]・[[《ポット・ザ・トリック》]]等を使うとよい。~

***[[【恐竜族】]]軸 [#s099c492]
 [[《ディノインフィニティ》]]との展開を狙うため[[除外]]が前提の特殊な構築となる。~
 [[《マクロコスモス》]]や[[《虹光の宣告者》]]などで全体[[除外]][[適用]]下ならば[[《高等儀式術》]]で[[デッキ]]から即[[除外]]できる。~
 [[墓地へ送る]][[モンスター]]は[[《トモザウルス》]]・[[《セイバーザウルス》]]等を使うとよい。~
 手間が掛かるため安定させにくいが、覚えておいて損はない[[コンボ]]だろう。~

***[[【E・HERO】]]軸 [#e582fcf2]
 大半の[[融合素材]]が[[通常モンスター]]であるため、上記の[[《F・G・D》]]と同様、[[《ミラクル・フュージョン》]]で展開が可能。~
 [[《闇の量産工場》]]を併用する事でより柔軟な[[融合召喚]]を行う事も可能である。~
 もちろん[[《E・HERO ガイア》]]等の[[属性]]を参照する[[融合モンスター]]であれば[[儀式モンスター]]も併せて[[融合素材]]にしやすい。~

 [[レベル]]7の[[《E・HERO ネオス》]]の打点が高く、[[サポートカード]]の豊富さからも[[レベル]]7の[[儀式モンスター]]との併用を重視したい。~
 この場合[[《伝説の爆炎使い》]]と[[《E・HERO ノヴァマスター》]]、[[《要塞クジラ》]]とで[[《E・HERO アブソルートZero》]]も[[融合召喚]]できる。~
 [[《O−オーバーソウル》]]からの[[完全蘇生]]も狙え、展開が非常に容易である。~

***[[【E−HERO】]]軸 [#ac9b0229]
 上記の[[E−HERO]]版。~
 [[レベル]]6[[儀式モンスター]]指定で[[《E−HERO インフェルノ・ウィング》]]、[[レベル]]8指定で[[《E−HERO ライトニング・ゴーレム》]]の[[素材>融合素材]]を[[墓地へ送る]]ことが可能。~

 単純に[[悪魔族]]と[[岩石族]][[通常モンスター]]を1体ずつ[[墓地へ送る]]ことで[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[融合召喚]]を狙うこともできる。→[[【デミスガイア】]]~
 また、[[儀式モンスター]]には[[悪魔族]]が多く、自身が[[墓地へ送られた]]後も[[融合素材]]にできる。~

*** [[《ダーク・シムルグ》]]軸 [#g106e9f5]
 [[墓地]]の[[風属性]]と[[闇属性]]の[[モンスター]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]する[[《ダーク・シムルグ》]]を活用する形。~
 [[《ソニックバード》]]も[[風属性]]なので[[コスト]]に使える。~

*** [[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]軸 [#k8ea5e38]
 [[フィールド]]上に存在する[[レベル]]8[[儀式モンスター]]が[[墓地]]に送られた時に[[《デーモンとの駆け引き》]]により[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]し追加[[攻撃]]から大量[[ダメージ]]を狙う[[デッキ]]。~
 また、[[《思い出のブランコ》]]などで[[《高等儀式術》]]で墓地へ落とした[[レベル]]8[[通常モンスター]]を[[特殊召喚]]しそこから繋げることもできる。~

***[[《究極封印神エクゾディオス》]]軸 [#m46c9a84]
 [[《究極封印神エクゾディオス》]]の[[攻撃力]]上昇のために[[《高等儀式術》]]を用いる[[デッキ]]。~
 低[[レベル]][[通常モンスター]]を多数用いれば、一瞬にして[[1ターンキル]]も狙える高い[[攻撃力]]を得ることができる。~
 あらかじめ[[《究極封印神エクゾディオス》]]を[[フィールド]]に出しておく必要があるので強力な[[儀式モンスター]]である[[《終焉の王デミス》]]との相性がいまひとつなのも残念なところ。~

**[[デッキ]]の派生 [#p3169e14]
***[[【デミスドーザー】]] [#r6165e52]
 [[《終焉の王デミス》]]と[[《デビルドーザー》]]を組み合わせた[[1ターンキル]]重視の[[儀式召喚]][[デッキ]]。~
 当該ページ参照。~

***[[【儀式天魔神】]] [#l3a50ac0]
 低[[レベル]][[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[通常モンスター]]や[[光属性]]・[[天使族]]の[[通常モンスター]]を[[墓地]]に落とし、それらを[[除外]]して[[天魔神]]を[[特殊召喚]]する[[デッキ]]。~
 当該ページ参照。~

***[[【神光の宣告者】]] [#c71a0f15]
 [[パーミッション]][[デッキ]]の1種であり、[[《高等儀式術》]]で送った[[通常モンスター]]を[[サルベージ]]して[[効果]]の[[コスト]]に充てる。~
 当該ページ参照。~

**代表的なカード [#da52218d]

-[[《マンジュ・ゴッド》]]
-[[《契約の履行》]]

-[[《高等儀式術》]]

**関連リンク [#ub10f6f8]
-[[【儀式召喚】]]

-[[儀式召喚]]
-[[儀式モンスター]]
-[[儀式魔法]]

-[[デッキ集]]