*【終焉のカウントダウン】 [#zd59aa70] #contents **デッキの概要 [#w910ad25] [[《終焉のカウントダウン》]]の[[効果]]で勝利することを目的とした[[デッキ]]。~ [[キーカード]]は[[無制限カード]]であり、一度[[発動]]すれば[[効果]]を止めることが不可能な[[特殊勝利]]を狙う。 《終焉のカウントダウン/Final Countdown》 通常魔法 2000ライフポイント払う。 発動ターンより20ターン後、自分はデュエルに勝利する。 [[発動]]後は、とにかく生き延びることが最優先となり[[相手]]の[[ライフ]]を削ることはほぼ考慮の必要がなくなる。~ そのため、[[ロック]]系・[[除去]]系・[[カウンター罠]]系の[[カード]]が多用されることとなる。~ [[ターン]]さえ経過すれば[[ライフ]]が0になったり、相手が特殊勝利条件を満たさない限りどうなろうと関係が無い。~ **デッキ構築に際して [#ab3be0f2] ***[[《終焉のカウントダウン》]]の[[サーチ]] [#gb84dca1] [[《終焉のカウントダウン》]]は[[通常魔法]]であるため[[サーチ]]しづらく、またその性質上早々に[[ドロー]]できないと厳しい。~ [[《成金ゴブリン》]]や[[《強欲で謙虚な壺》]]による[[デッキ圧縮]]をしたり、[[《封印の黄金櫃》]][[《タイムカプセル》]]で直接[[サーチ]]する必要がある。 ***[[壁]][[モンスター]]の採用 [#ebcb387c] とにかく守りに徹底するので、[[壁]][[モンスター]]を投入する。~ [[《魂を削る死霊》]]・[[《マシュマロン》]]・[[《ジェルエンデュオ》]]・[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]等の[[戦闘]]で[[破壊されない]][[モンスター]]が良い。~ 特に[[《魂を削る死霊》]]を使う場合は[[《生者の書−禁断の呪術−》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]との併用もあり。~ [[《ゴブリンゾンビ》]]から[[《デス・ラクーダ》]]を出して[[ドロー]]促進を狙うのもあり。~ しかし、最近は[[《地割れ》]]・[[《地砕き》]]などの[[単体除去]][[カード]]が[[制限解除]]されたり、[[《ゴッドバードアタック》]]などの[[除去]][[カード]]が多いので、これらの[[モンスター]]の採用は控える事もある。~ -[[《光と闇の竜》]]を使う手もある。~ この場合は[[《異次元の境界線》]]・[[《光の護封壁》]]、そして[[《カオスライダー グスタフ》]]が[[必須カード]]となる。~ ***[[ロック]][[カード]]の採用 [#x85787a1] [[ロック]][[デッキ]]御用達の[[《光の護封剣》]][[《レベル制限B地区》]][[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]][[《平和の使者》]]が採用圏内。~ 足りない場合は[[《悪夢の鉄檻》]]・[[《光の護封壁》]]も検討したい。~ 「[[相手]]の攻撃を差し止める」という点では、[[《ブラック・ガーデン》]]の採用も視野に入れておこう。~ また[[《スクリーン・オブ・レッド》]]を使うのもありだろう。~ ただし、[[ライフコスト]]を払うのが強制なのと、その数値が1000ポイントと高い点には注意。~ [[《非常食》]]などの[[回復]]ギミック、または[[《マジック・プランター》]]などの場から離すカードとの併用が必要だろう。~ だが最近は、これらの[[ロック]][[カード]]も、[[壁]][[モンスター]]と同じ理由で採用されない事が多い。~ [[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《ダブル・サイクロン》]]などの存在から、安易に採用するのは控えた方が良いだろう。~ [[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]での[[《サイクロン》]]の[[制限緩和]]によって、採用率はさらに低くなったと言えるだろう。~ //その分、大嵐がいなくなった訳だからむしろ採用率は高くなったといえるんでは?~ //↑使ってる身からすると、大嵐みたいな全除去よりも、サイクロンみたいなピンポイント除去の方が辛い。~ //エンドサイクの頻度が高まったわけでもあるし、バトルフェイズ中に護封壁発動して、チェーンサイクロンで攻撃続行しますね とかあるので。~ //と、色々記述追加した人が言ってみる。ダメだったらコメントアウトにしてください。 -[[《異次元の境界線》]]は、[[《終焉のカウントダウン》]]を[[引き当てる>ドロー]]までの時間稼ぎに採用も検討できる。~ ***[[戦闘ダメージ]]を防ぐ[[カード]]の採用 [#eb49949e] [[戦闘ダメージ]]を防げ、[[除去]]に強い[[フリーチェーン]]である[[《和睦の使者》]]、[[《ゼロ・ガードナー》]]や、[[攻撃宣言]]を封じる[[《威嚇する咆哮》]]を投入する。~ それらに加え、[[《覇者の一括》]]・[[《魂の氷結》]]・[[《バトルフェーダー》]]・[[《速攻のかかし》]]など妨害されにくい防御[[カード]]を積んでいく。~ [[《ハネクリボー》]]は[[破壊]]さえされればその[[ターン]]の[[戦闘ダメージ]]は防げるが、[[バウンス]]や[[除外]]に弱く[[貫通]][[ダメージ]]は通してしまう。~ [[《ゼロ・ガードナー》]]を使い回すために、[[《戦士の生還》]]や[[《リミット・リバース》]]を採用するのも良い。~ 但し、[[《リミット・リバース》]]は[[永続罠]]であり、[[特殊召喚]]をする[[カード]]なので、[[《サイクロン》]]や[[《王宮の弾圧》]]で防がれてしまう点は注意。~ その反面、[[《ゼロ・ガードナー》]]を[[リリース]]した事で、場に残ったこの[[カード]]を[[《マジック・プランター》]]の[[コスト]]にしてしまう事も出来る。~ [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]・[[《光の護封壁》]]という無理なく採用できる[[永続罠]]があるので、1〜2枚なら[[腐る]]事はないだろう。~ これらの[[カード]]を使い、[[相手]]の[[ターン]]毎に1枚の防御[[カード]]で防いで勝利を狙う型の[[デッキ]]が最近は主流である。~ -[[【クイックダンディウォリアー】>【シンクロン】#k512f597]]のギミックを使用し、[[《ドリル・ウォリアー》]]の[[効果]]で毎[[ターン]][[《速攻のかかし》]]を[[サルベージ]]して、[[攻撃]]を凌ぐタイプの[[デッキ]]もある。~ [[《ドリル・ウォリアー》]]の[[効果]]で[[除外]]することによって、[[フィールド]]に[[モンスター]]がいなくなるので、[[《速攻のかかし》]]の[[発動条件]]を満たせる。~ 構築難易度は上昇するが、[[《ドリル・ウォリアー》]]さえ狙われなければ、[[モンスター効果]]故に妨害されにくいので、[[《和睦の使者》]]や[[《威嚇する咆哮》]]を使用するタイプより防御力は高いだろう。~ 但し、[[《大天使クリスティア》]]や[[《虚無空間》]]など[[特殊召喚]]を封じる[[カード]]には注意。 -[[カウンター罠]]を積み、[[《幽獄の時計塔》]]を守りきってみるのも手。~ この戦術は遊戯王ONLINEでも流行した。 ***[[モンスター]]への[[全体除去]]の採用 [#b6281ef8] [[《激流葬》]]・[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]が採用圏内。~ 他にも[[全体除去]]を投入出来るスペースがあるなら入れても良いが、それなら上記の[[《戦士の生還》]]などを入れて守りを固めた方が良いだろう。~ 余分になった[[《終焉のカウントダウン》]]を[[《ライトニング・ボルテックス》]]の[[コスト]]にする事も出来る。(しかし、[[《ホーリーライフバリアー》]]というライバルが存在する)~ 但し、[[《激流葬》]]は中盤〜終盤では[[相手]]の[[モンスターカードゾーン]]が埋まってしまい、[[腐る]]事もあるので注意。~ また、最近見かける事が多い[[《スターライト・ロード》]]にも注意が必要である。~ ***[[カウンター罠]]の採用 [#n7d77a24] [[《終焉のカウントダウン》]]の発動や[[ロック]][[カード]]を守るため、[[カウンター罠]]を採用する。~ [[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]・[[《天罰》]]などを投入し、[[相手]]の逆転の芽を完全に摘んでしまおう。~ -但し、採用する[[カード]]によって[[デッキ]]型を変更せざるを得ない場合もあるので注意しよう。~ //例えば[[《神の宣告》]]を積んで採用する場合、[[ライフ]]が心配なので[[回復]]型に転向するのが良い。~ //制限なので ***[[ライフ]][[回復]][[カード]]の採用 [#v138c915] 重要度は低いものの[[《終焉のカウントダウン》]]や[[ロック]][[カード]]の[[《光の護封壁》]]は[[ライフコスト]]が必要となる為、数枚は用意していてもいい。~ [[フリーチェーン]][[カード]]と合わせて使え、[[ロック]][[カード]]の[[除去]]に[[チェーン]]して[[発動]]できる[[《非常食》]]や1度だけ[[攻撃]]を防げる[[《レインボー・ライフ》]][[《ドレインシールド》]]が有効。~ [[《レインボー・ライフ》]]は[[手札コスト]]が必要とはいえ[[発動]][[ターン]]は[[効果ダメージ]]すら受けないので防御[[カード]]としても優秀。~ また、[[《魔力倹約術》]]で[[《終焉のカウントダウン》]]の[[ライフコスト]]は0にできるため、これを投入するのもあり。~ [[ドロー]]と[[回復]]をこなしつつ不要になった[[《終焉のカウントダウン》]]を処理できる[[【やりくりターボ】]]のギミックを採用するのも手だが、[[デッキ]]切れには注意。 -但し、「[[ライフ回復]]」と「[[戦闘ダメージ]]を防ぐ」とは正反対の立ち位置にあるため、どちらかを伐採することも検討しよう。~ **運用に際しての注意点 [#p9333f6a] -[[ロック]][[カード]]や[[《幽獄の時計塔》]]を[[除去]]されると厳しい。~ 最近では[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や、[[《ゴッドバードアタック》]]などでこれらの[[カード]]を[[破壊]]され一気に勝負を決められてしまうことも多い。~ そのため、先に挙げた[[《バトルフェーダー》]]や[[フリーチェーン]]の[[《和睦の使者》]]、[[《ゼロ・ガードナー》]]、[[《威嚇する咆哮》]]、[[《魂の氷結》]]などを複数搭載し、場に残る[[壁]][[モンスター]]・[[ロック]][[カード]]の搭載は控える構築が主流である。~ また、[[カウンター罠]]を採用しない構築も増えている。~ [[ロック]][[カード]]の採用率が減っている上に、[[《バトルフェーダー》]]と[[《速攻のかかし》]]という2枚の[[手札誘発]]防御[[カード]]があるため、もし伏せていた[[《威嚇する咆哮》]]などが、[[カウンター罠]]などで無効化されても、これらが[[手札]]にあれば[[相手]]の[[攻撃]]を防げるのだ。~ また、単純に[[ドローフェイズ]]に[[カウンター罠]]を[[ドロー]]した場合、[[ドロー]]によって補充できるはずの防御[[カード]]が1枚減ってしまうという事なので、[[ドロー]]しただけで事実上の0:1交換になってしまう。~ カードプールの増大に伴い、採用率は減少してきているが、[[《終焉のカウントダウン》]]を[[カウンター]]されては元も子もないので、防御力と確実性のどちらを重視するかは[[プレイヤー]]によって変わるだろう。~ -採用する[[モンスター]]の種類を絞れば[[《スキルドレイン》]]の採用も検討できる。~ ~ -勝利までに時間がかかるため、[[デッキデス]]が[[相手]]の場合は危険。~ [[デッキ]]の枚数が半数を割るまで[[《終焉のカウントダウン》]]を[[発動]]できなかった場合、勝利は困難を極める。~ [[ミラーマッチ]]、または[[サイドデッキ]]からの投入で[[相手]]が先に[[《終焉のカウントダウン》]]を[[発動]]し、[[カウンター]]できなかったら笑うしかない。~ また、[[バーン]][[デッキ]]が[[相手]]だと、この[[デッキ]]は無力に等しいので、素直に負けを認めた方が良いだろう。~ [[【剣闘獣】]]が相手の場合、[[除去]]手段が乏しく簡単に[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]を出されてしまい、[[手札]]がある限り[[ロック]][[カード]]を[[無効]]にされる。~ さらに[[《剣闘獣の戦車》]]により[[モンスター効果]]まで[[無効]]にされかなり厳しい戦いになるだろう。~ -[[マッチ]]での1戦目を[[《終焉のカウントダウン》]]の効果で勝利したら、[[サイドデッキ]]から[[《自爆スイッチ》]]を投入して、2戦目3戦目と引き分けにして逃げ切ってしまう戦略も考えられる。~ [[《終焉のカウントダウン》]]の[[発動]]に払う[[ライフコスト]]も、[[《自爆スイッチ》]]を[[発動]]するための手助けになる。~ 速度は多少遅いが、[[《スクリーン・オブ・レッド》]]を使えば、[[相手]]の[[攻撃]]をかわしつつ、[[ライフポイント]]を1000まで下げる事が出来る。~ [[《成金ゴブリン》]]も[[メイン>メインデッキ]]から投入する事が多いので、無理なくサイドチェンジが出来るだろう。~ -防御系[[罠カード]]を多用する関係で、[[《王宮のお触れ》]]と[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]には滅法弱い。~ 前者は[[《ツイスター》]]などでなんとか対応できるが、後者には[[メインデッキ]]から対応できる[[カード]]が先出しでの[[《スキルドレイン》]]くらいしか無く、出されたら泣くしかない。~ これは[[【自爆スイッチ】]]に切りかえても言える事である。~ もし通してしまったら、基本的に[[モンスター効果]]だけで[[ターン]]を稼がなければいけなくなるため非常に辛くなる。~ [[サイドデッキ]]から[[《禁止令》]]や[[《平和の使者》]]、[[《サイバー・ドラゴン》]]などの対策が必要だろう。~ [[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の制限改訂で、[[《王宮のお触れ》]]が[[制限解除]]されたため、危険性が高まった。 **デッキの変遷 [#r385370b] ***[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]〜 [#pd53d4aa] [[《バトルフェーダー》]]と[[《ゼロ・ガードナー》]]が登場したことにより[[デッキ]]の防御力がかなり向上した。~ [[【ライトロード】]]が流行していた時期でもあり、[[相手]][[フィールド]]に[[ライトロード]]が存在する時に[[攻撃]]を防ぎ続けることで[[デッキ切れ]]を狙えたので[[地雷]][[デッキ]]として注目された。~ ***[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]〜 [#ta2787a7] [[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の[[制限改訂]]では特に[[キーカード]]は規制されなかった。~ また、[[《強欲で謙虚な壺》]]と[[《速攻のかかし》]]が登場し、さらに[[デッキ]]が安定した。~ しかし[[【ライトロード】]]が流行から外れたことにより使用率は減少している。~ **サンプルレシピ [#p4a184a8] -【カウントダウン】~ 08.9.21 全道大会ベスト8~ http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1286~ **関連リンク [#j29ae7b0] -[[デッキ集]] -[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]] -[[【自爆スイッチ】]]