*【天空の聖域】 [#z342a516] [[《天空の聖域》]]の恩恵によって強化される[[モンスター]]群を駆使して戦う[[デッキ]]。~ 基本的には[[ライフ・アドバンテージ]]を力に変える[[《力の代行者 マーズ》]]と[[《裁きの代行者 サターン》]]の二つを軸にする。~ 《天空の聖域/The Sanctuary in the Sky》 フィールド魔法 天使族モンスターの戦闘によって発生する天使族モンスターの コントローラーへの戦闘ダメージは0になる。 《力の代行者 マーズ/The Agent of Force - Mars》 効果モンスター 星3/光属性/天使族/攻 0/守 0 このカードは魔法の効果を受けない。 自分フィールド上に「天空の聖域」が存在し、 自分のライフポイントが相手のライフポイントを越えている場合、 その数値だけこのカードの攻撃力・守備力がアップする。 《裁きの代行者 サターン/The Agent of Judgement - Saturn》 効果モンスター 星6/光属性/天使族/攻2400/守 0 自分のライフポイントが相手ライフポイントを越えている場合、 自分フィールド上に存在するこのカードを生け贄に捧げて発動する。 越えているライフポイント数値分のダメージを相手ライフに与える。 この効果は自分フィールド上に「天空の聖域」が存在していなければ適用できない。 この効果を発動する場合、このターンバトルフェイズを行う事はできない。 [[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]]で新しく登場した[[《天空の聖域》]]を利用するカードも強力である。~ 《コーリング・ノヴァ/Nova Summoner》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1400/守 800 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、 デッキから攻撃力1500以下で光属性の天使族モンスター1体を 自分フィールド上に特殊召喚することが出来る。 また、フィールド上に「天空の聖域」が存在する場合、 代わりに「天空騎士パーシアス」1体を特殊召喚することが出来る。 《天空聖者メルティウス/Meltiel, Sage of the Sky》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1600/守1200 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 カウンター罠が発動される度に1000ライフポイント回復する。 さらにフィールド上に「天空の聖域」が存在する場合、 相手フィールド上のカード1枚を破壊する。 《天空勇士ネオパーシアス/Neo-Parshath, the Sky Paladin》 効果モンスター 星7/光属性/天使族/攻2300/守2000 このカードは自分フィールド上の「天空騎士パーシアス」1体を 生け贄に捧げる事で特殊召喚することができる。 このカードが守備モンスターを攻撃した時、 このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 自分のデッキからカードを1枚ドローする。 フィールド上に「天空の聖域」が存在し、 自分のライフポイントが相手のライフポイントを越えている場合、 その数値だけこのカードの攻撃力・守備力がアップする。 ***この[[デッキ]]の特徴 [#i43c2ffc] この[[デッキ]]では[[《力の代行者 マーズ》]]と[[《裁きの代行者 サターン》]]の[[効果]]を活かすことが重要になってくる。~ ということは[[ライフ・アドバンテージ]]を効果的に稼いでいくことが勝利への近道であり、メインの戦術になる。~ そして、[[《天空の聖域》]]を使うからと言って[[天使族]]で固める理由は全くない。~ [[ダメージ]]を受けない[[効果]]は[[《シャインエンジェル》]]などを使う場合には特に有効であるけれども、それだけでは決定打には成り得ない。~ [[ライフ回復]]はこの[[デッキ]]のキモだが、[[《非常食》]]はとにかく有効なので[[【やりくりターボ】]]のギミックが現在の制限下でも有効である。~ [[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]]で加わった[[ライフポイント]]の一時的なドーピングをする[[《女神の加護》]]は事実上[[攻撃力]]+3000もしくは[[ダメージ]]+3000を約束する。~ [[《雷仙人》]]を入れる手さえ考えられるわけであるのだからこのリスクの少ないカードを入れない手はない。~ ***[[《力の代行者 マーズ》]]軸 [#ted9dd16] こちらは[[ライフ・アドバンテージ]]を確保した上での[[ビートダウン]]の[[デッキ]]となる。~ [[回復]]しつつ、[[相手]]に[[ダメージ]]を与える状況が望ましく、ここで[[《守護天使 ジャンヌ》]]のような、[[攻撃]]できて[[回復]]できる[[モンスター]]が活躍できれば申し分ないが、そうは問屋はおろさないだろう。~ そもそも、そう簡単に[[相手]]のライフを削ることが出来るなら、この[[デッキ]]の必要なく勝利は間近なわけで、[[《力の代行者 マーズ》]]をもって圧倒する状況はなかなか作りにくい。~ [[回復]]し[[ライフ・アドバンテージ]]を確保したところで、障害は3つある。~ --[[《天空の聖域》]]を[[フィールド]]に残しておけるか。 --[[《力の代行者 マーズ》]]を[[フィールド]]に[[召喚]]できるか。~ --その圧倒した[[攻撃力]]で[[攻撃]]を与えられるか。~ [[レベル]]3で[[攻撃力]]0扱いなので[[《シャインエンジェル》]]を使うなど[[召喚]]は容易なのであるが、[[攻撃]]を簡単にさせてくれるか、コレに尽きる。~ この3つの関門を通り抜けたとき、[[《力の代行者 マーズ》]]によって勝利が得られるのである。~ [[モンスター]]を[[光属性]]に統一し[[《裁きの光》]]で[[相手]][[フィールド]]を掃除して[[攻撃]]するのを切り札にするのはありだろう。~ [[フィールド]]に巨大な[[攻撃力]]を持って現れたとき、[[《力の代行者 マーズ》]]の魔法が効かない[[効果]]が[[耐性]]を強くしており[[相手]]には脅威だろう。~ ***[[《裁きの代行者 サターン》]]軸 [#w266496a] おそらくこの[[デッキ]]の本質はこちらであることだろう。~ 理由は、[[《天空の聖域》]]を長く[[フィールド]]に維持する必要が無く、むしろ[[《裁きの代行者 サターン》]][[発動]]の際だけ[[フィールド]]にあればいいので、リスクが少ないのである。~ 上記と同様に障害を挙げると、 --[[《天空の聖域》]]を[[フィールド]]に残しておけるか。 --[[《裁きの代行者 サターン》]]を[[フィールド]]に[[召喚]]できるか。~ --[[《裁きの代行者 サターン》]]の[[効果]]を[[発動]]できるか。~ の3つが問題だが、[[効果]]を[[発動]]することは[[《天罰》]][[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の二つだけを警戒すればいいので、[[《力の代行者 マーズ》]]より[[発動]]条件がたやすい。~ [[《裁きの代行者 サターン》]]自身が[[上級モンスター]]標準レベルの[[攻撃力]]2400を持っていることからも、使いたい[[コンボ]]以外にも戦闘で利用可能であることが大きい。~ さて、こちらをメインに据えると普通に[[【ビートバーン】]]となり、特にこの場合[[回復]]と[[ダメージ]]の両方を与えて、とどめで[[《裁きの代行者 サターン》]]の[[効果]]を[[発動]]することになる。~ [[ビートダウン]]を狙ういわゆる[[【スタンダード】]]に近づけた[[デッキ]]も十分機能するが、その際、[[ライフ回復]]の手段も組み込むべきであることは注意である。~ 完全に[[ロック]]してしまって、[[《神の恵み》]]や[[《魔法吸収》]][[《プリンセス人魚》]]([[回復]][[効果]]を持つ[[モンスター]]で一番効率が良い)などで[[回復]]し、[[相手]][[ライフポイント]]との差を計算して勝利を目指すのも良いだろう。~ いずれにしても、ライフ調節が済んだ後[[《天空の聖域》]]を出して[[《裁きの代行者 サターン》]]の[[効果]]を[[発動]]できれば勝利である。~ 一つの[[《天空の聖域》]]に[[《裁きの代行者 サターン》]]を1[[ターン]]に何度も[[効果]]を[[発動]]してもいい。~ つまり、2体並べておけば各1回で合計2回[[効果]][[発動]]できるのは当たり前として、[[効果]][[発動]]後、[[墓地]]から何らかの方法で[[特殊召喚]]出来ればもう一度[[発動]]できる。~ [[《裁きの代行者 サターン》]]を[[《光神化》]]から[[《地獄の暴走召喚》]]の[[コンボ]]で並べて[[効果]][[発動]]は[[1ターンキル]]も可能だろう。~ このことは覚えておこう。~ なお、[[《裁きの代行者 サターン》]]を使った[[1ターンキル]]を狙った[[デッキ]]が[[【ヘル・サターン1キル】]]である。~ ***その他の[[《天空の聖域》]]を使う[[デッキ]]。 [#cde0ff4a] [[《裁きの光》]]は[[相手]]の[[フィールド]]と[[手札]]から自由に選択して1枚[[墓地に送る]]、かなり強力なカードである。~ それでもなぜ使われないのかと言ったら、[[コスト]]の[[光属性]]の問題よりも[[《天空の聖域》]]を使わなければならない[[縛り]]が厳しいのだろう。~ そのぐらい[[《天空の聖域》]]単体は御利益の薄いカードなのである。~ しかし、[[【天使族】]]で[[光属性]]に特化するのは容易であるし、さらに[[《天空の聖域》]]も使用する[[ビートダウン]]であるならば、役に立つカードであることは間違いない。~ [[《大天使ゼラート》]]は[[《ゼラの戦士》]]をカギにした、[[光属性]]を[[コスト]]にした[[《サンダー・ボルト》]]を使えるゲームエンドメーカーである。~ しかし[[《天空の聖域》]]の問題と[[《ゼラの戦士》]]の貧弱さ故に使いにくいカードになっている。~ 考えようによっては[[《大天使ゼラート》]][[《天空の聖域》]][[《ゼラの戦士》]] の3枚が[[手札]]に揃うだけで[[召喚]]できる[[最上級モンスター]]なので[[召喚]]はしやすい。~ [[《ゼラの戦士》]]を使うのだからと[[《万魔殿−悪魔の巣窟−》]][[《デビルマゼラ》]]までも[[デッキ]]に入れるのは[[ファンデッキ]]としてもやりすぎだろう。~ ~ [[《天空聖者メルティウス》]]の存在から、[[【エンジェル・パーミッション】]]と混合するのも手である。~ [[《コーリング・ノヴァ》]][[《ダグラの剣》]]といった[[天使族]]とのサポートも問題なく共有できる。~ ~ なお、[[ダメージ]]を抑える[[効果]]から[[【もけもけ】]]に[[《天空の聖域》]]が採用されるケースもある。 ***参考までに [#b341c9c5] 最初から[[ライフポイント]]に差があるような状況を作り出せるのなら、この[[コンボ]]は非常に有効となる。~ ということは[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/]]のチャレンジのLPサバイバルで有効な[[デッキ]]ということになる。~ 最初から8000以上の[[ライフ・アドバンテージ]]を持つことも可能であり、片っ端から開幕[[1ターンキル]]でなで斬りにすることも可能である。~ **代表的なカード [#yb9b0ab9] -[[《天空の聖域》]] -[[《裁きの代行者 サターン》]] -[[《力の代行者 マーズ》]] **関連リンク [#i56f1a27] -[[【エンジェル・パーミッション】]] -[[【天使族】]] -[[天使族]] -[[デッキ集]]