*アドバンス&ruby(しょうかん){召喚};/Tribute Summon [#top] [[レベル]]5以上の[[モンスター]]については[[召喚]]前に、[[自分]][[フィールド]]の別の[[モンスター]]を「[[リリース]]」(=[[墓地へ送る]]事)をしなければなりません。~ これを「アドバンス召喚」と呼びます。~ [[レベル]]5・6の[[モンスター]]は1体、[[レベル]]7以上の[[モンスター]]は2体を[[リリース]]する必要があります。~ (公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン 1.0 より引用) ---- -[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[リリース]]して[[レベル]]5以上の[[モンスター]]を[[通常召喚]]することである。~ [[レベル]]が5以上の[[上級モンスター]]は[[レベル]]4以下の[[下級モンスター]]と異なり、[[通常召喚]]時に別の[[モンスター]]を[[リリース]]しなければならない。~ [[新エキスパートルール]]まで用いられていた旧名称は[[生け贄召喚]]である。~ -具体的なアドバンス召喚の[[召喚]]の流れや他の[[カードの発動]]タイミングは[[召喚#flow]]を参照。~ --[[レベル]]5以上の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]で[[通常召喚]]する場合は、[[下級モンスター]]と変わらず[[セット]]という。~ 勿論この場合も、[[リリース]]が必要となり、これも「アドバンス召喚」として扱う。~ →[[アドバンスセット]] --[[リリース]]を行わずに[[レベル]]5以上の[[モンスター]]を[[通常召喚]]しても、アドバンス召喚した事にならない。~ [[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]や[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]]、[[《死皇帝の陵墓》]]の[[効果]]による[[召喚]]は[[リリース]]を必要としないため、アドバンス召喚とは扱われない。~ 「[[アドバンス召喚に成功した]]時」の[[効果]]も[[発動]]しないため注意が必要。~ ---[[《埋葬されし生け贄》]][[《失楽の堕天使》]]の場合は例外であり、[[テキスト]]の特記により[[リリース]]は不要であるがアドバンス召喚として扱う。~ ---一部の[[モンスター]]には[[リリース]]を行い[[特殊召喚]]するものも居るが、それはアドバンス召喚ではなく[[特殊召喚]]に分類される。~ -[[リリース]]する[[モンスター]]は、基本的に[[裏側表示]]・[[表側表示]]を問わず[[トークン]]や[[罠モンスター]]でもかまわない。~ 勿論、[[反転召喚]]をした[[モンスター]]を[[リリース]]することもできるし、[[バトルフェイズ]]に[[攻撃]]を行った[[モンスター]]を[[メインフェイズ]]2でのアドバンス召喚のために[[リリース]]してもよい。~ ただし、[[リリース]]もしくは「アドバンス召喚の[[リリース]]」に制限がある[[モンスター]]・[[トークン]]の場合はそれを使うことができない。~ なお[[裏側表示]][[モンスター]]を[[リリース]]した場合は、[[裏側表示]]のまま[[フィールド]]を[[離れる]]ことになる。~ --[[《神鳥シムルグ》]]のように、[[リリース]]する[[モンスター]]の種類を制限する[[カード]]も存在する。 -アドバンス召喚の分類 --1体を[[リリース]]する必要がある[[上級モンスター]]のアドバンス召喚 --2体を[[リリース]]する必要がある[[最上級モンスター]]のアドバンス召喚 --[[カード]][[テキスト]]の[[召喚コスト>コストを払う#tejun]]指示による、[[モンスター]]のアドバンス召喚 -[[レベル]]9以上の[[モンスター]]でも、必要な[[リリース]]は2体である。~ 3体以上必要な[[モンスター]]は別途そのように記載されている。~ -[[リリース]]を増減してアドバンス召喚する[[召喚ルール効果]]について― --「[[リリース]]1体で[[召喚]]できる」「3体を[[リリース]]して[[召喚]]しなければならない」等~ --「[[リリース]]1体でアドバンス召喚([[通常召喚]])できる」「3体を[[リリース]]してアドバンス召喚([[通常召喚]])しなければならない」等~ -~ 大きく分けて2種類が存在する。~ どちらもアドバンス召喚として扱うが、前者はアドバンス召喚時に「[[セット]]」できない。~ 後者で[[セット]]できないものには「[[表側攻撃表示]]でアドバンス召喚」と記載されている。~ -[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]、その他の[[特殊召喚]]に比べ、[[召喚権]]を使用する点や[[手札事故]]を招きやすい点など弱点が多く、大型[[モンスター]]を出す方法としてはかなり使いにくい方法に分類される。~ 通常の[[デッキ]]に無計画にアドバンス召喚を取り入れても活躍は期待できない。~ アドバンス召喚を多用するならば、[[【帝コントロール】]]など[[リリース]]を効率的に確保できる[[デッキ]]を組むべきである。~ -そういった点から長らく低迷に至っていたアドバンス召喚だが、第8期の中盤あたりから[[特殊召喚]]に対する[[メタ]]が急増。~ アドバンス召喚のサポートも増え、[[環境]]においてもアドバンス召喚を見かける機会が以前より多くなっている。~ -「アドバンス(Advance)」とは、英語で「前進、進歩、昇格」等の意味。~ しかし、[[レベル]]6以上の[[モンスター]]が[[レベル]]5になることもある。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメで初めて「アドバンス召喚」の語が使われたのは、アニメ5D'sにおける[[《手錠龍》]][[召喚]]の時である。~ この言葉に移行した後も、5D's以前の漫画などにおいては「[[生け贄召喚]]」が使われている。~ --新規の視聴者に基本的なルールを理解してもらうためか、アニメではGX以降のシリーズ最初の[[デュエル]]で主人公の対戦[[相手]]が[[生け贄召喚]]・アドバンス召喚をするのが恒例になっている。~ GXの[[《古代の機械巨人》]]、5D'sの[[《手錠龍》]]、ZEXALの[[《ジョーズマン》]]、ARC-Vの[[《超重武者ビッグベン−K》]]・[[《バーバリアン・キング》]]、VRAINSの[[《クラッキング・ドラゴン》]]、SEVENSの[[《青眼の白龍》(ラッシュデュエル版)>https://rush.yugioh-wiki.net/index.php?%E3%80%8A%E9%9D%92%E7%9C%BC%E3%81%AE%E7%99%BD%E9%BE%8D%E3%80%8B]]が該当する。~ --GXまではアニメでも[[生け贄召喚]]が比較的見られたのだが、[[下級モンスター]]を並べるだけで[[エクストラデッキ]]から強力な[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]がメインとなる5D'sやZEXALではアドバンス召喚を行う頻度は少なくなっていた。~ シリーズ5作品目のARC-Vの1年目では、舞台となる舞網市に[[エクストラデッキ]]を殆ど使用しないデュエリストが多いためか、頻繁に行われることが多かった。~ しかし、話の舞台が[[エクストラデッキ]]を中心とした他次元に移った2年目以降ではやはり頻度が減っている。~ 他次元ではシンクロ次元でクロウ、融合次元でグロリア、ユーリがアドバンス召喚を使用していた。~ この点はシリーズ6作品目のアニメVRAINSでは顕著になっており、(第2話の「遊作/Playmaker vsハノイの騎士(2戦目)」以降)[[レベル]]5以上の[[モンスター]]は[[カード]][[効果]]によって[[特殊召喚]]されるケースが多い反面、アドバンス召喚は数えるほどしか行われていない。~ --原作およびアニメDMでは、[[OCG]]でいう[[チェーン]]のタイミングが[[上級モンスター]][[召喚]]の際に[[生け贄]]を捧げるタイミングで発生していた。~ [[《生贄封じの仮面》]](原作[[効果]])や、闇マリクが使用した[[罠カード]]《歓喜の断末魔》など、このルールを前提とした[[カード]]も登場している。~ **関連カード [#card] ―アドバンス召喚に成功した時・場合に[[効果]]を[[発動]]する、あるいは[[適用]]される[[カード]]は[[アドバンス召喚に成功した]]を参照。 ―自身のアドバンス召喚のための[[リリース]]する[[モンスター]]を軽減できる[[モンスター]]は[[召喚ルール効果>召喚ルール効果#card2]]を参照。~ ―[[通常召喚に加えてアドバンス召喚できるようになるカード>召喚権#o3e6a9af]]~ ―[[発動した効果でアドバンス召喚を行うカード>召喚権#e310a2d4]]~ ***特殊なアドバンス召喚を必要とする[[モンスター]] [#card1] -[[《炎獄魔人ヘル・バーナー》]] -[[《死王リッチーロード》]] -[[《ジョーズマン》]] -[[《トラファスフィア》]] -[[マッチキル]][[効果]]を持つ[[モンスター]] --[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]] --[[《陰陽神 クズノハ》]] --[[《牙狼の双王 ロムルス−レムス》]] --[[《天空の女神 ジュノー》]] --[[《Aggiba, the Malevolent Sh'nn S'yo》]] --[[《Armament of the Lethal Lords》]] --[[《Chimaera, the Master of Beasts》]] --[[《Emperor of Lightning》]] --[[《King of Destruction - Xexex》]] --[[《Lorelei, the Symphonic Arsenal》]] --[[《Meteo the Matchless》]] --[[《Queen of Fate - Eternia》]] --[[《Skuna, the Leonine Rakan》]] --[[《Testament of the Arcane Lords》]] --[[《Tyr, the Vanquishing Warlord》]] --[[《Ulevo》]] -[[三幻神]] --[[《オシリスの天空竜》]] --[[《オベリスクの巨神兵》]] --[[《ラーの翼神竜》]] ---[[《ラーの翼神竜−球体形》]] -[[三邪神]] --[[《邪神アバター》]] --[[《邪神イレイザー》]] --[[《邪神ドレッド・ルート》]] -[[《アポクリフォート・カーネル》]] -[[《アポクリフォート・キラー》]] -[[《インヴェルズ・グレズ》]] -[[《神鳥シムルグ》]] -[[《真竜機兵ダースメタトロン》]] -[[《魔王ディアボロス》]] ***アドバンス召喚のために[[リリース]]する[[モンスター]]を増加できる[[カード]] [#card2] -[[《雲魔物−ニンバスマン》]] -[[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]] -[[《The tripping MERCURY》]] -[[《守護神エクゾディア》]] -[[《神獣王バルバロス》]] -[[《墓守の審神者》]] -[[《モイスチャー星人》]] ***[[サポートカード]] [#card3] ―アドバンス召喚する[[モンスター]]の[[リリース]]を減らす -[[《アマリリース》]] -[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]] -[[《ヴェルズ・ケルキオン》]] -[[《セイクリッド・ソンブレス》]] -[[《E・HERO ネクロダークマン》]] -[[《GO−DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》]] -[[《始祖神鳥シムルグ》]] -[[《魔導原典 クロウリー》]] -[[《アドバンス・フォース》]] -[[《歯車街》]] -[[《死皇帝の陵墓》]] -[[《神鳥の霊峰エルブルズ》]] -[[《化合電界》]] -[[《大進化薬》]] -[[《陽炎柱》]] -[[《メタファイズ・ファクター》]] -[[《悪魔の憑代》]] -[[《陽炎光輪》]] ―アドバンス召喚の際に[[自分]]の[[モンスター]]の[[リリース]]の代わりに特定の行動を行う -[[《ヴァンパイア・サッカー》]] -[[《失楽の堕天使》]] -[[《古代の機械城》]] -[[《交差する魂》]] -[[《帝王の烈旋》]] -[[《埋葬されし生け贄》]] ***アドバンス召喚のために[[リリース]]する(した)とき[[効果]]を発揮する[[カード]] [#card4] -[[ダブルコストモンスター]] -「[[家臣]]」 --[[《炎帝家臣ベルリネス》]] --[[《邪帝家臣ルキウス》]] --[[《地帝家臣ランドローブ》]] --[[《風帝家臣ガルーム》]] --[[《雷帝家臣ミスラ》]] -[[《アドバンス・ディボーター》]] -[[《E−HERO ヘル・ブラット》]] -[[《インヴェルズを呼ぶ者》]] -[[《カイザー・サクリファイス》]] -[[《三連星のトリオン》]] -[[《スカル・ナイト》]] -[[《ゾルガ》]] -[[《メタボ・サッカー》]] -[[《ワーム・アグリィ》]] ***アドバンス召喚が処理と関連する[[カード]] [#card5] ―自身がアドバンス召喚している -[[《ヴァンパイア・ドラゴン》]] -[[《EMクレイブレイカー》]] -[[《真竜騎将ドライアスIII世》]] -[[《真竜拳士ダイナマイトK》]] -[[《真竜戦士イグニスH》]] -[[《真竜導士マジェスティM》]] -[[《タン・ツイスター》]] -[[《ナチュル・バンブーシュート》]] -[[《真竜機兵ダースメタトロン》]] -[[《真竜剣皇マスターP》]] -[[《ダーク・アリゲーター》]] -[[《烈風の覇者シムルグ》]] ―アドバンス召喚した[[モンスター]]に関係する -[[《進撃の帝王》]] -[[《真帝王領域》]] -[[《侵略の一手》]] -[[《ドラゴニックD》]] -[[《生贄の抱く爆弾》]] -[[《インターセプト》]] -[[《オーバーウェルム》]] -[[《グリザイユの牢獄》]] -[[《侵略の波動》]] -[[《帝王の凍志》]] -[[《帝王の溶撃》]] ***アドバンス召喚の際に[[リリース]]した[[モンスター]]によって処理を行う[[カード]] [#card6] -[[《古代の機械合成獣》]] -[[《偉大魔獣 ガーゼット》]] -[[《邪王トラカレル》]] -[[《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》]] -[[《古代の機械巨竜》]] -[[《古代の機械合成竜》]] -[[《古代の機械熱核竜》]] -[[《インヴェルズ・ホーン》]] -[[《霧の王》]] -[[《合成魔獣 ガーゼット》]] -[[《The tyrant NEPTUNE》]] -[[《古の呪文》]] ***その他の関連[[カード]] [#card7] -[[《ハードアームドラゴン》]] -[[《氷結界の照魔師》]] -[[《旋風機ストリボーグ》]] -[[《V・HERO ウィッチ・レイド》]] -[[《エンジェルO7》]] -[[《アンデットワールド》]] -[[《常闇の契約書》]] **関連リンク [#link] -[[アドバンス召喚に成功した]] -[[生け贄召喚]] -[[アドバンスセット]] -[[【アドバンス召喚】]] -[[モンスターの召喚]] --[[召喚]] //--[[アドバンス召喚]] --[[セット]] --[[反転召喚]] --[[特殊召喚]] -[[上級モンスター]] -[[最上級モンスター]] -[[インヴェルズ]] -[[帝]] -[[ダブルコストモンスター]] -[[リリース]] -[[妥協召喚]] -[[召喚権]] -[[《アドバンス・ゾーン》]] -[[《アドバンスドロー》]] -[[公式用語集]] -[[公式ルールブック:https://www.yugioh-card.com/japan/howto/#rule_book]] **FAQ [#faq] Q:[[《失楽の堕天使》]]の(1)の[[効果]]で、[[墓地]]の[[モンスター]]2体を[[除外]]し[[《雲魔物−ニンバスマン》]](アドバンス召喚時に2体の[[水属性]]を[[リリース]]「することもできる」[[レベル]]5[[モンスター]])をアドバンス召喚できますか?~ A:いいえ、[[《雲魔物−ニンバスマン》]]は1体の[[リリース]]でアドバンス召喚する[[モンスター]]であるため[[《失楽の堕天使》]]の(1)の[[効果]]を[[適用]]する事ができません。(18/11/29) Q:[[《死皇帝の陵墓》]]の[[効果]]で[[《光神機−轟龍》]]をアドバンス召喚する際、[[ライフポイント]]1000を払い[[召喚]]する事はできますか?~ A:いいえ、[[《死皇帝の陵墓》]]の[[効果]]で[[《光神機−轟龍》]]をアドバンス召喚する場合は1000を払うことができず、必ず2000を払い通常のアドバンス召喚をすることになります。(18/11/29)