*コストと効果 [#xf07d2e9] コストと効果の比較を扱う。~ //同じような記述が様々なページに書かれていたので、一つまとめたページを書いておこうと思います。 [[墓地へ送る]]、[[墓地に捨てる]]、[[除外]]する、[[リリースする]]等は全て、「[[コスト]]」か「[[効果]]」かの違いで扱いに問題が出てくる。~ なお、第7期以降の[[テキスト]]では、基本的に『〜して発動する。』『〜する事で、・・・する。』の場合、「〜」の部分は「[[コスト]]」として扱われる。~ //ただし、一部例外的な物も存在する為、[[遊戯王OCG事務局]]で裁定を確認する必要はある。 //第7期以降のカードで確認できる範囲で、その例外が存在しないため表記を変更 //第6期は一部統一されておらず、大半が第8期でエラッタ済みなので、第7期以降を基準にしました //例外の存在を明記する場合、その例外がエラッタ版も含め第7期以降のカードである場合にのみ表記してください #contents **[[コスト]]で [#r27a3bf3] 「[[コスト]]で」とは[[カードの発動]]や[[効果の発動]]・[[モンスター効果の発動]]の[[効果発動時]]に同時に支払われるものである。~ [[コストを払う]]のページも参照したい。~ // [[アドバンス召喚]]の[[リリース]]など、「[[モンスターの召喚]]時に支払われる何か」も[[コスト]]の一種と考えてしまっても良い。 -[[発動]]時に支払われているため、その後''[[無効]]になってもその[[コスト]]は戻ってこない。''~ [[効果]]が[[無効]]になった、[[発動]]が[[無効]]になったによらず失われたままとなる。 -[[コスト]]とは、[[効果]]とは違い一種の[[発動条件]]であるため、[[コストを払う]]ことが可能でなければ[[発動]]できない。~ --「[[墓地へ送る]]」「[[墓地に捨てる]]」などの[[発動]][[コスト]]を要求する[[効果]]は、[[《マクロコスモス》]]など「[[墓地へ送る]]ことができなくなる[[効果の適用]]中、[[発動]]すら出来ない。~ [[墓地]]と明言されておらず「[[捨てる]]」「[[リリースする]]」などの[[効果]]は[[発動]]することが出来る点は注意。~ --[[モンスター]]を[[シンクロ召喚]]に使用する場合は、例外的事例なので注意が必要。~ 「[[《神の宣告》]]された場合、素材は失われる」と[[墓地]]送りは[[コスト]]に近いのだが、[[トークン]]を素材とすることができ、[[《マクロコスモス》]][[適用]]中は[[除外]]に置換される。~ これは「[[シンクロ素材]]に使用する」事が条件であり、[[墓地送り>墓地へ送る]]はその結果に過ぎない為であるからで[[リリース]]と同様である。~ ルールブックの説明が不足しているので注意。~ -「[[カードの効果]]で[[墓地に捨てる]]」ことが[[発動条件]]となる[[効果]]は、「[[コスト]]で墓地に捨てられ」ても[[発動条件]]を満たしたことにならず、[[発動]]できない。~ --例:[[暗黒界]] -[[コスト]]の支払いが[[任意発動]]の[[誘発効果]]の引き金となっても、その後[[効果解決時]]の処理を挟むため、[[タイミングを逃す]]。~ -[[発動]]と同時に支払われているため、[[除外]][[コスト]]などは支払われた後に[[《D.D.クロウ》]]などで「その[[除外]]」を阻害するタイミングはない。 -[[召喚]][[コスト]]というものもある。~ これは[[アドバンス召喚]]における[[リリース]]や[[召喚ルール効果]]による[[特殊召喚]]に必要な[[リリース]]、[[墓地へ送る]]、[[除外]]等の行為のこと。 --その[[召喚]]を[[無効]]にしても、支払った[[召喚]][[コスト]]は戻ってこない点では、上記の[[コスト]]との差異はない。 --厳密には[[召喚ルール効果]]は、「[[特殊召喚モンスター]]の[[召喚条件]]」([[モンスター効果]]として扱われない)と「[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]」([[モンスター効果]]として扱われる)の二種類に分けられる。~ だが、今のところ[[召喚]][[コスト]]の扱いに違いは無い。([[特殊召喚]]自体には「[[効果]]で行ったか」の差異が存在する)~ --[[召喚]][[コスト]]という言葉は非公式用語であり、[[公式>公式用語集]]には「[[召喚]]のための手順」と呼ばれる。~ //--厳密には[[召喚ルール効果]]は、「[[特殊召喚モンスター]]の召喚手順」([[モンスター効果]]として扱われない)と「[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]」([[モンスター効果]]として扱われる)の二種類に分けられるが、今のところ「[[効果]]ですか?」というような質問に対する裁定でしかこの違いは現れない。~ //この二つで分かれるルール裁定は存在しないのであまり気にしなくてもよい。 //もしも処理に違いが出てきたら改めて厳密に扱いましょう。 **[[効果]]で [#b21c050e] 「[[効果]]で」とはその[[効果解決時]]に処理するもののことである。~ -[[発動]]を[[無効]]・[[不発]]にされた場合、その処理は行わない。~ --[[《創世神》]]の[[手札]]を[[墓地へ送る]]行為や[[《暗黒界の雷》]]の[[手札]]を[[墓地に捨てる]]行為等 -「[[墓地へ送る]]」「[[墓地に捨てる]]」[[効果]]は、[[《マクロコスモス》]]など「[[墓地へ送る]]ことができなくなる[[効果]]」が有効になっていても、[[発動]]が可能。~ この場合、[[効果解決時]]に[[墓地へ送る]]かわりに[[除外]]される。 -[[《D.D.クロウ》]]等何らかの[[チェーン]][[発動]]を受け、[[効果解決時]]にその処理対象が不在・不可能になった場合、[[不発]]となる。~ -「[[効果]]で○○した場合」などの条件は、その[[効果]]が[[発動]]を伴わない(=[[チェーンブロック]]を作らない)ものであっても条件を満たしたものとして扱われる。~ --[[《怨念の魂 業火》]]を自身の[[召喚ルール効果]]で[[特殊召喚]]した場合、[[墓地]]の[[《ヴァンパイア・グレイス》]]の[[蘇生]][[効果]]を[[発動]]する事が可能。~ **コストと効果の違い [#z9d05fcb] 既に書かれたように処理のタイミングとその仕方が違うことのほかにも、比較して違いを考える必要はある。~ -[[コスト]]で[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、なおかつ[[墓地]]の[[カード]]を[[対象]]にする場合、その[[コスト]]で送ったばかりの[[カード]]を[[対象]]に選択、あるいはそのカードに干渉することが出来る。~ ([[《ゾンビ・マスター》]]、[[《ヒステリック・パーティー》]]など)~ ただし、その[[効果発動時]]に[[発動条件]]を満たす必要があり、[[《ゾンビ・マスター》]]ならば[[手札]]に[[アンデット族]]があろうとも[[墓地]]に一枚もない状態では[[発動]]できない。~ (一部[[カード]]で[[調整中]]を含む項目なので注意)~ ~ 他方で[[効果]]で[[墓地へ送る]]場合、当然[[墓地]]にその[[カード]]がないために[[対象]]に選ぶことは出来ない。~ --例・[[《創世神》]]の[[手札]]を[[墓地へ送る]]行為等 -基本的に、各[[カード]]の持つ[[手札]]を[[捨てる]]・[[リリースする]]等の[[デメリット]]は、[[コスト]]より[[効果]]である方が望ましい。~ [[無効]]にされた場合、[[コスト]]は戻ってこないからである。~ --例・[[《カードトレーダー》]]の[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]、この[[効果の発動]]後、[[《サイクロン》]]等を[[チェーン]][[発動]]されて[[破壊]]された時、[[デッキ]]に戻した[[カード]]は戻ってこない。 ~ -ただし、[[コスト]]ならば確実に実行できるという利点でもある。~ --例・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[コスト]]に[[《デステニー・ドロー》]]を[[発動]]するが、[[《神の宣告》]]に[[無効]]にされる。~ 2枚[[ドロー]]する事は出来ず、[[コスト]]も戻ってこないが、[[墓地]]で[[効果]]が[[発動]]される[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[墓地へ送る]]事は成功している。 //--例・[[《創世神》]]で[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[墓地]]に存在する[[モンスター]]を[[蘇生]]しようとしたが、[[チェーン]]で[[《天罰》]]で[[無効]]にされた。~ //その結果、[[墓地]]にあることが望ましい[[《D−HERO ダッシュガイ》]]も[[墓地へ送る]]ことが出来ない。~ //上と重複 --例・[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]で[[相手]][[モンスター]]を確実に[[リリース]]し、[[除去]]に成功する。 -[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]や[[《連続魔法》]]等によって[[効果]]のみを[[使用]]する場合、[[コストを払う]]必要はない。 -[[リリース]]の多くは[[コスト]]であるが、[[効果]]であるものも存在する。~ --[[儀式魔法]]は全て[[効果]]による[[リリース]]である。~ (その他「[[効果]]による[[リリース]]」のリストは[[リリース]]の「[[リリース]]する[[効果]]を持つカード」リストを参照) --[[《死王リッチーロード》]]の手札に戻る[[効果]]は、「[[効果]]による[[リリース]]」にしか対応しない点は注意。~ [[アドバンス召喚]]の[[リリース]]、[[コスト]]である[[リリース]]では[[効果]]が使えない。 --[[《魔王ディアボロス》]]の[[リリース]]禁止[[効果]]は「[[効果]]による[[リリース]]」だけを禁止にしているので、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]の他、[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]を筆頭に[[コスト]]である[[リリース]]は可能。 -[[デッキ]]や[[手札]]に[[戻す]]処理に関して。~ [[シンクロモンスター]]などの[[エクストラデッキ]]から[[召喚]]される[[モンスター]]を[[デッキ]]・[[手札]]に[[戻す]][[効果]]の対象にした場合、その[[効果]]処理に関しては「[[エクストラデッキ]]に[[戻す]]」と変換して処理する。~ --[[《貪欲な壺》]]で[[シンクロモンスター]]などを[[対象]]に選んだ場合、[[効果解決時]]にそれらモンスターを[[デッキ]]に[[戻す]]代わりに[[エクストラデッキ]]に[[戻す]]。 --[[《強制脱出装置》]]で[[シンクロモンスター]]などを[[対象]]に選んだ場合、[[効果解決時]]にそれらモンスターを[[手札]]に[[戻す]]代わりに[[エクストラデッキ]]に[[戻す]]。 >>しかし[[コスト]]で[[戻す]]場合に関しては、この変換が効かず[[コスト]]に利用する事はできない。 --[[《ガスタの静寂 カーム》]]の[[デッキ]]に[[戻す]][[コスト]]として[[シンクロモンスター]]を選択する事はできない。 --[[《A・ジェネクス・バードマン》]]や[[《霞の谷のファルコン》]]の[[手札]]に[[戻す]][[コスト]]として[[シンクロモンスター]]を選択する事はできない。 //**その他 [#kos9a0ad] // 遊戯王OCGにおいて、[[テキスト]]上の文字は[[コスト]]と[[効果]]以外にも分類が存在し、それらも差別化しなければならない。~ //差別化する意味合いがなさそう。 //「そう」って。下の理由で明確にコストでも効果でもない処理が紹介されている //コストの中に書き込みました。 //-「[[召喚ルール効果]]で」とは、[[チェーンブロック]]を作らず、[[召喚]]手順の一環として[[カード]]を処理するもののことである。~ //[[コスト]]のように見えるが、[[一連の効果]]であるかのように[[召喚]]を処理する。~ //--例・[[《マシンナーズ・フォートレス》]]の[[手札]]を[[捨てる]]行為や、[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]の[[手札]]に[[戻す]]行為~ //>一見[[コストを払う]]行為に思えるが、これらを[[事務局>遊戯王OCG事務局]]に問い合わせると、「召喚手順の一環として○○します」等と答えられることが多く、[[コスト]]とは別物の扱いとなる。~ //このあたりの混乱は「召喚ルール効果の扱い」の範疇です。また特殊召喚モンスターの召喚手順との比較ができていないので片手落ちでしたね。 //上記の内容は召喚ルール効果が、カードテキストかカード効果によるものかの問題でしかない。(上記の例はカードの効果なのだから当然効果の手順) //まさにそれこそが差別化していると言うのでは //--そのため、[[《異次元の精霊》]]等は[[トークン]]を[[除外]]しても構わない。~ //(ルール上、基本的に[[コスト]]であれば[[トークン]]を除外することはできない。) //コストで除外できないというルールはない。 //例外裁定が存在するだけで、本来コストでは除外できません。墓地送りと同様です //例外しかないのでルールとはいえないようです。 //-遊戯王OCGにおいて、[[テキスト]]上の文が[[コスト]]であるか、[[効果]]であるか、それ以外のルール的な手順であるかは、カードフォーマット等によって明示されていない。~ //そのため、ゲームをするにあたり、何が[[コストを払う]]行為であり何が[[効果]]となるか、事前に[[遊戯王OCG事務局]]に問い合わせる必要がある。 //上の方に書いてある内容で十分では? //--先述通り、[[暗黒界]]等分類が「[[効果]]」であることが前提であるデザインの[[カード]]も存在する。~ //--[[《ブレイズ・キャノン》]]と[[《ヴォルカニック・バックショット》]]の関係等、過去に問題になった事例も多く存在する。~ //コストか効果かの問題ではない。効果解釈の問題。 -[[《ヘルフレイムエンペラー》]]のように、[[テキスト]]上で「この[[効果]]で」と明示されているにも関わらず[[コスト]]の場合もある。~ //>以上のようなこともありえるため、[[カード]]を[[使用]]する前提としてその[[カード]]の扱いについて必ず知っておきたい。~ //コナミ裁定の混乱は一番最初に扱っていますのでここで強調することもなさそうです。 -原作・アニメにおいて―~ アニメ5D'sにおける「ジャックvsドラガン」(2戦目)にて、この違いが詳しく説明された。~ ドラガンの[[罠カード]]《神の呪縛レージング》により[[魔法・罠カード]]の[[効果を受けない]]状態になっていた[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]を、ジャックは[[永続罠]]《バーニング・リボーン》の[[コスト]]として[[リリース]]する事で状況を打破している。~ **関連リンク [#jd199ddb] -[[コスト]] -[[コストを払う]] -[[効果]] --[[墓地へ送る]] --[[墓地に捨てる]] --[[リリースする]] -[[データベース]]