*フィニッシャー [#dd4341d4] Finisher(仕上げる者)の意。~ つまりはこの[[カード]]をもって止めを刺す、ゲームを終わらせることを意図して採用する[[カード]]の事。~ また事前の想定に関わらず、単に決まり手となった[[カード]]を指す場合もある。~ // ゲームエンドメーカーと呼ばれることもある。~ 当然のことながら[[デッキ]]によってフィニッシャーは異なってくるが、遊戯王OCGでは[[ライフポイント]]を0にするという[[勝利条件>デュエルの勝利条件]]から、特に[[モンスターカード]]がこう呼ばれることが多い。~ [[バーン]][[カード]]や、その他デュエルの勝敗を決定づけるほどの影響力を持つ[[カード]]などもフィニッシャーと呼べるのだが、こうした[[カード]]に対しては「[[エンドカード]]」の呼称が用いられる場合が多い。~ 一般的には、 +高火力で一気に[[ライフ]]を削りきるタイプの[[モンスター]]([[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]・[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]など)や、 +凄まじい干渉力で[[相手]]の反撃を許さず、そのまま押し切るタイプの[[モンスター]]([[《スターダスト・ドラゴン/バスター》]]・[[《光と闇の竜》]]・[[《火之迦具土》]]など)、 +強力な[[除去]]能力をもって[[相手]]の守りを、ひいては[[相手]]の戦略を崩壊させる[[モンスター]](各種の[[帝]]・[[《神獣王バルバロス》]]・[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]など)、 +強力な[[攻撃力]]と[[バーン]]により[[戦闘ダメージ]]と[[効果ダメージ]]の両方を回避する手段が無ければ対処できないモンスター([[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]・[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]など) がその役目を担う。~ [[【カオス】]]で一時代を築きあげた[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]や[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]は、これらの最たるものとされる。~ また、[[《八汰烏》]]や[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]は上記の[[カード]]とは全く違う角度からのフィニッシュを決める、最高のフィニッシャーと言えよう。~ こうした[[カード]]は[[環境]]を席巻する力を持つものも多く、[[制限カード]]・[[禁止カード]]に指定されている事も少なくない。~ -「切り札」とほぼ同義だが、微妙な違いがある。~ 「切り札」は劣勢からの一発逆転の意味を持った言葉で、対する「フィニッシャー」は拮抗した戦いを制する者、という意味合いが強い。~ -[[ハイビート]]のような個々の[[モンスター]]の[[攻撃力]]が高い[[デッキ]]や、そもそも個々の[[カード]]の単体性能を重視した[[【スタンダード】]]では、明確なフィニッシャーが設定されないことが多い。~ 代わりに[[《死者蘇生》]]等が[[エンドカード]]として扱われやすい。~ -風変わりなところでは「特定状況下で化ける[[カード]]」も、フィニッシャーに相応しい存在となることがある。~ 例えば[[《ワイトキング》]]や[[《カオス・ネクロマンサー》]]を例にしてみると、条件次第で他を圧倒する[[攻撃力]]を得ることができながら、低[[レベル]]故に[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]の影響下でも[[攻撃]]することができる。~ マイナー[[カード]]に着目し、それをどうやって一級のフィニッシャーに仕立て上げるかを試行錯誤するのもOCGの醍醐味の一つである。~ -原作・アニメにおいて―~ 原作では、初期は[[下級モンスター]]や中堅[[モンスター]]がフィニッシャーになる事は多かったが、バトルシティ編で神のカード等が登場してからは大型[[モンスター]]が[[フィニッシャー]]を努める事も多くなった。~ アニメでは演出ゆえか、エース[[モンスター]]がフィニッシャーを努める事が殆どであり、[[下級モンスター]]等がフィニッシャーとなるのは1話完結のデュエル等に限られている。~ 中でも[[《No.39 希望皇ホープ》]]と[[その進化体>CNo.39]]は、アニメ中でも屈指のフィニッシャー率を誇っている。~ -コナミのゲーム作品において―~ ゲーム作品では、特定の[[モンスター]]がフィニッシャーとなるとボーナスが発生するようになっている。~ **関連リンク [#u4a6c1c8] -[[エンドカード]] -[[用語集]]