*《&ruby(アーリー・オブ・ジャスティス){A・O・J}; カタストル/Ally of Justice Catastor》 [#n1b6f8cd]
 シンクロ・効果モンスター
 星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
 モンスターと戦闘を行う場合、
 ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
//DTC1のテキスト

 [[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 「[[A・O・J]]」の一体であり、[[闇属性]]以外の[[モンスター]]を[[戦闘]]で一方的に[[破壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[闇属性]]以外という、広範囲の[[表側表示]][[モンスター]]を一方的に[[破壊]]することができる[[効果]]は非常に強力。~
 特に[[光属性]][[モンスター]]に対して[[《オネスト》]]を問題にしないで[[攻撃]]できるというのは大きな強みである。~
 ただし[[闇属性]]には優秀な[[モンスター]]が多く採用率も高いため、この[[カード]]があるからといって過度な油断は禁物である。~
 また、[[裏側守備表示]]の[[モンスター]]に[[攻撃]]しても[[効果]]を[[発動]]できない点には注意が必要。~
 [[【A・O・J】]]でともに採用し、[[《DNA移植手術》]]で[[光属性]]を指定すれば元の[[属性]]が[[闇属性]]の[[モンスター]]にも対応できる。~
//ただし、[[効果解決時]]に[[《DNA移植手術》]]を[[破壊]]され、[[効果]]が適用できない局面への対策も必要か。
//実用性、非常に難あり

 この[[破壊]][[効果]]は[[ダメージステップ]]開始時に[[発動]]するため、[[《オネスト》]]・[[《収縮》]]等の強力な[[攻撃力]]増減[[カード]]も、この[[カード]]の前では無力である。~
 [[対象をとる(指定する)効果]]ではないため、[[《オベリスクの巨神兵》]]等の[[効果]]の[[対象]]にならない[[モンスター]]であっても、[[効果]][[破壊]]する。~
 また、[[ダメージステップ]]であるため、[[破壊]][[効果]]の[[適用]]後[[機皇帝]]を[[特殊召喚]]される心配もない。~
 ただ、[[効果]]を[[発動]]するためには[[戦闘]]を介す必要があるため、[[攻撃]]宣言時に発動する罠カードには注意。~
 また、自身が[[機械族]]であるため、比較的採用率が高い[[《サイバー・ドラゴン》]]から[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]に勝手に[[融合素材]]にされる事には十分注意が必要である。~
 相手が[[《サイバー・ドラゴン》]]を出したら[[《奈落の落とし穴》]]等ですぐ除去できるように注意しながらプレイしたい。~
 [[闇属性]][[モンスター]]に対しては[[バニラ]]同然なため、[[【BF】]]などへの影響力は低い。~
 同じ素材で[[シンクロ召喚]]できる[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]や[[《マジカル・アンドロイド》]]と上手く使い分けたい。

 [[シンクロ素材]]の指定が無く、[[レベル]]も低いため、[[《ジャンク・シンクロン》]]や[[《深海のディーヴァ》]]などで1枚から簡単に[[シンクロ召喚]]できるのも魅力の一つ。~
 簡単に呼び出すことができ、多くの局面で有効に機能するため、[[《オネスト》]]に頼りがちな[[【光属性】]]等では何らかの対策を用意しておく必要があるだろう。~

-この[[カードの効果]]は[[強制効果]]であり、[[闇属性]]以外の[[モンスター]]と[[戦闘]]を行う場合、[[効果]]を使わず[[ダメージ計算]]を行うことはできない。~
そのため、この[[カード]]より[[攻撃力]]の低い[[闇属性]]以外の[[モンスター]]を[[攻撃]]しても、[[相手]]に[[ダメージ]]を与えることはできない。~
よって、この[[カード]]が[[相手]]に[[ダメージ]]を与えられるのは[[直接攻撃]]、またはこの[[カード]]より[[攻撃力]]の低い[[闇属性]][[モンスター]]への[[攻撃]]のみであり、[[ダメージ]]ソースとしては使いにくい。~
また、[[《ネフティスの鳳凰神》]]や[[《六武衆の師範》]]など、一部の[[モンスター]]はどれだけ[[攻撃力]]を上げても決定打にならない(一応時間稼ぎにはなるが)。

--[[相手]][[フィールド]]上に[[《スターダスト・ドラゴン》]]などが存在していても[[効果]]を使わざるを得ないのが数少ない欠点である。~
[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]と並べるのも厳禁で、この[[カード]]と[[闇属性]]以外の[[モンスター]]が[[戦闘]]を行った瞬間に共倒れになる。

--[[誘発効果]]のタイミングは、[[《一撃必殺侍》]]・[[《N・グラン・モール》]]と同じく「[[ダメージステップ]]開始時」である。~
[[表側表示]]の[[《N・グラン・モール》]]([[任意効果]])と[[戦闘]]する場合、この[[カード]]は[[強制効果]]であることを踏まえ「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」に従う。~
この場合は、どちらから[[攻撃]]しても[[チェーン]]1:《A・O・J カタストル》、[[チェーン]]2:[[《N・グラン・モール》]]と[[チェーン]]を積み、[[《N・グラン・モール》]]の[[効果]]でお互いが[[バウンス]]され、《A・O・J カタストル》の[[効果]]は[[不発]]となる。~
また、このタイミング故、[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]した場合は[[リバース]]し[[ダメージ計算]]に入る。

--[[《ダーク・シムルグ》]]等の[[闇属性]]と他の[[属性]]の複数[[属性]]を持つ[[モンスター]]と[[戦闘]]を行う場合でも[[効果]]は[[発動]]する。~
また[[神属性]]に対しても[[効果]]を[[発動]]することができる。

-[[戦闘]]を中断させる[[効果]]はないため、[[闇属性]]以外と[[戦闘]]する場合でも、その[[モンスター]]が何らかの理由で[[効果]]による[[破壊]]を免れた時は、通常通り[[戦闘]]を行うことになる。

-その[[シンクロ召喚]]の容易さと強力な[[効果]]から、[[【シンクロ召喚】]]系列の[[デッキ]]では[[必須カード]]級の扱いをされている。~
[[エクシーズ召喚]]が普及した現在でも、適当な[[レベル]]4と[[《エフェクト・ヴェーラー》]]で[[シンクロ召喚]]できるため、[[シンクロ召喚]]を行わない[[デッキ]]の[[エクストラデッキ]]に投入されるケースも少なくない。~
[[シンクロ召喚]]黎明期に登場し、現在でも他の[[シンクロモンスター]]から頭抜けた採用率を維持している「古参」の[[カード]]である。~

-登場当時、シングル品はそれなりの価格で取引されていたが、[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]]の出回りが多く、更に[[GOLD SERIES 2010]]にて再録されたこともあり、現在ではかなり安価で入手できる。

//--海外版では[[Hidden Arsenal]]に収録されているが、そちらでは封入率操作が掛けられた[[シークレットレア>Secret]]まで格上げされており、著しく入手が困難である。
//所詮HAの封入操作なんてたかが知れてる 通常パックのシクと誤認させるような記述

-[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[イラスト]]では、何故か壊れた(真っ二つに引きちぎられた)この[[モンスター]]が手に握られている。~
[[マスターガイド3>書籍付属カード#u27ba37e]]によると、[[敵を捕らえ、利用する>《A・O・J エネミー・キャッチャー》]]というやり方に異を唱え、彼を初めとした[[ミスト・バレー]]の一族が[[A・O・J]]から離反したとの事である。~
彼がこの[[モンスター]]を[[破壊]]したのか、もしくは何者かに[[破壊]]された残骸を発見したところなのか、詳しい経緯は不明である。~
しかし、両者がサポートなしに[[戦闘]]を行うと、[[破壊]]されるのはあちらである。
--この後、この[[モンスター]]の残骸はミストバレー湿地帯に永らく放置されていたが、後に[[ヴェルズ]]に感染、[[《ヴェルズ・ゴーレム》]]として蘇る事になる。

-[[《A・マインド》]]の[[イラスト]]と見比べればわかるのだが、この[[カード]]の頭の部分には[[《A・マインド》]]が埋め込まれている。~
[[《A・マインド》]]の[[フレイバー・テキスト]]から察するに思考回路を強化されたのだろう。~
しかし、[[レベル]]の都合上[[《A・マインド》]]でこの[[モンスター]]を[[シンクロ召喚]]するには一工夫を要する。~
[[《レベル・スティーラー》]]を使うのが最も簡単だろう。

-[[カード名]]の由来は、おそらく「大災害」「大惨事」「地殻変動」を意味する「カタストロフィー(catastrophe)」を捩ったものだろう。~
そこに[[A・O・J]]の設定上「使徒」を意味する「アポストル(Apostle)」をかけたとも取れるが、英語版の綴りを見る限りこちらの可能性は薄いか。

-カリスマデュエリスト最強決定戦準決勝第2試合「流星vsキング・ジャアク」戦において流星が使用。~
ジャアクの[[フィールド]]上に[[《スターダスト・ドラゴン/バスター》]]がいるにもかかわらず特に意味も無く[[攻撃]]を仕掛け、[[効果]]を[[無効]]にされて[[破壊]]された。~
--その際の流星の反応から見て、無効化されずに[[破壊]]できると考えていた([[永続効果]]との勘違い)ようだ。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D's第5期OPの冒頭部分でこの[[カード]]が登場している。~
アニメ本編では、イリアステルの三皇帝がチーム5D'sに見せた「未来のネオ童実野シティ」の映像の中に登場している。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルで登場する「A・O・J 分散エネルギー」にて、この[[カード]]を象ったであろうリールが現れる。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#s3fe558f]
-[[A・O・J]]

-[[《一撃必殺侍》]]
-[[《カラクリ蜘蛛》]]
-[[《封魔の伝承者》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《A・マインド》]]
-[[《ヴェルズ・ゴーレム》]]

―《A・O・J カタストル》の姿が見られる[[カード]]
-[[《霞の谷の雷神鬼》]]

-[[《侵略の汎発感染》]]
-[[《精神汚染》]]

-[[《ロスト・スター・ディセント》]]

**収録パック等 [#i9ddd886]
-[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP035 &size(10){[[Rare]]};
-[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP010 &size(10){([[Gold]])};
-[[DUEL TERMINAL −クロニクルI覚醒の章−]] DTC1-JP026 &size(10){[[Rare]]};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP030 &size(10){[[Gold]]};

**FAQ [#y27d09b7]
Q:[[効果]]種別は何ですか?~
A:[[誘発効果]]になります。(08/03/18)

Q:[[対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:[[対象をとる(指定する)効果]]ではありません。(11/07/13)

Q:[[発動]]のタイミングはいつですか?~
A:[[ダメージステップ]]の開始時になります。(08/03/18)

Q:[[裏側守備表示]]の[[モンスター]]を[[攻撃]]した場合、どうなりますか?~
A:この[[カード]]の[[効果]]は[[発動]]せず、通常通り[[ダメージ計算]]を行います。~
  また、[[《月の書》]]等で[[裏側守備表示]]になっているこの[[カード]]が[[攻撃]]された場合も、この[[カード]]の[[効果]]が[[発動]]することはありません。(12/08/17)
//A:[[効果]]は[[発動]]し、[[ダメージ計算]]を行わず破壊します。~
// また、[[《月の書》]]等で[[裏側守備表示]]になっているこの[[カード]]が[[攻撃]]された場合も同様に、[[効果]]は[[発動]]します。(12/08/17)
//↑再度確認しても発動しない回答、公式HPでも破壊できないと明記 http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=7552&sort=1&page=1

Q:[[《ダーク・シムルグ》]]のように[[闇属性]]と他の[[属性]]を持っている[[モンスター]]と[[戦闘]]を行った場合でもこの[[カードの効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、その場合でも[[発動]]します。(08/04/18)

Q:[[《六武衆−カモン》]]とこの[[カード]]が[[戦闘]]し、この[[カード]]の[[誘発効果]]を他の[[六武衆]]で身代わりにした場合、[[戦闘]]を続行しますか?~
A:はい、通常通り[[ダメージ計算]]を行います。(08/11/27)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。