遊戯王カードWiki - 《Ａ・Ｏ・Ｊフィールド・マーシャル》のバックアップ(No.63)

《Ａ・Ｏ・Ｊ(アーリー・オブ・ジャスティス) フィールド・マーシャル/Ally of Justice Field Marshal》 †

シンクロ・効果モンスター
星９/闇属性/機械族/攻2900/守2600
チューナー＋チューナー以外のモンスター２体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃によって裏側守備表示のモンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからカードを１枚ドローする。

　非常に高い攻撃力を持つため、このカードがフィールドにあるだけで大抵のモンスターは裏側守備表示でセットされることになる。
　このカードをフィールドに維持することさえできれば、比較的効果の発動は容易で、もちろん《月の書》や《闇の護封剣》等との相性は抜群。
　裏側守備表示モンスターの効果が怖いなら、《重力砲》などを装備させても良い。

　ただ、レベルと素材の関係上、ディスアドバンテージを背負ってシンクロ召喚する事になる。
　決して軽いとはいえない手順を踏みシンクロ召喚しても、《奈落の落とし穴》等で何もできずに退場してしまう事も少なくない。
　その上に蘇生ができないため、他の高レベルのシンクロモンスター等のようにサポートで使いまわすのも難しい。
　レベル９としては素材指定のない点では優秀ではあるが、《ミスト・ウォーム》のように出すだけで活路を開けるわけでもフィニッシャーとなれる訳でもなく、堅実さが中途半端さとなってしまっている。
　Ａ・Ｏ・Ｊのサポートとは相性がいいものの、このカードと共に並べるのは少々辛いのも難点。
　悪くないカードではあるのだが、エクストラデッキの枠を考えると採用は後回しになってしまうのは否めない。

　このカードを生かしたいのであれば、《月の書》等防御にも使える裏側守備表示とするカード、《禁じられた聖槍》等を採用し維持できるようにしたい。
　《オイルメン》等で耐性とドロー加速の両方を狙ってもいいだろう。

　レベル９機械族シンクロモンスターの中では一番攻撃力が高く、素材指定も一切ない。
　《一族の結束》を使用するタイプの【機械族】には十分採用できるカードである。
　シンクロ召喚でしか特殊召喚できないデメリットは大きいが、相手の《死者蘇生》などでコントロールを奪われないメリットと考えることもできる。

２体目となるレベル９のシンクロモンスター。
もともと先に登場した《ミスト・ウォーム》の陰に隠れていたが、後に登場した《氷結界の龍トリシューラ》がアドバンテージを得ることに特化した効果を持ち、種族以外での採用意義はほとんどなくなってしまった。
後に《氷結界の龍トリシューラ》が禁止カードとなったが、エクシーズ召喚によって枠が更に厳しくなり、汎用性の面では立場の改善は成されていない。

裏側守備表示に対しメタとする効果は、リバース効果が多いワームに対抗する兵器である事を意識した効果となっている。
しかし、リバース効果を無効に出来るわけではないため、《ワーム・ヴィクトリー》等に攻撃してしまうとドローすら出来ずに除去されてしまう。

「フィールド・マーシャル(Field Marshal)」とは、英軍における「陸軍元帥」を指す。
「元帥」とは「大将」よりも更に上位の、軍隊における最上位の階級である。
名前から見て、このモンスター（機体）がＡ・Ｏ・Ｊを統率する最高司令官、ないしはそれに準ずる地位にあるのだろう。
しかし特にＡ・Ｏ・Ｊをサポートする効果は持っておらず、他と同じくＡ・Ｏ・Ｊ以外のデッキで幅広く活躍する効果である。

DTマスターガイドでは戦場に雄々しくそびえ立つ姿は兵たちの目にも頼もしく映っていたが、ある激戦区で多数のワームを道連れに大破し、修復不可能と判断され廃棄されたと記述されている。
またＡ・Ｏ・Ｊの技術では演算装置を開発できず、捕獲した《スペア・ジェネクス》を制御中枢コアとして組み込んでいるとも書かれている。
シンクロ召喚でしか特殊召喚できないのはこの設定によるものだろう。
また開発後期に作られたＡ・Ｏ・Ｊであるとされているが、このカードは３弾登場のカードであり違和感がある。

Ｑ：このカードで裏側守備表示の《人喰い虫》に攻撃、その後《人喰い虫》のリバース効果でこのカードが破壊されました。
このとき、ドロー効果は適用されますか？
Ａ：デッキからドローする効果を適用する事はできません。(08/10/28)