シンクロ・効果モンスター 星12/風属性/昆虫族/攻3000/守 800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の昆虫族モンスターを全て除外して発動できる。 相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は、 除外されている自分の昆虫族モンスターの数×500ダウンする。 (2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。 (3):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。 除外されている自分のレベル11以下の昆虫族モンスター3体を選んで特殊召喚する。
COLLECTION PACK−革命の決闘者編−で登場した風属性・昆虫族のシンクロモンスター。
特殊召喚に成功した場合に墓地の昆虫族を除外することで全体弱体化を行う誘発効果、貫通ダメージを与える永続効果、シンクロ召喚した状態で相手によって破壊された場合にレベル11以下の昆虫族3体を帰還できる誘発効果を持つ。
シンクロ素材に縛りはないが、【昆虫族】でこのカードのシンクロ召喚を狙う場合は一工夫が必要となる。
《プリミティブ・バタフライ》と《B・F−毒針のニードル》あるいは《B・F−早撃ちのアルバレスト》を用いれば、レベル変動効果を発動するタイミングを調整する事によって2枚の手札消費でシンクロ召喚が可能。
また、特殊召喚しやすい《デビルドーザー》とレベル4チューナーの《竜咬蟲》を用いてもよい。
《竜咬蟲》の効果で《共振虫》を除外すれば《竜咬蟲》のレベルを8に上げる事ができるため、除外された《共振虫》の効果で《ゴキポール》を墓地へ送り、レベル4通常モンスターか《ジャイアントワーム》・《騎甲虫アサルト・ローラー》をサーチして特殊召喚する事でもシンクロ召喚の準備が整う。
《デビルドーザー》や《竜咬蟲》の効果による墓地の昆虫族の除外も、このカードのシンクロ召喚後にどうせ墓地を除外してしまうため無駄なく扱えるだろう。
その他、扱いやすい昆虫族チューナーである《B・F−毒針のニードル》に合わせて他種族の特殊召喚しやすいレベル10モンスターを採用するのもよい。
(1)は除外された昆虫族に比例した全体弱体化。
【昆虫族】主体ならば大幅な弱体化を望め、大きな戦闘ダメージを期待できる。
大抵の場合はシンクロ素材としたモンスターで条件を満たせるが、必ず全ての昆虫族を除外するため小回りが利かず、墓地を利用するカードとの噛み合いは悪い。
勘違いしがちだが、この効果のコストで除外した昆虫族の数と、弱体化のため参照する除外ゾーンの昆虫族の数は別であり、この効果の発動前から除外されていた昆虫族も弱体化効果の枚数として参照する。
1体でも昆虫族が墓地に存在すれば効果は発動できるため、《ジャイアントワーム》や《デビルドーザー》はこのカードをシンクロ召喚する前に特殊召喚しておけば効率的に墓地リソースを運用できる。
特に《樹冠の甲帝ベアグラム》は墓地リソースの効率的な利用と同時に、効果の都合上なるべく自身を墓地から除外したくないため、このカードのシンクロ召喚前には特殊召喚しておきたい。
昆虫族には墓地を利用するものが多いため、効果を発動する場合はそのターンに勝負を決められるようにしたい。
(2)は貫通効果。
このレベル帯のシンクロモンスターとしては控えめではあるが攻撃力は十分高く、(1)の効果による弱体化は相手の守備力にも及ぶため、フィニッシャー適性は高い。
また(1)の効果の弱体化が永続である事から、仕留めきれなかった場合でも守備表示で凌ぐ事を許さない点で噛み合いは強いと言える。
(3)は破壊された場合にレベル11以下の昆虫族を帰還させる効果。
自身とレベルを持たないモンスター以外はほぼ全てが帰還対象となる。
(1)の効果で除外したモンスターを帰還させれば、再びこのカードをシンクロ召喚して(1)の効果を狙える。
とはいえ相手の破壊依存のため、狙えたら狙うぐらいの運用でいい。
(1)で墓地リソースを大幅に消費するので、仕留められなかった場合は後が苦しくなるのが大きな悩み処。
(3)は相手依存であるため発動に期待し難く、発動できなかった場合は消費を取り戻すことが難しくなる。
特に(1)にチェーンして《強制脱出装置》などの破壊以外の除去を受けた場合は、ボード・アドバンテージと墓地アドバンテージの両方を消費しただけになりかねない。
他のモンスターで勝負を決められる場合はそちらを優先する事も視野に入れた上で使用したい。
縛りの無い汎用レベル12シンクロモンスターとして見た場合、同攻撃力で有用な耐性を備える《炎斬機ファイナルシグマ》や《A BF−神立のオニマル》が存在する。
《A BF−神立のオニマル》は活躍できるデッキを選ぶが、《炎斬機ファイナルシグマ》はデッキを選ばず運用できる耐性と戦闘ダメージ倍加効果を持つため、こちらより汎用性は高い。
こちらを優先する場合は貫通効果を活かすか、スピードロイドやWWのような風属性の特殊召喚制限がかかるカードを使用する場合に投入したい。
また、デッキを選ばず投入できる昆虫族には《増殖するG》が存在するため、(1)の弱体化効果の発動自体は【昆虫族】以外でも難しくはない。
それらのデッキでは、【昆虫族】と違い墓地の昆虫族を全て除外しても殆どデメリットにならないため、気軽に(1)を発動できるだろう。
Q:墓地に昆虫族が存在し、1枚も自分の昆虫族が除外されていない場合に、《B・F−決戦のビッグ・バリスタ》の特殊召喚に成功しました。
《B・F−決戦のビッグ・バリスタ》の(1)の効果は発動できますか?
A:除外されている自分の昆虫族モンスターが存在しない場合でも、墓地の昆虫族モンスターをコストとして除外し、《B・F−決戦のビッグ・バリスタ》の(1)の効果を発動することができます。(20/10/26)
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