遊戯王カードWiki - 《ＢＦ－極光のアウロラ》のバックアップ(No.46)

《ＢＦ(ブラックフェザー)－極光(きょっこう)のアウロラ/Blackwing - Aurora the Northern Lights》 †

効果モンスター
星１０/光属性/鳥獣族/攻   ?/守   0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「ＢＦ」と名のついたチューナー１体と、
チューナー以外のモンスター１体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
１ターンに１度、自分のエクストラデッキから「ＢＦ」と名のついた
シンクロモンスター１体をゲームから除外し、
エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱い、
同じ攻撃力と効果を得る事ができる。

　STARSTRIKE BLASTで登場した光属性・鳥獣族の特殊召喚モンスター。
　自身を特殊召喚する召喚ルール効果と自分のエクストラデッキに存在するＢＦシンクロモンスターをコピーする起動効果を持つ。

　自分フィールド上にＢＦチューナーモンスターと非チューナーモンスターを揃える必要があるため、特殊召喚は難しく見える。
　しかしＢＦは展開力を売りとするため、このカードを特殊召喚することはそこまで難しくはない。
　各々で特定の条件が必要となるが《ＢＦ－極北のブリザード》・《ＢＦ－蒼炎のシュラ》・《黒い旋風》＋《ＢＦ－そよ風のブリーズ》等により１ターンでの特殊召喚が可能である。

　シンクロモンスターのコピー効果は名前と攻撃力だけではなく、効果もコピーする事ができる。
　レベルの制限等もないため現在存在する４体のＢＦのシンクロモンスターを状況に応じて選択できるのは強みである。
　ただ《ＢＦ－孤高のシルバー・ウィンド》は、どちらの効果も発動するタイミングがないので攻撃力が高いだけのモンスターとなってしまう。
　《ＢＦ－煌星のグラム》も効果が活かせない。

　しかしながら、このカードを特殊召喚できる状況ではシンクロ召喚できる場合がほとんど。
　シンクロ召喚に比べてカード消費が１枚多く、ＢＦ以外のシンクロモンスターが使えないため対応範囲も狭い。
　また、攻撃力が？のため《黒い旋風》でサーチ、《アゲインスト・ウィンド》でサルベージもできず、手札に呼び込む手間もあり攻撃力も安定しないので全体的に効率が悪い。
　《フェザー・ウィンド・アタック》でサーチする事はできるが、やはりディスアドバンテージとなる。
　おまけに効果はエンドフェイズまでで、相手ターンでは攻撃力０のため大きな反撃を食らってしまうのはほぼ間違いないだろう。
　自分から《不協和音》等でシンクロ召喚を封じてこのカードを使用する手もあるが、コピーした効果が１ターンしか持たないのでは有効とは言えない。
　メインデッキを圧迫しないシンクロモンスターとは違い、下手にこのカードを採用すれば役に立つどころか、手札事故要因にもなりかねないため、【ＢＦ】においても非常に厳しい立場に立たされている。

《アゲインスト・ウィンド》で墓地のこのカードを指定する事ができない。
《ＢＦ－熱風のギブリ》同様、ダメージを受けないことが理由であろう。

ＢＦでは初にして唯一の光属性である。
そのため、《オネスト》と《ＢＦ－月影のカルート》の両方に対応している唯一のカードでもある。
また、ＢＦの中では唯一のレベル10であり、《スワローズ・ネスト》で《地縛神Ａｓｌｌａｐｉｓｃｕ》と《地縛神ＷｉｒａｑｏｃｈａＲａｓｃａ》を特殊召喚可能である。

「極光」とは「オーロラ（aurora）」の事であり、太陽風によって地球の熱圏付近で発生する発光現象の事である。
「アウロラ（Aurora）」とは、オーロラの由来となったローマ神話の暁の女神を意味する。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「クロウvsイェーガー」（２戦目）においてクロウが使用。
以前シンクロ召喚を封じたイェーガーへの対策であり、機皇帝に対する答えのカードである。
《ＢＦ－疾風のゲイル》と《ＢＦ－暁のシロッコ》を除外して特殊召喚される。
効果でエクストラデッキから《ＢＦ－孤高のシルバー・ウィンド》を除外し、その攻撃力と効果を得た。
この時、除外したモンスターの姿を象ったオーロラの様な光がこのモンスターを包み込む演出がなされた。
ちなみに、このターンは《ＢＦ－暁のシロッコ》の効果を既に使ったのにも関わらず何故か攻撃できている。
そして、次のターンで《ＢＦ－激震のアブロオロス》をアドバンス召喚するために《ＢＦ－黒槍のブラスト》と共にリリースされた。
「クロウvsホセ」戦では《ＢＦ－隠れ蓑のスチーム》と《ＢＦ－黒槍のブラスト》を除外して特殊召喚される。
効果でエクストラデッキから《ＢＦ－アーマード・ウィング》を除外し、その攻撃力と効果を得た。
《機皇帝グランエル∞》に攻撃するも、《グランエルＧ》の効果によって装備カード状態の《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に攻撃対象を変更され、効果が不発になった。
返しのターンに《スピード・ワールド２》の効果で破壊された。

アニメではレベルが特殊召喚時に除外したモンスターの合計分になり、エクストラデッキから除外できるのは自身と同じレベルのＢＦだったため、その点は強化されている。
また、攻撃力と効果が元に戻るのは次の自分のスタンバイフェイズ時であり、元々の攻撃力が０であったため簡単にサーチすることが可能であったため、この点は大きく弱体化した。
しかし、OCGではそれらの変化よりも、シンクロ召喚以外の特殊召喚にも対応するメタの豊富さによる相対的弱体化が大きい。