遊戯王カードWiki - 《Ｃ・ＨＥＲＯカオス》のバックアップ(No.40)

《Ｃ・ＨＥＲＯ(コントラストヒーロー) カオス/Contrast HERO Chaos》 †

融合・効果モンスター
星９/闇属性/戦士族/攻3000/守2600
「Ｍ・ＨＥＲＯ」モンスター×２
このカードはルール上「Ｅ・ＨＥＲＯ」モンスターとしても扱う。
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は「光」としても扱う。
(2)：１ターンに１度、フィールドの表側表示のカード１枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

　ストラクチャーデッキ－HERO's STRIKE－で登場した闇属性・戦士族の融合モンスター。
　Ｍ・ＨＥＲＯ２体を融合素材とし、自身を光属性としても扱う永続効果、フィールド上の表側表示のカード１枚を無効にする誘発即時効果を持つ。
　また、自身をＥ・ＨＥＲＯとしても扱う効果外テキストも持つ。

　融合素材が融合モンスターのＭ・ＨＥＲＯ２体と非常に重いので、《融合》を用いて融合召喚するのは効率的とは言えない。
　このカードはルール上Ｅ・ＨＥＲＯなので、《ミラクル・フュージョン》や《平行世界融合》での融合召喚を狙っていきたい。
　《轟雷帝ザボルグ》ならば相手のエクストラデッキ封じを行いつつ、《ミラクル・フュージョン》による融合召喚の下準備が行える。

　正規のルートで狙う場合、チェンジと融合召喚のギミックを必要とするため、手札事故の可能性やカードの消費枚数の増加は避けられない。
　さらにＭ・ＨＥＲＯは融合モンスターなのでバウンスに弱く、こちらの思い通りに墓地へ送られるとも限らない。
　効果自体は汎用性が高いものの、出しにくいこのカードを採用するべきかはよく考える必要があるだろう。
　Ｍ・ＨＥＲＯに《マスク・チェンジ》を使用し、サクリファイス・エスケープ等を行う場合は墓地にＭ・ＨＥＲＯを貯めやすいため、採用の余地はあるか。

　(1)の効果は《混沌球体》などが持つ特徴と同じである。
　光属性または闇属性を参照する素材両方に活用することができる。
　さらに特例的にＥ・ＨＥＲＯとして扱えるので、対応するサポートカードは非常に多い。

　(2)の効果は、ノーコストかつスペルスピード２でフィールドのカードの無効化を行うというもの。
　《神禽王アレクトール》同様にロック崩しのような攻めに使え、スペルスピード２であるためにカウンター罠以外のカードも無効化できる、擬似的な耐性にもなる汎用性の高い効果である。

カオスについてはリンクを参照。
「コントラスト(Contrast)」は「対比」や「明暗の差」を意味する英単語であり、このモンスターは向かって右側が明るい白色の、反対側が暗い黒色の体色をしている。
デザインのカラーリングや闇属性でありながら光属性として扱う効果、フィールドのカード１枚を無効にする効果など、《光と闇の竜》と類似する部分がある。

素材であるＭ・ＨＥＲＯがモチーフとする特撮ヒーローには、下記のようにこのカードと多くの類似点を持つ「仮面ライダーＷ（ダブル）」が存在する。
- 中心できっかり左右の色が分かれている。
- 白と黒の色合いかつナイフ状の武器を持つフォームがある。
- （結果的に）相手の能力を封殺するフォームがある。

原作・アニメにおいて―
漫画GX読切の「十代vs紅葉」戦において十代が使用。
《融合》によって手札の《Ｍ・ＨＥＲＯバソール》と《Ｍ・ＨＥＲＯ烈火》を融合素材として融合変身した。
- 漫画版ではＥ・ＨＥＲＯとして扱う効果は無かった。
  だが、上記の《Ｍ・ＨＥＲＯ烈火》を筆頭に手札に持てる下級のＭ・ＨＥＲＯが漫画版には多数存在しているため、融合素材の調達そのものはOCGより段違いに容易である。

コナミのゲーム作品において―
Duel Arenaではイベントの景品として登場。
解説文には「光と闇の力を授けられた新たなＨＥＲＯ。運命を超えた戦いに勝つために、十代に協力していると報告されている。」といった趣旨の解説文が書かれている。
デッキはGXの様々な作品で登場したＤ、Ｅ、Ｅ－、Ｍ、Ｖの全てが集合した、ＨＥＲＯシリーズの集大成とも言えるデッキになっている。