遊戯王カードWiki - 《Ｃ・ドラゴン》のバックアップ(No.77)

《Ｃ(チェーン)・ドラゴン/Iron Chain Dragon》 †

シンクロ・効果モンスター
星６/地属性/ドラゴン族/攻2500/守1300
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分の墓地の「Ｃ（チェーン）」と名のついたモンスターを全てゲームから除外する。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
この効果で除外したモンスターの数×２００ポイントアップする。
また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを３枚墓地へ送る。

　※エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタに伴い、テキスト内の「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」と読み替えて使用する。

　CROSSROADS OF CHAOSで登場した地属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
　自分の墓地のＣ(チェーン)モンスターを全て除外する事で自己強化する起動効果と、自身が戦闘ダメージを与えた時にデッキ破壊する誘発効果を持つ。

　自己強化効果はＣ(チェーン)を採用しなければ使用できないが、Ｃ(チェーン)は汎用性のあるカードに乏しい。
　《Ｃ・リペアラー》なら《Ｃ・コイル》を即座に蘇生できるが、レベルの合計が７でこのカードと合わないため、そもそもこのカードが出しづらい。
　更に上昇値も低い上に、Ｃ(チェーン)で重要な墓地アドバンテージを減らしてしまうため、Ｃ(チェーン)で利用する機会もまずない。

　デッキ破壊効果は有効な場合もあるが、逆に墓地アドバンテージを与えてしまうデッキも多く、デメリットになる場合が多い。
　また、ビートダウンをあまりおこなわない【デッキ破壊】での採用はチューナーを用意する上に削る枚数が３枚では難しい。
　強制効果のため使わないこともできず、相手が墓地アドバンテージを活用するならば実質腐るのと同じなのも枠が厳しい現在では難点である。

　効果は非常に使い勝手が悪いため、このカードの利点は《デブリ・ドラゴン》から出せるレベル６のシンクロモンスターという点ぐらいである。
　しかし、その点ですら優秀な除去効果を持つ《レッド・ワイバーン》や《オリエント・ドラゴン》が存在している。
　一応、この中では打点は一番高いが、《レッド・ワイバーン》なら効果で高攻撃力のモンスターを破壊できてしまい、シンクロモンスター限定だが《オリエント・ドラゴン》なら除外できてしまう。
　このカード自身もエクシーズモンスターにも容易に戦闘破壊されてしまうため、枠も考えると優先は厳しいだろう。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において鷹栖が使用。
《Ｃ・コイル》（アニメではレベル４）と《Ｃ・シューター》をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
墓地の《Ｃ・リペアラー》・《Ｃ・スネーク》２枚・《Ｃ・シューター》・《Ｃ・コイル》を除外して攻撃力3500となり、《ザ・キックマン》を戦闘破壊した。
更にデッキ破壊効果で遊星のデッキを残り１枚まで削り、《パラライズ・チェーン》の効果で遊星のライフを100にまで追い込んだ。
その後《残骸爆破》で鷹栖が敗北したため、エースモンスターとしては珍しく何もされないままデュエルが終了した。
攻撃名は「チェーン・ブラスト」。

OCGでは、《Ｃ・コイル》はレベル３なので、レベル２の《Ｃ・シューター》のみではシンクロ召喚できない。

アニメZEXALのPVでは一般生徒が使用していたが、本放送時には姿が見られなかった。

コナミのゲーム作品において―
Wheelie BreakersではＤ・ホイールの最強チューンナップに必要な５枚のカードとして抜擢されている。
他の４枚は《スターダスト・ドラゴン》・《レッド・デーモンズ・ドラゴン》・《ブラック・ローズ・ドラゴン》・《青眼の白龍》であり、５枚のドラゴン族で「5D's」がイメージされている。
かなり違和感を感じられる取り合わせだが、これはゲームの開発時期の都合でゲーム内に他のドラゴン族モンスター（および《パワー・ツール・ドラゴン》）が登場させられなかったという事情により、その数合わせに使わざるを得なかったたからだろう。