遊戯王カードWiki - 《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイＶ》のバックアップ(No.43)

《ＣＮｏ.(カオスナンバーズ)３９希望皇(きぼうおう)ホープレイＶ(ブイ)》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク５/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル５モンスター×３
このカードが相手によって破壊された時、
自分の墓地のエクシーズモンスター１体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。
また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついた
モンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

　STARTER DECK(2013) スターター強化パックで登場した光属性・戦士族のエクシーズモンスター。
　相手によって破壊された時に墓地のエクシーズモンスターを戻す事ができる効果と、希望皇ホープをエクシーズ素材にしている場合に相手モンスターを破壊し効果ダメージを与える効果を持つ。

　正規のエクシーズ召喚を狙う必要性は乏しく、希望皇ホープを素材にしなければ限定的なサルベージ効果しか使えないため割に合わない。
　基本的には《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》に《ＲＵＭ－バリアンズ・フォース》などを使用してエクシーズ召喚することになる。
　《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》はエクシーズ召喚しやすく汎用性も高いカードであるため、デッキ構築にも無理は生じにくい。
　《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイ》を経由して出せるので、素材を使い切ったり、蘇生等で素材がない状態の《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》に重ねれば、実質素材を１枚補充することも可能。

　サルベージ効果により、破壊時にはエクシーズ素材にした《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》をほぼ確実に回収できる。
　このカードを使用する以上、必然的に多用するであろう《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》の枯渇を防ぐことができるため、あって損はない。
　破壊され墓地へ送られたなら自身も対象にできるので、１枚のみの採用でもう１回使用する算段があるような状況ならこのカード自体を戻すのも良い。
　《一族の結束》を採用した【戦士族】では、他種族のエクシーズモンスターから《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》でエクシーズ召喚した場合に、そのエクシーズモンスターを戻す事で再び《一族の結束》の効果を使えるようになる。

　希望皇ホープをエクシーズ素材にしている場合に発動できる効果は、相手モンスターの単体除去と、破壊したモンスターの攻撃力分のバーンダメージを併せ持った強力な効果である。
　効果発動にはデメリットは一切存在しないため、効果と戦闘によって一気に相手を制圧することが期待される。
　《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイ》同様に高い決定力を持ち、単純な除去としても、あるいは引導火力としても運用できる優秀な効果であると言えるだろう。

単体でも強力な事に加え、ＺＷや《Ｖサラマンダー》、《ホープ・バスター》等、様々なサポートカードに恵まれているのも特徴である。

同系統である、《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》や《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイ》が戦闘に強い効果を持っていたのに対し、このカードはバーンの付随した破壊効果や、この手の効果にありがちな攻撃抑制も存在しないなど、制圧力の高さが際立つ。

マッシブなデザインであった《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイ》とは趣が異なり、《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》をより鋭角的にしたようなシャープなデザインをしている。
「希望皇」の名に反し、青みがかった黒を基調に、深紅と銀色の配色が混じった暗黒的なカラーリングが印象的である。
同様にバリアンの力で変化したＣＸやバリアン側のＣＮｏ.も似たような配色が多い為、その影響だと思われる。

カード名の「Ｖ」は、アニメZEXALII(セカンド)において、「Ｖ(ブイ)」と名のつくモンスターを対象とする効果を持つ《Ｖａｉｎ－裏切りの嘲笑》の「Ｖａｉｎ」の頭文字と同じである。
英語では「vain hope」が「儚い望み・空頼み」という意味を持ち、これと合わせると「ホープレイＶ」とは「儚い希望の光」という意味になるだろうか。
あるいはこのカードがバリアン(VARIAN)世界の力によって生まれたカードである事を示しているのかもしれない。
事実、ベクターはこのカードを「バリアンの力」と呼び、そのために遊馬とアストラルはゼアル化に失敗している。

原作・アニメにおいて―
アニメZEXALII(セカンド)において遊馬が使用する、《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》の進化形態。
「遊馬vs真月vsギラグ」にて遊馬が初使用。
《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》によって《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》をエクシーズ素材としてカオスエクシーズチェンジされる。
自身の効果で《ＣＮｏ.１０６溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》を破壊してギラグに効果ダメージを与え、直接攻撃によって１ターンキルを決めた。
「遊馬＆アンナvs羽原飛夫＆海美」戦でも《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》で特殊召喚され、《ＣＸ超巨大空中要塞バビロン》を破壊、更に直接攻撃で羽原夫妻を立て続けに撃破している。
「遊馬vsベクター」（１戦目）では《Ｖサラマンダー》を装備し、その効果によって《Ｎｏ.６６覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》と２体のアンブラル・ミラージュ・トークンを破壊して効果ダメージのみで勝敗を決した。
「遊馬vsベクター」（２戦目）でも《ＲＵＭ－リミテッド・バリアンズ・フォース》で特殊召喚され、《Ｎｏ.１０４仮面魔踏士シャイニング》を破壊したが、《Ｖａｉｎ－裏切りの嘲笑》によって攻撃と効果を封じられる。
その後、《ＤＺＷ－魔装鵺妖衣》を装備して《Ｎｏ.１０４仮面魔踏士シャイニング》を攻撃したが、《ハンドレッド・オーバー》によってループに持ち込まれ、とどめをさせなかった。
最終的に《エクシーズ・リベンジ・シャッフル》の効果でエクストラデッキに戻された。
攻撃名は「ホープ剣・Ｖの字斬り」、効果名は「Ｖブレードシュート」、《Ｖサラマンダー》装備時の効果名は「Ｖサラマンダー・インフェルノ」。
「遊馬vsベクター」（２戦目）では効果名は「ホープ剣・Ｖブレードシュート」となっていた。

初エクシーズ召喚時には遊馬と真月が「出でよ、ＣＮｏ.３９！混沌を統べる赤き覇王。悠久の戒め解き放ち赫焉となりて闇を打ち払え！降臨せよ、希望皇ホープレイＶ！」という口上を同時に叫んだ。
一方遊馬単独となった「遊馬＆アンナvs羽原飛夫＆海美」戦では、「混沌の力まといて勝利を目指せ！進化した勇姿が今ここに現れる！現れろ《ＣＮｏ.３９希望皇ホープレイＶ》！」という口上を述べている。