CX(カオスエクシーズ) 冀望皇(きぼうおう)バリアン》

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/戦士族/攻   0/守   0
レベル7モンスター×3体以上
このカードは、「CNo.101」〜「CNo.107」のいずれかをカード名に含む
自分フィールド上のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×1000ポイントアップする。
自分の墓地の「No.」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
次の相手のエンドフェイズ時まで、このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
「CX 冀望皇バリアン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 MASTER GUIDE4 付属カードで登場する光属性戦士族エクシーズモンスター
 特定のエクシーズモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる召喚方法、エクシーズ素材の数に応じた自己強化墓地No.カード名効果をコピーする効果を持つ。

 通常の方法でエクシーズ召喚するには、レベル7のモンスターを3体以上用意してエクシーズ召喚しなければならないため、実用的ではない。
 他にもランク6に各種RUMを使う手もあるが消費が増えやすく、RUMを共有できるランク種族の選択肢もないため事故要因になりやすい。
 その場合CXのため主に《RUM−バリアンズ・フォース》を用いることになるが、追加効果攻撃力に反映し有効活用できる点では噛み合っている。
 CNo.に重ねる場合は、《RUM−七皇の剣》を用いれば消費は少なく済むが、その分素材が少なくなるので、攻撃力が低くなりやすい。

 攻撃力エクシーズ素材に依存するため、エクシーズ素材の多いモンスターに重ねるのが前提となるが、いずれにせよエクシーズ素材を消費すると攻撃力が大きく下がってしまう。
 元からエクシーズ素材が3体以上必要なものに重ねれば攻撃力は高くなるが、そもそもそれらは重く出しづらいことから、特別な理由がない限り狙うのは困難である。
 他のエクシーズモンスター以上に蘇生等との噛み合わせも悪く、出しづらい反面で活用の幅は大きく制限されている。

 相手モンスター除去として自身のエクシーズ素材を増やせる《CNo.101 S・H・Dark Knight》に重ねれば攻撃力が高くなるため相性がいい。
 これに《ストイック・チャレンジ》を装備すれば膨大な戦闘ダメージも与えることが可能である。
 しかし、ランク水属性エクシーズモンスターに重ねる場合、《FA−クリスタル・ゼロ・ランサー》を重ねた方がほとんどの場合で攻撃力が上になる。
 加えて耐性もあるためこちらより安定して運用することができ、汎用性では大きく差をつけられている。
 また、重ねられるCNo.の内《CNo.107 超銀河眼の時空龍》は4500の高打点であり、デッキによってはそちらを直接運用した方が優秀である。
 その他にも《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》を使えば《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》でも簡単に4000打点を出せてしまう。

 攻撃力や単体の性能では他に劣る点が多く、コピーによる戦略性に意義を見出さない限り扱うのは難しい。
 このカードが一切耐性がない上に元々の攻撃力が0なので、効果無効にされると非常に厳しいのも評価が下がる。

 このカードCNo.に重ねても、それらはエクシーズ素材のままで墓地には存在しないため、効果をコピーすることはできない。
 No.墓地へ送る手間を考えると、墓地No.効果を使いたいのであれば、基本的には《エクシーズ・リボーン》などで直接蘇生した方が有用な場合が多い。
 攻撃力を考慮せず、複数回使用することでアドバンテージを確保することを狙うか、エクシーズ素材を消費しない、もしくは増やす効果を持つものを利用したい。
 【BK】では、《CNo.105 BK 彗星のカエストス》に重ねつつ、《No.79 BK 新星のカイザー》効果を得てエクシーズ素材を増やせる。
 また、エクシーズ素材を消費すると攻撃力が下がる点を逆手に取り、《No.105 BK 流星のセスタス》効果ダメージを与えやすくなる。
 ただ、RUMを採用するデッキはただでさえエクストラデッキの圧迫が非常に厳しいこともあり、汎用性で考えればメリットの乏しいこのカードに枠を割きたいかはよく考えたい。

関連カード

このカードを重ねる事ができるカード

収録パック等