*《&ruby(デステニーヒーロー){D−HERO}; ディアボリックガイ/Destiny Hero - Malicious》 [#uf56ff91]
 効果モンスター(準制限カード)
 星6/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
 自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
 自分のデッキから「D−HERO ディアボリックガイ」1体を
 自分フィールド上に特殊召喚する。
 [[デュエリストパック−エド編−]]で登場した[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[D−HERO]]の一体であり、[[墓地]]に存在するときに同名[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[起動効果]]を持つ。~

 低[[ステータス]]の[[上級モンスター]]だが、強力な[[効果]]を持つ。~
 単体[[使用]]は難しいが、[[《デステニー・ドロー》]]や[[《終末の騎士》]]等のサポートを受けられるため、[[墓地に送る]]のは容易。~

 [[《闇・道化師のペーテン》]]とは異なり、[[効果]]が[[タイミングを逃す]]ことがないのは大きな評価ポイント。~
 ただ、[[手札]]に複数揃ってしまうと、[[効果]]を活用し難くなる点では劣っている。~

 [[《ゾンビキャリア》]]との相性は抜群。~
 [[手札]]に来たこの[[カード]]を[[《ゾンビキャリア》]]の[[蘇生]][[コスト]]として[[デッキトップ]]に[[戻す]]事により、[[デメリット]]を軽減できる。~
 さらに、[[自分]]の[[墓地]]にこの[[カード]]と[[《ゾンビキャリア》]]が存在すれば、僅か[[手札]]1枚の[[コスト]]で[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]を[[召喚]]可能である。~
//また、最後まで使うとこの[[カード]]2枚が[[除外]]され、[[墓地]]に1枚[[腐る]]状態になるが、[[《ネクロフェイス》]]や[[《平行世界融合》]]の[[効果]]で再利用することができる。~
 また、最後まで使うと[[墓地]]に1枚[[腐る]]状態になるが、[[《ネクロフェイス》]]や[[《平行世界融合》]]の[[効果]]で再利用することができる。~
//準制限
 [[《平行世界融合》]]は、[[除外]]されている[[水属性]][[モンスター]]とこの[[カード]]で[[《E・HERO アブソルートZero》]]を[[融合召喚]]すればかなり有利な状況を作り出せる。~
 その[[ターン]]この[[カード]]の[[効果]]を使うことはできないが、狙う価値は十分にあるといえよう。

-この[[カードの効果]]は[[起動効果]]であり[[除外]]は[[コスト]]。~
[[発動]]タイミングとしては[[《馬頭鬼》]]と同じ。

-[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に指定され大幅に劣化し、採用率が激減した。~
この頃は数ある[[リリース]]要員の1つでしかなかったため、規制に不憫さを感じる人も少なくなかった。~
後に[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]にて[[制限解除]]され、強さを取り戻すことになる。~
喜ばれる一方で[[シンクロ召喚]]に乱用されるのではと懸念され、蓋を開けてみれば果たしてその通りとなった。~
この[[カード]]自身が高[[レベル]]であるため、[[《ゾンビキャリア》]]等の低[[レベル]][[チューナー]]と共に手軽に高[[レベル]][[シンクロモンスター]]を呼び出す事が可能なのである。~
そのため、《D−HERO ディアボリックガイ》を3枚投入した[[【シンクロアンデット】]]に代表される、安定性と爆発力を併せ持つ[[デッキ]]が[[環境]]を支配するに至ってしまった。~
これを抑制するためか[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]ですぐに[[準制限カード]]に逆戻りする事となり、強さはまたも失われる事となった。~
しかし、その[[【シンクロアンデット】]]等[[《ゾンビキャリア》]]を用意しやすくこのカードを墓地に送りやすいデッキでは今でも採用されることがある。~
[[《おろかな埋葬》]]が[[レベル]]6の[[シンクロ素材]]に化けるのはやはり強力である。
しかしその[[【シンクロアンデット】]]のように、[[手札]]を[[デッキ]]に戻せる[[ギミック>《ゾンビキャリア》]]を用意しやすく、このカードを墓地に送りやすいデッキでは今でも採用されることがある。~
[[《おろかな埋葬》]]や[[手札コスト]]が[[レベル]]6の[[シンクロ素材]]に化けるのはやはり強力である。

-[[デッキ]]に2枚以上投入しなければ意味の無いカードであるが、[[ウルトラレア>Ultra]]で収録されていたために当時でもそろえるのは難しかった。~
その後[[デュエリストパック−エド編−]]が[[絶版]]となり、この[[カード]]を揃えるのはさらに難しくなった。~
しかし、[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]]にて収録されたため、以前より入手しやすくなった。~


-日本名の「ディアボリック(diabolic)」とは「残忍な」「悪魔のような」の意。~
一方で、英語名の「[[malicious>《E−HERO マリシャス・エッジ》]]」は「悪意ある」「腹黒い」といった意味である。~
その日本語の通りに「入手が非常に困難」「[[カード]]としても値段が高い上1枚では意味を成さず2枚は最低必要」という、ある意味「残忍な」カードとなった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「エドvsDD」戦でエドが使用。~
[[《デステニー・ドロー》]]の[[コスト]]で[[墓地]]に送られて[[効果]]を[[発動]]し、[[《D−HERO ドグマガイ》]][[召喚]]の[[生け贄]]へと繋いだ。~
「エドvsアモン」戦で再び登場。~
既に《ドクターD》の[[効果]]により[[墓地]]から[[除外]]されていたにもかかわらず、[[効果]][[発動]]後に[[《D−HERO Bloo−D》]][[召喚]]の[[生け贄]]となった。

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2007:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2007/]]では[[相手]]の[[ターン]]どころかいかなる[[フェイズ]]でも使用できるバグがある。~
[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]]では、この[[カード]]と[[《デステニー・ドロー》]]をスキャンすると隠しデッキが出現する。~
また、かんたんモードのエドは制限を無視してこのカードを3枚投入しているが、ルール上[[デッキ]]は10枚のためただの事故要因にしかなってない。~
しかも、このカードを[[手札]]から[[墓地に送る]]カードも投入していない。
--[[DUEL TERMINAL]]は仕様上、[[同名カード]]を複数回スキャンする事は出来ない。~
よって、スピードデュエルでこのカードの[[効果]]を発揮するためには[[《デステニー・ドロー》]]と一緒にスキャンして、隠しデッキを選択するしか方法はない。~

**関連カード [#ed9b308c]
-[[《闇・道化師のペーテン》]]

-[[D−HERO]]

―このカードの英語名を含む[[HERO]]
-[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]
-[[《E−HERO マリシャス・デビル》]]

**収録パック等 [#i4a64ed8]
-[[デュエリストパック−エド編−]] DP05-JP011 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]] DT06-JP005

**FAQ [#o97e255a]
Q:《D−HERO ディアボリックガイ》が[[デッキ]]に存在しないと判明している状態で、[[墓地]]にあるこのカードは[[効果]]を使えますか?~
  ([[空撃ち]]は可能ですか?)~
A:いいえ。できません。(08/04/04)

Q:[[ターンプレイヤー]]が[[《手札抹殺》]]を使いました。~
  この[[効果]]処理終了のタイミングで[[相手]][[プレイヤー]]は[[ターンプレイヤー]]の[[墓地]]に存在する《D−HERO ディアボリックガイ》を[[《D.D.クロウ》]]で[[除外]]したいと思っています。~
  その[[発動]]の前に[[優先権]]で《D−HERO ディアボリックガイ》の[[起動効果]]を[[発動]]することは出来ますか?~
A.[[《手札抹殺》]]の[[効果]]処理が終了したタイミングで《D−HERO ディアボリックガイ》の[[効果]]を[[発動]]する事はできません。~
  この[[起動効果]]の[[発動]]には、処理終了時のお互いの[[優先権]]の放棄後となります。~
  一方[[《D.D.クロウ》]]は[[クイックエフェクト]]であるため[[《手札抹殺》]]の[[効果]]処理が終了したタイミングでの[[発動]]が可能です。~
  《D−HERO ディアボリックガイ》の[[発動]]前に[[除外]]することが可能です。(08/11/09)~