永続魔法 (1):このカードの発動時の効果処理として、 自分のデッキ・墓地から「D−HERO Bloo−D」1体を選んで手札に加える事ができる。 (2):自分フィールドに「D−HERO Bloo−D」が存在する限り、以下の効果を適用する。 ●自分はドローフェイズにドローできない。 ●自分フィールドのカードは相手の効果の対象にならない。 ●自分フィールドの「D−HERO Bloo−D」は、 攻撃力がお互いの墓地のモンスターの数×100アップし、 相手の効果では破壊されず、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
ANIMATION CHRONICLE 2021で登場した永続魔法。
発動時に《D−HERO Bloo−D》をサーチ・サルベージする効果、《D−HERO Bloo−D》が存在する時に適用される3つの効果を持つ。
《D−HERO Bloo−D》の専用サポートカードであり、【Bloo−D】では必須級の性能である。
また、【Dragoon D−END】においても(1)で融合素材の調達が可能となるので採用が検討できる。
《フュージョン・デステニー》のデッキ融合とはアンチシナジーだが、あちらで先に墓地へ送ったものをサルベージすれば2体目の融合素材に利用できる。
(1)は《D−HERO Bloo−D》のサーチ・サルベージ。
《D−HERO Bloo−D》はHEROかつ融合素材であるためサーチは容易な方だが、このカードは完全に《D−HERO Bloo−D》に紐づいているため、効果が1枚で完結する意味は大きい。
このカード自身も《ブレイク・ザ・デステニー》からサーチ可能であり、安定性の向上に大きく貢献する。
《D−HERO Bloo−D》は蘇生制限を満たしても蘇生できないため、サルベージも再利用の観点でありがたい。
《炎舞−「天キ」》などとは違って同一ターン中の発動制限が無いが、《D−HERO Bloo−D》は他のカードが無ければそのままでは使えないカードであるためだろうか。
(2)は《D−HERO Bloo−D》が存在する時に適用される3つの効果。
1つ目のドローフェイズにドローできない効果は通常のドローも不可能になるデメリットであり、長く続くとそれだけディスアドバンテージが増していってしまう。
2つ目は対象に取れない効果であり、《D−HERO Bloo−D》本体だけでなく自分フィールドのカード全てに適用される。
元々《D−HERO Bloo−D》は自前の効果でフィールドのモンスター効果に強いため、このカード自体や装備カードを《サイクロン》等で狙われるといった弱点も補える。
とはいえ、《ハーピィの羽根帚》などの対象を取らないカードも多いので過信はできない。
3つ目は《D−HERO Bloo−D》のみが受けられる攻撃力上昇と破壊耐性と2回攻撃権。
強化は倍率こそ低いものの、お互いの墓地を数えるため中盤以降では結構な強化数値を見込め、元々の攻撃力の低さを十分に補える。
《D−HERO Bloo−D》自身が持つ装備効果と相まって攻撃力が4000を超えるのもそう珍しくはないだろう。
他の効果と違い、この効果は重ね掛けできるので、2枚以上の《D−フォース》を出すことで、さらに攻撃力を上げられる。
破壊耐性については2つ目の対象に取れない効果と相まって、場持ちを良くする。
この2種類の耐性を持つモンスターは多くなってきたが、《D−HERO Bloo−D》の効果でフィールドのモンスター効果を無効にされた上でとなると対処する手段も限られる。
2回攻撃については他の効果との兼ね合いが強い。
相手モンスターを1体除去し、攻撃力が大きく上がった《D−HERO Bloo−D》で攻撃すればフィニッシャーになりうる。
《D−HERO Bloo−D》を出す過程でカードの消費は避けられないため、出したターン中に決着をつけられる点は大きい。
また、《D−HERO Bloo−D》は元々のカード名である必要はないため、《E・HERO プリズマー》などでカード名をコピーしても(2)の恩恵は受けられる。
当然《D−HERO Bloo−D》自身が持つ相手の効果無効化や攻撃力アップはないが、強固な耐性を得た上で攻撃力2000台程度の2回攻撃となるため、タイミングによっては大きくライフを削れるだろう。
カード名のコピーが終了すればドロー禁止のデメリットも発生しない。
通常魔法 このカードを表側表示でデッキの一番上に置く。 このカードが自分のデッキの一番上に表側表示で存在する時、 自分のドローフェイズにドローする事はできない。《D−HERO Bloo−D》の効果の適用条件となるが、単体では強烈なデメリットのみが発生するカードであった。