遊戯王カードWiki - 《ＤＤＤ双暁王カリ・ユガ》のバックアップ(No.4)

《ＤＤＤ(ディーディーディー)双暁王(そうぎょうおう)カリ・ユガ》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク８/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
レベル８「ＤＤ」モンスター×２
(1)：このカードがＸ召喚に成功したターン、
このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
(2)：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3)：このカードＸ素材を１つ取り除き、
自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。

　ディメンション・オブ・カオスで登場する闇属性・悪魔族のエクシーズモンスター。
　エクシーズ召喚に成功したターンにフィールドでの他の効果の発動を封じて無効にする効果、魔法・罠カードを全て破壊する効果、墓地の契約書をセットする効果を持つ。

　レベル８のＤＤは《ＤＤＤ壊薙王アビス・ラグナロク》と《ＤＤＤ死偉王ヘル・アーマゲドン》の２体のみ。
　ペンデュラムスケールが全く変化していない《ＤＤ魔導賢者ケプラー》が必要になるが、ペンデュラム召喚を利用して準備するのが主な手段となるだろう。
　《ＤＤＤ壊薙王アビス・ラグナロク》の効果で蘇生する手もあるが、該当するＤＤはいずれもペンデュラムモンスターなので墓地に存在する事が少なく、こちらの方法ではエクシーズ素材は揃えにくい。

　エクシーズ召喚に成功したターンはモンスター効果・魔法・罠カードの効果を使えなくなるため、相手は墓地または手札のカードでしかこちらの攻撃を防げなくなり、安全に攻撃しやすくなる。
　発動を封じられるのは自分も同じだが、モンスターを展開し最後にこのカードを出せば、展開の阻害はしない。

　(2)の効果は《大嵐》と同じであり、(1)の効果と合わせ、安全に相手のカードを除去できる。
　自分の契約書を破壊し、ダメージを踏み倒すことも可能。
　さらに、相手のエンドフェイズにも使えるため、エンドサイクも行える。

　(3)の効果は墓地の契約書を再利用する効果。
　永続魔法ならセット後即座に使用できるのでアドバンテージとなる。
　また、回数制限もないので、(2)の効果を使わなければ２枚の契約書を再セットすることもできる。

「双暁」は「創業」との掛詞だと思われる。
「カリ・ユガ」とは、インド哲学における４つのユガ（時代）のうちの１つの「悪徳の時代」のことである。
ヒンドゥー教においてはカリ・ユガの時代は人間の文明によって人々が神から遠ざけられ、霊的な堕落を引き起こしていると信じられている。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの「遊矢vs零児」（２戦目）で零児が使用。
《ＤＤＤ壊薙王アビス・ラグナロク》と《ＤＤＤ死偉王ヘル・アーマゲドン》をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚される。
自身の効果で他のカードの効果を全て無効にし、《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を戦闘破壊した。
遊矢のターンには、通常罠《ミスディレクションの翼》の効果を自身の耐性で回避する。
さらに、《ミスディレクションの翼》で発動を封じられた永続罠《誤封の契約書》・《再契約の契約書》を含む魔法・罠カードを全て破壊し、それらを再びフィールドに戻して発動できるようにした。
そして、《再契約の契約書》の効果で発動された《ミスディレクションの翼》の効果で強化され、《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》を返り討ちにしフィニッシャーとなった。
攻撃名は「ツインブレイクショット」。

アニメでは、このカードの効果を無効化されないという効果を持ち、エクシーズ召喚時の効果がフィールド以外にも及んだ。
また、エクシーズ素材を１つ取り除くことで、自身の効果で破壊した魔法・罠カードを全て自分フィールドに戻す効果も持っていた。
「セット」ではなく「戻す」なので、セット状態に戻されたカードはそのターン中に発動できるという特徴がある。
ただし、この効果が調整されてOCGの(3)の効果になったのか、元々OCGの(3)に相当する効果も持っていたのかは不明である。