*《D.D.アサイラント/D.D. Assailant》 [#i6d20d39]
 効果モンスター(準制限カード)
*《&ruby(ディー){D};.&ruby(ディー){D};.アサイラント/D.D. Assailant》 [#top]
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻1700/守1600
 このカードが相手モンスターとの戦闘によって破壊された時、
 そのモンスターとこのカードをゲームから除外する。
 (1):このカードが相手モンスターとの戦闘で破壊されたダメージ計算後に発動する。
 その戦闘を行ったそれぞれのモンスターを除外する。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3 付属カード>ゲーム付属カード#b9ca9a88]]として登場した、[[地属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 高めの[[攻撃力]]に加えて、自身を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]した[[相手]][[モンスター]]を[[除外]]する[[誘発効果]]を持つ。~
~
 [[《増援》]]で[[サーチ]]が可能で、[[アタッカー]]と[[除去]]の役割を兼ね備える強力なカード。~
 安定した[[1:1交換]]を望め、場合によってはそれ以上の[[アドバンテージ]]も得られる。~
 かの[[制限カード]]、[[《異次元の女戦士》]]と同一視される事があるのだが、むしろ役割は別物と考えた方が良い。~
 [[効果]]の面で見れば、[[《異次元の女戦士》]]は[[除外]][[効果]]を任意に[[発動]]可能であり、このカードを凌駕している。~
 [[《異次元の女戦士》]]は[[守備表示]][[モンスター]]や[[墓地]]に送りたくない[[モンスター]]も[[除外]]でき、明らかに用途の広さでは一歩上を行く。~
 《D.D.アサイラント》は[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]された時にのみ強制[[発動]]し、中途半端な[[攻撃力]]・[[守備力]]の高さから[[除去]]される場合もある。~
~
 [[除去]]カードとしては、[[攻撃表示]]の[[上級モンスター]]・[[アタッカー]]に対応できる程度。~
 強力ではあるが、用途の広さという一点から見れば、そこまで便利ではない。~
 このカードの本分は[[相手]]の切り札[[モンスター]]を道連れに[[除外]]してくれる事である。~
~
 他の[[除去]]系[[モンスター]]よりも[[モンスター]]を[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]するのが容易である点は評価できる。~
 [[《ハイドロゲドン》]][[《ドリルロイド》]]等、[[攻撃力]]1600程度の[[下級モンスター]]を一方的に倒すことができる。~
 [[《月の書》]][[《エネミーコントローラー》]][[《重力解除》]]等で[[表示形式]]を変更すれば、倒せる[[モンスター]]の幅も広がる。~
 [[生け贄]]1体の[[上級モンスター]]の大半や[[守備力]]1600の[[《ネフティスの鳳凰神》]]も、[[守備表示]]にする事で倒すことができる。~
 地味な差だが、[[相手]]の[[モンスター]]を[[破壊]]し、余計なカードとの交換を避けられるのは、[[除去]]カードとしては決して無視は出来ない。~
 [[《異次元の女戦士》]]より[[除去]]されやすい点を逆手に取り、こちらの切り札[[モンスター]]に対する[[除去]]を消費させることもできる。~
~
 [[サーチ]]が難しいという面では、やや高めの[[攻撃力]]が逆にネックにもなる。~
 [[《巨大ネズミ》]]を採用しているのならば、このカードより[[《異次元の戦士》]]の方を優先すべき。~
 要所要所で[[除去]]能力を発揮させたいのであれば、やはり[[《増援》]]と併用したい所か。~
~
 [[【戦士族】]][[【アサイバー】]]および[[【アサイカリバー】]]のみならず、様々な[[デッキ]]に投入されていた優秀な[[アタッカー]]である。~
 その[[汎用性]]を見咎められて[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]指定を受けた。~
 [[デュエル]]の高速化で[[モンスター]]が強力になってきたのを危惧されてか、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]では[[準制限カード]]に緩和。
 [[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3 付属カード>ゲーム付属カード#EX3]]で登場した[[地属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身を[[戦闘破壊]]した[[相手]][[モンスター]]と自身を[[除外]]する[[誘発効果]]を持つ。~

-過去[[【カオス】]]においては「[[地属性]]」である事から採用されない事も多かった。~
 [[攻撃力]]が200上がった代わりに、[[戦闘]]で[[破壊された]]時にしか[[効果]]を[[発動]]できなくなった[[《異次元の女戦士》]]。~
 [[《異次元の女戦士》]]は[[守備表示]][[モンスター]]や[[攻撃力]]は低いが[[墓地]]へ送りたくない[[モンスター]]も[[除外]]でき、用途の広さでは一歩上を行く。~
 一方こちらは、[[戦闘破壊]]された時にのみ[[強制発動]]するので、[[攻撃表示]]の[[アタッカー]]に対応できる程度に留まる。~
 その代わりに、[[攻撃力]]1500以上1700未満の[[モンスター]]を一方的に[[戦闘破壊]]できる。~

-非常に強力なカードなのだが、とにかく手に入り辛いのが最大の難点であろう。~
ゲーム付属のカードで、なおかつ強力なのがネックとなっており、かなり高めの値段設定をされている場合が多い。~
[[EXPERT EDITION Volume.4]] に再録されることで少しは落ち着くかもしれないが、[[シークレットレア>Secret]]ではそれも難しいかもしれない。~
 高い[[攻撃力]]で[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]し、[[アタッカー]]相手には[[1:1交換]]できるという[[アドバンテージ]]獲得能力が[[メリット]]となる[[モンスター]]だった。~
 しかし、[[環境]]のインフレに伴い[[攻撃力]]の数値が全体的に上昇したために[[攻撃力]]1500以上1700未満の[[モンスター]]が減少してしまい、その[[メリット]]が乏しくなってしまった。~
 [[《増援》]]の規制、[[サポートカード]]の乏しい[[地属性]]である点も相まって、現在では[[《異次元の女戦士》]]に採用率で大きく遅れを取る形となった。~
 [[【戦士族】]]でも[[《戦士の生還》]]等とかみ合っていないため、基本的に4枚目以降の[[《異次元の女戦士》]]として採用される事がほとんどである。~


-尚、「アサイラント(Assailant)」とは「暗殺者」のこと。~
遊戯王で「暗殺者」と名の付く[[モンスター]]は全て「Assailant」である。~
真の「アサイラント」である[[《アサシン》]]を知る人はほぼ古参なデュエリストだけかもしれない。~
どうして、他の異次元シリーズと同じように《異次元の暗殺者》と命名されなかったのかは謎のままである。~
-第4期〜第5期前半は[[環境]]に[[攻撃力]]1600の[[モンスター]]が多く、この[[カード]]の[[攻撃力]]1700という数値が有効に働いていた。~
[[《同族感染ウィルス》]]・[[《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[《ハイドロゲドン》]]・[[《閃光の追放者》]]といった[[攻撃力]]1600のいわゆる準[[アタッカー]]と呼ばれる[[モンスター]]を倒して[[フィールド]]に居座り、この[[カード]]を[[戦闘破壊]]した[[アタッカー]]を道連れにして[[2:1交換>1:1交換]]を行う、という動きは高く評価された。~
[[【スタンダード】]]の派生として[[【アサイバー】]]や[[【アサイカリバー】]]等の[[デッキ]]が誕生し、[[環境]]の第一線で活躍していた。~

--[[ゲーム付属カード]]でありながら[[環境]]の第一線で活躍したため、最盛期には1枚2000円前後の高額で取引されていた。~
2度の再録に加えてこの[[カード]]自体の需要が減少したため、現在は安価で手に入る。~

-[[効果]]を[[発動]]するタイミングは[[ダメージ計算後]]。~
[[戦闘破壊]]された[[モンスター]]が[[墓地]]へ送られるタイミングは[[ダメージステップ終了時]]であるため、この[[カード]]は「[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]される事が確定したが、まだ[[墓地]]へ送られていない」状態で[[効果]]を[[発動]]し、[[除外]]される事になる。~

-[[戦闘破壊]]を条件とするが、[[《ニュードリュア》]]などと異なり[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]必要はなく、[[《ジュラック・グアイバ》]]同様[[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]である。~
このため[[《ソウルドレイン》]]や、[[自分]]から併用する意義は薄いものの[[《マクロコスモス》]]等に阻害されない。~
反面[[《スキルドレイン》]]や[[《エフェクト・ヴェーラー》]]などの影響を受けてしまう。~

-[[カード名]]が[[DD]]ではないため、[[DD]]のサポートは当然受ける事はできない。~
[[《DDリクルート》]]の[[イラスト]]に登場していることから、意識はされているのだろう。~

-[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[制限カード]]に指定され、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]では[[準制限カード]]に[[制限緩和]]され、[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]に[[制限解除]]された。~

-[[カード名]]は直訳すれば「異次元の襲撃者」である。~
ちなみに、この「Assailant(アサイラント)」という単語は[[「暗殺者」の名を持つモンスター>《アサシン》#card]]の[[英語名]]にもほとんどが使用されている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「アキvsミスティ」(1戦目)においてアキが使用した[[通常罠]]《次元回帰》の[[イラスト]]に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
「男性か女性か」について意見が分かれるカードであったが、後者である事が確認できる。~
DSソフトのポリゴンを見る限り胸がある。~
また、PSPソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE>ゲーム付属カード#w02aab36]]」では「乙女のビート」(女性[[モンスター]]のみを収録したパック)にて《D.D.アサイラント》の存在が伺える。
「男性か女性か」について意見が分かれる[[カード]]だったが、DSソフトの3Dを見る限り女性である事がわかる。~
[[OCG]][[カード]]でも[[《DDリクルート》]]の[[イラスト]]にて、女性のボディラインであることが窺える。~
また、[[TAG FORCE>ゲーム付属カード#TF1]]では女性[[モンスター]]のみ封入されているパックに収録されている。

**関連カード [#xfb685c0]
--[[DUEL TERMINAL]]ではアムナエルとEXステージのシェリーが使用。~
[[召喚]]すると、瞬間移動したかのように突然姿を現す。~

**関連カード [#card]
-[[《異次元の女戦士》]]
-[[《異次元の戦士》]]
-[[《異次元の狂獣》]]
//-[[《異次元の狂獣》]]

-[[《炎の女暗殺者》]]
-[[《闇の暗殺者》]]
-[[《深淵の暗殺者》]]
-[[《墓守の暗殺者》]]
-[[《秒殺の暗殺者》]]
-[[《アサシン》]]
//-[[《D.D.クロウ》]]
//-[[《D・D・M》]]

**収録パック等 [#e36b3afe]
//-[[《D・D・R》]]

//-[[《D.D.ダイナマイト》]]

―《D.D.アサイラント》の姿が見られる[[カード]]
-[[《DDリクルート》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【アサイバー】]]
--[[【アサイカリバー】]]
-[[【次元斬】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3 付属カード>ゲーム付属カード#EX3]] EX3-002 &size(10){[[Ultra]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP244 &size(10){[[Secret]]};
-[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート3 付属カード>ゲーム付属カード#b9ca9a88]] EX3-002 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:武藤遊戯]] 15AX-JPM28 &size(10){[[Millennium>Parallel#MR]],[[Secret]]};
-[[デュエルロワイヤル デッキセットEX]] DR01-JPC05

**FAQ [#cfce0733]
**FAQ [#faq]
Q:[[発動]]タイミングはいつですか?~
A:[[ダメージ計算後]]です。(14/03/30)~

Q:[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]している場合、[[効果]]は有効ですか?~
A:[[ダメージステップ]]の処理順の都合上、[[効果]][[発動]]の時点で[[フィールド]]に居るならば[[効果]]は[[無効]]になります。~
  ([[戦闘で破壊>戦闘破壊]]される事が確定している状況でも、[[効果]][[発動]]はまだ[[フィールド]]にいるタイミングであるため[[無効]]になる)
 ([[戦闘で破壊>戦闘破壊]]される事が確定している状況でも、[[効果]][[発動]]はまだ[[フィールド]]にいるタイミングであるため[[無効]]になる。)

Q:[[《王宮の鉄壁》]]が[[発動]]している時に[[攻撃力]]がこの[[カード]]以上の[[モンスター]]に[[攻撃]]するとどうなりますか?~
A:この[[カードの効果]]は[[適用]]されません。(08/11/24)
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&tag(《D.D.アサイラント》,効果モンスター,モンスター,星4/地属性/戦士族/攻1700/守1600,);