効果モンスター 星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100 このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。 相手の墓地のカード1枚を選択し、ゲームから除外する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
STRIKE OF NEOSで登場した闇属性・鳥獣族の下級モンスター。
相手の墓地のカードを1枚除外する手札誘発の誘発即時効果を持つ。
《ロスト》を内蔵した効果モンスター。
それと比較すると、手札から発動するためブラフとしては使えないものの、エンドサイクされる事は無い。
確実に相手の墓地利用のタイミングを待つ事ができ、奇襲性は非常に高い。
《王宮のお触れ》に阻害されない点はもちろん、《クリッター》でサーチ可能な上に《ダーク・バースト》でのサルベージができ、手札にあれば即座に発動できる。
《死霊騎士デスカリバー・ナイト》に防がれるデメリットも有るが、裏を返せば基本的にいつでも1:1交換で除去できるという事である。
他のモンスターを倒されるくらいなら、このカードで除去してしまうのも手。
またこのカードはあくまでもモンスターなので、いざとなったら壁として運用する事もできる。
更に種族や属性にも恵まれ、《ゴッドバードアタック》や《闇の誘惑》等にも対応している。
低攻撃力のため、召喚して《強制転移》等で送りつければ大ダメージを与える事も可能。
総じて、《ロスト》と比べ汎用性で大きく勝ると言える。
使うタイミングとしては、相手が墓地のモンスターカードを蘇生やサルベージしようとした時にチェーンで発動して阻害するのが良いだろう。
チェーン発動なら、除外したモンスターを《リバースディメンション》されるという危険も無い。
《リビングデッドの呼び声》・《貪欲な壺》・《ダイガスタ・エメラル》等、多く採用されているカードも対策でき、メタ対象には困らない。
特に自己再生にコストが必要な《ゾンビキャリア》などは絶好のカモ。
【聖刻】ならば《エレキテルドラゴン》等を除外しておけばいいだろう。
《ダーク・アームド・ドラゴン》を始め、墓地を利用するカードは増え続けており、それらのカードに対するメタとしてサイドデッキに投入が考えられる。
【闇属性】や【鳥獣族】なら、環境次第ではメインへの投入を考えてもいいだろう。
変わったところでは、《ブレイドナイト》・《ナイトメアテーベ》・《サイバネティック・サイクロプス》・インフェルニティモンスターを奇襲的に強化できる。
相手の攻撃宣言時に手札からこのカードを捨てる事で、相手モンスターを返り討ちにできるのである。
弱点といえば、除外できる枚数が1枚でしかない事が挙げられる。
《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》のような比較的楽に出てくるカードに対しては1枚程度排除したところで焼け石に水となる事もある。
また、ダメージステップでは効果を発動できない点にも気をつけたい。
リバース効果である《闇の仮面》等を戦闘によってリバースさせてしまった場合、そのサルベージを阻害できない。
また、【カラクリ】等といった墓地利用はオマケ程度で特殊召喚を多用するデッキや、【兎ラギア】などの墓地をあまり利用しないデッキ、【ラヴァル】などの1枚除外しただけではどうにもならないデッキも増えてきており、このカードでは対処できない事も多い。
《エフェクト・ヴェーラー》のようにチューナーではない事もエクシーズモンスターが出た今の状況ではレベルの低さも評価を下げてしまう。
とは言え、汎用性・奇襲性は抜群に高く、今でも【暗黒界】のようにこのカードを苦手とするデッキは少なからず存在するので、サイドデッキに仕込んでおくといざという時に何かと役に立つカードでもある。
―イラスト関連
Q:この効果は起動効果ですか?誘発即時効果ですか?
A:スペルスピード2の誘発即時効果となります。
Q:この効果はダメージステップでも発動できますか?
A:いいえ、できません。
Q:相手が《リビングデッドの呼び声》を発動した時、チェーンしてこのカードを捨て蘇生しようとしたモンスターを除外した場合、どうなりますか?
A:《リビングデッドの呼び声》は対象不在により不発となります。