*《&ruby(エレメンタルヒーロー){E・HERO}; カオス・ネオス/Elemental HERO Chaos Neos》 [#qa214c5e]
 融合・効果モンスター
 星9/闇属性/戦士族/攻3000/守2500
 「E・HERO ネオス」+「N・ブラック・パンサー」+「N・グロー・モス」
 自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
 融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
 エンドフェイズ時にこのカードを融合デッキに戻し、
 フィールド上に存在する全ての表側表示モンスターをセットした状態にする。
 コイントスを3回行い、表が出た回数によって以下の処理を行う。
 この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズ1に使用する事ができる。
 ●3回:相手フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
 ●2回:このターン相手フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは
 全て効果が無効化される。
 ●1回:自分フィールド上に存在する全てのモンスターを持ち主の手札に戻す。

 [[GLADIATOR'S ASSAULT]]で登場した[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[E・HERO]]の一体であり、[[《E・HERO ネオス》]]・[[《N・ブラック・パンサー》]]・[[《N・グロー・モス》]]が[[トリプルコンタクト融合>コンタクト融合]]した姿。~
 3回の[[コイントス]]により、それぞれ異なる[[モンスター]]に干渉する[[効果]]を得る事ができる。~

 3回表が出た場合の[[効果]]は、[[《サンダー・ボルト》]]と同じ。~
 2回表が出た場合の[[効果]]は、1[[ターン]]限定の[[《D−HERO Bloo−D》]]。~
 普通に使用しては1[[ターン]]しか[[フィールド]]に留まることができないが、[[《ネオスペース》]]で維持しつつ毎[[ターン]]上記の[[効果]]を使用できれば、その[[ステータス]]も相まって[[フィールド]]を制圧できる。~
 しかし、[[トリプルコンタクト融合>コンタクト融合]]の際の[[ディスアドバンテージ]]や1回しか表が出なかった場合の[[デメリット]]を考慮すると、割りに合わない。~
 [[全体除去]]を狙ってこの[[カード]]を[[特殊召喚]]するのならば、3体を[[生け贄に捧げて>生け贄に捧げる]][[魔法・罠カード]]まで[[破壊]]できる[[《神獣王バルバロス》]]を[[召喚]]する方が良いだろう。~
 [[モンスター効果]]を[[無効化>無効]]するなら[[《D−HERO Bloo−D》]]、[[全体除去]]狙いなら[[《時の魔術師》]]の方が扱いやすい。

 1回だけ表が出た場合、[[自分]]の[[モンスター]]を全て[[手札]]に[[戻す]]ことになる。~
 当然この[[カード]]も[[バウンス]]されて[[エクストラデッキ]]へと戻ってしまう。~
 [[カード]]を消費して[[特殊召喚]]したのに、[[相手]]に一切の損害を与えられないまま[[ボード・アドバンテージ]]を失っては洒落にならない。~
 [[バウンス]]したい[[モンスター]]がいるのならば必ずしも[[デメリット]]とは言い切れないが、[[《強制脱出装置》]]等のより扱いやすい[[カード]]も存在しており、[[効果]]が不確定なこの[[カード]]でそれを行う必要はない。~
 そのため、[[ディスアドバンテージ]]を軽減するための対策は用意しておきたい。~
 例えば、[[起動効果]]に[[チェーン]]して[[《亜空間物質転送装置》]]を[[発動]]することで、[[モンスター]]1体は守ることができる。~
 他にも、[[《インスタント・ネオスペース》]]を装備していれば[[《E・HERO ネオス》]]を[[特殊召喚]]することができ、[[《コンタクト・アウト》]]を[[チェーン]]しておけば[[《コンバート・コンタクト》]]の[[発動条件]]を満たしやすくなる。

 [[エクストラデッキ]]に戻った時に働く[[効果]]は[[リバース効果モンスター]]の再利用等に役立てることができる。~
 しかし、[[【コンタクト融合】]]で使われる[[リバース効果モンスター]]は少なく、また、この[[カード]]が場に出ている状態で他の[[自分]][[モンスター]]が存在している事はほとんど無いだろう。~

 この[[カード]]自体が非常に扱いづらい[[カード]]であるが、加えて[[融合素材]]の[[ネオスペーシアン>N]]も他に比べて扱いづらい。~
 [[コイントス]]の[[サポートカード]]である[[《セカンド・チャンス》]]も他の[[カード]]とは共有できないため、この[[カード]]を使用する場合は専用[[デッキ]]を組んだほうが良いだろう。~
~
 また、[[《ミラクル・コンタクト》]]を使うことで、正規の[[コンタクト融合]]よりも手軽に[[特殊召喚]]できる。~
 しかし、その状況なら[[《E・HERO グロー・ネオス》]]や[[《E・HERO ブラック・ネオス》]]が出せる為、上記の性能を考えてもこちらが優先されることは殆ど無いだろう。~

-[[《N・グロー・モス》]]([[光属性]])と[[《N・ブラック・パンサー》]]([[闇属性]])を[[融合素材]]とするから[[カオス]]ということなのだろう。

-似た[[効果]]を持つ[[《サンド・ギャンブラー》]]は、[[相手]][[モンスター]]を全て[[破壊]]できる[[確率]]と[[自分]][[モンスター]]が全て[[破壊]]される[[確率]]は共に1/8。~
[[コイントス]]判定ではないが、[[《闇の支配者−ゾーク》]]は[[相手]][[モンスター]]を全て[[破壊]]できる[[確率]]は1/3で、[[自分]][[モンスター]]が全て[[破壊]]される[[確率]]は1/6。~
しかし、《E・HERO カオス・ネオス》は[[相手]][[モンスター]]を全て[[破壊]]できる[[確率]]が1/8(2回以上表が出る[[確率]]は1/2)であるのに対し、[[自分]][[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]][[確率]]は3/8。~
その上、[[《サンド・ギャンブラー》]]は[[召喚条件]]を持たない[[下級モンスター]]であるのに対し、《E・HERO カオス・ネオス》は非常に厳しい[[召喚条件]]の[[融合モンスター]]であり、明らかに[[効果]]が[[召喚条件]]の割に合っていない。~
また、「[[手札]]に[[戻す]]」というのが非常に厄介で、自身は[[融合デッキ]]に戻ってしまう。~
[[《サンド・ギャンブラー》]]のように「[[破壊]]する」であれば[[蘇生]]できるのだが、こちらはそれができない。~
[[バウンス]]故に[[ボード・アドバンテージ]]が[[ハンド・アドバンテージ]]に変換されただけと見ることもできるが、[[メリット]]と言えるほどのものではない。~

-[[コイントス]]は[[《セカンド・チャンス》]]が存在すれば一度はやり直せる。~
やり直す前とやり直した後の両方で表が1回しか出ない[[確率]]は約14%。~
「[[デメリット]][[効果]]を当てないこと」を最優先とし、1度も表が出なかった場合でもやり直さないというのも一つの手。~

-この[[カード]]が収録された[[GLADIATOR'S ASSAULT]]には、似た[[召喚条件]]を持ちながら遥かに強力な[[効果]]を持つ[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]や、同じ[[コイントス]]の[[効果]]だが使いやすい[[《伝説の賭博師》]]が収録されており、どうしてもそれらの[[カード]]と比べられて揶揄されがち。~
もっとも[[融合モンスター]]なのでこれ自体は[[メインデッキ]]を圧迫せず、[[エクストラデッキ]]への採用・[[特殊召喚]]・[[起動効果]]を使用するかも[[プレイヤー]]次第ではある。

-英語版の[[ホログラフィックレア>Holographic]]仕様の中には、名前が「[[《Rainbow Dragon》>《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]」となっている[[エラーカード]]が存在する。~
珍しい例として、この[[モンスター]]は[[融合モンスター]]だが、[[効果モンスター]]の枠が張られていることもある。~
//ソース:http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r55058347

-[[コンタクト融合体>コンタクト融合]]特有の[[召喚条件]]と[[エンドフェイズ]]に[[エクストラデッキ]]に戻る[[効果]]に加え、[[コイントス]]によって適用される3種の[[効果]]まで持っているため、[[テキスト]]が非常に長い1枚。~
同じ[[トリプルコンタクト融合体>コンタクト融合]]である[[《E・HERO マグマ・ネオス》]]や[[《E・HERO ストーム・ネオス》]]と比較してもその差は歴然であり、文字がかなり縦長になっているのが分かる。~

-[[GLADIATOR'S ASSAULT]]のパッケージを飾った[[カード]]にもかかわらず、それの再録パックである[[DUELIST EDITION Volume 2]]には収録すらされていない。~
同様の立場に[[《E・HERO エアー・ネオス》]]がいるが、こちらは[[ホログラフィックレア>Holographic]]仕様が存在するだけに悲惨さが際立っている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代&ヨハンvsマルタン([[ユベル>《ユベル》]])」戦で十代が使用。~
[[《ネオスペース》]]によって維持され、[[《神炎皇ウリア》]]の[[効果]]を[[無効]]にして[[戦闘破壊]]した。~
その後、[[《混沌幻魔アーミタイル》]]の[[効果]](アニメ仕様)の対象になるが、ヨハンの[[速攻魔法]]《プリズム・ウォール》によって回避された。~
[[攻撃]]名は「ライト・アンド・ダークスパイラル」。~
//アニメGX第130話再放送時の字幕より。~

--アニメでは[[コイントス]]をせずに自由に[[効果]]を選ぶ事ができた。~
//海外版より
また、三幻魔の[[耐性]]のせいか[[《神炎皇ウリア》]]の[[攻撃力]]は1000のまま下がっていなかった。

-コナミのゲーム作品において―~
[[WCS2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では混沌の世界の石碑に封印されている。~
封印を解くには《E・HERO カオス・ネオス》を[[特殊召喚]]して[[デュエル]]に勝利しなければならない。~

--[[テキスト]]が曖昧であり「[[セット]]した状態にする」「以下の処理を行う」「全て[[効果]]が[[無効]]化される」など見慣れない用語が並んでいる。~
そのためか、ゲーム作品内では大幅に[[エラッタ]]されている。~
 「E・HERO ネオス」+「N・ブラック・パンサー」+「N・グロー・モス」
 自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
 エクストラデッキから特殊召喚できる。
 エンドフェイズ時にこのカードをエクストラデッキに戻し、
 フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て守備表示でセットする。
 また、自分のメインフェイズ1に一度、コイントスを3回行う事ができる。
 表の回数によって以下の効果を適用する。
 ●3回:相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
 ●2回:このターンのエンドフェイズ時まで
 相手フィールド上の表側表示モンスターの効果は無効化される。
 ●1回:自分フィールドのモンスターを全て持ち主の手札に戻す。

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#k19bf9b0]
-[[《E・HERO ネオス》]]
-[[《N・ブラック・パンサー》]]
-[[《N・グロー・モス》]]

-[[《ネオスペース》]]

-[[《サンド・ギャンブラー》]]

-[[《闇の支配者−ゾーク》]]

**収録パック等 [#pbc5ee9d]
-[[GLADIATOR'S ASSAULT]] GLAS-JP036 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Holographic]] };

**FAQ [#tba6f061]
Q:[[表側表示]]の[[モンスター]]を[[セット]]した状態にするとどうなりますか?~
A:[[セット]]とは[[裏側守備表示]]という意味なので[[裏側守備表示]]になります。(07/07/31)