*《&ruby(エレメンタルヒーロー){E・HERO}; サンダー・ジャイアント/Elemental Hero Thunder Giant》 [#wa193961]
 融合・効果モンスター
 星6/光属性/戦士族/攻2400/守1500
 「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 自分の手札を1枚捨てる事で、フィールド上に表側表示で存在する
 元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター1体を選択して破壊する。
 この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。

 THE LOST MILLENNIUMで登場した、モンスター破壊効果を併せ持つE・HERO。~
 戦闘力がそれなりに高い《E・HERO クレイマン》と《E・HERO スパークマン》の融合で出せるため、その汎用性の高さから【凡骨融合】でも活躍が期待できる。~
 効果もそれなりなので【E・HERO融合】に最低2枚は投入したい。もちろん、融合素材代用モンスターも使用可能だ。~

 それなりに高い攻撃力とモンスター破壊能力を持つために、一見使えるモンスターのように思える。~
 しかし以下のような理由から、防御面や逆転の切り札としては使い辛い。~

-「効果使用に手札を1枚捨てなければならない」~
(融合直後は手札が少ないことが多いので、何らかの戦法が無い限り効果を使う機会が無い)~
-「自身の攻撃力と同等、それ以上のモンスターを破壊できない」~
(上級モンスターはもちろん、相打ちとなるモンスターを破壊できないため重要な局面に役に立たない)~
-「1ターンに複数のモンスターを破壊できない」~
(《同族感染ウィルス》等のように《スケープ・ゴート》等を一掃出来ず、意外に[[除去]]能力は低い)

 つまり、この効果は自分が攻めている時―オーバーキルになるような状態で無ければ使いにくいと言える。~
 何らかの混戦とした状態でもない限り、単純に攻撃力2400のモンスターとして使う方が無難であろう。~

-「優れた効果を持ちながら使い勝手が悪い」といった境遇が、どことなく《アームド・ドラゴン LV5》と似ている悲しいモンスターである。~

-効果を使うなら、戦闘での破壊が事実上不可能である《お注射天使リリー》、戦闘破壊されない《魂を削る死霊》や生け贄召喚で攻撃力が上がる《偉大魔獣 ガーゼット》などに対して使うといい。

-原作・アニメにおいて―~
GXにおける「十代VS明日香」戦において初登場。~
《E・HERO フレイム・ウィングマン》が倒され窮地に立たされた時に召喚された第二の融合E・HEROであり、見事その能力で《サイバー・ブレイダー》を退け勝利をもたらした。~
その後も十代の主力モンスターとして、様々な局面に登場している。~
攻撃名は「ボルティック・サンダー」、効果名は「ヴェイパー・スパーク」。~

--なおアニメ版においては「召喚時における誘発型能力であり、手札というコストが必要ない」といった能力になっている。~

**関連カード [#k408e481]
-[[《E・HERO スパークマン》]]
-[[《E・HERO クレイマン》]]

**収録パック等 [#la7f4582]
-[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP036
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP216
-[[デュエリストパック−十代編−]] DP1-JP011

**FAQ [#raee91bb]
Q:このカードの攻撃力を装備魔法などで上昇させたら、その攻撃力以下のモンスターを効果で破壊できますか?~
A:はい破壊できます。元々の攻撃力で判定するのは相手モンスターのみです。~

Q:このカードの効果発動時に《暗黒界の武神 ゴルド》を捨てた時、《暗黒界の武神 ゴルド》を特殊召喚できますか?~
A:いいえ、コストになるので特殊召喚できません。~